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AB&石川菊代、米国勢に敗れる。砂辺光久は判定勝ち:7.28 有明

PANCRASE 250
2013年7月28日(日) ディファ有明
 酒井正和代表体制で昨年から“世界標準”路線を突き進むパンクラスは、今回も恒例の米国勢との対抗戦を2試合マッチメイク。ライト級3位のAB(エービー)と女子の成長株・石川菊代がチャレンジし、それぞれ見せ場を作ったものの、打撃の破壊力に苦しめられ黒星に終わった。フライ級王者の砂辺光久はスーパーフライ級戦で完勝。試合後は9月29日のパンクラス20周年大会での防衛戦の相手である田原しんぺーと舌戦を繰り広げた。
  レポート&写真:井原芳徳


本戦2部


第14試合 メインイベント パンクラシスト対チーム・ナム・ファン ライト級 5分3R
×AB(和術慧舟會駿河道場/3位)
○アンディ・メイン [Andy Main](米国/チーム・ナム・ファン)
判定0-2 (和田27-29/梅木29-29/大藪28-29)

 ABはパンクラス3連続一本/TKO勝ち、DEEPの試合を含めると4連勝と絶好調。3月大会では岡澤弘太とのランカー対決で3Rに逆転勝ちした。対するメインはMMA戦績7戦6勝(1KO/4一本)1敗の24歳。大の日本の格闘技のマニアだという。ユライア・フェイバー率いるチーム・アルファメールの中でナム・ファンが結成している強化練習チームの一員で、ファンもセコンドにつく。



 長身のメインは1R、右ジャブ、左のショートフック、膝蹴りでABを苦しめる。ABはメインの背後に飛び乗りながらグラウンドに引きずり込みバックマウントの体勢になるが、メインは体を反転させて上に。下から腕十字を狙うABを捌き、パスガードに成功し、終盤はトップをキープ。ジャッジ3者ともメインにポイントをつける。
 2Rは開始早々、メインが足を掛けてテイクダウンに成功。ABが下から三角や腕十字を狙うが、メインはセコンドのアドバイスを聞きながら体勢をずらし、着実に防御する。ちなみにストライカーのナム・ファンは寝技の展開ではタイムキーパー役に徹していた。ラウンド終盤にはメインはサイド、マウントと優位なポジションに移行。ジャッジ2者がメインにポイントをつける。



 3Rは序盤、メインがABに右ジャブを連打し、ABは左まぶたを切りドクターチェックを受ける。再開後も出血が激しい状態だったが、後のないABはメインとの打ち合いに応じ、逆にパンチをヒットさせ反撃。ロープ際でもつれるようにグラウンドになると、ABがバックマウントを奪うことに成功し、血だるまになりながらもチョークや腕十字を狙う。終盤はマウントからパウンドを落とし続けるが、メインは耐え切り試合終了。3RはABが取り返したものの、2Rまでの失点を埋めることができず、惜しくも判定負けに終わったが、3Rの逆転への執念の光る一戦だった。勝ち名乗りを受けた後のメインは、マット上のパンクラスのロゴマークの元に跪きキス。パンクラスへの敬意を表した。




第13試合 セミファイナル スーパーフライ級 5分2R
○砂辺光久(TEAM reversaL/フライ級王者)
×島袋 力(CORE)
判定3-0 (20-19/20-18/20-18)



 1R、長身の島袋の蹴りをかいくぐり、砂辺がテイクダウンに成功。ハーフガードとサイドポジションを行き来しつつ、パウンドを落として印象を良くする。2Rも距離を取って動き回る島袋に片足タックルを決めると、ハーフから肩固めやチョークを狙い、時折パウンドを落とす。終盤、島袋の蹴り上げを食らったが、追撃を防いで押さえ込んで試合終了。砂辺が二階級同時制覇に向けての2戦目も危なげなくクリアした。

