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ハファエル・シウバが石渡挑戦権。中井りん、RIZIN村田戦を受諾:11.13 有明

PANCRASE 282
2016年11月13日(日) ディファ有明
 10月のTOKYO MXに続き、今回からAbemaTVでの生中継も始まったパンクラス。メインはバンタム級王者・石渡伸太郎への挑戦権を賭けての、米国人とブラジル人のトップランカー同士の対決というワールドワイドな顔合わせとなり、ハファエル・シウバが接戦を制した。RIZNの高田延彦統括本部長も来場し、中井りんは勝利後、年末の村田夏南子戦を承諾した。
  レポート&写真:井原芳徳


第12試合 メインイベント パンクラス・バンタム級王座次期挑戦者決定戦 5分3R
×ビクター・ヘンリー(米国/CSW/HF/1位/61.75kg→61.65kg)
〇ハファエル・シウバ(ブラジル/アストラ・ファイトチーム/2位、ベラトール2013年トーナメント優勝/62.45kg→61.65kg)
判定1-2 (高本28-29/荒牧29-28/福田28-29)

 昨年12月、王者・石渡伸太郎とのタイトルマッチで惜敗したヘンリーは王座再挑戦を目指す戦い。ハファエルはパンクラス参戦後2連勝。7月大会で上田将勝を寝技で追い詰め判定勝ちし、王座挑戦を熱望していた。

 1R、ヘンリーがサウスポー、ハファエルがオーソドックスに構え、ハファエルがタックルを仕掛け、金網付近で時折倒しながらコントロール。ヘンリーもマットに背中をつけず耐え、中盤に足をかけ倒すが、ハファエルはすぐ立ち、裏投げのような形で上になりトップキープ。ヘンリーも足を登らせてラバーガードで抵抗するが、ハファエルは外す。スタンドに戻り、終了間際にヘンリーが上を取るが、全般のコントロールの時間の長さでハファエルがポイントを先取することに。

 2Rもハイレベルなテイクダウンを巡る攻防が繰り広げられる。ハファエルがテイクダウンをまたも先取するが、ヘンリーはアームロックを仕掛けながらリバース。だが下になったハファエルはヘンリーが腰を上げたタイミングでうまく下から蹴り上げをヒット。中盤、しばらくヘンリーがトップキープをしてパウンドを落とすが、ハファエルは脱出すると、終盤、再びテイクダウンを奪い、素早く背後に回り込みバックマウントに。ヘンリーが立ち上がりオンブの状態になってから外れ、ヘンリーが最終的に上になるが。中盤にヘンリーもトップキープしていたため採点は割れたが、ハファエルの2度のテイクダウンとバックマウントが評価され、2票を獲得する。



 3R、ジャッジ2者から2点差をもらったハファエルは守りに入ったか?2度目の計量でクリアした減量苦の影響か?タックルを仕掛け失敗すると力なくマットに背中をつけ、ヘンリーが上から攻め続ける展開に。ヘンリーは途中マウントにもなりながら、パウンド、肘を連打。ハファエルも時折足関節技を狙い抵抗するが極めには至らない。ヘンリーは殴り続けるものの決定打を与えられず時間切れ。
 結局、ヘンリーは3Rのポイントを取り返せたものの、2Rまでの失点を埋めることはできず、ハファエルが逃げ切る形で判定勝ち。ハファエルは「ヘンリー選手といい試合ができてうれしいです。次はタイトルマッチに挑みます。応援お願いします」とアピールした。


第11試合 セミファイナル 女子フライ級 5分3R
〇中井りん(パンクラス ヴィーナス/パンクラス女子バンタム級王者/56.7kg)
×シャーリーン・ワット [Charlene Watt](ニュージーランド/インコーポレーテッド・マーシャルアーツ/XFC王者/56.35kg)
2R 3'43" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

 中井はブラジルのプリシラ・デ・ソウザ(修斗ブラジル女子フェザー級(61.2kg)王者)との好カードが組まれていたが、大会4日前に初来日のワットに変更となった。ワットは1986年11月15日生まれの29歳、身長163cm、MMA戦績8戦6勝(3KO/2一本)2敗。ニュージランドのPRINCESSES OF PAINという女子大会で活躍後、オーストラリアのXtreme Fighting Championship(XFC)のフライ級王座を獲得している。相手は変わったが、RIZINの村田夏南子から年末の大会での対戦指名を受けている中井の真価が問われる試合であることに変わりは無い。ケージサイド席ではRIZINの高田延彦統括本部長が試合を見守る。

