Home > REPORTS > RISE > 龍二がMAX日本T出場権。HAYATO、引退戦は判定負け

龍二がMAX日本T出場権。HAYATO、引退戦は判定負け

3A-LIFE presents RISE 60
2009年11月22日(日) 東京・JCBホール
 RISE初のJCB大会のメインでは、来年のK-1 MAX日本代表決定トーナメント出場権とRISEの70kgタイトルを賭け、龍二と白須康仁が激突。白須のローに耐え、龍二が勝利をもぎ取った。長年MAXで活躍したHAYATOは、宿敵TATSUJIとの引退戦で完全燃焼。金泰泳はマグナム酒井とのテクニック合戦で観客を魅了した。
  レポート:井原芳徳  写真:久保与志


第14試合 メインイベント 第2代RISE 70kg級王者決定戦・2010年K-1 WORLD MAX日本代表決定トーナメント出場決定戦 3分5R(延長1R)
○龍二(リアルディール/RISE DEAD OR ALIVE TOURNAMENT'07王者)
×白須康仁(キングビースト/WMAF世界スーパーウェルター級王者)
判定3-0 (長瀬49-46/梅澤49-47/櫻井49-45)
※龍二が新王者に

白須の左ロー前へ前へ出る龍二

 初のRISEのJCBホール大会は、満員札止めの大盛況。6時間に渡るロングラン興行となったが、メインはその疲れも吹き飛ぶような好勝負に。そして最後にスポットライトを浴びたのは、RISE育ちの博多っ子・龍二だった。
 1R、白須は左のインローと奥足狙いのローで攻めるが、右のパンチを放った際、龍二の右ハイが見事に炸裂し白須がダウン。白須はすぐに持ち直し、2Rにもパンチの連打でリズムをつかみかけるが、龍二が再び右ハイでダウンを奪い、ポイントで大差をつける。
 2R終盤になると、白須の執拗な奥足狙いの左ローで龍二がぐらつく場面も。「右ローがもっと来ると思ってた。あんなに左が来るとは思わなかった」という龍二だったが、距離を縮めてローを打たせないようにし、右膝とパンチを当てる。白須もパンチを返し、前回の対決と同様、熾烈な打ち合いに突入する。

谷川プロデューサーが勝利者賞を贈呈
 龍二のセコンドは「押しとけ!前出とけ!ローもらわんぞ!」と連呼。インターバル中には、龍二の背中を縄跳びやタオルで叩き、ミミズ腫れを作るほど。龍二はまるで馬車馬のように、最後までパンチと膝の前進ファイトを繰り広げ、白須の反撃を封じ判定勝ち。返り討ちに成功するとともに、念願のベルトと来年2月のMAX日本代表トーナメント出場権をもぎ取った。

◆龍二「白須選手はやっぱり強かったです。ローは本当に効いてたけど、セコンドの元に帰る度に背中を叩かれ、ローの痛みが背中に行ってくれたので耐えることができました。来年4月に子供が産まれるんで、2月のMAXでもベルトを取るつもりです」


第13試合 セミファイナル ヘビー級 3分3R(延長1R)
○金 泰泳(正道会館/WMTC世界ジュニアミドル級王者・UKF世界ライトヘビー級王者)
×マグナム酒井(士魂村上塾/RISE MIGHTY EIGHTY TOURNAMENT'06王者・MA日本ヘビー級王者)
4R 判定3-0 (櫻井10-9/長瀬10-9/小川10-9)
3R 判定0-0 (櫻井30-30/長瀬30-30/小川30-30)

マグナムの左ボディブローが炸裂金の膝蹴り

 1R、金は左ジャブと右のテンカオ、マグナムはボディ狙いの左膝、ミドル、パンチの連打をヒット。2R、金が右ローと右ハイの連打でマグナムを脅かせば、マグナムもすぐさま左の奥足狙いのローとインローをお返し。熟練のテクニックの応酬で、観客を魅了する。
 2R終盤になると、金の右フックが連続でヒットし、マグナムはやや苦しい様子を見せる。金も次第に体力を消耗し、3Rになると蹴りの攻防は減り、パンチの打ち合いとクリンチの繰り返しとなる。延長に突入すると、体格で勝る金が首相撲からの膝と押し倒しで主導権を維持しマグナムを圧倒。文句なしの判定勝ちをおさめた。


板橋の猛ラッシュ
第12試合 RISE 60kg級タイトルマッチ 3分5R
○板橋 寛(スクランブル渋谷/王者)
×尾崎圭司(チームドラゴン/挑戦者・RISE DEAD OR ALIVE TOURNAMENT'06王者)
2R 2'29" KO (パンチ連打)
※板橋が2度目の防衛

