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ISAO、ウマハノフをギロチン葬。山宮は不戦勝:11.3 有明

PANCRASE 2010 PASSION TOUR
2010年11月3日(水/祝) ディファ有明
 ロシア軍特殊部隊出身で、ケージフォースで王者にもなったアルトゥール・ウマハノフが約3年ぶりに来日したが、迎え撃った22歳の新鋭・ISAOが、タックルのカウンターのギロチンで見事一本勝ち。「僕はパンクラス所属じゃないけど、パンクラスを引っ張りたい」「大舞台にも出たい」とアピールした。
  レポート&写真:井原芳徳


本戦第2部



第10試合 ライト級 5分3R
○ISAO(坂口道場一族/4位)
×アルトゥール・ウマハノフ(ロシア/SKアブソリュート・ロシア/元ケージフォース王者)
1R 4'21" TKO (レフェリーストップ:フロントチョークスリーパー)

 開始すぐ、ウマハノフがスピードのあるパンチを放って場内をどよめかせたが、ISAOは落ち着いてタックルを仕掛けると、すぐさまバックに回り込む。だがウマハノフは素早く前転して膝十字を狙う。「足関は予想外だった」というISAOだったが、「その動きの練習もしていた」ということから、すぐさま防御して下に。ウマハノフお得意のパウンドも打たせず、立ち上がって逆に上のポジションを奪うことに成功する。
 そのまま2分近く膠着状態が続いたが、ISAOが腰を浮かせてパウンドを落とすと、距離ができた隙にウマハノフは立ち上がりタックルでリバースを狙う。だがISAOはすぐさま反応してギロチンでウマハノフを捕獲。「絶対に離さないって気持ちだった」というISAOは、ウマハノフが腰を浮かしてISAOを振り解こうとしても腕の力を緩めず。そのまま万力のように絞り上げると、最後は失神したウマハノフを見た千葉レフェリーがストップした。



 約3年ぶりに来日したロシアの怪物から文句なしの勝利をもぎ取ったISAOは、一挙にリングに流れ込んだ坂口道場の面々、そして坂口征夫代表の弟で俳優の坂口憲二さんとも抱き合い大喜びした。マイクを持ったISAOは「いろんな団体があるけど、今、パンクラスのリングが一番熱いと思います。僕はパンクラス所属じゃないけど、パンクラスを引っ張りたい」とアピール。試合後のインタビューでは「大舞台にも出たい」と語り、SRC参戦にも意欲を示した。ウマハノフ相手でも「試合前はワクワクしてた」という、師匠譲りの強心臓ぶりを発揮したISAO。この勝利で自信を持ち、もっともっと強くなりそうな予感がした。


第9試合 ウェルター級 5分3R
○KEI山宮(GRABAKA/1位)
×ガジ(ロシア/SKアブソリュート・ロシア)
不戦勝 (試合前ドクターストップ:左足じん帯損傷ならびに骨折の疑い)



 第6試合終了後の休憩明け、リングアナからガジのドクターストップによる山宮の不戦勝が突如発表される。リングインしたガジは「練習中に怪我をし、ギリギリまで頑張ったが無理だった。山宮選手とファンの皆さんに申し訳ない。また日本で試合がしたい」と謝罪。続いてパンクラス新社長の川村亮もリングインし、試合中止を謝罪した。
 本部席でその後の試合を見守った山宮は、第9試合のタイミングで和田レフェリーから勝ち名乗りを受けると、マイクを持つ。「このようにバンテージを巻いて、ウォームアップもして、コスチュームも着て準備をしていたが、休憩時間前に中止を聞いて、混乱してるし、がっかりしています。もし僕の試合を楽しみにしている人がいましたら、申し訳ありませんでした。ガジ選手は万全の態勢でもう一回やりたいと言ってましたが、自分はもういいです。関わりたくありません」と再戦をきっぱりと拒否した。



 大会終了後、坂本靖・運営本部長が記者会見。「ガジ選手は10月30日のランニング中に足を怪我し、31日に来日したが、1日の公開練習を拒否した。事情を聞くと『左足を怪我したが、痛み止めを打ってでも試合がしたい』という話だった。昨日(2日)の計量はクリアし、今日の試合前に痛み止めを打ち、メディカルチェックをしたところ、『骨折の恐れがあるので試合はさせられない』ということでドクターストップがかかった」と説明。さらに「川村社長とも相談したが、今後は前日計量の時点でドクターチェックをすることも検討したい」と対策案を語った。

第8試合 フェザー級 5分3R
△鹿又智成(パラエストラ八王子/1位)
△大澤茂樹(SRC育成選手)
判定0-0 (小菅29-29/千葉29-29/和田29-29)

 レスリング世界学生選手権優勝経験もある大澤が、持ち前のタックルで再三上になるが、下からの攻めを得意とする鹿又に苦戦。押さえ込んでから先の攻めにつなげることができない。1R終盤には鹿又に下から変形の三角絞めを仕掛けられる。2Rも3Rも大澤が上になったまま膠着状態。3Rはパウンドを落とす等やや優勢に試合を進め、かろうじて引き分けに持ち込んだ。


第7試合 鳥生試練の3番勝負第二弾 ウェルター級 5分2R
△鳥生将大(パンクラスism/7位)
△窪田幸生(坂口道場 一族)
判定0-0 (大薮20-20/福田20-20/小菅20-20)

