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T-98、ウクライナ人に肘でTKO負け。潘隆成×スアレックは引分:3.11 後楽園

REBELS.49
2017年3月11日(土) 後楽園ホール
 T-98は中国のクンルンファイトが「タイの70kgで5本の指に入る」と推薦するタイ在住のウクライナ人・サーシャと対戦。ロー主体で追い詰めたが、3Rに肘で切り裂かれTKO負け。昨年ラジャダムナン王座を獲得して以降初黒星を喫した。潘隆成は対日本人3連勝のスアレック・ルークカムイを相手に健闘も引き分けに終わった。
  レポート&写真:井原芳徳


第9試合 メインイベント ムエタイ 70kg契約 3分5R
×T-98(クロスポイント吉祥寺/ラジャダムナン&REBELS-MUAYTHAIスーパーウェルター級王者/70.15kg→69.90kg)
〇サーシャ(ウクライナ/ムエタイアカデミー/スーパームエタイ16人トーナメント準優勝、EFNトーナメント優勝/69.90kg)
3R 2'15" TKO (ドクターストップ:右肘打ちによる左まぶたのカット)

 昨年ラジャ王座を獲得しタイでも防衛に成功したT-98は「防衛戦はタイで。日本では欧米人とやりたい」と希望し、タイ在住のウクライナ人が用意された。このサーシャはブアカーオが主催しているテレビマッチであるスーパームエタイの16人トーナメント準優勝の実績があり、戦績は50戦38勝10敗2分。サーシャを送り込むクンルンファイトのマッチメイカーのササン氏曰く「彼は今タイの70kgで5本の指に入るトップ選手だ」とのことだ。T-98は12月のKNOCK OUTの長島☆自演乙☆雄一郎戦でKO勝ちし、より認知度を高めてのREBELSメインとなったが、思わぬ伏兵に足元をすくわれることに。



 1R、T-98が序盤から圧力をかけ、右ロー、左ボディ主体で手数多く攻めて優勢。サーシャも長い手足を活かし、左のテンカオや右ストレートを当てるが、T-98の勢いは止まらない。



 2RもT-98がしつこく右ローを当て続け、サーシャが首相撲に持ち込めば、T-98が膝を当て、あらゆる局面で優勢だ。しかしサーシャは首相撲の展開で左肘を当て、T-98は右目の下を少しカット。終盤もT-98が右ロー、左ボディを連打し、サーシャを削っているが、サーシャ陣営は肘で傷を作ったことで手応えを得たかもしれない。



 3R、T-98はこれまで同様にローを当て続けるが、サーシャはなかなか崩れず、これまで以上に肘の手数を上げる。T-98は構わず前に出続けていると被弾し、左まぶたを切られドクターチェックを受ける。止血後に再開したが、リズムの狂ったT-98にサーシャがパンチ・膝・肘を当て続けていると、T-98の傷が広がり、顔面が血で染まる。再びドクターチェックが入り、ついにストップ。T-98がラジャダムナン王者になってから初黒星を喫してしまった。




第8試合 セミファイナル ムエタイ スーパーライト級 3分5R
△潘 隆成(クロスポイント吉祥寺/WPMF日本王者/63.35kg)
△スアレック・ルークカムイ(タイ/STUGIS新宿ジム/元ラジャダムナン認定フェザー級7位/63.10kg)
判定0-1 (和田48-50/秋谷48-48/山根48-48)

 潘は12月のムエタイオープンでのラット・ウォーヴィチアンラット戦、1月のREBELSのUMA戦に続き、今回は「試練の3番勝負」と題された3戦目。これまで2戦とも完勝だったが、最後の相手・スアレックは、昨年に翔・センチャイジム、雷電HIROAKI、前口太尊を圧倒した実力者だ。
 なお、6月11日のREBELS.51後楽園大会から始まる「REBELS-MUAYTHAIスーパーライト級王座決定トーナメント」に藩とスアレックの参加も決まっており(全8名でハチマキ、馬木愛里の出場も決定)、その前哨戦としても注目が集まる。



 1R、藩が中央に構え、左ミドル、左の奥足狙いのローを当て、スアレックは右ロー、右フックを返す。藩はアゴを引き続け、パンチをもらっても対応できている。2Rもローの応酬で、互いにフェイントやコンビネーションを駆使する。



