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手塚基伸、ZSTの鉄人・清水俊一に判定勝ち:4.28 有明

PANCRASE 2012 PROGRESS TOUR
2012年4月28日(土) ディファ有明
 ZSTのトップ選手の一人で、SRCのASIAトーナメント決勝進出の実績もある清水俊一がパンクラスに初参戦し、バンタム級1位の手塚基伸が迎撃。寝技の目まぐるしい攻防の末、手塚が判定勝ちをもぎ取り、王者・石渡伸太郎への挑戦を熱望した。
  レポート&写真:井原芳徳


第7試合 メインイベント バンタム級 5分3R
○手塚基伸 (総合格闘技道場コブラ会/1位)
×清水俊一(総合格闘技宇留野道場/チームZST)
判定3-0 (高本29-28/谷内30-29/荒牧30-29)

 清水俊一の弟・俊裕の仮面ライダーパフォーマンスを意識してか、手塚はショッカーのテーマ曲で入場。先に入場した清水も笑顔で手塚を迎え入れ、場内は和やかなムードとなるが、試合になると両者の対抗意識がむき出しとなり、1Rから動きのある展開に。サウスポーの手塚が重みのある左ミドルを当てれば、清水も右ハイをお返し。直後に組み付くと、カニバサミの奇襲を仕掛けるが、手塚が素早く反応して振りほどき、場内が歓声に包まれる。終盤、手塚が左ストレートを当てて清水を後退させると、ロープに押し込んでからじっくりと清水をグラウンドに誘い込み、パウンドを少しヒット。手塚が若干優勢で1Rを終える。



 2R、手塚の左ミドルを清水が捕獲すると、そのまま倒して顔面に蹴りを入れるが、手塚はひるまず押し込んでタックルでテイクダウン。ハーフからマウントに移行すると、清水がブリッジをしたタイミングで腕十字を仕掛ける。あと少しで清水のクラッチが切れそうなところまで追い詰めるが、清水は脱出。終盤、清水はタックルでテイクダウンを奪うが、手塚はポジションキープさせず上に。しかしこれも清水がキープさせず立ち上がり膝とミドルを連打。最後にも手塚がテイクダウンを奪ったが、清水はすぐに立ち上がり、両者とも目まぐるしい攻防を繰り広げる。



 2Rはポイントを取られた清水は3R、右ミドルの連打の後、低空タックルでテイクダウンに成功。しかし手塚は潜り込んでから上になり、主導権を譲らない。いったんスタンドに戻ると、今度は手塚がタックルで最初から上になり、腕十字を狙いに行くが、ここで清水にようやくチャンスが訪れる。手塚の仕掛けを潰して逆にチキンウィングアームロックで手塚を捕獲。手塚の動きに反応し、次々と角度を変えながらもアームロックの状態を維持する。ようやくZSTで見せるような清水らしい動きが見られたが、最終的に手塚はハーフガードに落ち着いて清水のアームロックを振りほどくことに成功。終盤にも清水がタックルで上になるが、手塚はオモプラッタを仕掛けて見せ場を作る。清水は腕を取られながらも踏みつけを狙うが、手塚はうまく防御し続け、最後はスタンドに戻ったところで試合終了。清水は青コーナーに戻りながら「負けました」とつぶやき、ジャッジも3者とも手塚に票を入れた。



 好勝負を制した手塚はパンクラスのロゴマークTシャツを着用し、「勝ったら『ZSTどんなもんや!』と言いたかったけど、ZSTも一緒に頑張っていきましょう」と清水の健闘を称えるアピール。さらに「パンクラスは強いし、今日は大阪の選手はみんな勝って強いです」と語ると、テレビ中継の解説席に座っていたバンタム級王者の石渡伸太郎に対し「6月の試合に勝ったら、俺の挑戦を受けて下さい」と呼びかけた。
 石渡と手塚は昨年8月、バンタム級王座挑戦者決定戦で対戦し、判定2-1の接戦で石渡が勝利している。石渡はリングインすると「同じ相手と何度もやるのは嫌ですけど、手塚選手が生意気なので、こらしめてやります」と対戦を受諾した。

