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徳留一樹、北岡悟を4R KOしライト級王者に。UFC再出撃を宣言:11.1 有明

PANCRASE 271
2015年11月1日(日) ディファ有明
 DEEP王座を3度防衛した北岡悟と、UFC帰りの徳留一樹が、リングからケージに試合場が変わったパンクラスでライト級王座の争奪戦。徳留が得意の左ストレートで北岡を1Rから苦しめ、4Rに左ストレートからの鉄槌でKOすると「しっかりと防衛してリリースされたUFCに借りを返しに行きたい」とアピールした。砂辺光久は3階級制覇を達成した。
  レポート&写真:久保与志 (中継:UFCファイトパス

本戦2部



第13試合 メインイベント パンクラス第6代ライト級王座決定戦 5分5R
×北岡 悟(ロータス世田谷/1位、DEEP王者/70.3kg)
○徳留一樹(パラエストラ八王子/2位/70.1kg)
4R 1'24" KO (左ストレート→鉄槌)
※徳留が新王者に

 1R、踏み込みのフェイントからタックルを狙う北岡だが、徳留は間合いを外しつつ右ジャブを差していく。北岡は右ハイを狙うも、バランスを崩してスリップ。すぐに立ち上がるが、右フックに左ストレートを合わせられ前のめりにダウンを喫する。徳留が追撃のパウンドを浴びせると、一瞬北岡の意識が飛んでいるようにも見えたが、何とか回復するとガードで距離を潰して凌ぐ。北岡は一連の攻撃で左目尻をカット。徳留がガードから出て立ち上がると、北岡が右フックで詰めてタックルにいくも徳留はテイクダウンを許さない。記者採点は9-10、公開採点も3者共に9-10で徳留。



 2R、ドクターチェックが入るが再開され、北岡が左右のフックから強引に距離を縮めてタックルに入る。徳留が切りかけるが、北岡はケージ際まで押し込むと上から潰すようにしてテイクダウンを奪う。ガードから左手を枕にして右のパンチを入れていく北岡。立ち上がった徳留を北岡はシングルですぐにグラウンドに引き戻そうとするが、徳留は左手でスペースを作りながら右の縦肘を何度も北岡の側頭部に落としていく。北岡は肘ももらい続けてもシングルのクラッチを解かず、徳留が傷口を狙うように肘とパンチを入れていく。残り10秒足らずのところでようやく北岡がグラウンドに戻してラウンド終了。記者採点は10-9、公開採点は2者が10-9で北岡、1者は9-10で徳留につける。



 3R、2Rの肘で削られたか、北岡は前への圧力が弱まっている。徳留はタックルを外しつつ、北岡の動きが止まるタイミングに左ストレートをヒット。さらに北岡のカットした傷を狙うように右ハイをかすめると、ケージ際に追い込んでパンチの連打をまとめる。北岡は何とかケージ際から抜け出してタックルを狙うが、徳留が左アッパーを合わせてヒットさせる。北岡のシングルを切りながら右手一本でチョークを狙う徳留。ブレイクからスタンドに戻り、終了間際にまたも徳留が左ストレートをヒットさせる。記者採点は9-10、公開採点も3者共に徳留につける。



 4R、北岡が距離を詰めて左ストレートをヒット。徳留はショートレンジまで詰められると時折パンチを被弾してしまうが、自分の距離を取り直すと足の止まり始めた北岡に幾度も左ストレートを浴びせる。ダメージの見える北岡に、徳留がケージ際に追い込んで左ストレートを打ち抜き、北岡が崩れ落ちるようにダウン。徳留が左の鉄槌を連打し、北岡の動きが完全に止まったところでレフェリーが試合をストップした。




 劇的なKOで日本ライト級の頂上決戦を制した徳留は「北岡さんが相手ということで、今日のために死ぬほど練習してきたので良い試合が出来てよかった。しっかりと防衛して、リリースされたUFCに借りを返しに行きたい」とUFCへの再挑戦をマイクアピールした。試合後のインタビュースペースでは「北岡さんは自分が格闘技を始めた頃からずっとトップでやっていて、そういう人と、盛り上がっているパンクラスでベルトを賭けてやらせてもらえたのは、自分にとってめちゃめちゃプラスになるし、有難かった」と、北岡を相手にベルトを手にした喜びを噛み締めていた。


