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大石幸史が新王者に。井上学が防衛:5.3 有明

PANCRASE 2011 IMPRESSIVE TOUR
2011年5月3日(火/祝) 東京・ディファ有明
  レポート&写真:井原芳徳

第12試合 第4代ライト級・キング・オブ・パンクラス決定戦 5分3R
○大石幸史(パンクラスism/1位) 
×花澤大介(ワイルドシーサー沖縄/2位)
判定3-0 (福田○30-30/小菅○30-30/千葉30-28)
※大石が新王者に

 1Rから互いにコーナーに押し込んでテイクダウンを狙う展開の繰り返し。組み際にバッティングとなる場面も多く、2Rには和田レフェリーが大石に注意をし、花澤は左目のドクターチェックを受ける。以降、次第に大石が花澤をコーナーに押し込んでは、ボディへパンチを連打する展開が目立つように。大石は右アッパーや膝蹴りも織り交ぜる。大きなダメージを受ける攻撃では無いものの、花澤は守勢が続いてしまう。3Rも同様の展開を崩せず試合終了。通常採点では引き分けだったが、マスト判定で大石に軍配が上がった。
 大石は2000年4月にプロデビューし、11年・36戦目でようやく初のタイトルを獲得。「ベルトのことは意識してなかったけど、巻いてみたらうれしかった」と喜びを語る。試合展開については「最初にテイクダウンを取られてからは、取られないよう必死だった」という。リング上のマイクでは「パンクラスismの下の奴、もっと頑張らないと、パンクラスで勝てないよ!」と同僚にアピールしたが「ism自体が高齢化している。バラバラというわけじゃないけど、もっと結束しないと勝てない。もっと道場を盛り上げないといけないと思った」と理由を語った。
 自身の今後については「気持ちの面でも、もうこれからはそう長く戦えないと思う」と発言。過去2度戦って敗れている井上克也について言及し「今日井上選手が勝てば次(防衛戦)お願いと言いたかったけど、負けてしまったので」と無念そうに語り、「これを巻いたから次がどうこうというのは無いですね。自分の普段やってることの延長線上に(次が)あると思う」と話した。





第11試合 バンタム級・キング・オブ・パンクラス・タイトルマッチ 5分3R
○井上 学(U.W.F.スネークピットジャパン/王者)
×川原誠也(パンクラスTEAM FIGHT SUNS/1位)
判定2-0 (和田29-29/小菅30-29/福田30-29)
※井上が2度目の防衛

 08年12月の初代王座決定戦では井上がチョークで2R一本勝ち。両者負傷による欠場期間もあったが、その後は着実に力をつけ、パンクラスで勝利を積み重ね、ついに再戦の日が訪れた。
 試合は序盤、近年肉体改造に取り組んできた川原のパワーが際立つ展開に。1R、川原は井上の蹴り足をつかんでテイクダウンに成功。スタンドに戻され、コーナーに押し込まれるが、反転して逆に押し返すと、井上の投げを潰して上に。重みのあるパウンドを落とし、いい印象で1Rを終える。
 2Rも井上のタックルを潰して川原が上に。これも1R同様に脱出を許すが、離れると再び蹴り足をつかんで上に。井上もしぶとく、倒されるたびに潜り込むようなタックルで立ち上がることを繰り返し、川原に主導権を完全には握らせない。
 そしてこの井上の粘りが最終ラウンドに功を奏することに。パワーでは川原が上という印象だったが、スタミナでは井上だった。なかなか上をキープできないものの、しぶとくタックルを繰り返し、川原は防戦一方に。「タフな展開になれば僕が勝つを思っていた」という井上は、終了のゴングと同時に両手を上げ勝ち誇り、川原はロープにもたれて疲労を露に。判定2-0の僅差ながらも、井上が勝利し、川原への返り討ちと王座防衛に成功した。井上と川原はこの日のベストバウト賞も獲得した




第10試合 ウェルター級 5分3R
○石川英司(GRABAKA/1位)
×金井一朗(パンクラスism)
判定2-0 (松宮30-30/和田30-28/小菅30-29)



