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石渡伸太郎防衛。神酒龍一がフライ級王者に。岡見勇信圧勝:7.24 有明

PANCRASE 279
2016年7月24日(日) ディファ有明
 石渡伸太郎は約2年前に判定負けした元UFC選手のジョナサン・ブルッキンズを相手にバンタム級王座の防衛戦。前回苦しんだテイクダウンの攻防で上回り判定勝ちすると、UFC参戦への意欲を改めて示した。フライ級では石渡と同門の神酒龍一が王者となり修斗との2冠を達成。岡見勇信、中井りん、朱里も強さを見せつけ快勝した。
  レポート:井原芳徳  写真:久保与志


第14試合 メインイベント パンクラス・バンタム級タイトルマッチ 5分5R
○石渡伸太郎(CAVE/王者/61.1kg)
×ジョナサン・ブルッキンズ(米国/トライスタージム/8位・元1位、UFC TUFシーズン12優勝/62.1kg→62.1kgで失格)
判定3-0 (大藪48-47/松宮49-46/荒牧48-47)
※石渡が4度目の防衛

 ブルッキンズはUFC TUFシーズン12ライト級優勝者。UFCフェザー級で4戦1勝3敗の後、14年11月にパンクラスに初参戦し、石渡をチョークで追い詰め判定勝ちしていた。
 その後、タイトルマッチでの再戦を石渡も望んでいたが、ブルッキンズは石渡戦以降、パンクラス以外を含めて試合を行わず、グレイシーバッハ・オーランドからカナダの名門・トライスタージムに移籍しての初戦となる。昨年12月に石渡はビクター・ヘンリーを相手に3度目の防衛戦を行い、死闘の末に判定3-0で勝利し、それ以来の試合となる。
 前日計量ではブルッキンズが900gオーバー。ルールに沿い、石渡が勝利した場合のみ公式記録・王座防衛とし、それ以外はノーコンテストとなる。

 1R、両者サウスポーに構え、石渡が時折左ローや右フックを当てるが、まだ手数は乏しい。懐の深いブルッキンズを攻めあぐねている印象だ。とはいえ初対決の時と違い、ブルッキンズのタックルは切り続けていることで、印象は悪くなく、ジャッジ2名は石渡、1名はブルッキンズにポイントをつける。
 2Rは石渡が圧力をかけられるようになり、左右のフック、左ローのヒットが目立つように。中盤、ブルッキンズが詰めて押し込んでくるが、ギロチンを仕掛け返して突き放す。だが終盤、ブルッキンズにプレッシャーをかけられ、真っすぐ下がってしまったところで、左ジャブを浴び、少しふらつきタックルでテイクダウンを許す。石渡は下からギロチンを仕掛けるが極まりは浅い。終盤攻め込まれたが、石渡がポイントを取る。



 3R、開始すぐこそ石渡が右フックを当てたが、ブルッキンズが圧力を強めると、右ストレートをヒット。そこから片足タックルに行き、しばらく押し込むが、石渡は耐えると、タックルでテイクダウンを奪い返す。終了間際にもタックルでテイクダウンを奪い返し、このラウンドもポイントを取る。
 4R、お互いフェイントを仕掛けるも、疲れが見えてきたせいもあってか、なかなか攻撃が出ない状態に。石渡のパンチも距離が遠く空振りが多い。3分半過ぎ、ブルッキンズがタックルでテイクダウンを奪うと、石渡が背中を向けて逃げようとしたところで、ブルッキンズはバックへ。石渡は落ち着いて防御し、隙を狙って上になり立ち上がるが、反撃はできず、ブルッキンズにポイントを奪われる。



 石渡が2~3点リードで迎えた5R、序盤にブルッキンズのサミングとバッティングがあり、レフェリーが注意。それでも石渡は集中力を途切れさせず、逆転を狙って突進してくるブルッキンズに対して、パンチを振り回して防御。石渡は有効打を返せないが、有効打も許さず、失点を最小限にする。

