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朱里、フィンランドの選手に完勝。中原由貴、田村彰敏をKO:2.5 有明

PANCRASE 284
2017年2月5日(日) ディファ有明
 プロレスラーの朱里はフィンランド出身でアマMMAの世界大会IMMAFで優勝経験のあるミナ・グルサンダーを持ち前のパンチで圧倒し3R判定勝ち。MMAデビュー以来の連勝を4に伸ばした。強豪揃いのフェザー級戦線では、5位の中原由貴が元修斗世界王者の田村彰敏を右フックでKOし、昨年ネオブラ優勝の鈴木琢仁が8位の牛久絢太郎を判定で下した。
  レポート&写真:井原芳徳


第10試合 メインイベント 女子ストロー級 5分3R
〇朱里(ボスジム/元Krush女子王者/52.35kg)
×ミナ・グルサンダー [Minna Grusander](フィンランド/フィンファイターズジム/51.8kg)
判定3-0 (大藪30-27/松宮30-27/荒牧30-27)

 プロレスとキックボクシングを並行していた朱里は昨年、UFCを目指すためKrush王座を返上し、MMAに初挑戦。4月の浅倉カンナ戦で勝利後、7月11月の国際戦でも勝利し3連勝中だ。
 初来日のグルサンダーは1989年3月22日生まれの27歳。2児の母で、4年前に夫がやっていたMMAをフィットネス感覚で始めたところハマり、パンクラスも選手を送り込んでいるラスベガスでのアマチュアの世界大会IMMAFで15年に優勝し、プロでも2戦2勝している。



 1R、序盤からパンチの打ち合いとなり、グルサンダーの右フックが炸裂するが、朱里はひるまず圧力をかけ、右ストレート、左ジャブを的確に当て続ける。体格差もあるため、グルサンダーのタックルも余裕をもって切り、終盤には左ジャブを当て続けてグルサンダーの鼻血を出させる。



 2Rも同様に、朱里が左ジャブ、右ストレート、三日月蹴りをヒットし続け優勢。終盤、グルサンダーが朱里のパンチのタイミングでタックルを合わせて倒すが、朱里は落ち着いて金網を背中にしながら立ち上がり、ポイントを譲らない。
 結局3Rもその流れは変わらず、グルサンダーのタックルを切り続け、パンチを随所で当て続け優勢をキープし、文句なしの判定勝ちを果たした。



 マイクを持った朱里は「試合が終わってホッとしています。パンクラスのメインを張らせていただき、うれしかったです。一本・KOはできなかったんですが、もっと練習します。応援してくれるみなさんありがとうございます。この勝利によって夢にちょっとでも近づけたのかなと。一歩一歩ですが近づきたいので、これからまお応援お願いします」とアピールした。(※6日追記:朱里にはパンクラスから15万円の国際戦WINボーナスが支給される。)


第9試合 セミファイナル フライ級 5分3R
〇翔兵(升水組/4位/57.0kg)
×上田将竜(緒方道場/5位/57.0kg)
判定3-0 (松宮29-27/荒牧30-27/大藪29-27)

 1R、翔兵が圧力をかけてパンチを放つが、長身の上田が距離を取って回りながら、随所で右のハイや前蹴りをヒット。手数差は小さいが、上田がややインパクトを残す展開。翔兵の積極性もあるため、判定は割れ、翔兵が1票、上田が2票を獲得する。
 2Rは翔兵が序盤から右フックを当て、上田をぐらつかせると、上田のタックルを潰して上に。金網際でサイドポジションをキープし、時折パウンドを当てる。パウンドの威力は小さく、膠着状態ではあるが、上田にほどんと何もさせないラウンドだったため、今年からの採点基準に伴い、ジャッジ2者が翔兵に10-8をつける。



 3Rも翔兵が積極的に圧力をかけてパンチを狙う展開が続く。逆転しないといけない上田だが、ほとんど攻撃が出せないまま終了。3Rも積極性が評価され翔兵がポイントを取り判定勝ち。圧勝とはいかなかったものの、試合後のマイクではベルト奪取と、その後の他団体との王座統一を目指す宣言をした。


