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新生パンクラス初戦で川村亮&タクミが王座防衛:6.2 有明

PANCRASE 2012 PROGRESS TOUR
2012年6月2日(土) ディファ有明
 大会前日の記者会見でスマッシュへの経営権移行が発表されたパンクラス。その席で幹部の一人として座ったのは会見1時間前の計量を終えたばかりの川村亮だった。団体のトップから退陣し節目の一戦となったが、川村はパンクラスの顔として試合内容で姿勢を示した。
  レポート&写真:井原芳徳


第10試合 メインイベント ミドル級キング・オブ・パンクラス・タイトルマッチ 5分3R
○川村 亮(パンクラスism/王者)
×大山峻護(フリー/1位、ROAD FC同級王者)
1R 4'19" TKO (レフェリーストップ:サッカーボールキック)
※川村が初防衛

 1R、スタンドで両者間合いを取った状態が続く。サウスポーの大山に、川村は右のインロー、右ストレートを時折ヒットし、手数では上回っていたが、大山の左ストレートをもらうと膝をつきピンチに。大山は川村をロープ際に詰め、一気に仕留めにかかるが、川村は打ち合いに持ち込むと、右ストレートを当てて逆に大山をひるませる。



 悲鳴と歓声で会場が包まれる中、上になった川村はパウンドでラッシュ。バランスが悪くなると大山は脱出し、再び打ち合いに突入すると、大山の左フックが再び炸裂する。しかし川村はひるまずに打ち合いを続けると、右ストレートをヒットし大山を再びダウンさせる。大山はすぐさま立ち上がろうとするが、川村は立ち上がり際にサッカーボールキックを叩きこみ、大山がふらついたまま背中を見せたところで和田良覚レフェリーがストップ。川村が逆転勝ちを果たした。



 試合後、リング上で川村は「パンクラスとは何か?この瞬間にわかった気がします。パンクラスは、続けることだと思います。パンクラスは戦い続け、生き続け、19年、ここまで来ました。来年20年を迎えますが、そのタイミングでパンクラスは新しくなります」とアピール。そしてテレビ中継の解説席に座っていた酒井正和新代表に向かい、「酒井さん、リングに上がってください」と呼びかけると、「これがパンクラスです。これからもパンクラシスト、生き続け、戦い続けます」とメッセージを送った。酒井代表は「パンクラス、来年は20周年ですが、ずっとずっとパンクラスをやっていくことを宣言します」と返答し、「パンクラス、最高ですよね?」と観客に呼びかけ拍手を浴びた。

◆川村「大山選手、強かったっすよ。戦ってる時の目があんなに綺麗な選手は初めてでした。こういう試合ができて良かったです。(パンクラス体制移行のタイミングで、気持ちは落ち着かなかったのでは?)それは常人の考えでしょ。リングに上がれば一緒です。(試合後のマイクについて)新生パンクラスは『世界標準』を謳ってますから、これからが大変ですね。選手として腹をくくっていることを試合で見せたかったです。(試合後、酒井代表にグローブを渡した理由は?)僕の魂を受け継いで欲しかったからです。代表が変わることには悔しい思いがありました。2年間、中途半端にはやってませんから、魂を受け継いで欲しいと思いました。これからパンクラスは変わりますよ。僕はリングの上で命を張っていきます」


第9試合 セミファイナル フェザー級暫定キング・オブ・パンクラス・タイトルマッチ 5分3R
○タクミ(パラエストラ大阪/暫定王者)
×ジョン・ショレス(米国/ロデオスタイル/1位)
3R 2'47" ギブアップ (チョークスリーパー)
※タクミが初防衛