 結局、1点差まで追いつかれたが、石渡が逃げ切る形で勝利。4度目の防衛に成功した。石渡はリングアナに前回とのブルッキンズとの違いを聞かれると「ブルッキンズが違うというか、僕が強くなった」と答え、試合展開の感想を聞かれると「勝ったけど、つまらなかったですね。すみません」と反省。今後については「今、パンクラスで強い外国人が入って来ていますけど、(外国人相手に)防衛しているチャンピオンって僕以外いますか?世界で勝負したいです」と、これまでの実績をアピールし、UFC参戦への意欲を改めて示した。



第13試合 パンクラス第3代フライ級王者決定戦 5分5R
×安永有希(東京イエローマンズ/1位/56.55kg)
○神酒龍一(CAVE/2位、元修斗バンタム級(56kg)世界王者/56.55kg)
判定0-3 (高本47-48/大藪47-48/荒牧47-48)
※神酒が王者に

 前王者・清水清隆が他団体で3連敗を喫したことから、昨年12月に「王者査定試合」が組まれ、神酒が清水に判定3-0で勝ち、清水は王座から陥落した。神酒は昨年10月にパンクラスに初参戦し古賀靖隆に勝利し、清水戦と合わせてパンクラス2連勝中。3戦目で王座取りの戦いとなる。
 安永は12年12月、パンクラス7戦7勝で清水の王座に挑戦したが3R KO負け。今回がパンクラス王座2度目の挑戦。昨年12月大会では元修斗2階級王者のマモルに判定2-1で勝利し、3月大会のリルデシ・リマ・ディアスとの挑戦者決定戦でも判定3-0で勝っている。

 1R、スタンドで安永がスイッチを繰り返しながら、神酒の周りを左右に細かく動き続け、時折トリッキーなフェイントを絡める。お互いパンチとローを当て、僅差ではあるが、安永のヒットが若干多く、安永が2票、神酒が1票を獲得する。

 2R、少し神酒も安永のパターンを読めて来たか?左のインローを少しずつヒットさせ、右ボディストレート、左ハイも当て、少し優勢に。終盤、安永が圧力を強めるが、神酒はかわすと、安永のタックルも突き放し、終盤に右フックをヒット。1者が安永にポイントをつけるが、2者は神酒にポイントをつけ、どのジャッジの採点かは不明だが、ほぼ五分といえる状況にする。

 3Rも神酒が右フック、左ジャブ、左インローを当て、打撃ではやや優勢。中盤、安永がタックルを仕掛けて倒すも、すぐ神酒は立ち上がり、逆にタックルでテイクダウンを奪い返す。これもすぐに立たれるが、立ち上がり際に左ミドルをヒット。その後も細かく蹴りを当て、ようやくジャッジ3者からポイントを獲得し逆転する。

 4Rも安永がタックルでテイクダウンを先取するが、神酒はすぐ立ち、神酒がタックルでテイクダウンを奪い返す展開。しばらくトップキープし、サイドに回ろうとしたところで立たれるが、スタンドで右フックを当て、左のインローも絡め続け、終盤にもタックルでテイクダウンに成功。これはすぐ立たれるが、差をつけるには十分で、このラウンドも神酒がポイントを取る。



 5R、劣勢の安永はタックルを仕掛けるが、神酒は切って逆に上になり、すぐ立たれても押し込み、その後も片足タックルで足を抱えてテイクダウンに成功。だが中盤、安永が左ジャブを当てて神酒をふらつかせると、神酒の苦し紛れのタックルを潰してようやく上に。これも立たれるが、その後もタックルを仕掛けて押し込むなど挽回しポイントを取り返す。

 とはいえ3Rと4Rに許した2点差を埋めるには不十分で、神酒が1点差で逃げ切る形で判定勝ち。史上初となるパンクラス王座と修斗世界王座の獲得者となった。試合後のインタビューで神酒は「過去最高にやりにくい相手で、試合前迷ったんですけど、蓋を開けてみたら想像よりもやりにくかったです」と振り返り、今後については「UFCファイトパスもそうですけど、パンクラスを見てくださる方が増えたので、見てくださるファンが忘れられないチャンピオンになります」と宣言した。


