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石渡伸太郎、UFC TUF優勝者に判定負け。田村彰敏、メインにTKO負け:11.2 有明

PANCRASE 262
2014年11月2日(日) ディファ有明
 バンタム級王者の石渡伸太郎はUFCの選手発掘番組TUFで優勝経験のあるジョナサン・ブルッキンズと対戦も、執拗なタックルに手を焼き、3Rにはチョークを極められ判定負け。UFC参戦を目指していたが連勝が3で止まり「何も考えられないですね」と肩を落とした。元修斗世界王者の田村彰敏はライト級から階級を落としてきたアンディ・メインに2R TKO負けを喫した。
  レポート&写真:井原芳徳


第13試合 メインイベント バンタム級 5分3R
×石渡伸太郎(CAVE/パンクラス王者)
○ジョナサン・ブルッキンズ(米国/グレイシーバッハ・オーランド/UFC TUFシーズン12優勝)
判定0-3 (荒牧28-29/マッキン27-30/大薮28-29)

 初来日のブルッキンズはUFCの選手発掘番組「ジ・アルティメット・ファイター(TUF)」シーズン12(2010年放送)ライト級優勝者で、UFCではフェザー級で参戦し4戦1勝3敗。UFCで2012年12月にダスティン・ポワリエに敗れた試合を最後に休業し、インドに1年移住しヨガの修行をしていたが、今年に入り米国南部のレガシーFCで復帰。体重が落ち、128ポンド(58kg)の試合で一本勝ちしたが、8月29日のバンタム級の試合では判定負けしている。MMA戦績21戦14勝(3KO/9一本)7敗で、2008年のWECでは3R TKO負けだがジョゼ・アルドと対戦した経験がある。公開練習では日本が好きだとアピールし、パンクラスのベルト取りにも意欲を示し、モチベーションは高い。
 石渡は5月大会でトレバー・ワードに1R TKO勝ちして以来半年ぶりの試合。もし勝てば4連勝となり、念願のUFC参戦にも大きく近づく。石渡は今回の相手がTUF優勝者で、9月のUFC日本大会で日本勢が活躍したことを意識し「世界的に自分のレベルがどれくらいかを試される試合になる」と話していた。



 1R、両者サウスポーに構え、石渡は右フックを振るうが、ブルッキンズの懐が深く、あと一歩踏み込めない。最初のブルッキンズの片足タックルは防御したが、いったん逃げた後のタックルで倒され下に。石渡は金網に背中をつけて座った状態でこらえ、肘を当てようとするが、うまく振るうことができない。なんとか脱出したが、パンチか肘で左目の下を腫らしドクターチェックを受ける。再開後にはブルッキンズのジャブが右目に入り再びドクターチェック。終盤のタックル合戦でお互いに倒しあうが、上のキープは短く、中盤に長時間キープしたブルッキンズがポイントを取るラウンドに。
 2R、石渡が右のインローを連打するが、ブルッキンズの片足タックルでまたも尻餅をついてしまう。一旦立ったがすぐ倒され下に。金網を背中にして座る時間が長い。終盤に立ち上がり右ストレートを当てるものの、劣勢を跳ね返すほどではなく、このラウンドもブルッキンズにポイントを取られる。



 3Rも同様にブルッキンズにタックルから押し込まれるが、石渡はスタンド状態からのアームバーの奇襲を仕掛け反撃に出る。だがそのまま倒れこむとバックを奪われ、ブルッキンズにチョークを極められピンチに。タップに見える腕の動きをしたため、ブルッキンズは「He tapped!」と叫んだが試合続行。その隙に石渡は脱出し、上になってパウンドを落とし反撃。ブルッキンズは脱出すると再びタックルを仕掛けるが石渡は切りレフェリーがブレイク。石渡は残りの力を振り絞ってパンチのラッシュでブルッキンズを下がらせるが、終了のゴングが鳴る。3Rは石渡がジャッジ2者からポイントを獲得したものの、これまでの失点を埋められず判定負け。石渡は呆然とした表情でケージを後にした。



