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久米鷹介、徳留一樹を返り討ち。佐藤天&松嶋こよみ、王座挑戦に名乗り:12.10 有明

PANCRASE 292
2017年12月10日(日) ディファ有明
 久米鷹介は昨年9月のライト級タイトルマッチで戦った徳留一樹と再戦し、前回同様1R TKO勝ちし初防衛に成功した。佐藤天は元ウェルター級王者の村山暁洋を1Rで粉砕し同級王座挑戦を熱望。松嶋こよみもカイル・アグオンに判定勝ちし、フェザー級王者・ナザレノ・マレガリエへの挑戦を希望した。
  レポート&写真:久保与志


第11試合 メインイベント パンクラス・ライト級タイトルマッチ 5分5R
○久米鷹介(ALIVE/王者)
×徳留一樹(パラエストラ八王子/1位、元王者)
1R 1'21" TKO (レフェリーストップ:左フック)
※久米が初防衛

 1R、開始すぐに徳留が左ハイでしかけるが、久米はブロックしつつ距離を詰めて組みつくと、ケージに押し込み、離れ際に右フック。徳留はショートではなくミドルレンジでの打ち合いにしようと下がるが、久米は猛然と距離を詰め、左フック、右フックと続けざまに顔面に打ち込みダウンを奪う。前のめりに倒れた徳留に久米はパウンドからチョークを狙うが、徳留が何とか立ち上がる。



 ケージを背負いながら前蹴りで距離を取ってパンチを放つ徳留だが、久米を遠ざけることは出来ず。ここも至近距離での攻防に持ち込まれると久米が左右の連打から左フックをヒットし、またも前のめりにダウン。久米が追撃にいこうとしたところですぐにレフェリーがストップ。前戦と同様に久米がショートレンジのパンチで徳留を粉砕し、初防衛に成功した。



 戴冠時と同様の圧勝劇で防衛を果たした久米だが、日本ライト級頂上決戦とも目された試合のプレッシャーは相当だったのか、「最後のディファ有明大会で、本当に強い挑戦者、徳留選手と戦うということで、必死に作ってきたんですけど、今日も名古屋から大勢の仲間が応援に来てくれて…」と話すと涙で言葉を詰まらせる。続けて右手で涙をぬぐいながら「徳留選手と戦うということで、全部出し切るだけだと思って作ってきたんですけど、(日沖)発さんとか社長とか皆がサポートしてくれてここまでこられたと思います。すいません、全部身内の話になっちゃったんですけど。最後のディファの大会で、こんなに良い舞台を用意していただいて、防衛することが出来まして、これも本当に徳留選手あってのことだと思いますし、お客さん、いつもサポートしてくれる皆さんのおかげだと思っています。本当に感謝の気持ちで一杯です。今後も皆さんが誇ってくれるチャンピオンになれるようにしっかり練習してきますので、今後もよろしくお願いします」とサポートしてくれた身内、そして対戦相手だった徳留に何度も感謝の言葉を述べた。
 なお、久米にはファイトマネーやKOボーナスとは別に、100万円のWINボーナスがパンクラスから支給された。


第10試合 セミファイナル ウェルター級 5分3R
○佐藤 天(TRIBE TOKYO M.M.A/1位)
×村山暁洋(GUTSMAN/元王者)
1R 4'15" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)



 1R、サウスポーから右ジャブを突く佐藤に、村山は右フックをかぶせながらタックルをしかけていく。何度か右フックを被弾する佐藤だが、その後のタックルはしっかりと切ってテイクダウンを許さない。次第に佐藤のジャブがヒットしてプレッシャーがかかり始めると、左ストレートと肘打ちで追い詰める。村山は前に出ることが出来なくなり、佐藤がケージ際に詰めて左アッパーを叩き込み、タックルでしがみついてきた村山に強烈な鉄槌を連打。亀の体勢のままもらい続ける村山を見てレフェリーが試合をストップした。
 完勝で元王者を下した佐藤は「(パンクラス代表の)酒井さん、もうこれで文句ないと思うんで、次はタイトルマッチお願いします」とタイトル挑戦をアピールした。