第8試合 バンタム級 5分3R
○アラン“ヒロ”ヤマニハ(TS GYM/4位/kg)
×原田惟紘(パラエストラ北九州/6位/64.15kg→62.35kg)
不戦勝 (原田が計量700gオーバー)


第7試合 無差別級 5分3R
〇佐藤光留(パンクラスMISSION/91.5kg)
×ジョナサン・アイビー [Johnathan Ivey](米国/チーム・アイビー/123.8kg)
1R TKO (レフェリーストップ:右ストレート→グラウンドパンチ)

 アイビーは1976年4月2日生まれの40歳。シャードッグのデータでは戦績は32勝(5KO/26一本)55敗1無効試合。メジャー大会と縁は無いものの、98年にフックンシュートでデビューしてから1年も休まずに戦いを続けているベテランだ。



 試合が始まると、アイビーは声をあげながら大振りのパンチを放ち、佐藤をつかんでは振り回して押し込む。だがその先の攻め手は無く、佐藤は落ち着いて離すと、スピードのある左ローを連打してから右ストレートをクリーンヒット。力なく顔をかばいながら後に倒れたアイビーに、佐藤がパウンドをクリーンヒットしたところで、和田レフェリーがストップした。(※6日追記:佐藤にはパンクラスから15万円の国際戦WINボーナスが支給される。)


第6試合 フェザー級 5分3R
〇中原由貴(マッハ道場/5位/65.95kg)
×田村彰敏(総合格闘技 津田沼道場/9位、元修斗世界ライト級(65kg)王者/66.1kg)
3R 1'38" KO (右フック)

 24歳の中原は4連勝中と絶好調で、36歳のベテラン・田村との一戦が用意された。サウスポーに構えて圧力をかけ、右ジャブ、左ストレート、左ミドルを的確に当てて1Rから優勢。左ハイを放つと、田村が蹴り足をつかみながら倒すが、すぐスタンドに戻り、終盤にも中原がパンチの連打をまとめる。
 なぜかジャッジ1者が田村にポイントをつけたが、中原優勢の流れは2Rも変わらず、何発もパンチと左ミドルを当て続けて田村を圧倒。田村も右ミドルを時折返すが、中村の勢いは止まらない。そして3R、中原は序盤からパンチラッシュ。田村は鼻血を出し顔が腫れる。そして中原のセコンドから「終わらせてやれ」という声が飛ぶと、中原は右のオーバーハンドフックをクリーンヒットし、田村をマットに沈めた。




第5試合 フェザー級 3分3R
×牛久絢太郎(和術慧舟會TLIVE/8位/2014年ネオブラッドトーナメント同級優勝/65.15kg)
〇鈴木琢仁(ブルテリア・ボンサイ/2016年ネオブラッドトーナメント同級優勝/65.8kg)
判定0-3 (大藪28-29/荒牧28-29/千葉28-29)

 1R、鈴木が右フックで牛久をダウンさせると、ギロチンチョークで2度チャンスを作り、終盤には上から牛久がパウンドを落とすタイミングで腕十字を仕掛け追い詰める。
 2Rも鈴木が同じように右フックでダウンさせてから上に。牛久も引っ繰り返して上になり、終盤は足の取り合いとなり、中盤以降は五分となるが、前半の攻勢で鈴木がポイントを取るラウンドに。
 3Rはようやく牛久がテイクダウンを先取し、金網に押し込んだ状態でパウンドを当てて挽回したが、終盤は再び足の取り合いとなってその先の攻めに持ち込めず終了。牛久は1点を取り返すに留まり判定負けし3連敗となった。
 鈴木はネオブラ優勝者の恒例のご褒美マッチを突破。立って良し寝て良しで、強豪揃いのフェザー級ランキング戦線で誰と当たっても面白い試合をしてくれそうだ。


第4試合 フェザー級 5分3R
×コンバ王子(マッハ道場/65.9kg)
〇カイル・アグオン [Kyle Aguon](米国/スパイク22/元PXCバンタム級王者/65.9kg)
判定0-3 (大藪25-30/千葉25-30/荒牧26-29)

 アグオンは1989年4月14日生まれの27歳。MMA戦績9勝6敗。13年10月のPXCで田中路教に5R判定負けしている。パンクラスにはフェザー級に階級を上げて参戦する。