第12試合 ウェルター級 5分3R
×鈴木槙吾 (ALLIANCE/1位、元王者/77.0kg)
○岡見勇信(和術慧舟會東京道場/77.40kg)
1R 2'06" ギブアップ (チョークスリーパー)

 岡見は02年~04年に3勝して以来のパンクラス参戦。06年からUFCに参戦し、アンデウソン・シウバとのタイトルマッチも経験し、リリース後もWSOFに参戦と海外で活躍したが、2月のDEEPで約10年ぶりに日本の団体の大会に出場し、桜井隆多に2R TKO勝ちしている。UFC時代のミドル級からウェルター級にWSOFの試合から落とし、長身が活きるようになってきた。鈴木は3月大会で村山暁洋との初防衛戦で4R TKO負けしてベルトを失って以来の再起戦となるが、岡見の壁は厚すぎた。



 1R、岡見はサウスポーに構え、強烈な左ミドルを2発。観客をどよめかせる。鈴木も左フックを一発当てるが、岡見はステップで距離を取ってすぐ回復すると、伸びのある左ストレートを一発。これで鈴木がひるんで足が止まると、岡見は今度は右ストレートを当てて鈴木をダウンさせ、そのままマウントへ。パウンドを落として背中を向けさせると、ガッチリと捕まえてチョークを極めタップを奪った。



 圧勝の岡見は「パンクラスに戻って来れて光栄です。試合前は色々と考えてカッコいい試合をしたいとか考えたんですけど、何がなんでもブサイクでも勝つという意識に戻って、とにかく攻撃するしかなかったですね」と試合を振り返り、今後については「自分はどんな強いファイターでも、どんな舞台でも、世界一を目指して勝負したいので、また戻って来たいと思います」と話した。


第11試合 バンタム級 5分3R
×上田将勝(パラエストラ東京/2位、元修斗フェザー級(60kg)世界王者/61.50kg)
○ハファエル・シウバ(ブラジル/アストラ・ファイトチーム/6位、ベラトール2013年トーナメント優勝/61.40kg)
判定0-3 (福田28-29/梅木28-29/大藪28-29)

 上田は去年2月からパンクラスに上がり3連勝し、3月のGRANDSLAMの土肥潤戦を含め4連勝中。ハファエルは13年のベラトールの4人トーナメントを制し、14年にジョー・ウォーレンに判定負けした選手。3月大会でパンクラスに初参戦し、当時4位のコンボイ升水に1R肩固めで一本勝ちしている。



 1R、シウバがタックルでテイクダウンを先取すると、バックマウントを取り上田をコントロール。時折トップに戻りつつ、上田が返そうとしても耐えきる。上田が3分半過ぎに上になると、場内は拍手に包まれるが、これもシウバが足を効かせて返してバックを取り、寝技の巧さを今回も存分に発揮する。
 2Rも1分ほどでシウバがタックルでテイクダウンに成功。金網際で上田は立ち上がったり、バックを取られても1Rほど長くキープさせず上になったりと、抵抗を続けるが、シウバはしぶとく組み付き続け、主導権を譲らない。
 3R、シウバはカポエィラ技の側転蹴りを出して上に意識を向けさせた後、タックルを仕掛ける。これは切られて、上田が上になるが、攻めあぐねて立ち上がると、シウバが下からタックルを仕掛けて上に。トップキープできず、すぐスタンドに戻るが、その後も上田を押し込んで倒し、バックを奪う。だがこれはすぐ上田が返し上に。1分ほどトップキープしたものの、最後は立たれて倒され試合終了。
 トップキープの時間が長かったため上田がポイントを1つ取り返したが、2Rまでの失点を埋められず、シウバの判定勝ちに終わった。シウバは「次はタイトルマッチをやりたい」「ベルトが欲しい」とアピールした。