 プロ13年目・39歳のタクミと、プロ2年目・30歳のショレスの戦い。ショレスはプロデビュー以来7連勝でタイトルマッチまで駆け上がり、その勢いが今回の試合でも出たが、タクミが前日計量後の調印式で語っていた「序盤は相手のスタミナを奪い、3Rで極めたい」という通りの展開となる。
 1Rからショレスはプレッシャーをかけ、右ストレート、左右のボディストレートをヒット、中盤には右ストレートでタクミをダウンさせる。2Rも右のパンチ主体でショレスが攻勢をキープするが、振りが大きく、次第に勢いが低下。するとタクミの左フックが当たりだし、ショレスが眉間をカットし出血。タクミに流れが傾く。しかしショレスは打ち合いで右フックをお返しし、再び主導権。結局、1、2Rともショレスがポイントを取る内容に。



 3Rに入ってもその流れは変わらず、ショレスのパンチでタクミはフラフラ。いつダウンしても不思議ではない状態だ。そしてショレスがようやく上になり、ハーフガードからマウントに移行。ベルトをじりじりと引きずり寄せるが、バックマウントに移行してチョークを狙いに行ったのが裏目に。タクミは四つん這いになって前方に振り落とすと、すぐさま上になって逆にマウントを奪い返すことに成功。ショレスがもがいてバランスが悪くなると、落ち着いてハーフガードに戻して押さえ込み、再びマウントへ。今度はショレスの動きに合わせてバックに回りこみ、しっかり体を伸ばして首元に腕を差し込んでチョークを極めタップを奪い、見事大逆転勝ちを果たした。タクミはこの勝利でこの日のベストサブミッション賞を獲得し、両選手にベストバウト賞が贈られた。



◆タクミ「ショレス選手、非常に強かったです。打撃のプレッシャーもフィジカルも半端じゃなく、心が折れかけました。でも、負けるわけにはいかないんで頑張りました。新生パンクラスのスローガンは『世界標準』なんで、僕も世界に打って出たいです」
(インタビュースペースで)試合前に右膝を痛め、打撃を行かざるを得なかったけど、そのつもりでちゃんと打撃勝負できる練習を積んできました。チャンスが来れば絶対仕留める自信がありましたし、外人に負けない日本人の強さを見せたかったです。(今後)マルロン・サンドロ選手が正規のフェザー級チャンピオンですけど、日本に来る気配を僕には感じないですし、彼が今出てるベラトールで日本人が今負けてるじゃないですか。僕が昔いたパラエストラ東京の青木(真也)君、上田(将勝)選手が負けてるんで、僕が行って挽回したいですね」




第8試合 ライト級 5分3R
○久米鷹介(ALIVE/1位、修斗ウェルター級(70kg)世界6位)
×中村晃司(パンクラス稲垣組/4位)
2R 1'58" ギブアップ (三角絞め)



 1R、サウスポーの中村に久米が右ストレートをヒット。再び右ストレートを放った後、中村をコーナーに押し込み、テイクダウンを奪う。久米は上からコツコツとパウンドをヒット。中村はクロスガードのまま防戦一方だ。
 2Rに入ると中村は、前回KO勝ちを奪っている左ハイを放つが、久米は腕できちんとブロック。コーナーに押し込んだ後、いったんブレイクがかかるが、主導権を握る格好に。中村が左フックを振り回したタイミングでタックルで捕獲し、テイクダウンを奪う。コーナー付近でハーフガードとなると、マウントポジションに移行し、そのまま三角絞めを仕掛けタップアウト。自身7連続一本勝ちとするとともに、パンクラスでも鳥生戦、花澤戦に続き3連続一本勝ち。王座挑戦はISAOの復帰を待つだけの状態となってきた。




第7試合 バンタム級(ノンタイトル戦) 5分2R
○石渡伸太郎(CAVE/王者)
×日吉伸尊(KRAZY BEE)
判定3-0 (高本20-17/梅木20-17/谷内20-17)
※2Rローブローて石渡に減点1



 両者サウスポーに構えての打ち合いの中で、序盤から優位をキープしたのは石渡。右フック、左ボディストレート、飛び膝蹴りで日吉を脅かし、日吉が倒れればパウンドやサッカーボールキックで仕留めにかかる。
 だが日吉もしぶとく、2Rにまでもつれ込むと、日吉の膝蹴りがローブローとなり、石渡はしばらく立てない状態に。5分ほどの休憩の後、石渡は寝技勝負に切り替え、組み倒すとしっかり押さえ込んで肩固めを仕掛け、マウントに移行してからもパンチで攻めたてる等優位に試合を進め続け、文句なしの判定勝ちを果たした。




