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吉武伸洋引退エキシ後の前田吉朗「あいつが行きたかったところまで行く」:12.7 大阪

パンクラス大阪「PANCRASE 254」
2013年12月7日(土) 大阪・アゼリア大正
  記事提供:P's LAB大阪


本戦


メインイベント 吉武伸洋引退エキシビジョンマッチ バンタム級 5分1R
―前田吉朗(パンクラス大阪稲垣組/元フェザー級キング・オブ・パンクラシスト、元DEEPバンタム級王者/61.1kg)
―吉武伸洋(パンクラス大阪稲垣組/61.2kg)
勝敗無し

 稲垣組二期生の吉武が、引退に際し兄とも慕う一期生の前田吉朗を指名。2人はこの日のために練習も別々におこなってきた。「僕の生き様、いや、最後の死に際を見届けてほしい」という吉武に、前田は「後悔が残らんよう、やっつけてあげる」。稲垣組初の同門対決は、まさに「兄弟ゲンカ」だ。
 試合は握手なしで開始。体を振ってパンチを出す吉武に、前田はローキック。吉武がボディブローを放つと、前田はすかさず片足タックル。そのままおぶさり殴る。ガッチリ絡む前田を吉武は振り切れず、腕を狙っていくが展開を変えられない。



 そのまま吉武は前田の顔を連打。前田は最後には自分から吉武の拳に顔を打ちつけ、右が腫れてゆく。弟を心おきなく引退させてやろうという兄の愛が溢れるようだ。吉武が前田の顔を殴り続けてゴング。エキジビションとはいえ、本気でやり合った両者。憮然とした表情でリングを回る前田だが、最後に吉武の肩を抱いた。

◆吉武のマイク「今日はこうして引退の舞台を作っていただき、ありがとうございました。吉朗さん、本当にありがとうございました。もうこれで、格闘技に思い残すことはありません。稲垣さん、この試合を黙って見届けてくれてありがとうございました。これからは、格闘技とは別のところで頑張っていきます。これからもよろしくお願いします」



◆吉武のコメント「スッキリした。悔いはない。色んな気持ちがあるが、最後だからとか、相手が吉朗さんだからじゃなくて、楽しめなければ悔いが残ると思った。そういう気持ちだった。
 打撃は少し出せたが、最後は吉朗さんの強さに何もできなかった。本当は2ラウンドやりたい気持ちもあったが、兄弟ゲンカを満喫しました。
 自分を一言で言うと、弱い選手だった。やっぱり気持ちが弱かったと思う。引退を決めたのも、やはり自分の気持ちの弱さからです。石渡選手との大きなチャンスをいただいたのに、計量オーバーというミスでチャンスを棒に振ってしまった。それも自分の心の弱さだったと思う。30歳になるという節目もあり、引退しようと思ったが、みんなにもう1戦やって、悔いなく終われと言われて、7月に引退宣言をさせてもらいました。引き際が肝心。引退時期は今でベストだったと思う。格闘技人生は最高の思い出です。僕の青春です。
 人生がもう一度あったら?うーん、バカだから、やっぱり格闘技をやっていると思います(笑)」

◆前田のコメント「なんか変な感覚。試合しよるのに、試合やないような、緊張感は体にあるのに気持ちに糸が張ってないような…なんかいつもとは違った。試合中に、何か自分の頭の中でひと通り回った気がした。試合中にそんなことを考えたのは初めてのような気がする。吉武ってこんなヤツやったんやな、と思いながら闘っていた。
 思い残すことはないと言うてたけど、思い残すことばかりやないかな。ないなら、もっと色んなことせんかい。出来の悪い後輩ばかりやけど、吉武の分まで、あいつが行きたかったところまで行ってやります。僕の稲垣組ですから。僕が背負った稲垣組ですから」



◆稲垣克臣代表のコメント「引退は自分で決めたことなので、何も言うことはない。吉武は、全力で前に出て闘う、非常に魅力のある選手だった。今日(吉武の)セコンドにつかなかったのは、吉朗がこれからもこの世界で生きて行く人間だから。とはいえ、最後は吉武にも気持ちがいきましたね。今日はケガなく終わってくれればいいと思っていた。
(また1人、教え子が引退したが、来年以降の稲垣組は?)今、(北方)大地が先頭に立って引っ張ってくれている。自分としては、みんなが少しでも先へ先へ行けるよう、良い環境を作っていきたい」


第6試合 セミファイナル ウェルター級 5分3R
×山崎昭博(SUBMIT静岡/5位/76.9kg)
○レッツ豪太(総合格闘技道場コブラ会/2013年ネオブラッドトーナメント同級準優勝/77.1kg)
判定0-2 (28-30/28-29/29-29)

 ランキング戦。大阪から東京へ下克上したいレッツが、地元で強豪ランカーに挑む。1R、飛び込みながらパンチを放ったレッツがそのまま組むが、山崎はコーナーへ押し込み膝を見舞う。レッツは引き込みに苦労しながらもテイクダウン。ボディブローを打ち込み、山崎を立たせない。山崎は隙を狙い一気に立つが、レッツのパンチでフラッシュダウン。すかさず上になったレッツだが、ゴング。
 2R、山崎はフェイントを入れながらパンチ。レッツが右ミドルを蹴ると組みにいくが、レッツがコーナーへ押し込む。山崎は膝を連打するが、レッツが潰して上に。山崎は下のまま、側頭部に鉄槌を連打。レッツが立つと山崎もすぐに立ち、下になった悔しさをぶつけるかのようにパンチで追う。
 3R、山崎がアグレッシブに前に出る。いったん突き放したレッツだが、山崎はパンチを出し前に出て、レッツは下がり気味に。レッツの背中に汗が吹き出し、疲れが見える。山崎はなおも前に出続け、組んで膝を連打。しかしレッツがテイクダウン。山崎が立ち上がったところでゴング。攻め続けたレッツが判定勝利を収めた。