第10試合 女子フライ級 5分3R
○中井りん(パンクラス ヴィーナス/女子バンタム級王者/56.90kg)
×ライカ(TRIBE TOKYO M.M.A/56.95kg)※フリーから所属変更
3R 2'43" TKO (レフェリーストップ:グラウンドでの肘打ちの連打)

 中井は14年9月と今年3月にUFCに上がったが、いずれも判定負けで契約終了。パンクラスには14年5月以来の登場で、階級を落としての初戦になる。
 元プロボクシングOPBF東洋太平洋女子ライト級王者のライカは、MMAに転向後はTRIBE TOKYO M.M.Aを練習拠点としMMAは2勝3敗1無効試合。パンクラスには昨年7月に初参戦し、イタリアのズラブカ・ビタリーに判定2-1で勝利している。



 1R、スタンドでお見合い状態が続き、2分半で福田レフェリーが両者に消極的だと注意する。中井は右ロー、ライカは右フックを当て、中井がライカを金網に押し込んでから、首を抱えて振り回してからバックマウントになり、体を伸ばしてチョークを仕掛け、最後はパウンドを連打し先手を取る。
 2Rは開始すぐに中井が一発目のタックルで軽々と倒すと、ハーフ、サイド、上四方、トップと動き、また上四方を取ってと主導権をキープする。
 3Rも序盤から中井がタックルでライカを倒すと、バックを奪いチョークを狙い続ける。ワンサイドゲームとはいえ、階級を下げた影響は感じさせない動きで、最後はマウントに移行し、強烈な肘を連打してライカが顔をそむけたところでレフェリーがストップした。
 中井は「パンクラスは私のホームで、戻ってこられてうれしいです」と話し、今後もフライ級で戦うかというリングアナの質問にも「そのつもりです」と返答。最後は恒例の側転とバック宙のパフォーマンスで観客を楽しませた。


第9試合 フライ級 3分3R
○コンボイ升水(升水組/57.20kg)
×獅庵(パラエストラ大阪/56.85kg)
2R 0'41" TKO (レフェリーストップ:左アッパー→グラウンドパンチ)

 升水は3月大会で1年ぶりに復帰したが、ハファエル・シウバに1R肩固めで一本負け。体格差を痛感し、今回から階級を下げての試合となる。獅庵は昨年7月に初来日のリルデシ・リマ・ディアスに3Rチョークで負けて以来1年ぶりの試合。共にブラジリアンに煮え湯を飲まされての出直し戦となる。

 1R、両者ともスピーディに動きつつ、パンチを交錯させる展開。獅庵もパンチを当てているが、コンボイのヒットの方が上回り、ポイントを先取する。
 2R、劣勢の獅庵が左右の連打で勢いよく突進し、コンボイは先手を取られてしまうが、立て直すと、左ジャブのフェイントからそのままストレート気味にアッパーを獅庵の顎にヒット。ダウンした獅庵の上になり、そのままパウンドを連打したところで高本レフェリーがストップした。

 勝利者インタビューでコンボイは、獅庵の印象を聞かれ「関西のジャニーズJr」と答え、UFCファイトパス向けの米国人アナウンサーの英訳を戸惑わせると、「テイクダウンする作戦でしたが、獅庵選手、対策してて、顔もカッコいいしね。でもみんなの笑顔が見れて良かった」と試合を振り返り「あと、ペットのコジマ100周年、おめでとう」と、勤め先を称えた。


第8試合 ライト級 5分3R
○アキラ(フリー/1位/69.80kg)※久我山ラスカルジムから所属変更
×長岡弘樹(総合格闘技道場DOBUITA/3位/70.35kg)
判定3-0 (福田30-27/松宮30-27/荒牧30-27)

 アキラが五味隆典率いる久我山ラスカルジムから独立してフリーとなり、9ヶ月ぶりにパンクラスに出場。セコンドにはマモルがつく。長岡はパンクラス4連勝中だ。
 1R、アキラが長岡の2度のタックルを切り、1回目はバックに回り込む場面も。スタンドでの両者サウスポーでのパンチの打ち合いで被弾はするが、ヒット数では上回り、ポイントを先取する。
 2Rもアキラが左ジャブ、右フックを当ててやや優勢。1R同様に長岡のタックルを切り、蹴り足をつかんで倒し、終盤には左ボディ、左フックを当て主導権を維持する。3Rになってもアキラは動きを切らさず左右のパンチを的確に当て続け、タックルも切り優勢をキープし完勝した。だがアキラは「勝ったんですけどこんな試合してちゃダメですね」と倒しきれなかったことを反省した。


