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安西信昌、川村亮に1R TKO勝ち。ミドル級王座は即返上:6.29 有明

PANCRASE 259
2014年6月29日(日) ディファ有明
 パンクラスが4月に統一ルール&ケージに移行してから初の王座戦は、川村亮のミドル級王座2度目の防衛戦だったが、パンクラス5戦全勝の挑戦者・安西信昌がパンチ合戦を制し1R TKO勝ち。試合後、安西は「この腰のベルトを返上します。ウェルター級で世界を目指します」と、さっそく次の目標を掲げた。
  レポート&写真:井原芳徳


第11試合 メインイベント ミドル級キング・オブ・パンクラス・タイトルマッチ 5分3R
×川村 亮(パンクラスism/王者/83.8kg)
○安西信昌(TEAM CLIMB/1位/83.8kg)
1R 2'52" TKO (レフェリーストップ:右フック→グラウンドパンチ)
※安西が新王者に

 川村は2012年6月の大山峻護戦以来となる2度目の防衛戦。安西は昨年9月の横浜文体大会でAKA所属で当時1位のウィル・ノーランドとの挑戦者決定戦で1R TKO勝ち。デビュー5年、パンクラス5戦全勝で王手をかけた。この日は安西の応援に200人もの仲間が詰めかけたといい、安西のホームのような会場の雰囲気に。両者入場し睨み合いを繰り広げると、場内は一際湧き上がる。



 1R、安西は開始すぐから、左のフェイントから右フックを振るい、その同じコンビで右をクリーンヒットし川村をダウンさせる。だが川村は安西のパウンドラッシュをしのぐと、立ち上がって右フックを当て返して安西を下がらせて挽回。バックスピンキックもクリーンヒットさせ、展開を五分に戻す。



 スタンドの打撃戦が続き、1Rから激しい消耗戦となるが、川村が左ハイキックを放った際にスリップ。安西が上になり流れを引き寄せると、立ち上がった直後に右フックを当てて川村をダウンさせ、再びパウンドのラッシュ。川村はなんとか逃れるがフラフラで、安西は再び右フックをクリーンヒットし、川村をまたもダウンさせるとパウンドを連打し、川村の意識が飛んだところでレフェリーストップ。安西がノーランドを仕留めた豪腕で王座も奪い、雄叫びをあげて大喜びした。




 安西は6月10日の調印式で「その他大勢のファイターの一人」と、まだ実績の乏しい自身の立場を評し、パンクラスのベルトを「プロになる証」と表現していたが、その証はすぐに手放すことになる。
 ベルトを巻いた安西は「僕の夢はUFCで、このベルトは通過点のはずなのに、嬉しいです。それは応援してくれた人がいたからだと思います」と話して涙を流したが、その直後、「この腰のベルトを返上します。ウェルター級で世界を目指します」と宣言。会場はどよめきに包まれた。
 試合後のインタビューで安西は、パンクラスで2階級制覇は考えているか?という問いに「考えてませんね。そこまではまだ考えてないです。この試合に集中してたんで、先のことは考えてなかったです」とコメントした。




第10試合 スーパーフライ級 3分3R
○砂辺光久(reversaL Gym OKINAWA CROSS×LINE/フライ級王者)
×井島裕彰(GUTSMAN)
判定3-0 (29-28/29-28/30-27)

 1R開始すぐ、井島がタックルからテイクダウンに成功。バックをキープした後、腕十字を狙うが、砂辺は外して上になり、腰を上げて左のパウンドをクリーンヒット。その後は井島に立たれ、バックを狙われるが、井島は鼻血を出している。全般の主導権で井島、与えたダメージで砂辺と、評価の割れるラウンドに。
 だが2Rは砂辺が井島のタックルを切ってバックに回ると、逆に腕十字を仕掛け返す。一瞬伸び切ったが、井島はロックを戻して最後は脱出。スタンドに戻るが、しばらくは極められた腕をブラリとさせており、ダメージの大きさが伝わる。
 3Rもグラウンド主体の展開で、お互いにバックを奪う場面があるが、全般に上になりバックをキープする時間が長いのは砂辺。このラウンドもポイントを取り、判定勝ちを果たした。

 試合後、フライ級王座のベルトを肩にかけてマイクを持った砂辺は「このベルト、もっと輝きが欲しいんだよ。この前の試合で勝った江泉選手、お互い判定勝ち同士だけど、彼とタイトルマッチやって、がっつりいい試合するよ」と話し、1位の江泉卓哉との防衛戦を希望。江泉もケージに入ると「自分もずっとパンクラスのゲート×2(アマ)からやらせてもらって、いろんな団体でやらせてらいましたけど、パンクラスが一番です。砂辺さんは誰もが認めるパンクラシストですし、自分もちょろっと来た選手よりもパンクラスに思い入れあります」と、王座への思い入れの強さをアピールした。


第9試合 フライ級 3分3R
○江泉卓哉(総合格闘技道場 武門會/1位)
×下川雄生(ドラゴンテイルジム/4位)
判定3-0 (29-28/30-27/30-27)

 1R、下川のタックルを江泉が切り続け、金網を背中にして立った状態で鉄槌を当てたり、潰して上になる時間が長く、優勢な印象を残す。2Rは序盤から江泉がタックルからテイクダウンに成功。金網際まで運んで押し付けながらギロチンを仕掛ける。立たれた後もがぶりの状態で圧力をかける時間が長い。3Rは逆に、倒された下川がダースチョークでチャンスを作ったが、江泉は脱出。2Rまでのポイントを守りきり判定勝ちした。


第8試合 バンタム級 3分3R
○佐藤将光(坂口道場 一族/7位)
×山内慎人(GUTSMAN)
判定3-0 (29-28/29-28/30-27)

