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タクミ、鹿又智成を破りフェザー級暫定王者に:9.4 有明

PANCRASE 2011 IMPRESSIVE TOUR
2011年9月4日(日) ディファ有明
 フェザー級暫定タイトルマッチは、タクミがチョークなど寝技でチャンスを作り、鹿又智成を下して勝利。マルロン・サンドロとの統一戦を熱望した。ライト級では小谷直之が井上克也にわずか104秒で一本勝ち。中井りんは7kg重い英国人選手の打撃に苦しみドローに終わった。
  レポート&写真:久保与志


本戦2部



第9試合 メインイベント フェザー級暫定キング・オブ・パンクラス・タイトルマッチ 5分3R
×鹿又智成(パラエストラ八王子/1位)
○タクミ(パラエストラ大阪/3位)
判定0-3(松宮28-30/豊永28-30/千葉28-30)
※タクミが暫定王者に

 1R、鹿又が右フックからすぐに組みに行き、そのままコーナーに押し込む。鹿又はそこからシングルに切り替えてテイクダウンを狙うが、タクミはこれを切ると体を入れ替え、両差しの状態から足をかけてテイクダウンを試みる。ロープに体を預けながら、タクミの外掛けをこらえる鹿又だったが、タクミはバックに切り替えてグラウンドに持ち込むとスリーパーの体勢に。喉元をしっかりと捕らえ、極まっているようにも見えたが、鹿又は凌ぎきってクラッチを外すと、残り20秒足らずのところでリバーサルに成功。トップからパウンドを落としていく。記者採点は9-10でタクミ。



 2R、右フックから前に出て行く鹿又だが、タクミは左ミドルをキャッチして組み付いてバックに付き、グラウンドへ持ち込む。鹿又は向き直って上を取ろうとするが、タクミはコーナーも上手く使いながら、鹿又の仕掛けを潰してバックをキープ。チョークでプレッシャーをかけながらラウンドを終える。記者採点は9-10でタクミ。トータル18-20でタクミ。



 3R、ベルト戴冠にはKOか一本しかなくなってしまった鹿又が前に出るが、タクミが再び蹴り足をキャッチしてテイクダウンを奪う。鹿又がすぐに立ち上がってスタンドに戻すが、タクミは組みの攻防からまたもバックにつく。バックを許しながらアームロックで切り返そうとする鹿又だが、タクミがロックを外して上に。鹿又がリバーサルで上を取りかけたところで、タクミが下から三角絞めの体勢に。鹿又は横になって首を抜くと、残り時間僅かのところで足関節をしかけるが、タクミがしっかりと対処し、逆に膝十字で切り替えしたところで試合終了のゴング。記者採点は10-10のイーブン。



 トータルスコア28-30でタクミ。判定は3者ともに28-30でタクミを支持。過去には04年にKOTCのライト級のベルトも獲得しているタクミだが、国内ではこれが初めての戴冠。ベルトが腰に巻かれるとこらえきれずに嬉し涙を流した。試合後のマイクでは「パンクラスのベルトを巻かせていただいてとても光栄ですが、暫定といういらない文字を早く取り去りたい。現在は他団体のプロモーションに出ていますが、サンドロ選手とやらせてもらって、正規の王者になりたいです」とSRCの活動休止により、現在はベラトールFCで戦っているマルロン・サンドロとの統一戦に意欲を見せた。


第8試合 セミファイナル ミドル級 5分2R
○大山峻護(フリー)
×ソン・ギュソク(韓国/パンクラスコリア/TEAM MAX)
1R 0'11" KO(右フック)

 パンクラス初参戦も、大会直前に対戦相手がパク・チョンギョからソンへと変更になってしまった大山。ゴングと同時に、ソンが打ち合いをしかけると、大山も応じて激しい打ち合いに。大山はソンのパンチをかわしながら、左ストレート、右フックをヒットさせてソンをぐらつかせると、なおも打ち合いに臨もうとパンチで入ってきたソンに右フックをクリーンヒット。崩れ落ちるようにダウンを喫したソンを見てすぐにレフェリーが試合をストップ。大山が圧巻の秒殺KOで見事パンクラスデビューを飾った。




第7試合 バンタム級 5分3R
△赤井太志朗(ノヴァウニオン・ジャパン/1位)
△大石真丈(フリー/4位)
判定1-0(高本30-29/松宮30-30/千葉30-30)

 1R、これまでは自ら圧力をかけ、前に出続けるファイトスタイルが身上だった赤井だが、この日はノーガードに近い状態で、フットワークを使って距離を取りながらリードパンチを放っていくアウトボクシングを展開。ラウンド開始すぐに大石がテイクダウンをしかける場面があったものの、そこを赤井がしっかりと潰すとその後はスタンドの展開が続く。大石はしっかりとガードを上げて赤井のリードパンチをブロックしながら左ジャブを差して距離を詰め、時折右ストレートを放っていく。赤井はバックステップで大石のパンチをかわしながら、右ジャブ、左ストレートを出していくが、こちらもクリーンヒットはない。記者採点は10-10のイーブン。