第7試合 女子ストロー級 5分3R
○朱里(ボスジム/元Krush女子王者/52.25kg)
×ニコーレ・カレアーリ [Nicolle Angelica Caliari](ブラジル/タイ・ブラジル/52.50kg)
判定3-0 (鶴和30-27/大藪30-27/松宮30-27)

 朱里はKrush王座を返上し、MMAに転向。4月24日のPANCRASE 277でMMAデビューし浅倉カンナに判定勝ちした。カレアーリは1996年11月4日生まれの19歳で身長160cm。MMAは昨年12月に1試合のみ経験し1R TKO勝ち。朱里と同じくMMA 2戦目だ。

 1R、カレアーリが左右のストレートの連打を決めるが、その後から朱里は圧力を強めると、右ストレートを当て、そのまま押し込みテイクダウン。その後何度か立たれるが、その都度朱里がテイクダウンを重ね、パウンドを時折当てて主導権を維持する。
 2Rもしばらくスタンドが続いた後、朱里が押し込んでテイクダウンに成功。ハーフから肩固めを狙いつつサイドに移行する。ポイントは取るが、まだ技量が足りず攻めあぐねてしまう。
 3Rも朱里が序盤から右ストレートを当てた後にテイクダウン。だが少し疲れが見え始め、立たれるとその後はテイクダウンできず。中盤過ぎに右フックを当てるが、終盤はカレアーリのほうがパンチと右ミドルで積極的に攻める状態になる。

 とはいえ朱里が3Rもポイントを取る状態なのは変わらず。30-27と3者がつける完勝。朱里は「(カレアーリは)凄くかわいくてうらやましいと思ったんですけど、打撃もパワフルで、そんな選手とできてうれしかったです」「2戦目勝てて、ホッとしているのが一番ですが、夢にまた一歩近づけたと思うので、それに向かってもっと強くなります」と宣言した。


第6試合 ウェルター級 3分3R
×有己空(パンクラスイズム横浜/6位、元ミドル級・ライトヘビー級・無差別級王者/76.35kg)※パンクラスismから所属変更
○高鍋明大(GUTSMAN/76.85kg)
判定0-3 (27-30/27-30/27-30)

 有己空は昨年11月に川口健次に1R KO勝ちしてから8か月ぶりの試合。対する高鍋はMMA 1勝1敗だが、12月の小倉大会では昨年のネオブラ優勝者・丸山数馬に完封勝ちしている。
 1R、開始すぐにサウスポーの高鍋が左ハイを当ててから有己空を下がらせると、首を抱えて膝を連打して倒し、背後からコントロールし続けながらパウンドを当て続け圧倒する。最近のUFCの傾向に沿えば10-8でもおかしくない展開だ。
 2Rも高鍋が有己空を倒し、立ってからも押し込んでコントロールして、再びグラウンドになるとバックへ。有己空は返して上になるが、攻撃を出せず自ら立ち上がり、スタンドでも攻撃が遅く、高鍋にかわされる状況が続く。
 3R、有己空がパンチを振ったところで高鍋がタックルを仕掛けてテイクダウンに成功。近藤は下からもがくが脱出できず、高鍋がパウンドを随所で当て続け主導権を維持。高鍋の完勝に終わり、ランキング入りを確実にした。


第5試合 ウェルター級 3分3R
○高木健太(リバーサルジム川口REDIPS/3位/77.55kg)
×手塚裕之(ハイブリッドレスリング山田道場/TGFC/77.20kg)
2R 0'25" TKO (ドクターストップ:鼻の負傷)