第12試合 セミファイナル パンクラス初代ストロー級(52.2kg)王座決定戦 5分5R
×阿部博之(ドラゴンテイルジム/1位/52.2kg)
○砂辺光久(reversaL Gym OKINAWA CROSS×LINE/2位、元ライトフライ級(54.4kg)&フライ級王者/51.9kg)
判定1-2 (荒牧48-47/松宮47-48/大藪47-48)
※砂辺が初代王者に

 1R、完全に待ちに徹する砂辺に対し、阿部は砂辺のカウンターを警戒しつつ、左右のフックを振るって距離を詰めテイクダウンの機会を伺う。砂辺はパンチと膝のフェイントに終始し、主だった攻撃は阿部が詰めてきた際に見せる膝蹴り程度。5Rの長丁場を見越してなのか、完全にこのラウンドのポイントを捨てた戦い方だ。阿部も手数はそれほど多くないが、前に出続けラウンド終盤にはタックルでテイクダウンも奪う。記者採点は10-9、オープンスコアも3者共に10-9で阿部。



 2Rも互いに手数が乏しく、神経戦のような距離の測り合いが続く。阿部がタックルからバックにつくと、砂辺はケージの支柱に頭をつけてバランスを保ってテイクダウンをディフェンスする。砂辺が上手くテイクダウンを防いでいたが、残り1分半を切ったところで引き倒すようにしてグラウンドに持ち込み、バックからパンチを入れてラウンドを終える。記者採点は10-9、オープンスコアも3者10-9で阿部につける。

 3R、2Rまでは待ちに徹していた砂辺だが、このラウンドに入るとじわじわと前に出て自らプレッシャーをかけ始める。阿部は片足タックルからバックにつくがテイクダウンには至らず、砂辺が膝蹴りとワンツーで阿部をケージ際まで追い込む。圧力に押され気味の阿部は下がりながらのタックルが多くなり、砂辺がタックルを切りながらパンチ、首相撲からの膝蹴りで攻勢に出る。記者採点は9-10で砂辺、オープンスコアは2者が砂辺、1者は阿部につける。



 4R、動きの落ちてきた阿部は攻撃が単発で、テイクダウンへの仕掛けも減ってしまう。砂辺も依然として手数には乏しいが、右ミドルを蹴って圧力をかけていく。阿部は蹴り足をキャッチしようとするが捕まえきれず、ラウンド終了間際に砂辺が膝蹴りとパンチで攻勢を印象づける。記者採点は9-10、オープンスコアも3者砂辺のラウンドにつける。



 2者イーブン、1者阿部が2ポイントリードで迎えたファイナルラウンド、互いに攻めに出ることが出来ずに見合いが続く中、阿部がタックルからバックにつくも砂辺が引き剥がしてテイクダウンは許さない。砂辺はタックルを牽制するように右のテンカオと左右のアッパーで阿部の上体を起こしつつ、右ストレート、ハイキックを狙っていく。砂辺のパンチで阿部は右目尻をカット。グラウンドに持ち込みたい阿部は残り時間わずかのところでタックルからバックに回り、後方に倒してようやくテイクダウンを奪うが、その後の展開は作れずにタイムアップ。記者採点は9-10、トータルスコア47-48で砂辺。判定は1-2のスプリットデシジョンで砂辺に軍配が上がり、初代ストロー級のベルトを手にして3階級制覇を達成した。



 薄氷を踏むような勝利で最軽量級の王者となった砂辺は「日本で一番軽い階級のチャンピオンになりました。もう一人、他の団体でそこで世界を名乗ってる奴がいるんだ。そいつと来年パンクラスでやりたい」と修斗フライ級(52kg)世界王者・内藤のび太へ、あくまでもパンクラスでの対戦をアピールした。


第11試合 フライ級 5分3R
×上田将竜(緒方道場/4位/57.0kg)
○リルデシ・リマ・ディアス(ブラジル/ナルダオンチーム/7位/56.1kg)
2R 4'28" チョークスリーパー

