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冨樫健一郎、ウィル・チョープとの接戦制す。三浦広光、故郷でKO勝ち:12.20 福岡

PANCRASE 274
2015年12月20日(日) 福岡・西日本展示場
  記事提供:パンクラス


本戦2部


第7試合 メインイベント ライト級 5分3R
○冨樫健一郎(パラエストラ広島/8位、修斗ウェルター級(70.3kg)環太平洋4位)
×ウィル・チョープ(米国/ジャガンナート・ファイトクラブ)
判定2-1 (和田29-28/小菅29-28/大藪28-29)

 1R、まずチョープがローキック、ボディブローと攻めてくるが、ペースはゆっくり。冨樫はパンチを返す。パンチを打ち合うと冨樫が金網へ押し込み、持ち上げてテイクダウン。肩固めか?しかし極まらず、チョープは頭にヒジを連打。冨樫は相手を立たせずパンチを落とす。さらに両足パス、再度ポジションへ。抑え込んで首を取り、チョープに何もさせない。チョープは荒い息遣い。苦しむがゴングまで凌ぎ切る。ジャッジは三者10-9で冨樫。
 2R、チョープが既に消耗しているのがわかる。ローキックやパンチなど手数は出しているが、明らかにパワーが落ちている。冨樫は冷静に、近づき過ぎずチャンスを狙う。残り10秒で冨樫がフロントチョーク。これもチョープは耐える。ジャッジが二者10-9冨樫、1人が10-9チョープ。
 最終ラウンド。チョープのパンチをかわし、冨樫が金網へ押し込む。いったん離れ、パンチを打ち合う。チョープは組んで金網へ押し込むと、膝を打ち込み大きく投げる。しかし、冨樫はすぐに立つ。チョープはおぶさろうとするも、展開を作れない。チョープのパンチが当たっていない。冨樫は手数は少ないが当てている。チョープが前蹴りから組んで金網へ押したところで終了。判定は2−1で冨樫が勝利。

◆冨樫「スッキリ決められなかったが、メインなので勝ててよかった。相手は大きいけど、厚みがないなという感じで、身長が高くてもそれほど気にならなかった。頭にヒジを入れられたりして、効くまではいかないが、ちょっと痛い。楽勝ではなかった。ISAO選手がチョープ選手と闘う(今年8月)前、パラエストラ大阪に出稽古に来て、そのとき一緒に練習した。ISAO選手もテイクダウンをよく練習していたし、自分もテイクダウンを意識してやってきた。来年もパンクラスに上がる可能性もあると思う。タイミングを待ちたいです。」


第6試合 セミファイナル フライ級 5分3R
○古賀靖隆(Lotus世田谷/4位)
×清水俊一(宇留野道場/ハイブリッドファイター/7位)
3R 0'11" 負傷判定2-1 (梅木29-28/小菅28-29/大藪29-28)

 地元・福岡出身の古賀。ここ7戦負けなしだったが、今年10月に神酒龍一に判定負け。ぜひとも地元で勝ち、今年をしめくくりたいところだ。一方の清水は、10月に荻窪祐輔との対戦がノーコンテストとなり、スッキリとしたい。
 1R、お互い見て、ローキックからパンチで先に前に出たのは古賀だ。清水は組んで金網へ押す。投げて倒そうとするが、古賀が体を入れ替えて離れる。古賀が飛び込んでパンチ連打。組んで金網へ押す。さらに立って殴り、かぶさってボディブロー。古賀に力強さが戻って来た。清水が立つと、古賀は大きくパンチを振っていく。清水がタックルに入るが、古賀が上となって鉄槌。さらにサイドポジションに移行し、ガッチリ抑え込んで清水を逃がさない。清水は腕をかかえているが、古賀が抜いてパンチを落としたところでゴング。インターバル中も座らず立ったままセコンドのアドバイスに集中する古賀。ジャッジは三者とも10-9で古賀を支持。このペースを保てるか。
 2R。清水がタックルからテイクダウン。古賀は回って上になり、鉄槌を落とす。腕十字か?これは極まらず、離れて立つ。低い姿勢で古賀のパンチをかわした清水が足を取るが、古賀は戻してパンチで金網際へ追っていく。清水はタックルからバックを取るが、首は狙えず。顔にパンチ連打、さらにサイドポジションを取る。古賀はヒジ、鉄槌を落とす。清水は古賀を立たせない。ジャッジは三者10-9で清水。
 五分五分で迎えた3R。開始直後、古賀のローキックがローブローとなり試合が中断される。規定の5分を超えても清水が回復しないため、ここまでの裁定となる。判定は2−1で古賀が勝利したが、古賀はケージ上で土下座し清水に謝罪。いい試合だっただけに残念だ。ぜひ再戦を望みたい。