第9試合 フェザー級 5分3R
○松嶋こよみ(パンクラスイズム横浜/2位)
×カイル・アグオン(米国/スパイク22/3位、元PXCバンタム級王者)
判定3-0 (30-27/30-27/29-28)

 1R、リーチで上回るアグオンに対し、松嶋はステップを踏んで距離を取りつつ、アグオンの右のふくらはぎにイン&アウトでローのヒットを重ねていく。アグオンは走るように距離を詰めてワンツーで前に出るが、松嶋はバックステップで捌いて右ミドルをヒット。再度アグオンがパンチで詰めると、今度は組んでの投げでテイクダウンを奪い、アグオンが立つとすぐに距離を取り、脇腹に三日月蹴りをヒットさせる。記者採点は10-9で松嶋。オープンスコアも3者松嶋につける。
 2R、アグオンがプレッシャーを強め、パンチに加え左ミドルも放つ。アグオンの走り打ちに松嶋はカウンターでタックルを合わせていくが、テイクダウンには至らず。アグオンがケージ際の攻防で肘、膝を狙う。真っ直ぐ下がって詰められる場面が増えてきた松嶋だが、セコンドの指示に従って冷静に距離を設定しなおすと、前足へのローとボディへのミドルを当てていく。記者採点は9-10でアグオン、ここまでのトータルは19-19のイーブン。オープンスコアは2者が松嶋、1者がアグオンにつける。



 3R、アグオンの突進を捌きつつ。必ずローを散らしてから、ショートの連打、右ハイと手数を増やす松嶋。アグオンはインローを被弾すると足が流れ始める。アグオンが強引に距離を詰めると松嶋はカウンターでシングルにいくが、これは組んでいる状態で鉄槌、肘をもらって少し危うい。松嶋にも少し疲れの色が見えるが、右ロー、そしてボディへの三日月がヒットさせると、アグオンの前進も止みタイムアップ。記者採点は10-9、トータルスコア29-28で松嶋。判定は3-0、松嶋が難敵・アグオンを下し、「これまでベルトよりUFCと言ってきましたが、自分の階級に強い外国人のチャンピオンがいるということは倒さなくてはいけないと思っています」とチャンピオン・マレガリエへの挑戦を表明した。


第8試合 フェザー級 5分3R
○ISAO(NEVER QUIT/5位、元ライト級王者)
×粕谷優介(総合格闘技道場CROWN)
判定3-0 (30-27/30-27/30-27)

 1R、ISAOがローに左ストレートをあわせ、粕谷の左ローをキャッチしてテイクダウンを奪う。粕谷はすぐに立つがケージ際の攻防でサミングがあったか試合が中断。再開後、粕谷が右ジャブをヒットさせるが、ISAOはかまわずケージに詰めテイクダウンを奪う。粕谷が立ってもバックについてパンチ落としながら再びグランドに戻し、パンチ、鉄槌を落とすISAO。残り1分で粕谷が立つも、有効打はなくラウンドを終える。記者採点は10-9、オープンスコアも3者ISAOにつける。



 2R、ISAOが前蹴りをキャッチして右フックをヒット。さらにケージに押し込み、肘、膝でたたみかけるも、粕谷の返した膝がローブローになってしまい再度中断される。再開後、粕谷は蹴りの数を増やして打開を計るが、ISAOは蹴り足をキャッチしてテイクダウンを奪い、粕谷が立っても離れ際に右肘をヒットするなど攻勢をキープする。記者採点は10-9、オープンスコアも3者ISAOにつける。
 3R、ポイント差をつけられた粕谷は前に出て行くが、ISAOもパンチで応戦しつつ、カウンターでタックルを決める。ISAOはスクランブルで膝、粕谷が立っても離れ際に肘をヒット。そして粕谷の蹴りにカウンターでタックルを決めて鮮やかにテイクダウンを奪うと、トップからパンチと肘を落とすなど圧倒して試合終了のゴング。記者採点は10-9、トータルスコア30-27でISAO。判定は3-0、ISAOがフルマークの判定で粕谷を下し、ジム移籍初戦を完勝で飾った。


第7試合 バンタム級 5分3R
×佐久間健太(パラエストラ柏/4位)
○藤井伸樹(ALLIANCE/6位)
判定0-3 (28-29/28-29/28-29)

