Home > REPORTS > リングス > カザフスタンとの対抗戦、勝利は宮田のみ。大山&藤原は黒星:9.24 後楽園

カザフスタンとの対抗戦、勝利は宮田のみ。大山&藤原は黒星:9.24 後楽園

RINGS vol.2 ~ CONQUISITO 探索 ~
2012年9月23日(日) 後楽園ホール
 3月の後楽園大会で本格的に活動を再開したリングス。第2弾大会ではカザフスタンから選手を招聘し、3対3の対抗戦をメインに据えたが、カザフスタン勢のパワフルな戦いぶりを前に大山峻護とZST王者の藤原敬典が完敗。一矢報いた宮田和幸も「藤原選手と大山選手がまさか負けるとは思わなかったので飲まれてしまった」「メインらしくない試合をしてしまった」と反省していた。
  レポート&写真:井原芳徳



第7試合 メインイベント 65.8kg契約 5分2R
○宮田和幸(BRAVE)
×エルザン・エスタノフ [Erzan Estanov](カザフスタン)
判定3-0



 カザフスタン勢の大将・エスタノフはカザフスタンのレスリングナショナルチームに在籍した実績もある27歳。MMAは4戦3勝1敗で、リングス・リトアニアが母体のBUSHIDO FCの6月のカザフスタン大会で、ZSTの主力選手・清水俊一とBUSHIDO FC フェザー級王座を争い敗れている。
 同じくレスリングがベースの宮田は、前日会見でジャーマンスープレックス対決を予告したが、「藤原選手と大山選手がまさか負けるとは思わなかったので飲まれてしまった」といい、慎重な試合運びに。序盤からマウントを奪い、スタンドに戻された後に背後に回り込むと、ジャーマンを期待する観客がどよめくが、宮田は投げにはいかず、ブラジリアン柔術のスタイルでグラウンドに引き込んでバックマウントをキープ。チョークスリーパーを狙い続ける。
 


 2R、スタンドでの四つ組みの攻防がしばらく続くが、どちらもテイクダウンに持ち込めず。宮田は「四つに組んだら普通は倒せるのに倒せそうになかった。アマレス的な感覚を久々に味わった」と振り返る。いったん離れると、エスタノフの左フックがヒットし出し、宮田は少しふらつく。
 宮田はタックルを仕掛けて上になるが、宮田が上をキープするまでの間にエスタノフは足を登らせて宮田の腕をかかえたりと、随所でレスリング以外の寝技の素養ものぞかせる。結局、宮田がガッチリと固め、マウント、バック、チョーク狙いという黄金パターンで攻め続け、反撃の機会を与えず判定勝ちを果たしたものの、宮田は「メインらしくない試合をしてしまいました」と、勝ちに徹した試合運びになってしまったことを反省した。

 内容への反省はともかく、昨年大みそかの川尻戦からの9か月ぶりの試合を白星で飾った宮田。今後については「とりあえず、声をかけられたところに出て、いい試合をして勝ちたい」「大晦日はDREAMがやるならやりたいし、前田(日明)さんのイベントも12月(16日)と聞いてますし、声をかけていただいてから考える感じですね」と話した。


第6試合 セミファイナル 85kg契約 5分2R
×大山峻護(フリー/パンクラス・ミドル級2位、ROAD FC同級王者)
○アシフ・タギエフ [Asif Tagiev](カザフスタン)
1R 4'44" TKO (レフェリーストップ:右膝蹴り→グラウンドパンチ)



 タギエフはカザフスタン勢でただ1人、キックボクシングがベースの29歳。序盤のパンチの打ち合いで、大山は眉間をカットしドクターチェックを受ける。写真を見ると偶発的な肘打ちの可能性もあるが、レフェリーはパンチの有効打と判断する。幸い傷は浅く再開するが、タギエフは強引にパンチに行かず、右のインローを正確にヒットさせ続ける。
 大山は組みついてグラウンドに持ち込むと、アキレス腱固めを仕掛けるが、タギエフは体を回転させて防御し、逆にアキレスを狙いに行く。90年代のリングスを彷彿とさせる足の取り合いに場内がどよめく。
 だが結局、大山の見せ場はここまで。スタンドに戻ると、タギエフはパンチのラッシュで大山をコーナーに追い詰めると、不意打ちの右のテンカオを大山のボディに直撃。うずくまった大山にパウンドを連打しようとしたところでレフェリーがストップ。早くもカザフスタン勢が対抗戦勝ち越しを決めてしまった。