◆石渡「(今、率直に、終わってどんな感想ですか?)何も考えられないですね。
(1Rから振り返って、内容に関していかがですか?)テイクダウンされちゃいますね。
(そこからなかなか抜け出せない展開で?)そうですね。取られてるってイメージが無かったですね。
(ポイント的に?)はい。多分客観的に見たら取られてるんでしょう。
(目の腫れ具合やサミングの影響は?)そんなのは関係ないですね。
(3Rはアームロックで形勢逆転を狙う感じでしたが、極まり具合は?)クラッチ組めなかったんでダメでした。
(チョークを取られましたが状態は?)全然大丈夫でした。でも上を取り返すのが時間がかかって。あの展開得意なんですけど、足が絡みついて。
(結果はまだ受け止めきれない?)ちょっとよくわかんないですね。
(身長差があってやり辛かったですか?)もちろんそれはあるんでしょうけど…、なんで負けたんだろうって思いますね」


第12試合 セミファイナル フェザー級 5分3R
×田村彰敏(総合格闘技津田沼道場/5位、元修斗世界ライト級(65kg)王者)
○アンディ・メイン(米国/Pure MMA/Hybrid Fighter/ライト級5位)
2R 4'34" TKO (レフェリーストップ:マウントパンチ)

 田村は5月大会の宮路智之戦での勝利に続くパンクラス2戦目。2団体制覇に向け本格的な相手との試合だ。メインはライト級時代にABを下し、アキラとは引き分けており、今回からフェザー級に落とすが、既にアメリカではフェザー級での試合を経験しているという。



 1R、サウスポーのメインに対し、田村は右のインロー、ミドルを連打。だが終盤、蹴りを連打していると、メインに金網に詰められてテイクダウンを許す。するとメインは素早くバックに回り込み、両足で田村の胴をガッチリとロックしながらパウンドを連打し先手を取る。
 2Rも田村が右の蹴りを連打し、右のスーパーマンパンチの奇襲も見せるが、メインはひるまず。逆に田村を金網際まで下がらせると、左のボディストレートと左の顔面へのストレートの連打でダウンを奪取。田村の苦し紛れのタックルを潰して、金網に押し込んだ後にテイクダウンを奪うと、ハーフからマウントへスルリと移行し、パウンドの雨を降らせて試合を終わらせた。




第11試合 フェザー級 3分3R
○ハルク大城(ボスジム/7位、2013年ネオブラッド同級優勝)
×中村晃司(パンクラス大阪稲垣組)
判定3-0 (30-27/29-28/30-27)

 ライト級元ランカーの中村もメイン同様にフェザー級に落としての初戦。1R、オーソドックスの大城、サウスポーの中村のスタンドの攻防が続き、互いにロー、ハイの応酬。終盤に大城がタックルで1テイクダウンを取り好印象を残す。2Rも大城が再三中村を金網に押し込んでテイクダウンを狙っては、離れ際に右肘を当てたりと優勢。終盤に中村が足を掛けて大城を倒すが、すぐ大城はスタンドに戻す。
 3Rも大城がパンチからの右ハイを当てたり、何度も押し込んだりと優勢。右目の下をカットしたもの、最後も1テイクダウンを奪い完勝し、2014年を2勝1分無敗で終えた。


第10試合 ウェルター級 3分3R
○佐藤洋一郎(グレイシーバッハ東京/3位)
×草・MAX(TEAM CLIMB)
3R 2'16" ギブアップ (チョークスリーパー)

 1R、サウスポーの草が左ミドル、ハイ、ローといった蹴りを駆使するが、終盤に佐藤が草のパンチのタイミングでタックルでテイクダウンを決める。打撃では草、テイクダウンでは佐藤という、評価の難しいラウンドに。
 だが2Rは佐藤が終始優勢。パンチの連打で草を下がらせた後、苦し紛れの草のタックルを潰して上に。一旦立たれた後もすぐグラウンドに戻し、バックからチョークを狙うなど攻勢を維持する。3Rは序盤から草のパンチをかわしてあっさりとテイクダウンを奪うと、バックでコントロールしながらチョークを極めタップアウト。3月の横浜文体大会で石川英司をパウンドで下して以来の試合も快勝し、王座挑戦に一歩近づいた。