 1R、ジャブの差し合いから、佐久間の右フックに合わせて組み付いた藤井だが、佐久間がケージレスリングから体を入れ替えると、足をかけてテイクダウンを奪う。佐久間はパンチ、鉄槌を落とし、藤井の立ち際に右アッパーを狙う。スタンドに戻り、今度は藤井が片足タックルでテイクダウンを奪うも、佐久間はすぐに立ち上がる。残り30秒を切ったところで佐久間がテイクダウンを奪い返し、トップから強いパウンドを落とす。記者採点は10-9で佐久間、オープンスコアは3者佐久間につける。
 2R、立ち上がりから藤井がプレッシャーをかけていき、佐久間は下がりなら右の強打を狙う。藤井がタックルでケージに押し込み、佐久間が切っても何度もしかけ続けてラウンド中盤についにテイクダウンを奪う。藤井は体を起こして強いパウンド、肘を落としていく。記者採点は9-10で藤井、トータルスコアは19-19のイーブン。オープンスコアも3者共に藤井につける。



 3R、佐久間が前に出て右フックを当てるが、藤井はカウンターでタックルに入ると、共にテイクダウンを狙ってしかけ、こらえる展開が続く。お互いクリーンなテイクダウンは奪えずに離れると、佐久間は大きくスタミナをロスしたか全く手が出なくなり、藤井が金網に追い詰めて右フック、アッパーをヒットさせる。パンチをまともに被弾し、膝が落ちかける佐久間。藤井はテイクダウンしてパウンドを落とすと、立ちあがった佐久間をグラウンドに引き戻してバックから鉄槌とパウンドを連打。佐久間の体を伸ばしてバックマウントを奪うと、チョークを狙いつつパウンドを落とし続け、佐久間をストップ寸前の状態に追い詰めてタイムアップ。記者採点は8-10、トータルスコア27-29で藤井。判定は0-3、最後まで動きが落ちることなく攻め続けた藤井が連勝同士のランカー対決を制した。


第6試合 フライ級 5分3R
○上田将竜(緒方道場/5位)
×安永有希(東京イエローマンズ/9位)
判定3-0 (29-28/29-28/29-28)


第5試合 ストロー級 5分3R
○井島裕彰(GUTSMAN/3位)
×前山哲兵(AACC/6位)
判定3-0 (29-28/29-28/29-28)


第4試合 ストロー級 5分3R
○八田 亮(ストライプル オハナ/7位、元ZSTフライ級王者)
×江泉卓哉(総合格闘技道場 武門會/8位)
2R 4'17" チョークスリーパー


第3試合 フライ級 3分3R
×荻窪祐輔(K-PLACE埼玉格闘技道場)
○曹 竜也(FIGHT STYLE)
判定0-3 (27-30/27-30/27-30)


第2試合 フェザー級 3分3R
○松岡嵩志(パンクラスイズム横浜)
×MIKE(AACC)
3R 1'04" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)


第1試合 女子バンタム級 3分3R
×東 陽子(MMA KING GYM KOBE/全日本アマ修斗選手権'17女子フェザー級優勝)
○キム・ミョンボ [Kim Myungbo](韓国/TFC)
3R 2'10" 腕ひしぎ十字固め



【プレリミナリーファイト】

第5試合 ライト級 3分3R
×TAG(ERUPT)
○亀井晨佑(パラエストラ八王子/2017年プロ昇格トーナメント優勝)
3R 2'30" TKO (スタンドパンチ)

第4試合 フライ級 3分3R
○杉山廣平(SPLASH)
×猿飛流(リバーサルジム川口REDIPS)
1R 0'27" TKO (膝蹴り)

第3試合 フライ級 3分3R
×廣中克至(RBアカデミー)
○水谷健人(AACC/2017年プロ昇格トーナメント優勝)
判定0-3 (28-29/28-29/28-29)

第2試合 フライ級 3分3R
×渡辺竜也(MAX GYM/RINGS)
○後藤丈治(P's LAB 札幌)
判定0-3 (28-29/28-29/28-29)

第1試合 ストロー級 3分3R
○野田遼介(ALLIANCE)
×御代川敏志(パラエストラ八王子)
判定3-0 (29-28/29-28/29-28)

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