 1R、リーチで勝るワットが右ハイ、右ローを放って来るが、左ミドルをもらうとすぐ、中井は胴タックルを仕掛けてテイクダウンに成功。ハーフ、マウントと移行し、パウンドと肘の連打でストップ寸前まで追い込む。
 2R、開始直後に両目の下の腫れたワットにドクターチェックが入るが、視界はふさがっていないため続行。ワットは左ミドル、ハイを当てていたが、再び中井がタックルを仕掛けテイクダウンを奪うと、今度もあっさりとマウントを奪い、パウンドを当て続けたところでレフェリーがストップした。



 試合後、パンクラスの酒井正和代表がケージに入り、中井にインタビューしつつ、高田氏を呼び寄せる。高田氏は中井に「村田夏南子戦、やれんのか?」と尋ねると、中井は「やります」と回答。両者の対戦が決定した。最後は勝利後恒例の、新体操仕込みのバック宙等を披露。さいたまスーパーアリーナでも高く舞うことができるか? なお、中井にはファイトマネーとは別に王者ボーナス20万円、国際戦ボーナス15万円の計35万円が追加で支給される。




第10試合 女子ストロー級 5分3R
〇朱里(ボスジム/元Krush女子王者/52.4kg)
×シャルマ・デバイア [Sharma Devaiah](フィリピン/ファイトコープス/2014年フィリピン女子ムエタイ大会準優勝/52.3kg)
1R 3'38" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

 朱里と対戦予定だったモニカ・アドリアーニ(ブラジル)が欠場。代役で初来日のデバイアは1986年9月21日生まれの20歳。身長150cm。2014年フィリピン女子ムエタイ大会銀メダリストでMMAはシンガポールのREBEL FCで14年10月に1戦をし1敗している。



 1R、デバイアは右ロー、サイドキック等を放ち、キック系の選手らしい動きを見せるが、朱里は落ち着いて距離を取り、左右のストレート、首相撲からの膝蹴りを連打し、金網に詰めてスタンド状態でのギロチンを狙う。そのままガブリの状態にしつつ倒すと、素早く背後に回り体を伸ばす。デバイアは寝技に対応できず、最後は朱里のパウンドを浴び続け、梅木レフェリーがストップした。



 試合後マイクを持った朱里は「3戦目勝ちました!」と叫び、関係者に感謝を述べた後、「この気持ちを体で表現したいので、パンクラスの酒井代表、来てください」と話し、酒井代表にコブラツイストを仕掛け「私は最高だ!」と絶叫。前日計量同様の謎のパフォオーマンスで観客を驚かせた。なお、朱里にはファイトマネーとは別に国際戦ボーナス10万円が支給される。


第9試合 バンタム級 5分3R
×瀧澤謙太(リバーサルジム東京スタンドアウト/7位/61.30kg)
〇佐久間健太(パラエストラ柏/8位/61.45kg)
判定0-3 (梅木28-29/荒牧28-29/福田28-29)

 瀧澤は10月のパンクラス初の東京MXTV中継のゲスト解説を務めた選手。佐久間は計量で「この試合が地上波なのも、全部瀧澤選手を売り出すためだと思っているので、こんなに殺意を持って試合の臨むのは初めて」と話していた。



 1R、瀧澤が右ローを効かせ、ぐらついた佐久間がタックルを仕掛けると切られたが、離れ際に佐久間が右フックを当ててダウンを奪い、パウンドラッシュで追い詰めポイントを先取する。2Rは佐久間が主導権を奪い返し、終盤には左ミドルで佐久間をひるませると、パウンドラッシュで追い詰めポイントを五分に戻す。3R、お互い消耗が激しく、お見合い状態が続き、佐久間は次第に下がるようになるが、途中までのパンチのヒットで若干ながらも上回り、接戦を制した。試合後は両者抱き合い、健闘を称えていた。


第8試合 ウェルター級 5分3R
×高木健太(リバーサルジム川口REDIPS/3位/77.25kg)
〇阿部大治(HMC/9位、2016年ネオブラッドトーナメント同級優勝/77.25kg)
判定0-3 (高本27-30/福田27-30/荒牧27-30)

 阿部は2連続1R KO勝ちし、上位ランカーとの試合が組まれた。1R、高木がサウスポー、阿部がオーソドックスに構え、パンチの打ち合い。高木の右ストレートで阿部が2度ひるむ場面があったが、終盤、相打ちの展開で阿部の右ストレートがクリーンヒットし、高木はダウン。阿部はパウンドラッシュでレフェリーストップ寸前まで追い込む。



