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井上克也・井上学・和田拓也が新王者に

PANCRASE 2008 SHINING TOUR(第4回ism主催興行)
2008年12月7日(日) ディファ有明
 ライト、バンタム、ウェルターの3階級で王座戦が行われ、新王者が誕生。期待の新鋭・川原誠也、マキシモ・ブランコは相手に逆転を許しプロ初黒星を喫した。ism勢では急成長中の金井一朗が唯一の白星をもぎ取った。
  レポート&写真:井原芳徳



第10試合 メインイベント 第2代ライト級キング・オブ・パンクラス決定戦 5分3R
○井上克也(和術慧舟會RJW/1位)
×大石幸史(パンクラスism/2位)
判定3-0 (松宮○29-29/和田30-29/岡本30-29)
※井上が新王者に

 1R、開始すぐから大石が井上をコーナーに押し込み、井上が倒されないよう防御する展開が続く。3分以上経過して、ようやく廣戸レフェリーがブレイク。打撃では井上が左ミドルや左ストレートを当てて優勢だが、大きな差はつかない。
 2Rも大石がすぐにコーナーに押し込み、今度はサバ折でテイクダウンに成功。井上は立ち上がるが、その後も押し込まれる展開が続く。終盤は頭をくっつけたままの殴り合いを繰り広げ、井上は膝蹴りも当てるが、なかなか思うような展開に持ち込めない。
 「1R、2Rは完全にハメられた。ポイントを取られたと思った。3Rは焦った」という井上。3Rも押し込まれる時間が長く、焦りの様子が表情からも伝わってくるが、中盤、廣戸レフェリーが両者に積極的に戦うよう注意すると、試合は一気に動く。両者が打ち合いに出ると、優位に立ったのは井上。左ストレート、左膝を皮切りに、コーナーに追い詰めてのパンチラッシュで大石の顔面を腫らす。



 結局最後の攻めが決め手となり、井上に軍配。2階級制覇に成功したが、ウェルター級では防衛戦を行わずに返上したことから「ちゃんとした防衛戦を来年は2、3回して、10回ぐらいはやりたい」と長期政権樹立を目標に掲げた。防衛戦で望む相手は既報どおり北岡と坂口の名前を挙げ、「北岡選手は五味選手に(1.4の戦極でのタイトル戦で)勝ったら。負けたら3回もうやってるのでモチベーションがキツい」と付け加えた。


第9試合 セミファイナル 初代バンタム級キング・オブ・パンクラス決定戦 5分3R
×川原誠也(パンクラスP's LAB横浜/1位)
○井上 学(U.W.F.スネークピットジャパン/3位)
2R 4'44" ギブアップ (チョークスリーパー)
※井上が新王者に

 「いつもは蹴りを使うけど、前に出させないよう組み付いた」という井上。1R、2度のテイクダウンに成功するが、川原はキープを許さず、立ち上がり際に膝蹴りを狙ったりと、得意の打撃で勝負する。終盤にはタックルに合わせた膝蹴りが炸裂。井上のまぶたがふさがる。
 2Rは「距離がわからなくなった」井上に、川原は容赦なく左ジャブを右アッパーを浴びせ、勝利にじわじわと近づく。だが井上はドクターチェックの後、必死の力をふりしぼり猛反撃。タックルでテイクダウンすると、川原のバックを奪う。いったんは脱出されたが、再度井上は同様の攻めでバックを奪取。今度は川原の体を伸ばしてガッチリと捕獲し、チョークを極めタップを奪った。




 これで川原はデビュー以来続いた連勝記録が6でストップ。下馬評を覆して勝利を奪った井上は、右目がふさがったまま大喜びし、師匠であるビル・ロビンソン氏、宮戸優光氏らの祝福を受けた。今後については「テクニックがまだ全然なんで、テクニックをつけて、気持ちで負けないチャンピオンになりたい」とのこと。ここのところ各団体で同階級の王座が新設ラッシュであることを聞かれると「ケージフォースの水垣選手の試合はまだ見ていないけど、凄く強いチャンピオンだと思うので、いつか戦うことになったときのために実力をつけたい」と話した。



