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ISAO、大石幸史破りライト級王者に:4.1 有明

PANCRASE 2012 PROGRESS TOUR
2012年4月1日(日) ディファ有明
 坂口道場の23歳の新鋭・ISAOは昨年12月のライト級GPを制し、2年前にキャリア唯一の黒星をつけられた相手・大石幸史に挑戦。2R以降、スタンドとグラウンドの両局面で優位に立ち、判定勝ちでライト級王座を奪取した。GP決勝でISAOに敗れた徳留一樹も再起戦で快勝。修斗から初参戦した佐藤洋一郎と山内慎人はパンクラスのランカーを撃破した。
  レポート&写真:井原芳徳


本戦二部


第10試合 メインイベント ライト級キング・オブ・パンクラス・タイトルマッチ 5分3R
×大石幸史(パンクラスism/王者)
○ISAO(坂口道場 一族/1位)
判定0-3 (豊永28-30/荒牧29-30/高本28-29)
※ISAOが新王者に

 王者・大石は初防衛戦。2009年から3年間負け無しの8戦4勝4分。ISAOが難攻不落に大石をどう攻略するか? 開始まもなく、タックルを切られて押しこまれた大石だが、差し返すとテイクダウンに成功し上に。ISAOはコーナーを背中にした状態で下になり続けるが、大石がパスガードを狙った隙を突いて立ち上がる。マスト採点なら10-9で大石、マストでないなら10-10でドローという1Rの内容だ。



 2Rに入るとISAOが仕掛けた。タックルに来た大石の背後に回りこんでしがみつくと、そのままグラウンドに引きずり込んでバックマウントで大チャンス。細かく鉄槌を当てながらチョークのチャンスをうかがう。3分半過ぎ、大石が体を反転させて上になるが、30秒ほどでスタンドに戻る。するとISAOはタックルでテイクダウンに成功。ロープを背中にした大石の顔面に膝を叩きこむ。2Rは10-9でISAOがポイントを取った内容だ。
 3Rに入ると大石がタックルでテイクダウンを奪うが、ISAOはすぐさまギロチンで捕獲し再びチャンスを得る。2年前の初対決では倒されたらそのまま劣勢になっていたが、今回のISAOは違う。2Rのバックを取る動きも含め「練習してきた動きが自然と出た」という。大石はギロチンを外して立ち上がると、打ち合いの後に再びタックルに行くが、またもギロチンにつかまってしまう。



 後が無くなってきた大石はスタンドに戻ると再び打ち合いへ。だがISAOも「打ち合い上等という魂で打ち合った」といい、師匠の坂口征夫譲りのパンチ力を発揮。右アッパー、右フックの連打で大石を下がらせる。その後も左ハイ、左フックも絡めて大石を苦しめる展開。終盤になると大石も右フックを当て、試合後はISAOの左まぶたを腫れ上がらせたが(翌日の診断によると眼窩底骨折だったという)、あと一歩及ばず。ISAOが優位を維持したまま試合を終え、見事初のタイトル奪取を果たした。
 悲願のベルトを巻くと、顔をくしゃくしゃにして涙を流したISAO。「パンクラスのチャンピオンとして恥じないよう生きていきたいんで、これからも戦い続けます」と宣言した。




第9試合 セミファイナル ウェルター級 5分3R
×大類宗次朗(SKアブソリュート/4位)
○佐藤洋一郎(グレイシーバッハ東京/修斗ミドル級(76kg)世界4位・環太平洋1位・元環太平洋王者)
判定0-3 (高本29-30/梅木28-29/荒牧29-30)



 1R、スタンドの攻防では佐藤が右のミドルやハイ、サウスポーの大類が左ミドルや左ボディストレートをヒット。若干優勢なのは佐藤か。2R、序盤に大類が反り投げでテイクダウンに成功するが、佐藤はすぐにスタンドに戻す。再び大類は反り投げを狙うが失敗し、佐藤が上に。スタンドに戻ると、佐藤のカウンター気味の右ストレートが決まり大類はダウンする。佐藤はバックマウントを奪いチョークで仕留めにかかるが、大類は体を反転させて脱出する。
 3Rになると蹴りの攻防も激しさを増し、お互いテイクダウンを奪われからも長時間下にならずスタンドに戻し、一進一退の接戦となる。終盤、大類が左フックの連打を決めるが、その後はロープに押し込んだままフィニッシュに持ち込めず。2Rに明確にポイントを取る攻めを繰り広げた佐藤がパンクラス初参戦で勝利した。大会パンフレットには「この試合の勝者が年内にタイトル挑戦権を得る可能性が高い」と記されており、次の佐藤の起用がどうなるか楽しみだ。




第8試合 バンタム級 5分3R
×内山“ピット”シゲオ(GRABAKA/10位)
○山内慎人(GUTSMAN・修斗道場/修斗フェザー級(60kg)世界7位)
2R 1'23" TKO (レフェリーストップ:マウントパンチ)



 セミの佐藤同様、山内(さんない)もパンクラス初参戦。GUTSMANからのパンクラス参戦は今回が初だ。1R、2009年のネオブラッドトーナメント覇者・内山に首投げで倒されたが、下からの三角絞めでチャンスを作る。スタンドに戻ると、鋭い右ローの連打で内山をぐらつかせる。J-NETWORKやシュートボクシングでの経験が活きる。終盤にマウントを奪われ再び劣勢となるが、内山が踏みつけに失敗した隙を突いて立ち上がると、左ミドル、左ボディフック等のダイナミックな攻めで内山を脅かす。