第9試合 対DEEP3VS.3 大将戦 スーパーフライ級(56.7kg) 5分3R
○安永有希(東京イエローマンズ/3位)
×加藤直之(SPLASH)
判定3-0 (福田30-27/富山30-27/マッキン29-28)

 安永はタイトル挑戦経験もある実力者で、5月の有明大会で北方大地に判定2-1で勝利している。DEEPが送り込む加藤は現在30歳で、2014年は無敗の2連勝中だ。
 1R、安永は広いケージの中を前後左右に大きくステップしつつ、時折タックルで飛び込みテイクダウン。このパターンを2度繰り返し、ポイントを取る。2Rも同様に3度テイクダウンを奪うが、加藤もその都度立ち上がりその先の攻めを許さず。終盤にはスピードの落ちてきた安永から逆にテイクダウンを奪い、一瞬マウントになってパウンドを連打し反撃する。だが加藤にポイントをつけたのは米国でのジャッジ経験のあるマッキン氏だけだった。だが安永は3Rはペースを取り戻し挽回。何度もタックルでテイクダウンを奪い、終盤にはバックを取りに行った状態で終了。ポイントを突き離し勝利した。


第8試合 対DEEP3VS.3 中堅戦 フェザー級 5分3R
○稲葉 聡(秋本道場jungle junction)
×梅田恒介(R-BLOOD)
判定3-0 (29-28/30-27/29-28)

 稲葉は今年2連勝中と好調。梅田は2004年から10年間DEEPに出場し続ける42歳のベテラン。1R、稲葉が梅田をスタンドでは右アッパー、左フックで苦しめ、再三金網に押し込んで終盤にはテイクダウンを奪って攻勢。2Rも再三押し込みテイクダウンを奪い、梅田に金網に背中をつけさせてパウンドと肘を落とし、ここまでの2ポイントを取る。
 3R序盤、右フックで梅田をひるませた後にバックを取りに行くが、不完全な状態になり、金網に押し込み続けブレイク。中盤は梅田がテイクダウンを奪い返すが、金網際でサイドをキープしたままその先の攻撃につなげることができず、最後は立って金網に押し込んだ状態で試合終了。稲葉が逃げ切る形で判定勝ちした。


第7試合 対DEEP3VS.3 先鋒戦 ミドル級 3分3R
×ボブ・アームストロング(ニュージーランド/ALIVE)
○辰巳豪人(フリー)
判定0-3 (26-30/27-30/27-30)

 アームストロングはパンクラスのBayside fightで昨年大みそかにプロデビューし3戦3勝(3KO)の26歳。4月のIGFで鈴川真一をKOした選手で、パンクラス本戦は今回初登場だ。辰巳はDEEPで金原弘光、長井憲治、ルーク・モリに勝ったことがある29歳で、セコンドには岡見勇信がつく。
 試合は経験で勝る辰巳が主導権。1R、序盤からサバ折りで倒すと、ハーフをキープして終盤にマウントを奪い、パウンドの連打でストップ寸前まで追い詰める。2Rもアームストロングの右ローに合わせて組んで上になり、序盤からマウントへ。ブリッジで返され、終盤にパウンドをもらうが、最小限のヒットに留める。3Rも序盤は雄たけびを上げるアームストロングのパンチをもらってしまうが、中盤以降はグラウンドでサイドを奪うなどコントロールを続け完勝した。


第6試合 ライト級 3分3R
×クリスMAN(パラエストラ八王子)
○山崎悠輝(パンクラス大阪稲垣組)
判定0-3 (27-30/27-30/27-30)

 22歳の山崎は東京初登場。7月の大阪大会で修斗新人王の実績もある里本一也に判定勝ちしている。1Rからクリスを押し込んでからのテイクダウンで先手を取り、2Rもテイクダウンを奪い続け、終盤にはオンブの状態からチョークを狙ってチャンスを作る。3Rも同様に度々テイクダウンを奪い、最後はアームロックにトライして試合終了。今後に期待できる完勝だった。