 1R、ディアスは開始早々に前蹴りから左ミドルで上田をケージ際に追い込むと、さらにバックスピンキックを見舞い、カポエィラ仕込みの蹴り技で会場を沸かせる。ディアスは手をつきながら足払いのようなバックスピンも見せるが、上田は冷静に距離を取って蹴りをかわすと、ケージ際で組みにきたディアスをアームロックでめくって上になる。上田は腕十字に切り替え、ディアスのクラッチが切れかかるが、ディアスは長い足で妨げ、何とかクラッチを保ったままラウンドを終える。記者採点は10-9、オープンスコアも3者10-9で上田。



 2R、かかと落しから右ハイを見せたディアスだが、上田がタックルに行くと、あっさりとテイクダウンを許す。ディアスが下からスペースを作って肘、パンチを入れようとするが、上田はディアスの手を押さえつつパンチを落としていく。上田がトップポジションを保ってパウンドを入れる展開が続くが、残り1分でディアスがリバースすると、マウントからパウンドを落とす。上田がこれを嫌ってバックを見せると、ディアスがチョークに捕らえ、ディアスの長い腕がガッチリと入り上田がタップ。グラウンドで脆さも見せたディアスだが、逆転の一本で上田を下すと「次はチャンピオンと戦いたい」と王座挑戦をアピールした。




第10試合 バンタム級 3分3R
○上田将勝 (パラエストラ東京/4位、元修斗フェザー級(60kg)世界王者/61.35kg)
×CORO(和術慧舟會TLIVE/61.35kg)
判定3-0 (30-27/30-27/30-27)

 ファビアーノ・シウバの欠場で、上田は急遽、COROとの日本人対決に変更され、試合時間も3分3Rに。試合は上田が1Rから左ミドルを中心にスタンドでペースを握りつつシングルレッグからテイクダウンに持ち込んでいくが、3分ということもあってサブミッションに持っていく前にラウンドが終わってしまう。3Rは早い段階でテイクダウンを奪い、そこからアームロック、バックについてチョークを狙うも、COROが耐え切って試合終了のゴング。記者採点は27-30で上田、判定も3者27-30をつける完封で上田が判定勝ちを収めた。


第9試合 バンタム級 3分3R
×馬場勇気(ロデオスタイル/61.35kg)
○ルイス・ベタオ・ノゲイラ(ブラジル/ヘノヴァソン・ファイトチーム/61.2kg)
1R 1'15" KO (バスター)

 1R、開始すぐに馬場が左ハイをかすめると、ノゲイラもすぐに強烈な右フックを返す。ノゲイラは組みつき、胴クラッチからリフトアップしてマットに叩きつけると、馬場は後頭部を強打したか失神。すぐにレフェリーが試合をストップし、ノゲイラが豪快なKO勝ちを収めた。


第8試合 ストロー級(52.2kg) 5分3R
×江泉卓哉(総合格闘技道場武門會/2位/51.5kg)
○室伏シンヤ(SUBMIT MMA/修斗フライ級(52.2kg)世界5位・元王者/52.55kg)
判定0-3 (27-30/27-30/27-30)

 1R、室伏が長いリーチを活かした左ジャブ、前蹴りで距離を制すると、そこから右ストレート、ミドルキックを当てていく。江泉はローとパンチで詰めようとするが、ジャブに阻まれて中に入れず、ラウンド終盤には首相撲から膝蹴りを顔面に叩き込んで室伏がダウンを奪う。記者採点は9-10で室伏。
 2R、江泉が左フックで飛び込むが、室伏はこれをかわすとバックに回ってテイクダウンの機会を伺う。一旦離れた室伏は右ストレートを当てて江泉をぐらつかせ、さらに右ミドルからシングルレッグでテイクダウンを奪う。室伏はパスしてサイドにつき、肘とパンチを落としていく。江泉が下からセンタク挟みをしかけると、上の室伏もセンタク挟みをしかけて切り返す。記者採点は9-10で室伏。
 3R、江泉が左右のフックで前進するも、室伏が右ストレートから片足タックルでテイクダウン。スタンドに戻り、少し疲れたか下がりながらのタックルが増えてきた室伏だが、いったん組みつくとグラウンドまで持ち込み、最後は江泉の下からのセンタク挟みを凌いでタイムアップ。記者採点は9-10、トータルスコア27-30で室伏。判定は0-3、3者共に27-30をつけるクリーンシートの完勝で室伏がパンクラス初戦を飾った。


第7試合 無差別級 3分3R
○有己空 (パンクラスism/ウェルター級5位、元ミドル級・ライトヘビー級・無差別級王者/77.85kg)
×川口健次(シューティングジム横浜/元修斗ライトヘビー級王者/76.65kg)
1R 1'53" KO (右フック)