 試合後、砂辺は「こないだ6月の大会で俺にケンカを売った田原しんぺー、リングに上がってこい」と、9月29日のパンクラス20周年大会でのフライ級王座防衛戦の相手である田原をリングに呼び寄せ、「俺さ、試合見てなくて沖縄にいたからわかんないけど、もう1回、俺の前で言ってくれないかな」と話す。2010年9月の初対決で砂辺にバスターでKOされた田原は、6月の試合直後、「お前の首を取るため俺は修斗からパンクラスに来た」とマイクアピールしていた。今回、砂辺の呼びかけでマイクを握った田原は「俺は(前回)包んだ言い方をしたけど、あんたを殺しに来たよ。俺はあんた殺して、引退しても構わない。それぐらいの覚悟でやってきている」と、より挑発的な言葉を砂辺にぶつけた。すると砂辺は観客に向け「わかった?俺が殺されるか、俺がこの一番大切にしてるベルト守り抜くか、9月29日、横浜文体、必ず見に来てください。こいつと熱い試合するんで」と呼びかけた。




第12試合 アテナルール ストロー級 5分3R
×石川菊代(リバーサル横浜グランドスラム)
○アンバー・ブラウン(米国/FIT NHB/ハイブリッドファイター)
3R 3'27" 腕ひしぎ十字固め

 2008年のジュエルス旗揚げ大会でプロデビューし、パンクラスにも故郷沖縄大会で2勝していた石川が、パンクラス有明大会に初登場。ブラウンは前回5月、藤野恵実の対戦相手の欠場により急遽参戦し、チョークで一本負け。今回は2階級下げて本来の階級での試合だ。


 1R、サウスポーのブラウンに、石川が右回りで距離を保ちながら左右のロー、右ミドル、右ストレートを着実にヒット。ジャッジ2者が10-9で石川にポイントをつける。
 だがラウンド終盤、ブラウンが首相撲で石川を捕まえ、コーナーに押し込んで膝蹴りを顔面に的確にヒット。これに手応えを感じたブラウンは、2Rに入るとそのパターンを繰り返して、石川の右まぶたを腫れ上がらせる。終盤、ようやく石川がコーナー際の攻防で上になり、腕十字でチャンスを作るが、ブラウンは耐え切り時間切れ。石川にポイントをつけたジャッジが1名いたが、3R開始ゴング直後に石川は右まぶたのドクターチェックを受ける。
 3Rもブラウンは首相撲からの膝地獄で容赦なく石川を苦しめる。いつレフェリーストップになってもおかしくない状態だったが、石川は耐えて、タックルでテイクダウンに成功。残った力を振り絞りパウンドを落とすが、これが裏目となり、ブラウンが下から腕十字を極め、石川は無念のタップをした。





第11試合 ミドル級 5分2R
×KEI山宮(GRABAKA/2位)
○久松勇二(和術慧舟會横浜道場)
判定0-2 (和田19-19/芹沢19-20/福田19-20)


第10試合 フェザー級 5分2R
×なおKING(CORE/5位)
○太田駿平(D-ONEジム/8位)
判定0-2 (福田19-20/高本20-20/大藪19-20)


第9試合 フライ級 5分2R
○江泉卓哉(総合格闘技道場 武門會/4位)
×増田“BULL”徹平(総合格闘技道場コブラ会)
1R 3'32" ギブアップ (腕ひしぎ十字固め)



 開始すぐ、増田の左フックがクリーンヒット。続けざまの投げも華麗に決め、先手を取る。だがスタンドに戻ると、江泉のパンチと蹴りが次第に合うように。増田に再び投げられたが、叩き付けられた直後に増田の腕を捕まえて十字を極め、見事逆転勝ち。連敗を2でストップした。


第8試合 ミドル級 5分2R
○一慶(チーム・クラウド/4位)
×吉岡直樹(パラエストラ熊本)
1R 4'28" ギブアップ (三角絞め)


第7試合 バンタム級 5分2R
×沼倉雄太(TRIAL)
○伊禮真也(和術慧舟會HEARTS)
判定0-3 (18-20/19-20/19-20)


第6試合 第19回ネオブラッドトーナメント・ウェルター級決勝戦 5分2R
×レッツ豪太(総合格闘技道場コブラ会)
○KAZZ(GRABAKA)
2R 0'26" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
※KAZZが優勝。第19回ネオブラッドトーナメントMVPも獲得



