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フェザー級・アンディ・メイン&ウェルター級・鈴木槙吾が新王者に:10.4 有明

PANCRASE 270
2015年10月4日(日) ディファ有明
 UFCファイトパスでの世界生中継がスタートした今大会のメインは、外国人同士によるタイトルマッチ。フェザー級1位のアンディ・メインは王者のナム・ファンを寝技で圧倒し、4Rに三角絞めでタップを奪うと、UFC参戦を熱望した。ウェルター級も鈴木槙吾が5月にKOした王者・レッツ豪太を返り討ちにし新王者が誕生した。
  レポート&写真:久保与志


第14試合 メインイベント フェザー級キング・オブ・パンクラス・タイトルマッチ 5分5R
×ナム・ファン(米国/パラエストラ八王子/王者/65.3kg)
○アンディ・メイン(米国/ピュアMMA/ハイブリッドファイター/1位/65.7kg)
4R 1'28" 三角絞め
※メインが新王者に

 1R、ナムがパンチでケージ際まで詰めるが、メインはタックルで組みつくと足をかけてテイクダウンを奪う。ナムが立ち上がるが、メインは足をフックしてスタンドでもバックをキープしながら肘とパンチを打ち込んでいく。その後もメインはバックからパンチと肘を入れ、時折リフトしてナムをマットに叩きつけるなど、ラウンド終了までバックを保つ。記者採点は9-10、オープンスコアも3者共にメインにつける。



 2R、頭を振りながら前に出てプレッシャーをかけるナムは、左右のフックから右ハイをかすめる。メインはテンカオで迎え撃ち、ナムが右ボディで詰めてくるとタックルにいきテイクダウンを奪う。ナムはすぐに立ち上がるが、残り30秒を切ったところでメインが再びテイクダウンに成功する。記者採点は9-10、オープンスコアも3者共にメイン。



 3R、ダッキングから右のボディショットをヒットするナム。メインは左ジャブと前蹴りで牽制しつつ、距離が詰まるとタックルに入り鮮やかにテイクダウンを奪う。メインは四の字ロックでしっかりとバックをキープすると、チョークを狙いながら強いパウンドを打ちこんでいく。ナムはチョークを警戒しながら何とか向き直ろうとするが、メインはそれを許さず、今度はナムをツイスターに捕らえる。記者採点は9-10、オープンスコアも3者メイン。ナムは全ラウンドポイントを奪われ、残り2RでKOもしくは一本を取るしかない苦しい状況に立たされる。
 4R、距離を詰めたナムが自らタックルに入るが、メインはこれを切ると投げでテイクダウンを奪い三角絞めをしかける。何とか凌ごうとするナムだが、メインは肘を打ち込みつつ、ナムの左腕を流して再度セットアップすると、完全に極まりナムが力尽きたようにタップ。メインが4R通してグラップリングでナムを圧倒し、フェザー級の新王者に輝いた。



 この日はパンクラスのUFCファイトパス初放送ということもあってか、メインは試合後のマイクではUFCへの出場をアピール。バックステージでは「パンクラスのベルトはフランク・シャムロックやジョシュ・バーネットといったレジェンドが巻いてきたベルトだから、獲得できてとても嬉しい」と王座戴冠の喜びを語った。


第13試合 セミファイナル ウェルター級キング・オブ・パンクラス・タイトルマッチ 5分5R
×レッツ豪太(総合格闘技道場コブラ会/王者/77.0kg)
○鈴木槙吾(ALLIANCE/1位/76.9kg)
2R 3'56" ギブアップ (チョークスリーパー)
※鈴木が新王者に



 1R、サウスポーから左ミドルを蹴るレッツに対し、鈴木が詰めて左フックをヒット。レッツはぐらつくが、タックルでテイクダウンしてピンチを凌ぐ。鈴木はすぐに立ち上がると、スタンドで右ストレートをヒット。レッツはサークリングして大きく距離を取り、鈴木が詰めようとすると走るようにして制空権から脱出する。ほとんど攻撃を出すことなく、双方の攻撃がまず当たらない位置までサークリングを繰り返すレッツの戦いぶりは、アウトボクシングと呼ぶのも憚られる。記者採点は9-10で鈴木、オープンスコアは2者がレッツ、1者が鈴木につける。