 有己のセコンドには高橋義生、川口のセコンドには桜田直樹が就いたパンクラスと修斗のレジェンド対決。試合は川口が左フックと右ローで立ち上がりからしかけていくが、有己は攻撃を受け止め、川口をケージに押し込むとブレイクがかかる。再開後、有己の右フックがクリーンヒットし、川口がもんどり打って倒れるとすぐにレフェリーが試合を止めた。





第6試合 ウェルター級 3分3R
○三浦広光(SAMURAI SWORD/RINGS/元プロボクシング日本スーパーミドル級1位/77.0kg)
×KAZZ(GRABAKA/76.8kg)
3R 0'48" TKO (レフェリーストップ:肩の脱臼)

 ボクシング転向を経て、09年のWEC以来のMMA復帰戦となった三浦。セコンドには岡見勇信がつく。1Rは互いに出方を伺いながら、三浦が左ジャブ、フックとリードパンチから右ローも蹴っていく。KAZZもパンチから組みにいくが、三浦は差し合いにもしっかりと対応する。記者採点は10-9で三浦。
 2Rに入ると、KAZZも積極的にパンチを出し始め、打ち合いから右肘で三浦がバランスを崩す場面も。記者採点は9-10でKAZZ。
 3R、三浦はワンツーから右ローとパンチと蹴りのコンビネーションも出し始める。三浦が左フックをヒットさせ、KAZZがタックルに。三浦がこれを切ると、KAZZは左肩を負傷したかうずくまってしまい、三浦がパウンドを浴びせたところでレフェリーが試合をストップした。


第5試合 フライ級 3分3R
○仙三(FREEDOM@OZ/8位/57.05kg)
×藤井伸樹(ALLIANCE/バンタム級6位/56.75kg)
判定3-0 (29-28/29-28/29-28)

第4試合 フェザー級 3分3R
×田村彰敏(総合格闘技津田沼道場/7位、元修斗世界ライト級(65kg)王者/66.2kg)
○横山恭介 (KRAZY BEE/2015年ネオブラッドトーナメント同級優勝/65.55kg)
判定0-3 (28-29/28-29/28-29)

第3試合 バンタム級 3分3R
×合島大樹(GUTSMAN/10位/61.3kg)
○アラン“ヒロ”ヤマニハ(ブラジル/TS GYM/61.1kg)
判定1-2 (28-29/29-28/28-29)

第2試合 ライト級 3分3R
○網潤太郎(和術慧舟會AKZA/69.8kg)
×上田厚志(総合格闘術骨法烏合會矢野卓見道場/69.4kg)
判定3-0 (30-27/30-27/29-28)

第1試合 フェザー級 3分3R
×杉山和史(TURNING POINT MMA/ハイブリッドファイター/65.85kg)
○中原由貴(マッハ道場/65.90kg)
判定0-3 (27-30/27-30/27-30)

本戦1部(メインイベント後)


第19試合 ウェルター級 3分3R
×マンモス谷部(NATURAL9/77.15kg)
○手塚裕之(山田道場/TGFC/76.95kg)
1R 0'10" KO (スタンドパンチ)

第18試合 フェザー級 3分3R
×近藤孝太(HW山田道場/65.75kg)
○木村一成(蒼天塾/66.0kg)
2R 0'15" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

第17試合 バンタム級 3分3R
○河村泰博(和術慧舟會 AKZA/61.35kg)
×木暮 聡(リバーサルジム東京スタンドアウト/60.95kg)
1R 2'56" 腕ひしぎ十字固め

第16試合 バンタム級 3分3R
○山本哲也(SUBMIT MMA/61.25kg)
×飯嶋重樹(ALLIANCE/61.0kg)
1R 1'26 チョークスリーパー

第15試合 バンタム級 3分3R
×工藤修久(禅道会小金井道場/60.7kg)
○狸瑪猿シュン(リバーサルジム東京スタンドアウト/61.5kg)
判定0-3 (28-29/28-29/28-29)

第14試合 フライ級 3分3R
○島袋 力(CORE王子豊島/56.75kg)
×鮎田直人(CAVE/56.75kg)
判定3-0 (29-28/30-27/29-28)

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