手塚と清水はベストバウト賞を獲得した

◆手塚「1R、2Rは(ポイントを)取れたと思ったんで、3Rは手堅く行こうと思ったんですけど、恐れていたチキンウィングを仕掛けられてしまいました。かなり疲れてたけど、ここで負けるわけにはいかないと必死で耐えました。石渡選手はパンクラスのチャンピオンですけど、まだ部外者やと思ってるんで、今日僕が負けてZSTの清水選手がタイトル挑戦するようなことがあったら、俺達ランカーはどうなんや?って気持ちでした。石渡選手は絶対に僕とやってくれると思うんで、次負けないで、8月にここでタイトルマッチを実現させます」

◆清水「僕がアタックしないといけないのに、守りに入って、手塚選手にアタックされる試合になったのが敗因ですね。僕が攻めようとしても、手塚選手がよく作戦を練ってきてましたし、パンクラスルールで認められるサッカーボールキックや(グラウンド状態の)膝蹴りに関しても『この状態でやってもいいのか?』と一瞬躊躇してしまうのが自分でもわかりました。相手を人と思わず、物と思って戦わないとこのリングでは厳しいと思いましたね。3Rのような動きが、最初からできてれば…、たらればですけど。次また呼んでもらえるなら、自分を鍛えて上がりたいです。
(パンクラスとZSTの違いを感じた?)パンクラスはランキングのピラミッドがあるので、自分のスタイルを捨てて泥臭くても勝つことが大事になりますね。ZSTがダメということじゃなく、ZSTでやってるような回転体で盛り上げるスタイルだとパンクラスでは食われてしまう。練習仲間にはそういった違いがあるということを伝えたいです」


第6試合 セミファイナル フライ級 5分3R
×タイガー石井(パラエストラ吉祥寺/2位)
○江泉卓哉(総合格闘技道場武門會/5位)
1R 2'07" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

 4月1日の有明大会で両者は対戦したが、江泉のローブローで石井がドクターストップとなり、わずか31秒で試合が終わっている。今回も1分ほどで、江泉の組み付いてからの膝蹴りがローブローとなってしまうが、石井のダメージは小さく、しばらくして続行。その後、江泉は再び組み付いて膝を連打した後、首投げで石井をマットに叩きつける。石井はすぐに反応して下から腕十字を仕掛けるが、江泉は落ち着いて外してパウンドのラッシュ。石井はアキレス腱固めを取りに行くが、パウンドを浴び続けてしまい、福田レフェリーがストップ。江泉が決着戦を制した。




第5試合 ライト級 5分2R
×岡澤弘太(ノヴァウニオン・ジャパン/4位)
○中村晃司(パンクラス稲垣組)
1R 3'02" TKO (レフェリーストップ:左ハイキック)

 岡澤は4月1日の有明大会で太田純一に判定勝ちしているが、内容に納得がいかず連続参戦。対する中村は3月3日の大阪大会で小西謙太をパウンドで83秒で仕留めており、その勢いが出る内容に。サウスポーの中村は、序盤から重みのある左ミドルをヒット。左のローはローブローとなってしまい一時中断となるが、「蹴りが走っていた」といい、再開後、左ハイをクリーンヒットし一撃で岡澤をKOした。中村は今大会のベストKO賞を獲得。インタビューでは「これで上位に入れると思うんで、タイトルを狙いたい。強い選手相手に実力を見せたい。面白い試合をする自信がある」と話した。
 



第4試合 バンタム級 5分2R
○佐藤将光(坂口道場一族/7位)
×村田卓実(和術慧舟會東京道場)
1R 4'14" TKO (レフェリーストップ:サッカーボールキック)

 佐藤が序盤から右フック等の打撃で優勢。村田のタックルも難なく切り、ブレイクを誘う。再開後も右のパンチ主体で村田を苦しめて上になるとパウンドのラッシュ。最後はサッカーボールキックを連打し、村田が場外への逃避行為をしたところで福田レフェリーがストップした。