 2R、レッツはサークリングを続けながらも、鈴木が詰めてくると左ミドルとジャブを出していく。鈴木が左フックを振るうと、レッツが脇を差してテイクダウンを奪うが、鈴木は立ち上がりパンチを入れる。距離を取ろうとするレッツに、鈴木は右ミドルで足を止めてから右ストレートをヒット。効かされたレッツは背中を見せて走るように逃れようとするが、鈴木が追いかけてパンチを入れる。体勢を崩したレッツに鈴木が覆いかぶさるようにしてマウントを奪うと、パウンドの連打を浴びせ、嫌がって背中を見せたレッツをチョークに捕らえてレッツがタップ。鈴木が会心の一本勝ちで王者を下し、ウェルター級の新チャンピオンとなった。




第12試合 フェザー級 5分3R
×ガイ・デルモ(米国/GUTSMAN/5位/66.1kg)
○牛久絢太郎(和術慧舟會TLIVE/9位/66.0kg)
2R 0'34" TKO (レフェリーストップ:左膝の負傷)

 1R、左ミドル、右ローと蹴りを出していく牛久に対し、デルモはパンチからケージに押し込んでテイクダウンを狙っていく。牛久がテイクダウンを凌いでブレイクがかかると、中間距離から飛び膝蹴りをヒット。ぐらついたデルモにパンチを入れ、デルモがタックルにいくと、これをかわして上になってパウンドを入れる。記者採点は9-10で牛久、オープンスコアは2者がデルモ、1者が牛久。



 2R、牛久がパンチをヒットさせると、虚を突くようにタックルでテイクダウンを狙う。デルモはタックルをこらえようとした際に足を痛めたか、テイクダウンを許すと絶叫しながら左膝を押さえる。すぐにレフェリーが試合をストップし、アクシデント的な決着ではあったが牛久がタイミングの良いタックルで負傷を誘い勝利した。


第11試合 ライト級 5分3R
○アキラ(久我山ラスカルジム/3位/69.8kg)
×ジョシュ・スミス(米国/サブファイター/69.9kg)
判定3-0 (29-28/29-28/29-28)

 1R、長いリーチから前蹴り、テンカオを出していくスミス。蹴りに阻まれてアキラが中々入っていけないところを、右のスーパーマンパンチで奇襲しフラッシュダウンを奪い、さらに膝蹴りで追撃する。アキラは右フックから押し込んでパンチをまとめるが、スミスも蹴りのフェイントから再び右オーバーハンドをヒット。アキラがフックで飛び込んで来ると鋭い膝蹴りで迎撃する。記者採点は9-10でスミス。オープンスコアも3者共にスミス。
 2R、アキラが右フックからスミスをケージ際に押し込むと、スミスの膝蹴りをキャッチしてバランスを崩しにいくが、スミスは体勢を保ちながら左フックをヒットさせる。アキラがパンチからダブルレッグでテイクダウンに成功。スミスは下から腕十字を狙いつつ、アキラに蹴り上げをヒットさせる。足を効かされてガードからパウンドを落とせないアキラが、体を起こしてパンチを入れようとするが、またもスミスが蹴り上げをヒットさせる。アキラが離れてスミスが立ち上がり、スタンドでアキラが左右のフックからケージに押し込んでいく。記者採点は9-10でスミス、オープンスコアは3者共にアキラ。



 3R、アキラがパンチで前に出て押し込んでいくと、スミスも右フックで応戦して激しい打ち合いに、スミスがパンチをヒットさせて押し返し、流れに乗ってタックルでテイクダウンにいくが、アキラが潰してトップをキープする。スミスはケージを蹴って立ち上がろうとするが、アキラはしっかりと押させこみ、左手でパンチと肘を入れていく。アキラは最後まで立ち上がる機会を与えずに肘を落とし続けてタイムアップ。記者採点は10-9でアキラ、トータルスコアは28-29でスミス。判定は3-0、2Rからテイクダウンの攻防で優勢に試合を進めたアキラが僅差の判定をものにした。


第10試合 ライト級 5分3R
○石川英司(GRABAKA/70.6kg)
×ドミニク・ロビンソン(米国/ゴーン・スクアッド/70.6kg)
判定2-1 (30-27/28-29/30-27)

 1R、石川が左ミドル、スーパーマンパンチからタックルでロビンソンをケージに押し込む。ロビンソンはテイクダウンは許さず、細かいパンチ出す。互いに体を入れ替えて押し込むケージ際の攻防が続き、石川は細かくクラッチを組みなおしてタックルにいくがテイクダウンは奪えない。