第5試合 61.2kg契約 5分2R
×藤原敬典(スピニングガレージ/ZSTバンタム級王者)
○アスラン・トクトルバエフ [Aslan Toktarbaev](カザフスタン)
判定0-3

 藤原の相手・アスラン・トクトルバエフはレスリングをベースとするMMA 2戦2勝の28歳。カザフスタンでの試合を見ているZSTの上原譲代表は「私も総合の試合を何千試合と見てきたましたが、この選手は強い、というのが一目でわかりましたね。まだ2・3戦目の選手には見えない、幻想を持った選手です」と絶賛していた。
 1R、トクトルバエフは序盤の打ち合いで藤原の左フックをもらってダウンしたものの、組みつくと抱え上げてテイクダウンを奪取。コンバットサンボとブラジリアン柔術の経験もあり、藤原の足関節技にも落ち着いて対処し、スタンドに戻るとフック、アッパーをヒットさせる。強引に振り回しているようにも見えるが、顔面を正確に捉えており、1R終了間際の打ち合いでは左フックの連打で藤原をダウンさせる。藤原は腰から崩れ落ち大ピンチに陥るが、ラウンド終了のゴングに救われる。



 90秒のインターバルの後、2Rが始まると、トクトルバエフが片足タックルでテイクダウンに成功。立たれそうになっても、がぶりの状態で藤原をコントロール。下になった藤原が足を登らせても、腰を上げて対処する。その後も藤原が足関を狙ったりと必死に反撃するが、要所でトクトルバエフがパンチを当て、トップで藤原をコントロールし主導権をキープ。文句なしの判定勝ちで、カザフスタンチームに1勝目をもたらした。

 閉会式で前田日明リングス代表は「カザフスタンの選手はプロはまだ3戦とか4戦ですけど、彼らが今後この調子で伸びて色んな技術を覚えると、どうなってしまうんだろうと実感として思いました」とカザフスタン勢をの素質を高く評価。バックステージでも「まだまだ高いポテンシャルを持った選手がいる」と語り、今後のさらなる選手発掘に意欲的だった。次回はTHE OUTSIDERとの合同で12月16日に横浜文化体育館でヴォルク・ハン引退記念興行を開催。ハンの相手について前田氏は「いろんな意味で話題を呼ぶ相手を考えている」と話した。


第4試合 57kg契約 5分2R
○渡辺竜也(MAX GYM/RINGS)
×宮本大輝(総合格闘技move)
判定3-0


第3試合 71kg契約 5分2R
×RYO(RINGS/THE OUTSIDER 65-70kg王者)
○クラット・ピターリ(ロシア)
2R 1'10" KO (スタンドパンチ連打)


第2試合 73kg契約 5分2R
○山田崇太郎(BRAVE)
×高橋圭典(マッハ道場)
2R 3'57" TKO (レフェリーストップ:バックマウントパンチ)


第1試合 73kg契約 5分2R
×堀 鉄平(スポーツジムマーシャルアーツ/RINGS)
○クレベル・コイケ(ブラジル/ボンサイ柔術)
1R 2'40" 三角絞め


オープニングマッチ第3試合 79kg契約 5分2R
×菱沼 郷(ハイブリッドレスリング山田道場)
○橋本郁弥(キングダム・エルガイツ)
2R 0'41" TKO

オープニングマッチ第2試合 73kg契約 5分2R
×福田隆人(平井ジム)
○我妻慎太郎(チームバットラック)
判定0-2

オープニングマッチ第1試合 62kg契約 5分2R
×大塚一樹(AACC行徳)
○藤本博基(TIGER GYM JAPAN)
判定0-3

Home > REPORTS > リングス > カザフスタンとの対抗戦、勝利は宮田のみ。大山&藤原は黒星:9.24 後楽園

 - PR - Martial World presents Gym Village
Gym Village でジムを探そう!
Gym Village おすすめジム

格闘技医学会
有楽町線・副都心線直通 東武東上線「朝霞」南口 徒歩1分
強くなるを、医学する。現場で役立つ格闘技医学を研究/公開/実践中!

さらに詳しく

おすすめジム欄へのジム広告掲載について