第8試合 第4代ウェルター級キング・オブ・パンクラス決定戦 5分3R
○和田拓也(SKアブソリュート/暫定王者)
×鳥生将大(パンクラスism/2位)
判定3-0 (梅木○30-30/和田○30-30/岡本30-29)
※和田が新王者に



 両者のリマッチはスタンドの攻防中心に。1R、両者ともジャブを突きながら様子をうかがう展開。2Rに入ると、和田の右ストレートで鳥生の腰が落ちる場面があったが、鳥生も蹴りの連打でチャンスを作り、終盤にはタックルでテイクダウンを先取するなど、ポイントを譲らない。
 3R、和田がタックルを繰り返し、鳥生がコーナーで防御しブレイクがかかる展開が繰り替えされる。ポイントを取りたい鳥生は、変則的な前蹴りをヒットさせるが、その後和田にタックルでテイクダウンを許す。結局和田はその先の攻めは無く、ハーフで押さえ込んだまま終了のゴングを聞くが、勝利を確信した様子。通常ルールならドローだが、試合運びのうまさでキャリア10年の和田が勝利をもぎ取った。
 念願の正規ベルトを巻いた和田は「来年は北岡選手みたいに、世界の強豪を目指し、戦極やUFCに出たい」と早くも外に目を向けたコメントを発した。


第7試合 ミドル級 5分3R
○金井一朗(パンクラスism/3位)
×松井大二郎(フリー)
1R 2'25" TKO (レフェリーストップ:肩固め)

 スタンドで両者パンチの機会をうかがう展開が続き、炸裂したのは金井の右フック。これ一発で松井が腰から崩れ落ちると、ハーフガードになった金井は肩固めの体勢に。落ち着いて逆サイドを取ると、最後は松井を絞め落とし、苦戦の続いたism勢の中で唯一人白星をもぎ取った。



第6試合 パンクラスアテナ 55kg未満契約 3分5R
×WINDY智美(パンクラスism)
○中井りん(修斗道場四国)
1R 1'33" TKO (レフェリーストップ:マウントパンチ)

 開始すぐの打ち合いで、体格で勝る中井の右フックが炸裂。下がったWINDYに組み付いて豪快にマットに叩きつけると、サイド、上四方と動いて腕十字へ。これは防御されたものの、落ち着いてマウントを奪うと、WINDYの必死のブリッジを潰しながらパウンドの雨を降らせ、最後はレフェリーストップ。余裕で勝利をおさめた中井は、何度も宙返りを決めファンを楽しませた。



第5試合 ウェルター級王座次期挑戦者決定トーナメント 決勝戦 5分3R
○岩見谷智義(高田道場/3位)
×野沢洋之(スタンド/4位)
判定3-0 (梅木30-28/和田30-29/岡本30-28)

 岩見谷は1、2R、レスリング仕込みのタックルでテイクダウンを奪うと、マウント、バック等を奪い寝技で野沢を圧倒。3Rこそタックルを切られ続けたものの、最後までチャンスを与えず、岩見谷が新王者・和田への挑戦権を勝ち取った。


第4試合 ヘビー級 5分2R
×河野真幸(NEW JAPAN FACTORY)
○スタニスラブ・ネドコブ(ブルガリア/ブルガリアン・ブシドー・フェデレーション)
1R 1'35" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

 柔術黒帯を持つというネドコブは、開始すぐに外掛けで上になると、パウンドを落としながらパスガードを狙う。河野が一瞬下から腕をつかみかけたが、ネドコブは簡単に外すとパウンドラッシュ。そのままあっさりと試合を終わらせた。スタンドのスキルは未知数だが、ブルガリア勢のポテンシャルを感じさせる試合だった。