◆古賀「残念な感じになってしまった。今日は、応援に来てくれた人たちの入場チケットを東京に忘れてきてしまったが、北岡(悟)さんに教わった闘う心だけは持ってきた。北岡さんにずっと面倒を見ていただいて、いつも一緒に練習していただいて、その中で強い気持ちが出来てきた。技術だけでなく、気持ちの部分でも“しんどい時こそ弱気になるな”と教わった。チケットのことがあったので、せめて試合だけは魅せられるように頑張ろうと思ったが、こういう結果になって申し訳ない」


第5試合 ウェルター級 3分3R
○三浦広光(SAMURAI SWORD/RINGS/8位)
×中村勇太(T-Rex Jiu-Jitsu Academy)
2R 0'39" KO (スタンドパンチ)

 1R、お互いジャブでの滑り出し。元ボクサーの三浦はパンチを上下とも的確にヒットさせる。一方の中村はフェイントをかけながら重いパンチを当てる。ボディブローからパンチを打つ三浦を捉え、中村が首相撲から膝を打つ。離れると、三浦はプレッシャーをかけながらコンビネーションで攻める。
 2Rもパンチを出し合う両者。緊張感が漂う。中村がタックルから金網へ押すと、三浦がパンチ一閃。中村が大きく崩れ落ちた。
 三浦はマイクを持つと「3月か4月にウェルター級挑戦者の決定戦を、誰でもいいので組んでください」とアピールした。


第4試合 フライ級 3分3R
○上田将竜(緒方道場/9位)
×宮城友一(フィット&キックボクシングDrop!!)
判定3-0 (29-28/29-28/29-28)

 1R、ミドルキック、ジャブと打撃で出る上田。宮城はローで応戦するものの、中に入るタイミングをつかめない。上田が組みに行き金網に押し込むが、展開なくブレイク。終盤、上田がテイクダウンするもゴング。
 2Rも打撃で出る上田に対し、宮城は組んで金網へ。上田は膝を連打。入れ替えるが展開なくブレイク。上田が倒すと、宮城はすぐに立ち金網へ押す。膝を打ち合い終了。攻め気はあるが、攻め手がない上田、受ける一方の印象の宮城。
 3R、上田は下がりながら回る。ハイキック。宮城は上田のパンチで一瞬グラつく。宮城が金網へ押すと、上田は膝を打ち込み、倒そうとするがブレイク。その後も展開なく、組んだところで終了。判定は3-0で上田が勝利。

◆上田のマイク「応援ありがとうございました。気合いを入れましたが、しょっぱい試合をしてしまってすみません。3年前からずっと東京で闘って来て、いつか地元でやりたいと思っていた。福岡で皆さんにパンクラスを見せられて嬉しい。自分は福岡からプロ格闘家になるのを目標にしていたが、今はパンクラスのチャンピオンになるのが夢になった。来年は福岡にベルトを持って帰って来ます」

◆上田のコメント「石渡(伸太郎)さんに“12点”と言われた。確かに今日はそのくらいの内容だと思う。今年3月(VS古賀靖隆)、5月(VSリルデシ・リマ・ディアス)と連敗しているので、今日は何としてでも勝ちたかった。
 でも、地元開催でたくさんの人が見に来てくれて、勝ちたいと気負い過ぎて固くなってしまった。一本を狙っていたのでテイクダウンにもこだわり過ぎたと思う。来年に向けて、イチから作り直して、しっかり勝って、またベルトを狙えるところまでいきたい。パンクラスは選手層が厚くなってきているので、強い選手と闘えるのが楽しみで仕方ない」


第3試合 フライ級 3分3R
○ヤックル真吾(T-REX JIUJITSU ACADEMY/2015年ネオブラッドトーナメント・フライ級優勝)
×植木 新(宇留野道場/HF)
判定3-0 (30-27/30-27/30-27)

