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日沖発、日本復帰戦は95秒で快勝。矢地祐介&上田将勝、メキシコ勢に勝利:1.31 有明

PANCRASE 275
2016年1月31日(日) ディファ有明
 修斗・SRCの元王者でUFCを8戦経験するも2連続一本・KO負けで契約解除された日沖発。5年ぶりの日本での試合場に選んだのは、UFCと同じルール、UFCファイトパスでの中継効果で選手層がますます厚くなるパンクラスだ。日沖はメインで昨年のネオブラ優勝者の横山恭典と対戦し、95秒でチョークを極めタップアウト勝ち。試合後は涙を浮かべた。
  レポート&写真:久保与志


第11試合 メインイベント フェザー級 5分3R
○日沖 発(ALIVE/元SRC・TKO王者、元修斗ライト級(65kg)世界王者/66.2kg)
×横山恭典(KRAZY BEE/9位、ネオブラッドトーナメント2015同級優勝/65.8kg)
1R 1'35" チョークスリーパー

 日沖は昨年5月にUFCから契約解除され、この試合が再起の舞台として選択したパンクラスでの初戦となる。相手は昨年の新人王戦にあたるネオブラッドトーナメントの優勝者で、フェザー級に朴光哲、田村一聖、矢地祐介と大挙参戦しているKRAZY BEEの一員の横山だ。
 1R、横山が細かくステップを踏みながら右フックで飛び込んでいくが、日沖は脇を差して横山をケージに押し込むと、投げで鮮やかにテイクダウンを奪う。日沖がバックにつこうとすると、立ち上がろうとする横山だが、日沖はスタンドでもバックをキープし、細かいパンチを入れながらチョークを狙っていく。最初のチョークは何とかしのいだ横山だが、日沖が今度は逆の腕でクラッチを組んでチョークを仕掛ける。これが完全に極まり、最後は日沖が仰向けの状態にして体を伸ばしたところで横山がタップした。



 横山に何もさせず完勝した日沖は、マイクを向けられると「もうちょっと、2R以降まで削っていこうと思っていたんですけど、チャンスだったので極めにいきました」と試合を振り返り、落ち着いた様子で話す。だが初の一本負け(14年6月のチャールズ・オリベイラ戦)、初のKO負け(15年5月にダニエル・フッカー戦)を経ての日本での再起戦に期するものがあったのか、デカゴンを降りてセコンドと顔を合わせると感極まった様子で涙を浮かべていた。




第10試合 セミファイナル フェザー級 5分3R
○矢地祐介(KRAZY BEE/元PXC王者、元修斗ライト級(65kg)環太平洋王者/65.8kg)
×ロドルフォ・ルビオ [Rodolfo Rubio Perez](メキシコ/エントラムジム/65.55kg)
判定3-0 (30-27/30-27/30-27)

 1R、右リードを突きながら左ミドルを蹴る矢地に対し、ルビオは蹴り足をキャッチしてテイクダウンを狙うが、矢地がこらえる。ルビオはバックについて揺さぶりをかけるが、矢地は正対すると足をかけてテイクダウンを試みる。これはルビオが潰してカウンターでテイクダウンを奪うが、矢地はすぐに立ち上がると、ルビオのバックについてパンチを落としていく。ルビオがスイープして上を取り返すが、矢地は素早く立ち上がるとテイクダウンを奪い、肘とパンチを落とす展開でラウンドを終える。記者採点は10-9で矢地。
 2R、左インロー、ミドルで削っていく矢地。ルビオも右ハイを出すが矢地がかわし、矢地の左ミドルをダッキングでかわしてルビオがタックルにいくが、矢地が潰してバックにつく。矢地はバック、ハーフガードからパウンドを落としつつパスしてサイドについてアームロックに捕らえるが、ルビオが反転してこれを逃れる。矢地はアームロックを外されてもトップキープを保ち、パンチと肘を入れていく。記者採点は10-9、ここまでのトータルスコアは20-18で矢地。



 3R、ポイントでは苦しくなったルビオは大振りの右フック、バックスピンキックと大技を仕掛けると、その後にシングルレッグでテイクダウンを狙うが、ここも矢地がケージ際でクラッチを切りながら上手くバックに回りトップポジションをキープする。サイド、マウントも奪い強い肘、パンチを落としていく矢地。ルビオも意地を見せて一度はスイープするが、矢地はケージを背にして立つとテイクダウンを奪い、パンチと肘を落とし続けタイムアップ。記者採点は10-9、トータルスコア30-27で矢地。
 判定は3-0、3者共にフルマークで完勝した矢地だが、「この空気に耐えられないので、はやく帰りたい。相手が前回海外でベルト失った時と同じようなタイプだったので固くなっちゃった。(次の対戦相手は)こんなマニア向けの試合をして大きいことは言えないけど、強い奴とやりたい」とパンクラス初参戦での試合内容に納得していない様子だった。
 なお、この試合には、日本以外から招へいした外国人に勝った場合に上限30万円が支給される新制度「国際戦WINボーナス」が適用され、ファイトマネーや普通の一本・KO勝ち時に支給されるブレイブボーナス以外に、矢地には10万円が支給される。