第6試合 フェザー級 5分2R
×Theギロチン(ブレイブハート)
○ガイ・デルモ(米国/GUTSMAN/修斗ライト級(65kg)世界3位)
1R 0'21" TKO (レフェリーストップ:スラム→グラウンドパンチ)

 修斗から初参戦のデルモが、持ち前の破壊力を発揮。パンチを振るったギロチンに組み付くと、そり投げで豪快に持ち上げた後、肩口をマットに叩きつけ、動きが止まった直後にパウンドを畳み掛けレフェリーストップ勝ち。パンクラスの観客に大きなインパクトを残した。試合後のインタビュースペースでは「パンクラスに来たから、ベルトが欲しい。タクミとショレスの試合の勝者とやりたい」とアピールした。





第5試合 ミドル級 5分2R
○一慶(チームクラウド/2位)
×久松勇二(和術慧舟會横浜道場)
判定3-0 (梅木20-19/芹沢20-19/高本20-19)

 スタンドで久松がロー、一慶が右のパンチをヒット。お互い手数の少ない状態が続いたが、2R残り20秒に一慶が右フックでダウンを奪い、パウンドを畳み掛けてポイントを奪い判定勝ちを果たした。


第4試合 スーパーフライ級 5分2R
○安永有希(東京イエローマンズ/1位、2011年ネオブラッドトーナメント同級優勝)
×小林悟朗(GOKITA GYM)
判定3-0 (芹沢20-18/小菅20-19/梅木20-19)

 1R、安永がテイクダウンを奪う都度、小林は下から腕十字やアームバーを狙って応戦。2Rは小林がタックルでしつこく組んできたが、潰した安永は鉄槌を的確に当てて優位に試合を運び勝利。パンクラス7連勝とし、王座挑戦者の地位を固めた。


第3試合 スーパーフライ級 5分2R
○小塚誠司(FREEDOM@OZ/2位)
×上嶋佑紀(Brave)
判定3-0 (芹沢20-19/小菅20-19/梅木20-19)

第2試合 バンタム級 5分2R
×斉藤正臣(高田道場)
○馬場勇気(ロデオスタイル)
1R 0'32" TKO (レフェリーストップ:バックマウントパンチ)

第1試合 ライト級 5分2R
×松井英夫(空手道禅道会長野県支部)
○太田駿平(D-ONEジム)
2R 1'40" TKO (レフェリーストップ:マウントパンチ)


本戦第1部


第5試合 長谷川孝司~ROAD TO 植松直哉~試練の勝負第一戦 キャッチレスリングルール 無差別級 5分2R
×荒牧 拓(パンクラスP's LAB横浜)
○長谷川孝司(パンクラス稲垣組)
1R 1'05" ギブアップ (腕ひしぎ十字固め)

第4試合 第18回ネオブラッド・トーナメント一回戦 ウェルター級 5分2R
○永木健二(レッスルウィン)
×上原広誉(ハイブリッドレスリング鹿児島)
1R 4'06" TKO (レフェリーストップ:膝蹴り)

第3試合 第18回ネオブラッド・トーナメント一回戦 ウェルター級 5分2R
○西川純矢(GRABAKA)
×金森 道(フリー)
2R 0'11" KO (パンチ)

第2試合 第18回ネオブラッド・トーナメント一回戦 スーパーフライ級 5分2R
×小野勇也(総合格闘技闇愚羅)
○島袋 力(CORE)
1R 4'45" TKO (レフェリーストップ:踏み付け)

第1試合 第18回ネオブラッド・トーナメント一回戦 フライ級 5分2R
○早坂優璃(CORE)
×伊藤健吾(総合格闘技道場コブラ会)
不戦勝 (伊藤が急性膵炎のため欠場)

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