◆レッツ豪太「今日は正直、面白くない試合をしてしまった。でも、皆さんの応援が本当に力になり、最後まで闘えました。試合前に、野中選手がレッツを応援してくれと言ってくれたのも嬉しかった。メインは絶対にすごい試合になる。楽しみにしてください」


第5試合 バンタム級 5分2R
○野中 翔(パンクラス稲垣組)
×三ツ塚勇介(クラブバーバリアン)
2R 1'30" ギブアップ (アンクルホールド)

 1R、身体を振りフェイントをかけながら右ミドルを放つ野中。三ツ塚がタックルを仕掛けるが、野中がハーフマウントに。三ツ塚はフロントチョークを狙うが、野中は頭を抜く。三ツ塚はしくこくチョークを狙うが、野中は頭を抜き立つ。三ツ塚は諦めず足を狙うも決まらず。野中が鉄槌を落としてゴング。三ツ塚のアグレッシブさと野中の冷静な対処が対照的なラウンドとなった。
 2R、組みにきた三ツ塚を野中がデイクダウン。オープンガードの三ツ塚に野中が鉄槌を落とす。すると野中が素早く立ち、大きく踏みつけ! さらに電光石火のアンクルホールドを極めた。終始、冷静に試合を進め、チャンスをものにした野中が光った一戦だった。野中はサブミッション賞並びに大会MVPを獲得した。


第4試合 フライ級 5分2R
○三谷敏生(総合格闘技道場コブラ会)
×ゲン・イケダ(クラブバーバリアン)
判定3-0 (20-18/20-18/20-19)

 1R、左ハイキックで揺さぶりをかけるイケダに対し、三谷はパンチを出していく。イケダは右ミドル、ローキックと足技で攻めるが、三谷は左パンチからタックルに入り、テイクダウン! イケダを立たせずバックマウントに移行する。続いて上に回るが、ドントムーブ。イケダはハーフガードになり、足を絡ませてパスさせない。上体を引きつけたイケダだが、三谷はパスしてマウントに。イケダは三角絞めを狙うも三谷は極めさせない。ガードとなり側頭部をコツコツ殴るイケダは再び三角絞めを狙うが、三谷が頭を抜いてパンチを落としたところで終了。
 2R、前へ出るイケダに対し、三谷が飛びひざを見せる。イケダの右パンチがヒット! しかし、三谷は組んでコーナーへ押し込む。いったん離れ、再び組んでコーナーに押し、イケダのヒザやパンチを受けながら三谷がテイクダウン。ドントムーブから再開、イケダはガードから殴るが、三谷が素早く立ち猪木・アリ状態に。三谷は蹴り、パンチを連打。隙を見て立ったイケダと激しく打ち合う! しかし、三谷がテイクダウン。三谷はコーナー際でボディブローを打ち込むと、ドントムーブがかかる。再開し、イケダが回って上になりパンチを落とす。三谷は三角絞めを狙うが、イケダは頭を抜き、三谷が蹴り上げたところで終了。
 果敢に攻めたイケダだったが、三谷が一枚上手か。3-0で三谷が勝利を収めた。目まぐるしい展開で場内を沸かせたこの試合が、大会ベストバウトに選ばれた。


第3試合 スーパーフライ級 5分2R
○獅庵(パラエストラ大阪)
×クロツノ(総合格闘技ゴンズジム)
1R 0'18" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

 フェイントをかけながら様子を見ていた獅庵が、パンチで一気に前に出る。獅庵のパンチでクロツノがダウン、すかさず連打した獅庵をレフェリーが止めた。


第2試合 フェザー級 5分2R
×小森圭祐(パンクラス大阪稲垣組)
○パンチィー山内(総合格闘技道場コブラ会)
1R 0'45" ギブアップ (アンクルホールド)

 「農民!」のかけ声に乗り、クワを担いで入場した山内。小森はどう闘うか。1R、小森が素早くタックル、見事なテイクダウンを奪う。ドントムーブのあと、山内はロープ際で激しく蹴り上げ。小森の足をつかもうとすると、小森がバランスを崩しロープ掴んでしまう。ここで小森にイエローカードが与えられる。再開後も、小森はロープを掴もうとし、ジャッジに注意を受けているその隙に、山内が一瞬でアンクルホールドを極めた。


第1試合 フライ級 5分2R
○カン・サトー(グラップリングシュートボクサーズ)
×尾﨑龍紀(チームクラッチ)
1R 2'31" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

 1R、カンのジャブに対し、尾﨑の左右パンチがヒット。カンが片足タックルに入ると、尾﨑はすかざす首を狙うが、これは決まらず。ガッチリ片足をはさんでいる尾﨑から何とか片足をパスしたカンは、マウントに移行しパンチ連打。脱出したい尾﨑だが、カンはガッチリとキープして離さず、バックマウントからパンチを連打し、レフェリーが止めた。



パンクラスゲート


第4試合 フライ級 5分2R
○則清弘幸(ピーズラボ大阪)
×樋口将吾(修斗GYMS直心会)
1R 4'26" ギブアップ (膝十字固め)

第3試合 ライト級 5分2R
△山田雅道(アブソリュート岡山)
△中井亮介(チームクラッチ)
時間切れ

第2試合 ライト級 5分2R
○宮谷英樹(Silver Back)
×鈴木敦順(総合格闘技スタジオSTYLE)
1R 0'28" ギブアップ (三角絞め)

第1試合 フェザー級 5分2R
×上野藤士(INFINITY)
○箕嶋唯人(G-FREE)
1R 0'34" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

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