第3試合 フェザー級 5分2R
△齊藤裕俊(和術慧舟會GODS/2008年度ネオブラッド・トーナメント・フェザー級優勝)
△赤井太志朗(ノヴァ・ウニオン・ジャパン)
判定0-0 (松宮19-19/梅木19-19/和田18-18)

 齊藤が1R、スタンドパンチで攻勢。短期決着のムードに。だがなんとか持ちこたえた赤井は2R開始すぐ、齊藤の右フックのカウンターでテイクダウンに成功。するとバックを奪い反撃に転ずる。これはブレイクがかかったものの、ラウンド終盤には下からのアームロックで一本のチャンス。そのまま時間切れとなり、ドローに持ち込んだ。


第2試合 ライト級 5分2R
×マキシモ・ブランコ(ベネズエラ/戦極育成選手)
○花澤大介13(総合格闘技道場コブラ会)
2R 1'19" ギブアップ (肩固め)



 レスリング世界選手権ベネズエラ代表のブランコ。過去2戦は1分足らずで終わり、今回は黒星に終わったものの、恐るべきポテンシャルを見せつける。半年後に戦えば、花澤は勝てなかったのではないかと思えるほど、吉田道場でMMAファイターに必要な技術を着実に身につけつつあることがわかった。
 1R、花澤に肩固めを狙われるが、持ち前のパワーを活かしたブリッジで跳ね返すと、飛び膝で襲いかかった後、テイクダウンするとすぐさまマウントに。パウンドラッシュで痛めつけ、バックを取るが、キープしきれずがぶりの状態に。ここで反則の頭部への膝蹴りを放ちイエローカードをもらう。
 2Rも膝蹴りとパウンドのラッシュで花澤をTKO寸前まで追い込むが、最後は花澤が経験の差を発揮。下から足関を狙いながらリバースすると、ハーフガードから再び肩固めを狙いタップを奪った。
 大逆転劇を繰り広げた花澤は「相手はフィジカルが強くて、今日は塩漬けにできなかった」と自嘲し、「そろそろライト級のコイツ(ベルト)が狙える位置に置いてほしい」とランキング入りを熱望した。


第1試合 フライ級 5分2R
○廣瀬 勲(ストライプル/2008年度 ネオブラッド・トーナメント・バンタム優勝)
×二之宮徳昭(X-ONE GYM湘南 / チームZST)
判定2-0 (松宮20-19/梅木20-19/和田19-19)

 廣瀬が1R、スタンドの打撃で主導権。“湘南のゴミ”こと二之宮も、五味×川尻を彷彿とさせる殴り合いに廣瀬を誘い込み、会場を沸かせたが、終盤にチョークを狙われ、逆転ならなかった。


パンクラスゲート



第7試合 ミドル級 5分2R
○鈴木槙吾(ALLIANCE)
×川和 真(禅道会新宿道場)
1R 1'13" ギブアップ (腕ひしぎ十字固め)

第6試合 ライト級 5分2R
△ISAO(坂口道場)
△徳重祐樹(ALLIANCE)
時間切れ

第5試合 フェザー級 5分2R
○ピータン(坂口道場)※池端達朗 改め
×岩本高典(BSS)
2R 2'00" ギブアップ (腕ひしぎ十字固め)

第4試合 フェザー級 5分2R
×島崎太郎(U-FILE CAMP.com)
○上田 優(ALLIANCE)
1R 0'28" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

第3試合 フェザー級 5分2R
×江上 剛(品川CS)
○高藤正和(高田道場)
1R 2'12" ギブアップ (腕ひしぎ十字固め)

第2試合 バンタム級 5分2R
○中島裕之(和術慧舟會レンジャー品川)
×齊藤貴儀(パラエストラ古河)
1R 3'47" ギブアップ (三角絞め)

第1試合 フライ級 5分2R
×山中 剛(和術慧舟會東京本部)
○中村圭志(坂口道場)
2R 3'53" KO (スタンドパンチ)

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