 2Rも石川がケージに押し込む展開が続き、リフトアップして投げる場面もあったが、完全なテイクダウンには至らず。3Rも同様に石川が押し込み、ロビンソンが細かいパンチ、膝を返す展開に終始して試合終了のゴング。記者採点は1、2Rが石川、3Rはロビンソンで29-28で石川。判定は2-1のスプリットと割れたが、石川が勝利した。


第9試合 バンタム級 5分3R
○ビクター・ヘンリー(米国/CSW/ハイブリッドファイター/3位/61.4kg)
×福島秀和(BL0WS/5位/61.2kg)
1R 4'32" ギブアップ (フロントチョークスリーパー)

 1R、ヘンリーが右ローを蹴るが福島はバックステップでスカす。ヘンリーの左ミドルの蹴り足が流れてローブローに。再開後、福島が右ストレートで飛び込むと、ヘンリーは左ミドルをリターン。さらにタックルから素早くバックにつき、グラウンドに持ち込んでフロントチョークをしかける。福島は何とか頭を抜いて逃れるが、立ち上がろうとしたところを再びフロントチョークに捕まり、今度はがっちりと極まって福島がタップ。ヘンリーが見事な一本勝ちを収めると、王者・石渡伸太郎に勝利しているジョナサン・ブルッキンズとの対戦をアピールした。




第8試合 女子バンタム級 3分3R
○コリーン・シュナイダー [Colleen Schneider] (米国/CSW/ハイブリッドファイター/61.5kg)
×ブリアナ・フィソリ [Bryanna "PinkRanger" Fissori](米国/UFCジムBJペン/61.3kg)
判定2-1 (29-28/28-29/29-28)

 1R、シュナイダーは右ストレートを出しながら、スイッチして左ハイ、ミドルを狙っていく。フィソリはミドルをキャッチしてテイクダウンを試みるが、シュナイダーがこらえ、フィソリをケージに押し込んで細かい膝を入れる。記者採点は10-9、オープンスコアも3者シュナイダー。
 2R、シュナイダーが左ハイをヒットさせるが、フィソリは蹴り足を掴んでテイクダウンに成功する。シュナイダーは足関節をしかけるも、これでかえってポジションを悪くしてパウンドをもらってしまう。フィソリはチョークを狙いつつ、パンチを入れ続けてラウンドを終える。記者採点は9-10、オープンスコアも3者フィソリでイーブンに。



 3R、フィソリはパンチから組みにいくが、シュナイダーが距離を取りながら右ストレート、ミドルをヒットさせる。シュナイダーは組みにくるフィソリを金網に押し付けて細かい膝を入れ、残り時間僅かのところでフィソリがようやくテイクダウンを奪うも、すぐに試合終了のゴング。記者採点は10-9、トータルスコア29-28でシュナイダー。判定は2-1と割れたが、スタンドで優位に試合を進めたシュナイダーがかろうじて勝利した。


第7試合 フライ級 5分3R
×古賀靖隆(LOTUS世田谷/2位/56.9kg)
○神酒龍一(CAVE/元修斗世界バンタム級(56.7kg)王者・現4位/56.8kg)
判定0-3 (28-29/28-29/28-29)

 1R、古賀がワンツーからタックルで押し込んでテイクダウンを狙っていくが、神酒はこれを切り、離れると左フックを浅くヒット。古賀は動きを止めずにパンチからタックルを繰り返してテイクダウンを狙い続けるが、神酒はタックルを切りつつ離れ際に左ハイを狙っていく。記者採点は9-10、オープンスコアも3者神酒につける。
 2R、パンチで詰めてきた古賀に、神酒がカウンター気味にシングルレッグでテイクダウンしかけるが、古賀はすぐに立つと神酒の左ローにタックルを合わせてテイクダウンを奪う。神酒もすぐに立ち、古賀がワンツーから膝蹴りをヒットさせて神酒がバランスを崩す。追撃にいく古賀だがすぐに神酒が立ってスタンドに。古賀は何度もワンツーからタックルをしかけ神酒をケージ際まで押し込んでいく。古賀はテイクダウンには至っていないが、ケージワークでは完全に神酒を上回っている。記者採点は10-9で、オープンスコアも3者古賀で、スコアはイーブンとなり最終Rへ。