 2Rも山内が右ローを連打すると、タックルに来た内山をギロチンで捕獲。片腕を内山の顔面に巻き込むようなえげつない体勢のままパウンドを落として傷めつけると、最後はマウントからのパウンド連打で豪快に勝利。層の厚いパンクラス・バンタム級の上位勢に脅威を与えるには十分な勝ちっぷりだった。




第7試合 ライト級 5分2R
△伊藤崇文(パンクラスism)
△URAKEN(Team ura-ken/元ウェルター級王者)
判定0-1 (小菅20-20/和田19-20/富山20-20)

 6月で40歳になる大ベテランの伊藤が1年半ぶりのMMA。開始すぐから得意の低空タックルでテイクダウンを決め、コツコツとパウンドを落としたが、URAKENに脱出された直後にバックを奪われ劣勢に回る。2Rもしぶとくタックルを繰り返すが、パウンドをもらう場面が次第に増えていき、ドローに終わった。


第6試合 ライト級 5分2R
○徳留一樹(パラエストラ八王子/3位)
×チョ・ジョンヒョン(韓国/EXTREME COMBAT TEAM)
1R 4'51" ギブアップ (腕ひしぎ十字固め)



 パンチで飛び込んできたジョンヒョンを徳留がタックルで倒すとグラウンドで圧倒。パウンドを落としてからマウントを奪い、バックに回りこむ。横から得意のサッカーボールキックを叩き込むなど、じわじわとダメージを与えてから、残り時間を見つつ腕十字を極め快勝。王座挑戦に向け理想的な形で再スタートを切った。


第5試合 フライ級 5分2R
○タイガー石井(パラエストラ吉祥寺/2位)
×江泉卓哉(総合格闘技道場武門會/4位)
1R 0'31" 反則 (ローブロー)

 開始まもなく、江泉の右ローが石井の股間にクリーンヒット。ファウルカップに当たる音が大きく場内に響き渡り、石井はうめき声をあげて立ち上がれなくなる。石井はダメージが大きくドクターストップ。担架で控室に運ばれた。


第4試合 アテナルール バンタム級 5分2R
○木村響子(坂口道場一族)
×キム・ソンウン(韓国/INTERNATIONAL TOP TEAM)
1R 1'01" TKO (レフェリーストップ:バックマウントパンチ)

 開始すぐ、ソンウンのパンチを被弾した木村だったが、ロープに押し込んでから倒すと、すぐにマウントを奪取する。MMA18戦15勝3敗というソンウンだが、ほとんど寝技には対処できず。最後は木村がバックからパウンドを連打したところでレフェリーがストップした。



第3試合 ライト級 5分2R
○岡澤弘太(ノヴァウニオン・ジャパン/6位)
×太田純一(GOKITAジム)
判定2-0 (荒牧20-19/梅木19-19/高本20-19)



 1R、岡澤がパンチのフェイントからのタックルで上になり、右のパウンドを連打するが、太田の下からの腕十字に捕まってしまい一転ピンチに。時間いっぱいまで防ぎきり、2Rも同様の展開で上になるが、パウンドに固執せず、いったん太田に脱出を許しつつもすぐに再び上になり、今度はサイドポジションを奪取。マウントからのパウンド、バックチョーク、腕十字と攻め続け、逆転勝ちを果たした。


第2試合 アテナルール ミニマム級 5分2R
×ハッピー☆福子(総合格闘技道場コブラ会)
○大室奈緒子(和術慧舟會東京道場)
2R 2'17" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチによる右まぶたの負傷)



 大阪大会で活躍し、有明大会には初登場のハッピー。ドラゴンボールのフリーザのコスチュームで登場し観客を楽しませるが、試合になると大室の寝技に圧倒される展開。大室が度々バックやマウントを取り、腕十字や洗濯ばさみでチャンスを作る。逃れようとするハッピーの顔面に、随所で鉄槌を落とし続け、ハッピーの右まぶたが腫れ上がったところで梅木レフェリーがストップした。


第1試合 フライ級 5分2R
×松永義弘(禅道会新宿道場/3位)
○宇津木正和(パラエストラ古河/5位)
1R 3'19" TKO (レフェリーストップ:左フック)

 序盤、松永が右ストレートを当てていたが、次第に宇津木のパンチのタイミングが合うようになり、左右のパンチの連続ヒットで松永が前のめりでダウン。タックルで防御しようとした松永を突き放すと、左フックを当ててマットに沈めた。宇津木は昨年6月以来となる白星。松永は3連敗に。


本戦1部


バンタム級 5分2R
△島崎 巧(レッスルウィン)
△上嶋佑紀(Brave)
判定0-1 (19-20/20-20/19-19)

パンクラスゲート


第7試合 フェザー級 5分2R
×小畑公史(U-SPIRIT JAPAN)
○平川智也(久我山ラスカルジム)
1R1'29" KO (スタンドパンチ)

第6試合 フェザー級 5分2R
○井関 遼(GRABAKA)
×小渕真毅(総合格闘技武門會)
2R 4'37" TKO (タオル投入)

第5試合 バンタム級 5分2R
△風間ルミ(GRABAKA)
△田村裕之(SKアブソリュート)
時間切れ

第4試合 バンタム級 5分2R
△ソープたけし(パラエストラ浦安)
△渡部修斗(ネクサセンス)
時間切れ

第3試合 バンタム級 5分2R
○ペニーシミズ(坂口道場)
×阪中勝大(Lotus世田谷)
2R 1'17" TKO (レフェリーストップ:顔面のカット)

第2試合 スーパーフライ級 5分2R
△中島聡士(和術慧舟會HEARTS)
△浅野健太(ロデオスタイル)
時間切れ

第1試合 スーパーフライ級 5分2R
×荒井 司(和術慧舟會横浜道場)
○小川 徹(SRC本部道場)
1R 1'29" ギブアップ (フロントチョーク)

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