第9試合 バンタム級 5分3R
○上田将勝(パラエストラ東京/1位、元修斗フェザー級(60kg)世界王者/61.55kg)
×ホゼ・アルディ [Jose Alday](メキシコ/トータルジム/エントラムジム/61.25kg)
3R 2'02" チョークスリーパー

 1R、上田が右リードを出しながらプレッシャーをかけていくが、アルディは上田のローに合わせて左フックをヒット。アルディは上田の蹴りに左フックを合わせつつ、右ストレートで飛び込んで返しの左をボディ、顔面に打ち分けパンチで攻勢に出る。上田は一度タックルを試みるも完全に距離を外され、アルディがパンチのコンビネーションから右ハイを見舞う。残り30秒でようやく距離を詰められた上田が、シングルレッグからテイクダウンを奪うが、時間が無くすぐにラウンド終了。記者採点は9-10でアルディ、オープンスコアは2者がアルディ、1者が上田につける。
 2R、アルディのリズムに慣れてきたか、上田はアルディの右ストレートをかわして左ミドルをヒットさせていく。これでアルディのフットワークが止まり始めると、上田は左ストレート、右フックもヒット。残り2分を切ったところでタックルを決めてテイクダウンを奪うと、サイドから上四方に移行してノースサウスの形になりかけるもセットアップまではいかず。記者採点は10-9で上田、オープンスコアも3者上田でポイントをイーブンに戻す。



 3R、上田が再三左ミドルをヒットさせると、飛び込んでの右フック、左ハイから左ストレートと有効打を重ねスタンドでも主導権を握る。上田はさらにアルディをケージ際に詰めて左ミドルを当てると、アルディのパンチにタックルを合わせてテイクダウン。バックに回るとチョークを極め、アルディが落ちたところでレフェリーが試合をストップ。上田が見事な一本勝ちで7戦全勝だったメキシコのプロスペクトを退けた。
 なお、矢地戦同様、上田の試合にも「国際戦WINボーナス」が適用され、20万円が支給される。




第8試合 バンタム級 5分3R
×瀧澤謙太(リバーサルジム東京スタンドアウト/8位/61.4kg)
○アラン“ヒロ”ヤマニハ(ブラジル/TS GYM/10位/61.45kg)
2R 3'43" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

 1R、独特のステップワークから左前蹴り、バックスピンキックと蹴り技を繰り出していく瀧澤だが、ヤマニハはガードを固めて前進すると、瀧澤が真っ直ぐ下がったタイミングで左フックで詰めて追撃の右ストレートもヒットさせる。ヤマニハはそこからタックルも狙っていくが瀧澤が切り、瀧澤が左テンカオをヒットさせてヤマニハをケージ際に後退させてパンチで追撃していく。記者採点は10-9で瀧澤、オープンスコアは3者共にヤマニハにつける。



 2R、ヤマニハが前に出て的確にパンチをヒットさせていくが、瀧澤の左膝を顔面にもらい、ぐらつきながらケージ際に後退。瀧澤は一気呵成にパンチでラッシュをかけ、ヤマニハはアームブロックで凌ぎつつ、コーナーから脱出するも、瀧澤が追いかけてさらに連打を浴びせる。攻勢をかけ続ける瀧澤だが、効果的にヒットしていた膝蹴りは出ずにパンチ一辺倒のラッシュに。ヤマニハはブロッキングで耐え続けてクリーンヒットはもらわず、連打でスタミナをロスした瀧澤の攻撃が止むとタックルから足をかけてテイクダウンを奪う。明らかにガス欠の瀧澤に立ち上がる余力は残っておらず、ヤマニハがバックについて強いパウンドを落とし、完全に体が伸びたところでレフェリーが試合をストップ。瀧澤の自滅に近い決着ではあったが、冷静なブロッキングでラッシュを耐え凌いだヤマニハが逆転のTKO勝ちを収めた。




第7試合 ウェルター級 5分3R
×高木健太(リバーサルジム川口REDIPS/2位/77.5kg)
○ビスラン・エトレシェフ [Bislan Etleshev](ロシア/エトレシェフチーム/ノースライオンチーム/77.4kg)
2R 3'40" チョークスリーパー