 2Rも相変わらず大石が追う展開が続き、赤井はボディへのジャブも交えて上下にパンチを散らす。ラウンド中盤に赤井の指が目に入ってしまい中断。大石は視界が定まっていないのかしきりに右目を気にし、赤井の右フックが何度かヒットするが、次第に回復してきたか、その後は再びガードを固めて赤井にプレッシャーをかけていく。大石の、赤井のバックステップに合わせる左フックが浅くだがヒットし始め、赤井はロープに詰まり、右ストレートで追撃される。残り時間僅かのところで、右ストレートで入ってきた大石に、赤井も足を止めて打ち合い、両者引かずにラウンド終了。記者採点は10-10のイーブン。トータルスコアも20-20のイーブン。



 3R、大石は2Rと同様に左フックをヒットさせ、足を使う赤井を追いかけ続ける。赤井も飛び込んでの左ストレート、前蹴りなどを見せるが、大石のブロッキングは崩せず、左フックをもらってロープに詰められ、右ストレートで追撃する場面が目立つ。それでも右のパンチはしっかりとかわしてクリーンヒットは許さず、残り20秒を切ったところで2R同様に再び足を止めて打ち合う。両者、一歩も引かずに打ち合うも赤井がパンチの回転で上回り、終了間際に大石を下がらせて印象を良くした形で試合終了のゴング。記者採点は、プレッシャーをかけ続けながら、左フックをヒットさせていた攻めを評価して9-10で大石。トータルスコア29-30で大石。
 両者共に明確なラウンドを作れなかったこともあって、判定もほとんど差がつかず、1名が30-29で赤井を支持したものの、残り2名は30-30をつけてドロー決着となった。


第6試合 ライト級 5分3R
×井上克也(和術慧舟會RJW/元王者)
○小谷直之(ロデオスタイル/チームZST)
1R 1'44" 腕ひしぎ十字固め



 1R、開始すぐから左ストレートで飛び込み、先手を取っていく小谷。勢いに押され、後手に回ってしまった井上を追い詰めるように、パンチから組み付いてテイクダウンを奪うと、すかさずマウントへ。パウンドを連打し、井上がたまらずガードを固めると、小谷は腕十字に移行。強烈な鉄槌を落として井上のクラッチを切ると、細かく角度を調整しながら極めきり井上がタップ。小谷が圧巻の一本勝ちで強さを見せ付け、「前回は(減量で)失敗してすみませんでした。でもまあ、ちゃんと試合すればこんなもんだって」とマイクの方でもキラー振りを発揮していた。


第5試合 アテナルール 70kg契約 5分3R
△中井りん(修斗道場四国)
△ダニエル・“The Curse”・ウェスト(イギリス/パンクラス・ロンドン)
判定1-1(和田28-29/豊永29-28/福田29-29)

 前日計量では、中井の62.4kgに対し、ウェストは69.4kgと7kgの体重差。実際に向かい合うと、体重差はもとより、両者のリーチの違いが目につく。
 1R、スタンドで共にスイングフックを振るっていくが、ウェストのパンチが先に顔面を捉える場面が多く、中井は右アッパーをもらってダウンを喫する。亀になった中井にパウンドを落とそうとするウェストだが、深追いはせずに中井が体を起こすと離れてスタンドに戻す。スタンドでの打ち合いから、中井がタックルからリフトアップしてテイクダウンに成功。そこから何度も腕十字をしかけるが、ウェストの長い腕を持て余してしまい極めきれない。腕を抜いたウェストは膝十字をしかけるが、ここは中井もしっかりとディフェンス。その後も腕十字をしかけていくが、極まる気配は感じられない。記者採点は9-10でウェスト。


 2R、上から右フック、下から右アッパーを突き上げていくウェスト。中井はまともにパンチをもらってしまい、かなりダメージがあるのか動きが止まってしまう。それでも、一度タックルに入ると、ウェストのテイクダウンディフェンスが甘くすぐにテイクダウン。サイドについた中井は、ほとんどパウンドは落とさずにアームロック、マウント狙い。セコンドからは「このラウンドは押さえ込むだけで良いから」と指示が飛ぶ。マウントに移行してパンチを落とそうとするが、ウェストが立ち上がる。スタンドに戻ると、ウェストが再びパンチをヒット。ダメージの大きい中井だが、何とか組み付いてテイクダウン。アームロックを狙うが、ウェストが外して上になりパウンドを痛打。中井の下からの腕十字も潰して鉄槌を落とす。記者採点は10-10のイーブン。トータルスコア19-20でウェスト。



 3R、ウェストが右のパンチを連打し、タックルも切って右アッパーを突き上げると、中井は防戦一方に。中井はウェストのパンチを浴びながらも、右フックからタックルで組み付き何とかテイクダウン。腕十字をしかけるも、すぐに外されて下になってしまう。ウェストはトップから膝十字をしかけるも、これは防がれ、その後の展開がなくブレイク。右アッパー、右フックを当てて追い詰めていくウェストに対し、中井は下がりながらもタックルをしかけるが、フロントチョークでがぶられ、潰されるように下に。中井は起き上がることが出来ず、ウェストが上からパンチを落とされる展開のままタイムアップ。記者採点は9-10でウェスト。トータルスコア28-30でウェスト。