 高木は1月大会でビスラン・エトレシェフをパンチで追い詰めるも、逆転の一本負けをして以来の試合。手塚は3月大会で元UFCファイターのルイス・ドゥトラ相手にあわやKO勝ちという場面を何度も作ったが、判定で敗れている。高木も手塚もパンチの破壊力のある選手のため、激しい試合となりそうだ。
 1R、サウスポーの高木が、序盤から右フックを炸裂させ手塚はダウン。鼻血も出し、まぶたも腫れ苦しそうだ。中盤過ぎ、高木の左ハイをかわしてタックルで倒すと、アキレス腱固め、膝十字を狙うが、高木は防御して上からパウンドを落とし、ポイントを先取する。
 2R開始直後に手塚にドクターチェックが入り、再開したものの、パンチの打ち合いで高木が当て続けると再び出血が激しくなり、ドクターチェックが再び入ったところでストップ。高木が上位ランカーのポジションを守った。


第4試合 ライト級 3分3R
×冨樫健一郎(パラエストラ広島/8位/69.95kg)
○ジョン・パチスタ・ヨシムラ(ブラジル/TS GYM/70.50kg)
2R 2'12" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

 冨樫は昨年12月の小倉大会でウィル・チョープを下して4連勝と好調。1R、両者スタンドに構え、初参戦のヨシムラがコツコツと左右のローを当て続け主導権。冨樫は終盤にパンチが出るがまだ慎重だ。
 2Rもスタンドの攻防が続くと、冨樫が距離を詰めてきたところで、ヨシムラのパンチの3連打が炸裂し、冨樫がダウン。追い打ちのパウンドを連打したところでレフェリーがストップした。


第3試合 フェザー級 3分3R
○ガイ・デルモ(米国/GUTSMAN/9位/66.15kg)
×稲葉 聡(秋本道場jungle junction/66.05kg)
1R 1'40" ギブアップ (ツイスター)

 デルモは高谷裕之と牛久絢太郎に連敗し、稲葉も4月大会で中原由貴に敗れランキング入りを中原に許しており、両者とも踏ん張りどころの一戦となる。
 1R、稲葉がパンチを放ちながら詰めて来ると、デルモが片足タックルを仕掛けて倒し、すぐさまバックへ。バックマウントにはならず、両足で稲葉の片足をフックして捕まえると、肩固めに似た形で絞め上げるツイスター(グラウンドコブラ)を極めタップを奪った。


第2試合 バンタム級 3分3R
×ハルク大城(ボスジム/61.45kg)
○佐久間健太(パラエストラ柏/61.55kg)
2R 1'50" KO (右フック)

 初参戦の佐久間は修斗を主戦場にしMMA 10勝(4KO/1一本)3敗1分。修斗フェザー級(60kg)2012新人王で、一時は9戦無敗の快進撃を続け、14年4月、石橋圭太に一本負けし記録がストップした。現在29歳で、試合は14年9月に北原史寛に1R KO勝ちして以来1年半ぶりとなる。
 1R、大城がスイッチを多用しつつ、右ローをコツコツと当て続け主導権。2Rも大城が左右のパンチを随所で当ててやや優勢だったが、中盤過ぎに佐久間が頭を振りつt右ジャブを振るフェイントの後、右のオーバーハンドフックをクリーンヒットし大城をKO。大城は担架で運ばれた。


第1試合 フライ級 3分3R
○井島裕彰(GUTSMAN/56.8kg)
×上嶋佑紀(BRAVE/56.8kg)
判定3-0 (29-28/29-28/29-28)


第17試合 バンタム級 3分3R
×清水悠生(パラエストラTB)
○平岡将英(KRAZY BEE)
1R 1'14" KO (左フック)

第16試合 バンタム級 3分3R
○井関 遼(GRABAKA)
×宮川 峻(リバーサルジム東京スタンドアウト)※狸瑪猿シュン 改め
2R 2'32" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

第15試合 フライ級 3分3R
○川原玲郁(パンクラスイズム横浜)
×島袋 力 (CORE王子豊島)
判定3-0 (29-28/30-27/29-28)

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