 1R、右ミドルを主体に攻める尾崎に対し、サウスポーの板橋は前足狙いのローと左ストレートを返す。パンタロン姿の尾崎は、ミドルをより効かせるためか、2R開始前に右足の裾を折り曲げるが、数発蹴ると元に戻ってしまう。それでも右ミドルを連打すると、板橋のカウンターのローとパンチの精度がアップ。そして左ボディを効かせた後、左フックで最初のダウンを奪うことに成功する。最後はダメージの残る尾崎をコーナーに詰め、パンチの連打で2ダウン目を奪うと、フラフラの尾崎を見たレフェリーがKOを宣告した。
 完勝で2度目の防衛に成功した板橋は「RISEのルールではRISEのチャンピオンが一番強いことを証明しないといけない。肘無しならRISEが一番強いとこれからも証明していきたい。スクランブル渋谷が最強です」とアピールした。

防衛に成功した板橋

第11試合 HAYATO FINAL MATCH 70kg契約 3分3R(延長1R)
○TATSUJI(アイアンアックス/RISE DEAD OR ALIVE TOURNAMENT'05王者)
×HAYATO(クロスポイント吉祥寺/UKF世界スーパーウェルター級王者)
判定3-0 (秋谷30-26/櫻井30-26/市瀬30-25)

TATSUJIの容赦ないパンチHAYATOも必死に応戦

 前日計量で「引退するHAYATO選手に失礼無いよう、1Rから全力で行く」と宣言していたTATSUJIは、序盤から左右のフックで先手を取り、コーナーに詰めてのパンチの連打でスタンディングダウンを奪う。HAYATOも左ミドルと左フックで必死に応戦するが、TATSUJIの猛攻は止まらず、右フックをもらうと再びスタンディングダウンを喫する。なんとか3ダウンは防ぎ、2Rに入ると、TATSUJIは左目尻から出血。TATSUJIはやや慎重な試合運びに。HAYATOも一方的に攻められる時間は減る。3R終盤はパンチの連打をもらいながらも耐え抜き、完敗とはいえども最後はファイターとしての意地を見せた。
 試合後、関係者から記念の花束を受け取ったHAYATOは「最後の挨拶を色々考えたけど、打たれすぎて忘れちゃいました」と冗談めかしながら語りつつ、「キックボクサーHAYATOとして9年続けられたことを、本当に感謝しています」と話し、リングを降りた。通算戦績52戦30勝(13KO)20敗2分。

感謝の言葉を述べるHAYATO

吉本の左ミドル
第9試合 初代RISE 65kg級王者決定戦 3分5R(延長1R)
×菅原勇介(TARGET/J-NETWORKスーパーライト級王者)
○吉本光志(team B.p.LEGEND/IKMF東洋ライト級王者)
6R 判定0-3 (市瀬9-10/小川0-10/秋谷9-10)
5R 判定0-1 (市瀬48-48/小川48-49/秋谷48-49)
※吉本が王者に

 序盤ラウンド、体格で勝る菅原が左の前蹴りとミドルとジャブでリズムを作り、インローやアッパーを当てて、やや優勢に試合を運ぶ。だが3R中盤あたりから、吉本が右のテンカオと細かいパンチの連打で次第に反撃。ポイントを取り返し、ドローに持ち込む。延長ラウンドは持ち前のスタミナと試合運びのうまさを発揮し、左ミドルの連打などの手数で勝り判定勝ち。RISE 65kgの初代王座をもぎ取った。

ベルトを巻いた吉本

TOMONORIを追い詰める寺戸
第8試合 第2代 RISE 55kg級王者決定戦 3分5R(延長1R)
○寺戸伸近(青春塾/M-1バンタム級王者、元全日本同級王者)
×TOMONORI(OGUNI-GYM/WMCインターコンチネンタルSフライ級・WBCムエタイルールバンタム級日本統一王者)
2R 1'54" KO (3ダウン:パンチ連打)

 1R、序盤は寺戸が右のローとストレートを的確に当てるが、中盤からTOMONORIもインローと左フック主体で攻め、五分の展開。比較的静かな出だしだったが、2R、いきなり勝負は動く。寺戸が右フックを効かせると、そこからの連打でダウンを奪取。立ち上がったTOMONORIは右アッパーを返す場面もあったが、寺戸のラッシュを食い止められず、立て続けに2つのダウンを重ねられノックアウト。マイクを持った寺戸は「今年皆さんのおかげで3本のベルトが取れました。8月に言った通り、有言実行しました。ぜひ大晦日お願いします」と、リングサイドのK-1関係者にアピールした。