 1R、高木が左インローを蹴ると、エトレシェフはまともにもらってバランスを崩す。単発でフックを振るっていくエトレシェフだが、パンチは空を切り高木のローを幾度も被弾してしまう。エトレシェフがバックブローを狙ったところに高木が左フックを合わせ、エトレシェフがフラッシュダウン。高木はグラウンドには付き合わず、高木は左ローからパンチ詰めるが、エトレシェフが右フックから首相撲に捕まえての膝蹴りで反撃する。高木はパンチで距離を詰めると、下がりながらタックルにきたエトレシェフのボディに膝蹴りを突き刺す。残り時間僅かのところで高木が飛び膝を狙うが、かわしたエトレシェフがテイクダウンを奪う。エトレシェフは早くもスタミナをロスしたか呼吸が荒い。記者採点は10-9で高木、オープンスコアも3者高木を支持する。



 2R、単発ながら強打を放っていくエトレシェフに、高木も中々距離を詰めきれない。パンチをもらうと真っ直ぐ下がってしまうエトレシェフに、高木がテンカオで追撃するがローブローになり中断。再開後、パンチの応酬からエトレシェフがダブルレッグで豪快にテイクダウン。エトレシェフはマウントを奪うと、強烈な肘とパウンドを打ち降ろす。エトレシェフは高木が被弾を嫌って背中を見せるとチョークに捕らえ、これが極まってタップアウト。エトレシェフが逆転の一本で高木を下し、日露対抗戦はロシアの全勝となった。



第6試合 ミドル級 5分3R
×佐藤光留(パンクラスMISSION/84.05kg)
○セルゲイ・マルティノフ [Sergei Martynov](ロシア/Peresvet FT/ノースライオンチーム/83.35kg)
1R 2'03" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

 1R、佐藤がマルティノフのパンチをかいくぐって片足タックルに入るが、マルティノフはこれをこらえつつ強いパンチと肘を佐藤の顔面に落としていく。マルティノフの肘で佐藤が頭部をカットしてドクターチェックが入る。再開後、佐藤が再びタックルをしかけるが、マルティノフが潰してトップから重そうなパウンドを連打。佐藤は起死回生の膝十字をしかけ一瞬足が伸びるが、マルティノフが反転しながら何とか足を抜いて上になると、強烈なパウンドを連打。佐藤は身動きが出来ずにパンチを浴び続け、レフェリーが試合をストップした。




第5試合 ライト級 5分3R
×太田駿平(ピーズラボ世田谷/70.4kg)
○バイザット・ハトホフ [Bajzet Hathohu](ロシア/エトレシェフチーム/ノースライオンチーム/70.6kg)
1R 2'54" チョークスリーパー

 1R、ハトホフがシャープな右ストレート、ハイを見せ、右ストレートに合わせて太田がタックルに入る。ハトホフはこれを投げで切り返して上になりかけるが、こらえた太田がケージ際に押し込んでテイクダウンに成功。ハトホフは下から腕十字、オモプラッタと積極的にしかけて太田のバランスを崩すと、スタンドでバックに回りすかさずスリーパーの体勢に。これががっちりと極まり太田がタップ。ハトホフが一本勝ちで日露対抗戦の初戦を制した。


第4試合 バンタム級 3分3R
×神田T800周一(T-BLOOD/6位、2015年ネオブラッドトーナメント同級優勝/61.6kg)
○CORO(和術慧舟會TLIVE/61.35kg)
判定0-3 (27-30/27-30/28-29)

第3試合 フェザー級 3分3R
×川那子祐輔(秋本道場jungle junction/65.9kg)
○中原由貴(マッハ道場/65.85kg)
1R 1'15" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

第2試合 フライ級 3分3R
○井島裕彰(GUTSMAN/56.8kg)
×加藤直之(SPLASH/56.6kg)
判定3-0 (29-28/29-28/30-27)

第1試合 ライト級 3分3R
○林 源平(和術慧舟會Iggy Hands Gym/70.4kg)
×上田厚志(総合格闘術骨法烏合會 矢野卓見道場/70.5kg)
判定3-0 (29-28/29-28/29-28)

本戦1部 第2試合 ウェルター級 3分3R
○手塚裕之(山田道場/TGFC/76.25kg)
×川和 真(禅道会新宿道場/77.3kg)
1R 0'10" KO (パンチ)

本戦1部 第1試合 バンタム級 3分3R
○小宮稔大(パラエストラ八王子/61.2kg)
×狸瑪猿シュン(リバーサルジム東京スタンドアウト/61.5kg)
判定3-0 (30-27/30-27/30-27)

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