 1Rと2Rは終始スタンドの展開。アグオンがサウスポーに構えて圧力をかけ、右ロー、右の前蹴りでのローを当て続け主導権を維持する。コンバは回って距離を取り続け、なかなか攻撃が出ず、芹沢レフェリーが1Rと2Rの両方にイエローカード(減点1)を宣告する。3Rは距離が縮まり、ようやくコンバも右のフックを当てるようになるが、アグオンも豪快に抱えてのテイクダウンを繰り返し、主導権を維持し完勝した。


第3試合 バンタム級 3分3R
〇河村泰博(和術慧舟會AKZA/61.55kg)
×竹本啓哉(ALIVE/61.55kg)
判定3-0 (29-28/29-28/29-28)

 1R、河村がギロチンで引き込んだ後、オモプラッタで竹本を追い詰めるが、竹本も横三角絞めを仕掛け、両者膠着のまま試合時間の半分を終える。ジャッジが難しく10-10もあり得る内容だが、ジャッジ3者とも河村にポイントをつける。2Rも河村がダースチョークで攻め込んでポイントを取り、3Rは竹本がバックマウントで攻めるが時間切れ。1ポイントを取り戻すだけに留まり判定負けした。


第2試合 ライト級 3分3R
〇草・MAX(TEAM CLIMB/70.45kg)
×上田厚志(総合格闘術骨法烏合會 矢野卓見道場/69.65kg)
2R 0'19" KO (右フック)

 1R、上田が中盤からアームロック、腕十字で草を攻め込む。だが、2Rに草の左ミドル、左ストレートをもらった後、強引にパンチを振り回して突進したところで、草が右フックを正確に当てて上田をマットに沈めた。


第1試合 ストロー級 3分3R
〇八田 亮(ストライプルオハナ/元ZSTフライ級王者/52.20kg)
×児玉勇也(トイカツ道場/2016年ネオブラッドトーナメント同級優勝/52.50kg)
3R 0'53" タップアウト (チョークスリーパー)

 八田は昨年6月、パンクラスに初参戦し、砂辺光久にTKO負けして以来の試合。1R開始まもなくから、柔術仕込みの寝技テクニックを存分に発揮。三角絞め、ギロチン、腕十字などでチャンスを作り続け、3R、オンブの状態からチョークを仕掛ける。児玉は前方に叩き付けて脱出を試みるが、逆に極まりが深くなりタップした。





◆メイン後のカード

第19試合 ライト級 3分3R
〇渡慶次幸平(P's LAB吉祥寺)
×ブラックコンバ(パラエストラ八王子)
1R 2'44" チョークスリーパー

第18試合 フェザー級 3分3R
×TAG(ERUPT)
〇木村一成(パンクラスイズム横浜)
判定0-3 (27-30/28-29/27-30)

第17試合 フェザー級 3分3R
×加藤泰貴(ロデオスタイル)
〇手塚勇太(和神会)
2R 2'50" KO

第16試合 バンタム級 3分3R
〇神田T800周一(T-BLOOD)
×宮川 峻(リバーサルジム東京スタンドアウト)※狸瑪猿シュン 改め
判定3-0 (30-27/30-27/30-27)

第15試合 バンタム級 3分3R
×長谷川孝司(パンクラス大阪稲垣組)
〇木暮 聡(リバーサルジム東京スタンドアウト)
判定0-3 (27-30/27-30/27-30)

第14試合 バンタム級 3分3R
〇飯島重樹(ALLIANCE)
×廣川懸三(ドラゴンテイル)
判定2-1 (29-28/27-30/29-28)

第13試合 フライ級 3分3R
〇川端康太(ALLIANCE)
×渋谷和樹(NEXUSENSE)
1R 2'05" 三角絞め

第12試合 フライ級 3分3R
×廣中克至(RBアカデミー)
〇鈴木千裕(P's LAB吉祥寺)
1R 0'30" TKO (グラウンドパンチ)

第11試合 ストロー級 3分3R
△高島俊哉(U-FILE CAMP)
△御代川敏志(パラエストラ八王子)
判定1-1 (28-29/29-27/28-28)

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