 1Rから石川が再三、金井を倒し、バックを奪いに行くが、それを潰して金井がバックを奪い返すという展開が繰り返される。2R終盤には石川がパウンドを連打するが時間切れ。3Rも寝技で一進一退の攻防が続き、両者とも激しく体力を消耗。スタンドに戻ると二人ともスローなパンチしか放てないほどに。金井は健闘したものの、チャンスの場面数の差で石川に軍配が上がった。


第9試合 PANCRASEライト級GP2011 一回戦Bブロック(2) 5分3R
×AB(和術慧舟會駿河道場/6位) 
○徳留一樹(パラエストラ八王子/9位) 
判定0-3 (千葉29-30/和田28-30/小菅28-30)



 1R、徳留がサウスポーでプレッシャーをかけた後、足を掛けてテイクダウンに成功。ハーフガードで膠着しながらも、パンチをコツコツと当てて主導権を維持する。2Rも序盤にテイクダウンに成功。ハーフガードからABにリバーサルを許し、マウントを奪われるが、すぐにブリッジで上になる。その後もABの執拗なアームロックや腕十字狙いに手を焼くが、一個一個潰し、終了間際にはパウンドとサッカーボールキックで攻勢を印象づける。3Rもいったん上になったあとにリバーサルを許すが、再び上になり、今度は踏み付け、パウンド、鉄槌などで一方的に攻め続け、ポイントを確実に奪い判定勝ち。パンクラスデビュー以来、SRCの試合を含めた連続1R勝利は4でストップしたものの、長期戦でも強さを証明する内容だった。


第8試合 PANCRASEライト級GP2011 一回戦Bブロック(1) 5分3R
×井上克也(和術慧舟會RJW/第2代王者) 
○岡澤弘太(ノヴァ・ウニオン・ジャパン/10位) 
1R 2'42" KO (左フック)

 2年ぶりのパンクラス参戦となる井上は、サウスポーに構えて距離を取り、慎重な滑り出し。時折パンチが交錯し、長期戦になりそうなムードだったが、井上の左ミドルをつかんだ岡澤が、左フック一撃で井上をノックアウト。元王者でトーナメント優勝候補をいきなり撃破する快挙を成し遂げた。岡澤はこの日のベストKO賞を獲得。準決勝の徳留との新鋭対決が見ものだ。



第7試合 PANCRASEライト級GP2011 一回戦Aブロック(2)  5分3R
○岩見谷智義(高田道場/5位) 
×小谷直之(ロデオスタイル/チームZST) 
不戦勝

 小谷は前日計量をクリアできず、当日も規定となる大会3時間前の午後1時に再計量を行ったが、1kgオーバーの71.3kgまでしか落とすことができず失格に。試合もできなくなった岩見谷は「残念ですが戦えなくなり、申し訳ありません。8月に二回戦があるので応援してください」と観客に呼びかけた。


第6試合 PANCRASEライト級GP2011 一回戦Aブロック(1)  5分3R
○ISAO(坂口道場一族/4位・2009年NBT同級優勝) 
×田村ヒビキ(パラエストラ大阪) 
判定2-1 (和田30-30○/小菅30-29/千葉30-29)



 修斗を主戦場とする田村はパンクラス初参戦。懐の深さを活かし、1Rには2度テイクダウンに成功し、修斗では反則となる踏み付けも駆使する。2R、ISAOをコーナーに押し込んで膝を連打するが、足が上がったタイミングを狙いISAOがテイクダウンに成功。足の長い田村の蹴り上げをもらいそうになる場面もあったが、パウンドを随所で当てて優位を印象づける。3R、田村が先に上になり、パスガードに成功。マウントポジションを奪うが、不安定になりすぐさまISAOが上に。ハーフガードからパウンドを落とし反撃する。ジャッジの評価の割れる接戦となったが、ISAOが準決勝に駒を進めた。