第5試合 ライト級 3分3R
○長岡弘樹(総合格闘技道場DOBUITA)
×佐野哲也(和術慧舟會駿河道場)
判定3-0 (30-27/30-27/30-27)

 34歳のベテラン長岡は1年ぶりの試合。1R、終盤のテイクダウンはすぐ立たれるも、佐野を金網に押し込み続けて主導権。2Rは佐野が序盤にバックを取ってチャンスを作るが、長岡は落ち着いて下に落とすと、上をキープしてパウンドをコツコツとヒット。3Rは最初から上をキープし、終盤にはマウントを奪ってパウンドを落とし圧倒した。


第4試合 フライ級(54.4kg) 3分3R
○松永義弘(禅道会新宿道場/6位)
×増田“BULL”徹平(総合格闘技道場コブラ会)
判定3-0 (30-27/30-27/30-27)

 松永はボディと顔面に打ち分けるパンチ主体の攻め。1Rは僅差で優勢だったが、2Rに入るとヒットが目立ち出し、増田がグラウンド勝負に引きずり込もうとタックルを仕掛けても切って見せる。3Rは増田に上を取られたが、脱出するとパンチラッシュで増田を後退させ、最後は上になってパウンドと肘で試合終了。1年ぶりの試合で勝利をもぎ取った。


第3試合 フェザー級 3分3R
×宮路智之(パラエストラ松戸)
○土肥 潤(総合格闘技道場MIBURO)
判定0-3 (28-29/28-29/27-30)

 1R序盤、宮路がバックコントロールしながらチョークを狙い主導権を握るが、終盤は土肥が上になりパウンドを落とす展開で、ポイントは割れる。2Rもリバースが繰り返されるグラウンド戦となるが、終盤に土肥が腹固めを狙いながら鉄槌を落として好印象を残し、3Rはオンブからチョークを狙い、落とされた後もすぐタックルで倒して上になり、最後はバックコントロールしながら終了。2、3のポイントを確実に取り判定勝ちした。


第2試合 ライトフライ級(52.2kg) 3分3R
○宇都木正和(パラエストラ古河/フライ級(54.4kg)5位)
×リトル(GUTSMAN)
判定3-0 (30-27/30-27/30-27)

 新設のライトフライ級では来年に初代王者決定トーナメント開催が計画されており、両者ともこの試合で勝ってアピールしたいところ。1R、リトルが立とうとする宇都木から繰り返しテイクダウンを奪うが、宇都木は終盤、下から三角を仕掛けながら肘を当て攻勢。2R以降はリトルのタックルを切り続け、サウスポーからの左ミドル、突き離しての右膝、左ストレートなどを当て続け、僅差ながらも優位をキープし判定勝ちした。


第1試合 ライト級 3分3R
○岡澤弘太(リバーサルジム横浜グランドスラム)
×林 完(ハニートラップ)
2R 反則 (グラウンド状態の相手の頭部への膝蹴り)

第15試合 フェザー級 3分3R
×平山 学(フリー)
○小金 翔(CORE)
2R 1'16" 腕ひしぎ十字固め

第14試合 スーパーフライ級(56.7kg) 3分3R
△中山ハルキ(GRABAKA)
△仙三(FREEDOM@OZ)
判定0-1 (27-29/28-28/28-28)

アマ第4試合 ウェルター級 3分2R
×クリス・ヒルガー(米国/ロデオスタイル)
○丸山数馬(nico mma dojo)
1R 2'17" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

アマ第3試合 フェザー級 3分2R
△伊藤理夫(PUREBRED大宮)
△山口 亮(ライジングサン)
時間切れ

アマ第2試合 バンタム級 3分2R
×倉井俊輔(FREEDOM@OZ)
○鈴木弘之(ライジングサン)
1R 0'39" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

アマ第1試合 スーパーフライ級 3分2R
△児玉勇也(和術慧舟會トイカツ道場
△渋谷和樹(NEXUSENSE)
時間切れ


「第20回ネオブラッドトーナメント」のMVPに、フライ級優勝の神部建斗(ALLIANCE)が選ばれ、表彰式が行われた。



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