 1R、スタンドの攻防の後、鳥生がタックルでテイクダウンに成功。パウンドを落とすが、窪田はアームロックを狙いながらスタンドに戻す。以降、2Rに入っても鳥生はタックルを繰り返すが、窪田は切りつづける。終了間際、鳥生はタックルから背後に回って豪快にジャーマンスープレックスを決めるが、続けてパウンドを落とそうとしたところでゴング。見せ場は作ったものの、決め手に欠け、1年前の初対決同様引き分けに終わった。


第6試合 ミドル級王座挑戦者決定戦 5分3R
×久松勇二(和術慧舟會TIGER PLACE/1位)
○大類宗次朗(SKアブソリュート/2位)
2R 2'19" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

 1R、サウスポーの大類が、左ミドルと左フックを着実にヒットさせて主導権。残り30秒には左右のストレートの連続ヒットで久松をぐらつかせる。2Rも大類が左ミドルと左フックで主導権。最後は左の2連打で久松を真後ろにダウンさせ、鉄槌を連打したところでレフェリーストップ。文句なしの勝ち方で、12.5有明の近藤×藤井の勝者に挑む権利を獲得した。




第5試合 ライト級 5分2R
△AB(和術慧舟會駿河道場/6位)
△山田哲也(しんわトータルコンバット/チームZST)
判定0-0 (福田20-20/小菅20-20/和田20-20)

 1R、タックルで倒された山田だが、リバーサルに成功。だがABの下からのプレッシャーを凌げず、いったん立ち上がってパスガードを狙うと、逆にバックを取られアームロックを狙われてしまう。
 2Rも先に上になったのはAB。ハーフガードとトップポジションを行き来する膠着状態ながら、主導権はABという印象。ブレイクのかからないまま迎えた残り20秒、ABが腰を浮かせてパウンドを当て、ポイント奪取確実かと思えたが、山田はすぐさま腕をつかんで腕十字に。足のロックが甘くABに逃げられたものの、結局最後のワンチャンスで印象を良くし、判定負けは免れた。





第4試合 フライ級 5分2R
×廣瀬 勲(ストライプル/2位)
○カツオ(K太郎道場/2010年ネオブラット・トーナメント同級優勝)
2R 3'42" ギブアップ (チョークスリーパー)

 1R、カツオは立ったままアームロックを狙いながら、オンブの状態でグラウンドに引き込んでバックマウントの状態をキープ。チョークとアームロックを狙い続ける。2R、廣瀬も負けじと、タックルからすぐさまバックに回り込んでチョークを狙うが、カツオは脱出。再びスタンドに戻ると、オンブを狙いながら引っ張り込むようしながらバックマウントを奪い、チョークを極めタップを奪った。



 マイクを持ったカツオは「ネオブラで優勝して、タイトルに挑戦経験のある廣瀬選手とも戦わせてもらって、勝っちゃったんで、言わせてもらいます。来年、ベルトに絡ませてください」とアピール。12.5有明で清水と砂辺のタイトルマッチが決まっているが、次期挑戦者になる可能性は高そうだ。




第3試合 バンタム級 5分2R
○大石真丈(フリー/3位)
×西村広和(和術慧舟會A-3)
2R 3'46" TKO (タオル投入:アームロック)

 1R、西村のパンチに合わせて大石がタックルで上になると、ギロチンでプレッシャーをかけ、ハーフからバックに移行。西村がいくら動いてもバックをキープし、パウンドと腕十字でプレッシャーをかけ、終盤にはマウントパンチを落とす。2Rも序盤から上になると、途切れない寝技で西村を圧倒。ギロチン、腕十字を狙い、最後はアームロックをガッチリと極め続けたところで西村陣営がタオルを投入した。




第2試合 バンタム級 5分2R
○佐々木亮太(BAD ASS 13/2009年ネオブラット・トーナメント同級優勝)
×斉藤 良(和術慧舟會TLIVE)
2R 2'34" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

 1R、得意のタックルでテイクダウンに成功した佐々木が、残り1分、相手の右腕を両足で挟んでマットに釘付けにするマット・ヒューズポジションからパウンドを連打。レフェリーストップ寸前まで追い詰める。2Rも同様の流れでヒューズポジションを奪うと、数発パウンドを放ったところで、1R中のダメージにも配慮してか、レフェリーがストップした。



第1試合 ライト級 5分2R
○芹澤健市 (和術慧舟會駿河道場)
×荒牧 拓(パンクラスP's LAB横浜)
1R 2'15" ギブアップ (腕ひしぎ十字固め)

 グラウンドにもつれ込んだ直後、荒巻のアームロックに捕まりかけた芹澤だったが、落ち着いた動きで外すと、下から腕を捕まえて十字を極め一本。40歳にして約8年ぶりの勝利をもぎ取った。



本戦第1部



第5試合 ライト級 5分2R
○太田純一(GOKITAジム)
×下山大介(和術慧舟會TLIVE)
判定3-0 (20-17/20-18/20-17)


第4試合 フェザー級 5分2R
○伊藤尚司(CORE)
×野村克也(GRABAKAジム)※野村克彦 改め
判定3-0 (20-19/20-18/20-18)


第3試合 バンタム級 5分2R
○吉武伸洋(パンクラス稲垣組)
×石川良如(パンクラスP's LAB東京)
1R 3'58" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)


第2試合 フライ級 5分2R
×中村圭志(坂口道場 一族)
○辻田大祐(秋本道場JUNGLE JUNCTION)
2R 1'16" ギブアップ (腕ひしぎ十字固め)

第1試合 フライ級 5分2R
×山中 剛(和術慧舟會TLIVE)
○宇津木正和(パラエストラ古河)
1R 2'14" ギブアップ (グラウンドパンチ)

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