 中井にとっては、終始スタンドでの打撃で劣勢を強いられる苦しい展開だったが、各ラウンドで奪ったテイクダウンと、何度も腕十字をトライした積極性が評価されたか、判定は28-29、29-28、29-29と3者3様のドロー決着となった。




第4試合 ウェルター級 5分2R
×山崎昭博(SUBMIT静岡/5位・修斗環太平洋ミドル級8位)
○鈴木槙吾(ALLIANCE/7位)
1R 4'01" ギブアップ (ヒールホールド)

 開始すぐに山崎が引き込むが展開が作れずにすぐにブレイク。鈴木が右のパンチをヒットさせて山崎をロープ際に追い込むと、再び山崎が引き込んでグラウンドへ。山崎が下から足関節をしかけると、鈴木も足を取って応戦。鈴木が膝十字からヒールホールドに切り替えると、これががっちりと極まり山崎は声あげながらタップ。鈴木が鮮やかな一本で勝利を収めた。

第3試合 フェザー級 5分2R
○高藤正和(高田道場/6位)
×沼尻 健(フリー)
不戦勝 (試合前の負傷による沼尻の欠場)


第2試合 アテナルール ミニマム級 5分2R
△大室奈緒子(和術慧舟會東京本部)
△永易加代(パラエストラ広島)
判定1-0(豊永20-19/谷内20-20/松宮20-20)

 1Rは永易が組み付いて大室をコーナーに押し込み、テイクダウンを狙う展開が続く。大室もテイクダウンは1度しか許さず、押し込まれながらも膝蹴りを返していくが、離れての攻防では、パンチにすぐに脇を差されてしまい攻撃を切られてしまう。2Rに入ると、大室が裂き手にタックルをしかけるが、テイクダウンは出来ず。大室は離れると左ストレートで前に出るが、ここもすぐに脇を差されて連打にはつながらず。それでも、組まれながらもボディ、顔面へ膝蹴りをヒットさせるなど、手数でやや上回る形で試合終了。判定は1名が大室につけるも、残り2名は20-20でドローに終わった。


第1試合 スーパーフライ級 5分2R
○安永有希(東京イエローマンズ/3位・2011年同級ネオブラッドトーナメント優勝)
×石井俊光(和術慧舟會TIGER PLACE)
1R 4'45" TKO(レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

 開始すぐはスタンドでの探り合いが続くが、ラウンド中盤に安永が組み付いてコーナーに押し付けると、右手で脇を差しながら、細かい左のパンチを入れていく。安永はそこからタックルでテイクダウンを奪うと、徐々に形を整え、ハーフガードから強烈なパウンド。これが効いたか動きの止まった石井に、安永は体を起こして強いパウンドを連打し、バックを見せた石井に鉄槌、パンチの連打を浴びせたところでレフェリーが試合をストップ。安永がKO勝ちでパンクラスでの連勝を4に伸ばした。


本戦1部


第2試合 ライト級 5分2R
○平山敬悟(パラエストラ八王子)
×冨樫良介(ALLIANCE)
1R 1'20" TKO(レフェリーストップ:スタンドパンチ)

第1試合 スーパーフライ級 5分2R
×山中 剛(和術慧舟會TLIVE)
○島袋 力(CORE)
判定0-2(千葉18-20/高本18-20/谷内18-20)

パンクラスゲート


第7試合 ウェルター級 プロ昇格トーナメント決勝戦 5分1R(延長3分1R)
×ルクク・ダリ(吉田道場)
○西川純也(GRABAKA)
2R 判定0-3(9-10/9-10/9-10)

第6試合 ライト級 プロ昇格トーナメント決勝戦 5分1R(延長3分1R)
×金子健作(パラエストラ東京)
○原 昭仁(坂口道場)
判定0-2(9-10/10-10/9-10)

第5試合 フェザー級 プロ昇格トーナメント決勝戦 5分1R(延長3分1R)
○若松史朗(GRABAKA)
×深澤 駿(パラエストラ八王子)
判定3-0(10-9/10-9/10-9)

第4試合 フェザー級 5分2R
×土井勝幹(総合格闘技ゴンズジム)
○CORO(和術慧舟會TLIVE)
2R 1'13" ギブアップ (フロントチョーク)

第3試合 ミドル級 5分2R
△ジョシュア・ロビンソン(ロデオスタイル)
△鈴木敏和(GRABAKA)
時間切れ

第2試合 フェザー級 5分2R
×高津 庸(目黒武道研究会)
○中島太一
1R 4'53" TKO(グラウンドパンチ)

第1試合 バンタム級 5分2R
×風間ルミ(GRABAKA)
○北郷祐介(和術慧舟會TIGER PLACE)
1R 2'06" TKO(グラウンドパンチ)

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