 ここまでほぼ五分だったが、3R、スアレックは開始すぐから前に詰め、ボディから顔面につなげるパンチのラッシュで藩を脅かす。藩は耐えると、左右のローでスアレックの勢いを封じようとするが、スアレックは首相撲の展開にも持ち込みながら足への攻撃集中を避け、終盤にも顔面からボディへのパンチで脅かし、右ローも絡め、優勢な印象を残す。
 4Rもスアレックはパンチを連打し、ミドルも絡めてくるが、藩は耐え、右ローをしつこくヒット。スアレックは終盤ロープを背負い、前に出られなくなり、藩が好印象を残す。



 5R、スアレックは雄たけびをあげパンチを連打し、観客を沸かせる。4Rまでほど力の入らないパンチになってしまっているが、先手の印象をつけるには十分だ。藩はしつこくローを連打するが、スアレックは右ローで藩を崩してスリップさせたり、右ミドルを強打したり、側転蹴りを放ったりしながら、藩の攻撃を寸断。終盤にもパンチを当て、トータルで印象良くする。



 判定は1者がスアレックを支持したが、2者はドローとつけ引き分けに。これまでの実績で考えれば藩の健闘が光る一戦だったが、あと一歩で勝てず、表情には悔しさをにじませていた。6月からのトーナメントで再戦が実現するか?



第7試合 ムエタイ スーパーバンタム級 3分3R
〇宮元啓介(橋本道場/WPMF世界&WBCムエタイ・インターナショナル王者/55.05kg)
×炎出丸(クロスポイント吉祥寺/元J-NETWORK王者/55.25kg)
判定3-0 (センチャイ29-28/山根29-27/和田29-27)

 両者は13年7月に対戦し、炎出丸が得意の首相撲で宮元を翻弄し判定勝ちしている。この試合をきっかけに宮元はすぐタイに渡る等して首相撲対応を強化し、3年半の成長をぶつける試合となる。
 1R、宮元はいつもと逆のサウスポーで構え、左ミドルを連打。炎出丸をかく乱すると、左ボディを当ててから組み付き、あとは3年半前のお返しとばかり、首相撲で捕まえての膝の連打で炎出丸を圧倒し、終盤、突き放してからの右の飛び膝蹴りでダウンを奪う。
 2R、宮元はオーソドックスに戻し、首相撲からの膝主体で戦う。炎出丸のセコンドからは「首相撲やらない」という声が飛び、炎出丸は中盤過ぎには突き放して右肘をヒット。離れれば右ローをコツコツ当て続ける。



 すると3R、炎出丸の右ローが効き目を発揮。宮元は時折足が流れ、ロープを背負う時間が長くなり、ロープをつかんでバックスピンキックを放つ反則を繰り返し、レフェリーからイエローカードをもらう。その後も炎出丸が右ローを当て続け、逆転を狙うが、宮元は右ミドルの連打でも炎出丸の攻めを寸断し、時折クリンチもして防御。逃げ切る形とはいえ、判定勝ちで炎出丸への借りを返すことに成功した。


第6試合 REBELSルール 64.5kg契約 3分3R
〇橋本 悟(橋本道場/ムエタイオープン・スーパーライト級王者/64.15kg)
×吉田 敢(ゴールデングローブ/64.35kg)
1R 2'24" KO (右フック)

 REBELSには橋本道場勢が多数参戦しているが、意外にも橋本はREBELS初参戦。1R開始から、得意のパンチで積極的に攻め、右フック、左ボディを当てて度々吉田をロープ際まで下がらせ、終盤、ラッシュのあと、一呼吸置いてからの右フックで豪快にマットに沈めた。
 試合後は笑顔を浮かべ「最近は逆転が代名詞になっていますけど、たまには一方的に勝つんで」と話して応援団を笑わせた。




第5試合 ムエタイ スーパーライト級 3分3R
〇鈴木真治(フジマキックムエタイジム/元J-NETWORK王者/63.35kg)
×久保政哉(PHOENIX/63.25kg)
3R 2'22" KO (左ボディフック)