ベルトを巻いた寺戸

大技も魅力の工介
第7試合 60kg契約 3分3R(延長1R)
×TURBΦ(FUTURE_TRIBE ver.O.J/RISE FLASH to CRUSH TOURNAMENT'07王者)
○小宮山工介(北斗会館/2008年 RISING ROOKIES CUP 60kg級優勝)
判定0-3 (大澤27-30/秋谷26-30/梅澤27-30)

 工介が構えを度々スイッチしながら、リング上を回って距離を支配すると、2R、一瞬後ろに腰を引き、左ストレートをヒットさせダウンを奪う。バックスピンや胴回し蹴りといった大技も決め、3RにはTURBΦのアッパーの反撃をしのいで、アゴへの膝蹴りで再びダウンを奪取。キャリアで勝るTURBΦから、今後につながる大きな一勝を奪った。

小宮のパンチがクリーンヒット
第10試合 RISE 70kg TOURNAMENT '09 決勝戦 3分3R(最大延長2R)
×守屋拓郎(スクランブル渋谷/元全日本スーパーウェルター級6位)
○小宮由紀博(スクランブル渋谷/MAキック LIGHTNING TOURNAMENT'07 優勝)
1R 1'51" KO (3ダウン:右ストレート)

 相手を完封して準決勝に進出した二人による同門決勝は、小宮のワンサイドゲームに。開始すぐからプレッシャーをかけると、右ボディからの左右のフックの連打を決め、続けて放った右ストレートでダウンを奪う。既にフラフラの守屋から、さらに右ストレートで2ダウンを奪い完勝。試合後は「しっかり勝って、世界と戦える実力をつけて、K-1のリングに上がりたいと思います」とマイクで語った。小宮のK-1参戦について、RISEの伊藤隆代表も「今後K-1と話し合う」と慎重な構えを示している。

小宮がテクニックで圧倒
第6試合 RISE 70kg TOURNAMENT '09 準決勝(2) 3分3R(延長1R)
×池井佑丞(クロスポイント吉祥寺/RISE DEAD OR ALIVE TOURNAMENT'07準優勝)
○小宮由紀博(スクランブル渋谷/MAキック LIGHTNING TOURNAMENT'07 優勝)
判定0-2 (秋谷28-30/小川30-30/梅澤29-30)


守屋が執拗なローで完勝
第5試合 RISE 70kg TOURNAMENT '09 準決勝(1) 3分3R(延長1R)
○守屋拓郎(スクランブル渋谷/元全日本スーパーウェルター級6位)
×丸山準一(バンゲリングベイ・スピリット / JCUホール)
2R 1'35" KO (2ダウン:左ローキック)

第4試合 RISE 70kg TOURNAMENT '09 リザーブマッチ 3分3R(延長1R)
×川端健司(チームドラゴン/RISE DEAD OR ALIVE TOURNAMENT'06 3位)
○森田崇文(レーング東中野/2008年 RISING ROOKIES CUP 70kg級優勝)
判定0-2 (29-30/29-29/29-30)

RISEのラウンドガール
第3試合 55kg契約 3分3R
△Dyki(TARGET/2009年 RISING ROOKIES CUP 55kg級準優勝)
△狼鐘闘(ペルー/club EDO)
判定1-0 (28-28/29-29/29-28)

第2試合 65kg契約 3分3R
○左右田泰臣(シルバーウルフ/2009年 RISING ROOKIES CUP 65kg級優勝)
×五城雅範(アカデミア・アーザ)
判定3-0 (30-25/30-25/30-25)

第1試合 60kg契約 3分3R
○仲江川裕人(如心館/KAMINARIMON CLIMAX'07 65kg級優勝)
×後藤勝也(池袋BLUE DOG GYM)
3R 1'40" KO (左ハイキック)

オープニングファイト第2試合 KAMINARIMON 50kg級ジュニア王者決定戦 2分3R(延長1R)
×白鳥大珠(ティダマンディ八王子)
○近藤翔吾(総合格闘技道場STF)
判定0-3
※近藤が王者に

オープニングファイト第1試合 KAMINARIMON 45kg級ジュニア王者決定戦 2分3R(延長1R)
○小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺)
×近藤流星(総合格闘技道場STF)
判定3-0
※小笠原が王者に

Home > REPORTS > RISE > 龍二がMAX日本T出場権。HAYATO、引退戦は判定負け

 - PR - Martial World presents Gym Village
Gym Village でジムを探そう!
Gym Village おすすめジム

格闘技医学会
有楽町線・副都心線直通 東武東上線「朝霞」南口 徒歩1分
強くなるを、医学する。現場で役立つ格闘技医学を研究/公開/実践中!

さらに詳しく

おすすめジム欄へのジム広告掲載について