 3R、打撃の攻防から神酒が片足タックルをしかけるが、組みになると古賀が神酒を金網に押し込んでいく。パンチからのタックルで押し込んでいく古賀に、神酒はテイクダウンを防ぎながら左ハイを狙っていく。神酒は右ストレートを狙いつつ、古賀が詰めてくると先にタックルをしかける。相手からタックルをしかける展開を作られ、古賀は優位に進めていたケージの攻防に持ち込めなくなる。神酒はすぐに立ち上がられるものの、何度かテイクダウンに成功して試合終了のゴング。記者採点は9-10、トータルスコア28-29で神酒。判定は0-3、神酒が競り合いを制して僅差の判定勝ちを収めた。


第6試合 ウェルター級 5分3R
○村山暁洋(GUTSMAN/2位/77.0kg)
×窪田幸生(坂口道場 一族/7位/76.7kg)
判定3-0 (30-27/30-27/30-27)

 村山が1Rから窪田のパンチを外しつつ左ジャブをヒットさせて主導権を握る。村山は徐々に右ミドル、右ストレートなどもヒットさせて窪田を削り、3Rにはテイクダウンからバックを奪ってパウンドを浴びせクリーンシートの判定で勝利した。


第5試合 フライ級 5分3R
―荻窪祐輔(K-PLACE埼玉格闘技道場/5位/56.9kg)
―清水俊一(宇留野道場/ハイブリッドファイター/7位/56.6kg)
ノーコンテスト
※当初、清水の判定0-3 (28-29/28-29/28-29)での勝ちだったが裁定が変更された。3R序盤に清水が反則のサッカーボールキックを当てたが、田中竜一レフェリーが注意せず続行し、試合結果に影響を及ぼしたと判断されたため。(説明記事)


第4試合 バンタム級 3分3R
×CORO(和術慧舟會TLIVE/9位/61.2kg)
○瀧澤謙太(リバーサルジム東京スタンドアウト/61.4kg)
2R 2'59" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)


第3試合 バンタム級 3分3R
×なおKING(OOTA DOJO/8位/61.0kg)※COREから所属変更
○神田T800周一(T-BLOOD/2015年ネオブラッドトーナメント同級優勝/61.6kg)
1R 2'22" KO (左ハイキック)


第2試合 ストロー級 3分3R
─北方大地(パンクラス大阪稲垣組/53.7kg)
─リトル(GUTSMAN/52.4kg)
ノーコテンスト
※北方が1.1kgオーバー。リトルが勝利した場合のみ公式記録となる。3Rに北方が肩固めで一本を奪ったが公式記録はノーコンテストに。

第1試合 ライト級 3分3R
○太田駿平(P's LAB 世田谷/70.5kg)※ドン・キホーテから所属変更
×林 源平(和術慧舟會Iggy Hands Gym/70.5kg)※HEATから所属変更
判定3-0 (30-27/29-28/29-28)

メインイベント後


第21試合 フェザー級 3分3R
○渡慶次幸平(P's LAB 吉祥寺/66.2kg)
×林 大陽(CAVE/66.0kg)
1R 2'05" TKO (パンチ)

第20試合 バンタム級 3分3R
○小宮稔大(パラエストラ八王子/60.9kg)
×清水悠生(パラエストラTB/61.1kg)※パラエストラ葛西はTBに名称変更
1R 0'35" TKO (パンチ)

第19試合 バンタム級 3分3R
○村田康大(パラエストラTB/60.9kg)
×大橋悠一(P's LAB 大泉/61.4kg)
判定3-0 (30-29/30-2/30-29)

第18試合 バンタム級 3分3R
×田中千久(パラエストラ八王子/61.2kg)
○論田愛空隆(心技館/60.9kg)
2R 2'45" ギブアップ (チョークスリーパー)

第17試合 フライ級 3分3R
○上嶋祐紀(Brave/56.6kg)
×中村龍之(LOTUS世田谷/56.8kg)
判定2-1 (28-29/29-28/29-28)

第16試合 フライ級 3分3R
×小林 優(P's LAB 吉祥寺/56.8kg)
○渋谷和樹(NEXUSENSE/56.6kg)
判定0-3 (28-29/28-29/27-30)

第15試合 ストロー級 3分3R
×田丸慶介(宇留野道場/ハイブリッドファイター/52.3kg)
○児玉勇也(トイカツ道場/52.5kg)
判定0-3 (27-30/27-30/27-30)

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