 1R、両者とも積極的にパンチを打ち合うが僅差の展開。すぐには立たれたが、佐藤が合間にテイクダウンを奪う場面もあり、若干好印象か。だが2Rはいきなり試合が動く。開始早々、佐藤の左の変則のハイキックがヒットし、山内はぐらつく。佐藤がパンチの連打で追い詰め、タックルからテイクダウンを奪い、パウンドを落とした後、サイド、上四方と動いて攻勢を維持し、このラウンドもポイントを取る。3Rは山内が左ボディフックを当てた後に、反り投げから上になって反撃するが、終盤は立たれて最後はテイクダウンを許して試合終了。佐藤が逃げ切る形で判定勝ちを果たした。


第7試合 ウェルター級 5分3R
○鈴木槙吾(ALLIANCE/6位)
×デビッド・マーシャル(米国/シーザー・グレイシー柔術アカデミー)
2R 3'39" TKO (レフェリーストップ:マウントパンチ)

 当初鈴木と対戦予定だったブレント・シャーマーホーンが「戦意喪失」を理由に欠場。大会4日前に鈴木の新たな相手として発表されたマーシャルは、MMA戦績11戦8勝(1KO/6一本)3敗の29歳。身長188cmとかなりの長身だ。2010年にストライクフォースに参戦し判定負けしている。マーシャルは開始早々、首相撲からの膝を連打した後、突き放しての肘打ちで鈴木の額を切り裂く。足を掛けて鈴木を倒すと、トップをキープしつつ、鈴木を金網に寝かせてボディに膝。ケージ&統一ルールでの戦い方に長けている。
 2Rも同様のパターンでテイクダウンを許した鈴木だったが、下から足を登らせるとその展開を嫌ってマーシャルが立ち上がる。するとやや疲れた表情を見せ始めたマーシャルに、鈴木が右のボディストレートをヒット。今度はスタンドも嫌うようになったマーシャルは自分から引き込んで下になる。マーシャルはアキレス腱固めの奇襲を仕掛けるが、鈴木は難なく対処して脱出すると、休むこと無く上を取りに行きマウントを奪取。一気にパウンドを連打して試合を終わらせた。


第6試合 ウェルター級 3分3R
×山崎昭博(SUBMIT静岡/9位)
○窪田幸生(坂口道場 一族)
2R 1'02" TKO (レフェリーストップ:右フック→グラウンドパンチ)

第5試合 フェザー級 3分3R
○ハルク大城(ボスジム/2013年ネオブラッドトーナメント同級優勝)
×齊藤正臣(高田道場)
判定3-0 (30-27/30-27/30-27)

第4試合 バンタム級 3分3R
×CORO(和術慧舟會TLIVE)
○合島大樹(GUTSMAN)
判定1-2 (28-29/29-28/28-29)

第3試合 フェザー級 3分3R
○稲葉 聡(秋本道場jungle junction)
×土肥 潤(総合格闘技道場 MIBURO)
判定3-0 (29-28/29-28/29-28)

第2試合 ウェルター級 3分3R
○草・MAX(TEAM CLIMB)
×永木健二(WRESTLE-WIN)
判定2-1 (29-28/28-29/29-28)

第1試合 ライト級 3分3R
○クリスMAN(パラエストラ八王子)
×ベン・ブッカン(総合格闘技津田沼道場)
2R 1'54" ギブアップ (肩固め)

本戦1部 第1試合 63kg契約 3分3R
×若菜千明(RANGER品川GYM)
○工藤修久(禅道会小金井道場)
判定1-2 (28-29/29-28/28-29)


第16試合 第20回ネオブラッド・トーナメント フェザー級準決勝 3分3R
×蓮實 光(ハイブリッドレスリング山田道場)
○牛久絢太郎(和術慧舟會TLIVE)
2R 終了時 TKO (ドクターストップ:鼻の負傷)

第20回ネオブラッド・トーナメント フェザー級準決勝 3分3R
○清水ダイキ(アカデミア・アーザ水道橋)
×島村 裕(宇留野道場/ハイブリッドファイター)
不戦勝 (島村の負傷)

第15試合 第20回ネオブラッド・トーナメント バンタム級準決勝 3分3R
×阪中カツヒロ(Lotus世田谷)
○井関 遼(GRABAKA)
判定0-3 (27-30/27-30/28-29)

第14試合 第20回ネオブラッド・トーナメント バンタム級準決勝 3分3R
×ライダーHIRO(宇留野道場/ハイブリッドファイター)
○コンボイ升水(マルワジム横浜)
判定0-3 (27-30/27-30/27-30)

第13試合 第20回ネオブラッド・トーナメント スーパーフライ級準決勝 3分3R
○荻窪祐輔(K-PLACE埼玉格闘技道場)
×己吏人(パラエストラ東京)
判定2-0 (29-28/29-29/30-27)

第20回ネオブラッド・トーナメント スーパーフライ級準決勝 3分3R
○小宮稔大(パラエストラ八王子)
×中山ハルキ(GRABAKA)
不戦勝 (中山の負傷)

第20回ネオブラッド・トーナメント フライ級準決勝 3分3R
○早坂優瑠(CORE)
×仙三(FREEDOM@OZ)
不戦勝 (早坂の負傷)

第12試合 第20回ネオブラッド・トーナメント フライ級準決勝 3分3R
×三谷敏生(総合格闘技道場コブラ会)
○神部建斗(ALLIANCE)
1R 2'41" ギブアップ (腕ひしぎ十字固め)

※ネオブラ決勝は10月3日のディファ有明大会で実施

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