 2Rも両者とも一歩も引かぬパンチの打ち合いとなるが、阿部のヒットが上。何度かダメージの大きい高木が自分から倒れ、和田レフェリーがブレイクをかける。お互い消耗が激しく、3Rはお見合いの時間が長くなるが、阿部が右ハイ、ミドル、ストレートのヒットで上回り、主導権をキープし判定勝ち。王座挑戦が射程圏内に入って来た。


第7試合 バンタム級 5分3R
〇上田将勝(パラエストラ東京/3位、元修斗フェザー級(60kg)世界王者/61.55kg)
×福島秀和(BLOWS/5位/61.4kg)
判定3-0 (松宮30-27/大藪30-27/荒牧30-27)

 上田は7月にハファエル・シウバに判定負けして以来の試合。1R、上田がサウスポーに構え、両者お見合い状態が続くが、レフェリーのアクションという声に促され、上田がタックル。これは切られるが、終盤のタックルでテイクダウンに成功。トップキープしラウンドを終える。



 2R以降も上田がタックルを繰り返し、テイクダウンを度々奪い主導権をキープ。その先の攻めは無く、福島は立ち上がるが、劣勢を覆す攻撃が出せない。上田はスタンドで左ハイやミドルも当てて好印象を残し完勝した。


第6試合 フライ級 5分3R
×安永有希(東京イエローマンズ/2位/56.9kg)
〇仙三(FREEDOM@OZ/3位/57.05kg)
判定0-3 (荒牧27-39/松宮27-30/太田28-29)

 安永は7月に神酒龍一との王座決定戦で判定負けして以来の再起戦。1R、2度タックルでテイクダウンを奪うが、仙三はすぐ立ち、終盤、パンチが交錯した展開で背後に回ると、オンブになりそのままグラウンドに引きずり込み、パウンドを連打しポイントを先取する。



 2Rは安永のパンチのヒットが増え、仙三が劣勢になるが、終盤、もつれ合ってグラウンドになり、仙三が上になると、終盤にバックを取ってチョークを狙い反撃。ジャッジは2者が仙三、1者が安永で割れる。
 3Rはテイクダウンの奪い合いで接戦が続いたが、終盤、仙三の飛び膝蹴りが炸裂し、そのまま仙三が上になり終了。これでさらに点差を広げ、仙三が勝利した。


第5試合 ライト級 5分3R
〇長岡弘樹(総合格闘技道場DOBUITA/4位/70.5kg)
×クリスMAN(パラエストラ八王子/5位/70.1kg)
判定3-0(松宮29-28/太田29-28/荒牧29-28)

 1R、2Rとも、長岡が何度も倒してトップキープ。3Rはクリスもテイクダウンを奪い返し、バックマウントからチョークを狙って挽回したが、一本には至らず、点差は埋められなかった。


第4試合 フライ級 3分3R
×井島裕彰(GUTSMAN/56.8kg)
〇小川 徹(TRIBE TOKYO M.M.A/2015年ネオブラッドトーナメント・スーパーフライ級優勝/56.9kg)
判定0-3 (27-30/27-30/27-30)

第3試合 ライト級 3分3R
〇冨樫健一郎(パラエストラ広島/10位/70.55kg)
×ヤマモト・ショーヘイ(米国/CSW/HF/69.90kg)
判定2-1 (鶴和28-29/大藪29-28/梅木29-28)

第2試合 ストロー級 3分3R
×リトル(GUTSMAN/52.3kg)
〇前山哲兵(AACC/52.4kg)
判定0-3 (28-29/28-29/28-29)

第1試合 バンタム級 3分3R
〇藤井伸樹(ALLIANCE/61.3kg)
×小宮稔大(パラエストラ八王子/61.0kg)
判定3-0 (29-28/30-27/29-28)


◆18:30前の休憩中のカード(スウィングバウト)

(3) フェザー級 3分3R
〇齋藤拓矢(ALLIANCE/65.4kg)
×手塚勇太(和神会/65.65kg)
3R 1'02" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

(2) バンタム級 3分3R
〇河村泰博(和術慧舟會 AKZA/61.5kg)
×平岡将英(KRAZY BEE/61.45kg)
判定3-0 (30-27/30-27/30-27)

(1) ストロー級 3分3R
〇山田将太(KRAZY BEE/52.4kg)
×田丸慶輔(宇留野道場/HF/52.35kg)
判定3-0 (29-28/29-28/29-28)

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