第5試合 ウェルター級 5分3R
×URAKEN(Team ura-ken/2位)
○ストラッサー起一(フリー/8位)
判定0-3 (福田28-30/和田29-30/小菅29-30)

 1Rからストラッサーが度々テイクダウンに成功し、肩固めのプレッシャーをかけながらパスガードするなど、優位な試合運び。どのラウンドもストラッサーが上になって攻め続ける展開となり、一本は取れなかったものの、前王者に完勝し、「次はチャンピオンとやらせてください」とマイクアピールした。


第4試合 バンタム級 5分3R
△赤井太志朗(ノヴァ・ウニオン・ジャパン/2位)
△石渡伸太郎(フリー)
判定1-1 (小菅28-29/福田29-29/千葉29-28)



 石渡はガッツマン・修斗道場を離れてフリーとなり、パンクラスに初参戦。両者サウスポーに構え、1R、石渡が右ボディと右フックのコンビネーションを度々決め、主導権を握る。2Rに入ると、赤井の左ローのヒットが増え、石渡は若干劣勢に。3R、序盤は静かな展開だったが、中盤からお互い勝負を掛け、激しい殴り合い。赤井が口から出血し、石渡が若干優勢にも見えたが、ジャッジの評価は割れドローに終わった。


第3試合 ウェルター級 5分3R
△鳥生将大(パンクラスism/3位)
△長岡弘樹 (総合格闘技道場DOBUITA/10位)
判定0-0 (和田30-30/福田30-30/千葉30-30)

 1R、両者コーナーでの押し込み合いを繰り返すが、テイクダウンにつなげられず。2R、鳥生がタックルで上になり、一瞬パスガードに成功するが、すぐにハーフガードに戻される。いったんスタンドに戻ると、長岡が豪快なリフトからテイクダウンに成功する。3Rも長岡がタックルで上になるが、決め手に欠けたまま試合終了し、ドローに終わった。


第2試合 フェザー級 5分2R
○鹿又智成(パラエストラ八王子/1位)
×高藤正和(高田道場/6位)
1R 4'08" ギブアップ (アームロック)

 鹿又がテイクダウンに成功すると、いったん立ち上がってからハーフガードに。そこからアームロックを仕掛けてタップを奪取。パンクラス参戦以来の無敗記録を9に伸ばすとともに、今大会のベストサブミッション賞を獲得した。


第1試合 アテナルール ライトフライ級(52.2kg) 5分2R
○V.V Mei(フリー/ヴァルキリー女子フェザー級(52.2kg)王者)
×ベティコ(和術慧舟會RJW)
1R 3'52" ギブアップ (腕ひしぎ十字固め)

 スタンドでベティコが距離を取り、ローをコツコツと当てる展開が3分以上続いたが、Vがベティコの蹴り足をすくって組み付いて倒すと、そのままマウントポジションに。すぐさま重みのあるパウンドを数発当てると、腕十字を極め一本。速攻で観客を驚かせた。





(左写真)ベストサブミッション賞を獲得した鹿又、ベストバウト賞を獲得した井上学、ベストKO賞を獲得した岡澤 (右写真)Wタイトルマッチ前にはVANILLASKYが唄を披露した。


◆パンクラスゲート

第5試合 ミドル級 5分2R
△成田健二(和術慧舟會東京本部)
△笹川順平(GRABAKAジム)
時間切れ

第4試合 ライト級 5分2R
△平山 学(Laughter 7)
△須貝幸市(TEAM FIGHT SUNS)
時間切れ

第3試合 フェザー級 5分2R
△須崎“ジオング”康文(GRABAKAジム)
△深沢 駿(パラエストラ八王子)
時間切れ

第2試合 バンタム級 5分2R
×小渕真毅(総合格闘技道場武門會)
○北郷祐介(和術慧舟會TIGERPLACE)
2R 0'13" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

第1試合 バンタム級 5分2R
○小田切勇(和術慧舟會TLIVE)
×森竹康之(ツイスト)
2R 2'04" ギブアップ (チョークスリーパー)

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