第3試合 スーパーフライ級 5分2R
×廣瀬 勲(ストライプル/3位)
○北方大地(パンクラス稲垣組)
判定0-2 (19-20/19-20/20-20)

 両ラウンドとも、廣瀬がタックルの後に北方のバックマウントを奪うが、チョークを極めきれず、引っ繰り返されてパウンドの連打を浴びる展開に。1Rは北方がレフェリーストップ勝ち寸前まで廣瀬を追い込む内容で、ランカー食いに成功した。この日は中村晃司、ネオブラの小森圭祐と合わせ、稲垣組3選手が全勝した。


第2試合 ライト級 5分2R
×咲田ケイジ(パラエストラ千葉/2011年NBT同級優勝)
○平山敬悟(パラエストラ八王子)
2R 3'56" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

 1R、投げを潰され下になった咲田だが、下からアームバーを極めながらリバース。平山が立ち上がった後もオンブになってチョークを狙い続ける。しかし終盤、平山が前方へ咲田を頭から叩きつけるように落とすと、平山がパウンドのラッシュで形勢逆転。2R序盤も左の前蹴りを連打して咲田を苦しめ、最後は咲田のタックルを潰してからの鉄槌の連打で快勝した。咲田はネオブラ優勝後2連敗となってしまった。


第1試合 ウェルター級 5分2R
×窪田幸生(坂口道場一族)
○レッツ豪太(総合格闘技道場コブラ会)
1R 2'37" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

 初参戦の豪太がタックルでテイクダウンを決めると、休むこと無くパウンドを連打。立って逃げようとする窪田を追いかけ右フックを当て、ダウンしたところでさらにパウンドを連打し、名前通りの豪快なファイトで白星をもぎ取った。窪田は連続引き分けが4でストップした。



第18回ネオブラッド・トーナメント一回戦


第12試合 ライト級 5分2R
○須貝幸市(パンクラスTEAM FIGHT SUNS)
×竹川光一郎(和術慧舟會トイカツ道場
1R 0'16" KO (右ストレート)

第11試合 ライト級 5分2R
○小森圭祐(パンクラス稲垣組)
×原 昭仁(坂口道場一族)
判定3-0 (○20-20/○20-20/○20-20)

第10試合 ライト級 5分2R
○大橋省吾(吉田道場)
×アイアンホース田中(チームバナナ)
判定3-0 (20-19/20-19/20-19)

第9試合 フェザー級 5分2R
○平川智也(久我山ラスカルジム)
×中井亮介(チームクラッチ)
判定3-0 (20-19/20-19/20-19)

第8試合 フェザー級 5分2R
×近藤孝太(ハイブリッドレスリング山田道場)
○原田惟紘(パラエストラ北九州)
1R 2'20" ギブアップ (三角絞め)

第7試合 フェザー級 5分2R
○松岡嵩志(STB Japan)
×増田良太(GRABAKA)
1R 4'43" KO (右フック→踏みつけ)

第6試合 フェザー級 5分2R
○櫻井明大(BLUE DOG GYM)
×諏訪園岳(AACC)
判定3-0 (20-19/20-19/20-19)

第5試合 バンタム級 5分2R
○北郷祐介(和術慧舟會横浜道場)
×近藤尚平(U-FILE CAMP登戸)
判定3-0 (20-19/20-18/○20-20)

第4試合 バンタム級 5分2R
×CORO(和術慧舟會TLIVE)
○中島太一(パラエストラ東京)
判定0-3 (19-20/18-20/19-20)

第3試合 バンタム級 5分2R
○土佐健市(KIBAマーシャルアーツクラブ)
×石田 源 (総合格闘技闇愚羅)
判定3-0 (20-19/20-19/20-19)

第2試合 スーパーフライ級 5分2R
×高松尚平(相補体術)
○古賀靖隆(Lotus世田谷)
判定0-3 (18-20/18-20/18-20)

第1試合 フライ級 5分2R
×山田将太(KRAZY BEE)
○木内崇雅(和術慧舟會GODS)
1R 3'17" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

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