 1R、パンチで出て金網へ押す植木だが、ヤックルと次々に入れ替え合う。展開なくブレイク、打ち合って終了。
 2R、ヤックルがパンチからテイクダウン。ヒジを打ち込み、バックに乗る。植木は回り上に。しかしヤックルは立ち、金網へ押し込んで膝、ヒジ攻撃。ヤックルを応援する子供たちの声が会場に響く。再びブレイク、残り10秒打ち合って終了。
 最終ラウンド。植木は距離を取りながらパンチを振るう。ヤックルは組んで倒すが、植木も返す。さらにヤックルが返し、さらにマウント。さらにリバースし合い、残り10秒をパンチ連打したヤックルが判定勝利。子供たちの声援に応えた。


第2試合 ウェルター級 3分3R
×丸山数馬(nico mma dojo/2015年ネオブラッドトーナメント・ミドル級優勝)
○高鍋明大(GUTSMAN)
判定0-3 (27-30/27-30/27-30)

 1R、高鍋が飛び込んで行く。金網際で組みの攻防。丸山が金網へ押すと、高鍋は投げて上になり、サイドポジションを取る。落ちてくるパンチから脱出する丸山だが、高鍋は更にパンチで前に出て金網に押し込む。丸山が入れ替えて終了。
 2R、丸山がボディブローを入れると、高鍋はハイキックからタックル、テイクダウン。丸山はすぐ立つが、高鍋は金網へ押して再びテイクダウン、サイドポジションに移行するも、丸山は立って入れ替える。金網際の攻防の末、丸山が上になって終了。
 3R、丸山は跳び膝で撹乱。しかし高鍋は冷静に金網に詰め、ハーフマウントに。丸山を立たせない。スタンドになり、パンチで前に出た高鍋がキープしてゴング。全体に積極的に前に出た高鍋が判定勝ち。思い切りの良さが印象に残った。


第1試合 バンタム級 3分3R
×井関 遼(GRABAKA)
○TSUNE(リバーサルジム新宿Me,We)※恒村俊範 改め
判定0-3 (27-30/27-30/27-30)

 1R、積極的に打撃を出すTSUNEに対し、様子を見る井関。TSUNEは井関のパンチを受けながらテイクダウンを奪う。TSUNEは回って上体を起こし、ハーフマウントから殴って終了。
 2RもTSUNEがパンチで前に出る。今ひとつ勢いがない井関。TSUNEはかぶさって金網際で潰し、背中に乗りチョークスリーパー。これは決まらず、井関が金網へ押してゴング。
 3R。井関に力強さが感じられない。しかしパンチを打ち合うと、井関が金網際で上となる。TSUNEが蹴り上げて起き上がり、金網へ押し込む。井関はボディにパンチを打ち込むが、TSUNEは立って更に押し込む。TSUNEが投げて上になり、殴ったところでゴング。判定は3-0でTSUNE。井関は精彩を欠いたまま、盛り返せなかった。


IMMAFアマチュアルール 女子アトム級 3分3R
○濱田リカ(パンクラスヴィーナス)
×下牧瀬菜月(PersonalStyle)
2R 2'11" ギブアップ (チョークスリーパー)

本戦1部


第7試合 ライト級 3分3R
×三苫“キングコング”亮人(パラエストラ八王子)
○屋宮大亮(MMA Rangers GYM)
1R 1'45" TKO (レフェリーストップ)

第6試合 ウェルター級 3分3R
○上原広誉(ハイブリッドレスリング鹿児島)
×イケ“ザ ビースト”クリス(米国/reversaL Gym OKINAWA CROSS×LINE)
判定3-0 (29-28/29-28/29-28)

第5試合 フェザー級 3分3R
○BG(ERUPT)
×林 大陽(CAVE)
1R 1'36" KO (スタンドパンチ)

第4試合 フェザー級 3分3R
○渡辺紘司(緒方道場)
×藤崎航太(パンクラス大阪稲垣組)
2R 1'33" ギブアップ (チョークスリーパー)

第3試合 バンタム級 3分3R
○結城大樹(9's MMA)
×山口カケル(チームバナナ)
判定3-0 (29-28/29-28/29-28)

第2試合 フライ級 3分3R
○若松佑弥(TRIBE TOKYO M.M.A)
×濱松定司(ERUPT)
1R 0'40" TKO (レフェリーストップ)

第1試合 ライトフライ級 3分3R
×松尾 剛(ハイブリッドレスリング鹿児島)
○MAGISA(ゼロ戦クラブ水島支部)
判定0-3 (28-29/27-30/27-30)

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