 1R、スタンドでお互いカウンター狙いの状態が続き、和田レフェリーが両者に口頭注意。終盤にサウスポーのレッツの右ハイが当る等、若干レッツが優勢だったが、2R開始早々、レッツが飛び込んだ際に合わせたKAZZの右ストレートでレッツがぐらつく。KAZZはパンチを畳み掛けてダウンさせ、パウンドを落としたところでレフェリーストップ。KAZZが2戦ともKO勝ちでネオブラを制し、ネオブラMVPも獲得した。


第5試合 第19回ネオブラッドトーナメント・ライト級決勝戦 5分2R
×ベン・ブッカン(英国/総合格闘技津田沼道場)
○原 昭仁(坂口道場一族)
判定0-3 (18-20/18-20/17-20)
※原が優勝


第4試合 第19回ネオブラッドトーナメント・フェザー級決勝戦 5分2R
×稲葉 聡(秋本道場 jungle junction)
○ハルク大城(ボスジム)
判定0-3 (19-20/19-20/19-20)
※大城が優勝

 トーナメント2戦連続KO勝ちで決勝に進んだ大城が、その異名通りの筋肉質なボディを活かした突進力で稲葉を苦しめる。前に出てはパンチを連打、テイクダウンを奪われてもすぐリバースして重みのあるパウンドをヒット。2Rはやや攻めあぐねたがパンチの突進力は落ちず、文句なしの判定勝ちで優勝を果たした。


第3試合 第19回ネオブラッドトーナメント・バンタム級決勝戦 5分2R
×野中 翔(パンクラス大阪稲垣組)
○藤井伸樹(ALLIANCE)
2R 3'05" ギブアップ (チョークスリーパー)
※藤井が優勝

 1R、互いに上を取り合う一進一退の攻防。スタンドの打撃戦もスピードがあり、見応えある試合となる。だが2Rは藤井の一方的な展開。差し合いを制して上になると、パスガードからすぐさま腕十字を狙いに行く。これは極まらなかったものの、一旦トップに戻り、今度はパスガードしてからすぐマウントをキープ。パウンドで痛めつけるた後、バックからチョークを極め快勝した。


第2試合 第19回ネオブラッドトーナメント・スーパーフライ級決勝戦 5分2R
○上田将竜(緒方道場)
×ペニー清水(坂口道場一族)
判定3-0 (20-18/20-19/20-19)
※上田が優勝


第1試合 第19回ネオブラッドトーナメント・フライ級決勝戦 5分2R
○武蔵幸孝(K-PLACE埼玉格闘技道場)
×金内“サイダー”雄哉 (グレイシーバッハ東京)
判定3-0 (20-18/20-19/20-18)
※武蔵が優勝


~KID's Return~下町KIDのマスカラ・コントラマッチ第一戦コントラ・カベジェラ キャッチレスリングルール 無差別級 5分2R
△荒牧 拓(パンクラスP's LAB横浜)
△下町KID(下町頂点会)
判定0-0 (20-20/20-20/20-20)

本戦1部


第5試合 ライト級 5分2R
△高橋重智(GRABAKA)※高橋克典 改め
△TOSHI(マッハ道場)
判定0-0 (20-20/20-20/20-20)

第4試合 フェザー級 5分2R
○清水ダイキ(アカデミア・アーザ水道橋)
×蓮實 光(ハイブリッドレスリング山田道場)
判定3-0 (20-19/20-19/20-19)

第3試合 フェザー級 5分2R
×近藤孝太(ハイブリッドレスリング山田道場)
○神田周一(WIZARD MMA GYM)
判定0-3 (19-20/19-20/19-20)

第2試合 フェザー級 5分2R
○松本崇寿(パラエストラ八王子)
×上山知暁(U-SPIRIT JAPAN町田)
1R 1'44" TKO (レフェリーストップ:三角絞め)

第1試合 スーパーフライ級 5分2R
○荻窪祐輔(K-PLACE埼玉格闘技道場)
×田丸慶輔(宇留野道場/ハイブリッドファイター)
判定3-0 (20-19/20-18/20-18)

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