 鈴木はゴールデングローブから、かつてのライバル・藤牧孝仁の作ったジムに移籍し、昨年12月の初戦では橋本悟に判定負けしている。久保は先輩の梅野源治がKNOCK OUT参戦以前まで使っていた曲で入場する。
 1R、久保がサウスポーからの左ミドルを連打するが、鈴木は左ミドルをもらってから右ミドルを返したり、首相撲になれば崩しを決めたり、突き放してから左ボディを当てたりして対応。2Rも左ミドルをもらい続けるが、しつこく膝、ロー、左ボディをお返しし続ける。
 そして3R、首相撲の展開が増え、久保も膝を当てていたが、鈴木は合間に右ロー、左ボディで削り続け、終盤に差し掛かったところで残りの力を振り絞り、右肘、左ボディを連打で当てる。集中力と体力の限界だった久保は力無く倒れ、立とうとしても力が入らず、鈴木のKO負けとなった。



 藤原ジム(現在のゴールデングローブ)出身者らしい底力を発揮して勝利した鈴木は「移籍して初勝利です。前にいたゴールデングローブから金田会長が快く送り出していただきました。一緒に練習していた仲間たちもありがとうございました。新しいジムの藤牧会長はじめ、皆さんにサポートしていてだきありがとうございました。まだこれからも頑張ります」と感謝の言葉を述べた。


第4試合 ムエタイ 52.5kg契約 3分3R
×松崎公則(STRUGGLE/REBELS-MUAYTHAIスーパーフライ級王者/52.35kg)
〇佐藤仁志(新宿スポーツジム/52.30kg)
3R 1'44" TKO (レフェリーストップ:額のカット)


第3試合 WPMF日本スーパーフライ級次期挑戦者決定戦 3分3R(延長1R)
×奥脇一哉(はまっこムエタイジム/元REBELS-MUAYTHAIフライ級王者/52.10kg)
〇安本晴翔(橋本道場/51.95kg)
判定0-3 (山根28-29/センチャイ27-30/和田27-30)



 16歳・4戦全勝の新鋭・安本が1R開始すぐ、連打でラッシュを仕掛け、左フックでダウンを奪取。その後も左右のハイ、左ミドル、膝蹴りなどで奥脇を追い詰める。2R、奥脇も右ロー、ボディ狙いのパンチを当てて少しずつ安本の勢いを削るが、安本はミドル、ハイ、パンチのトータルの手数でまだ上。3Rは奥脇も右フックで安本の動きを少し止める場面があったが、安本は下がりながらもミドル、膝、胴回し蹴りで奥脇の攻めを寸断し続けて判定勝ちした。


第2試合 ムエタイ フェザー級 3分3R
×浦林 幹(フリー/元J-NETWORKバンタム級王者/56.90kg)
〇NOWAY(NEXT LEVEL渋谷/57.15kg)
3R 0'38" 負傷判定0-3 (センチャイ29-30/秋谷29-30/和田28-29)
※3R、偶発的なバッティングにより、浦林が前頭部、NOWAYが左まぶたをカットし、浦林が試合続行不可能なため、その時点までの内容で判定


第1試合 REBELSルール 55kg級 3分3R
〇小倉尚也(スクランブル渋谷/55.0kg)
×半澤信也(トイカツ道場
判定3-0 (秋谷29-28/山根29-27/センチャイ28-27)
※半澤が計量失格。小倉側の希望により試合は行われ、小倉が勝った場合のみ公式記録となり、負けか引き分けの場合は無効試合となる。半澤は減点2、グローブハンデあり


オープニングファイト第2試合 ムエタイ(肘無し) 45.7kg契約 2分3R
〇奥脇奈々(はまっこムエタイジム/45.55kg)
×真奈長(真樹ジムオキナワ/45.00kg)
判定3-0 (30-28/30-28/30-28)

オープニングファイト第1試合 ムエタイ フェザー級 3分3R
〇雅也(T-KIX GYM/57.10kg)
×石塚洋平(ONE'S GOAL/56.70kg)
1R KO

※REBELSルールは肘無し、攻撃をしている限り無制限に膝蹴りが認められる。ムエタイはWPMFルール

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