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川村、王座獲得。「現在進行形」アピール

PANCRASE 2008 SHINING TOUR
2008年10月1日(水) 後楽園ホール
(レポート:本庄功志)
第8試合 メインイベント 第4代ライトヘビー級キング・オブ・パンクラス決定戦 5分3R
×KEI山宮(GRABAKA/1位)
○川村 亮(パンクラスism/2位)
判定0-3 (岡本=29-30/和田=28-29/谷内=29-30)
※川村が第4代ライトヘビー級キング・オブ・パンクラスに

 ゴングが鳴ると、仁王立ちのまま山宮を睨め付け動かない川村。そこから両者じりじりと距離が縮まると、一気に打ち合いの展開になる。川村が右のストレート、フックを当てるも、山宮もカウンターを返しヒットは五分。川村は時折ノーガードで山宮を挑発する。
 2Rが始まると、拍手をして観客を煽る川村。1R同様グラウンドの状態には一度もならず、むしろ両者、なろうともしないぶつかり合いを展開する。中盤には、互いが相手の片手を掴み合い、じっと睨み合う。まず川村が右ストレートを当てると、その後山宮が空いている左手でパンチを返す。その流れが3順ほどした時、手を離した川村が山宮の首を掴んでアッパーを連打。PRIDEでのフライ×高山戦を彷彿とさせる殴り合いで、会場のボルテージは一気に上がる。
 「相手のペースに巻き込まれた」とアウトボクサーの山宮が話すように、試合は近距離での壮絶な殴り合いに終始。2Rのダメージの影響か、失速し始めた山宮に川村がプレッシャーをかけ、最終ラウンドも前ラウンドと同じくクリンチアッパーで襲う。そして、残り10秒になると両者が足を止めての打ち合い。川村が判定でリベンジに成功した。
 勝利した川村はマイクを持つと、「パンクラスのマーク、ベルトは昔のじゃありません。現在進行形のパンクラスを作っていきます。今、ここにあるパンクラスをよろしくお願いします」と、川村が筆頭の「現在進行形」のパンクラスをファンにアピールした。
 
◆川村「(ベルトを取ってみて心境は?)自分が小学校6年生の時にパンクラスができて、ほんとにベルトかっこいいなと思いました。とんでもねぇもん手にしちゃったなと。
 まずはライトヘビー級で1つ。他のismの選手も、一番下の自分がベルトを取ったことで悔しがってほしい。下の自分が突き上げていかないと、新しいのは生まれませんから。現在進行形のパンクラスは、自分が作らなくてはいけないんです。
(今回の試合は)山宮選手という相手だから、すべてはき出せました。こんな気持ちをもった選手は少ないです。前の試合を上回る勢いで襲って、できなかったら自分はそれまでだったなと。『心意気を心意気で返してくれるか?』、山宮選手は返してくれました。
(山宮選手が『川村選手に引っ張られた』と言っていたが?)うーん、自分だよ、引っ張られたのは。前回の試合で負けて、今タイトルマッチができて、ほんと運がいいです。
(今回の試合の勝因は?)勝因、戦略とかの試合ではないです。こんなこと言ったら何か言う人もいるかもしれませんが、まさしくプロレスラー同士の戦いだったと思います。
(今のパンクラスを説明するとしたら?)“川村亮のエンターテイメント”。もっと自分が引っ張っていきたいですね」

◆山宮「(心境は?)悔しいとかはないですね。明日あたりは悔しいのかもしれませんが。でもすっきりしました。負けです。親父狩りに遭いました。
 自分は打ち合うつもりはなかったんですが、相手のペースに巻き込まれてしまいましたね。悔しいですが、勝ってくれたのが川村選手でよかったです。
 控え室に横田がいて『どんな言い訳をしたらいいんだ?』って聞いたけど、いいのなかったんで言い訳はなしです(笑)。
(体格差があるように感じたが?)体格差は日本人同士では関係ないですよ。外人だったら『ズルイよ』と思うこともありますが。
 実は次の相手もう決まっているんですよ。そこにいる坂本さんです。(15周年第二弾興行の)26日試合しましょう。(パンクラスの坂本靖常務は『彼、打たれてるんでこの辺で』とかわし『次はミドル級でオファーしますんで』と返答する)。
 まあ…、(川村は)前回は言うほど強くねーなと思ったんですが、今回は強かったです。いいストーリーができたんじゃないですか?パンクラスは21世紀のプロレスリング。いい仕事ができたと思います」


第7試合 セミファイナル ライト級 5分3R
○大石幸史(パンクラスism/2位)
×小谷直之(ロデオスタイル / チームZST)
判定3-0 (岡本=30-29/廣戸=30-29/谷内=30-29)

 ZSTの小谷がパンクラスに初参戦。最近の小谷はスランプを脱せない状況が続いているものの、期待値は高い。初戦には小路とのタイトルマッチをドタキャンされた大石。好勝負を予感させたが、動きが少ない展開に終わってしまった。
 大石がタックルでテイクダウンを奪うと、パウンドもほどほどにパスを狙う。対する小谷は三角絞めを仕掛けるも大石のディフェンスは固い。イノキアリ状態から蹴り上げを当てるが、なかなか流れを変えられない。
 その後も大石のテイクダウンを防げない小谷。1、2Rまでは決定的な差はなかったものの、最終ラウンドの大半をグラウンドでの下で過ごし、大石のパスを防ぐことに終始し、いいところなく判定で敗れた。

◆大石「前からいつもと違う疲労感がありました。前の試合(タイトルマッチ)を蹴られて、気持ちも切れそうになりました。小谷選手は強い相手だったので、ギリギリ気持ちを保てた感じです。全然緊張とかはしなかったんですが、疲労感だけがありましたね。(試合では)パンチ当てたろ、殴ろうじゃなくて、とにかくくらいついてやろう。相手より上に行ってやろうという気持ちでした。最低かもしれませんが、あれが今日できる精一杯です」


第6試合 ミドル級 5分2R
×金原弘光(U.K.R.)
○金井一朗(パンクラスism)
判定0-3 (岡本=16-19/廣戸=18-20/谷内=19-20)

 金井が金原とのリーチ差を活かし、パンチをヒット。そして、1R残り30秒のところで右ストレートを当て金原をダウンさせる。2Rになっても打ち合いの中でカウンターを当てる金井。だが、終盤に差し掛かると金原が「やっと距離が掴めてきた」と、テンカオ、フックをヒットさせ攻勢に出る。だが、いかんせん時間がない。残り10秒で左フックを当て、金井の膝をつかせる攻めを見せた金原だったが、無情にも試合終了。金原は判定で敗れはしたが、あと数秒あれば逆転勝ちもありえるという試合を演じてみせた。

◆金原「もっと自分から攻めないといけないですね。後手後手で。攻めようと思っているんですが、どうしても…癖というんでしょうか。(試合では)互いにクロスカウンターを狙っていて、どっちが速いかっていう。(ダウンについては?)ちょっともったいなかったなと。クロスカウンター合わされましたね。(金原が37歳、金井が25歳と年齢差があったが?)一回り違うんですよね。若さを感じました。試合後『若いっていいな』と言いました(苦笑)。
(最後にいいパンチが入ったが?)あそこから踏みつければよかったんですけどね。見ちゃいました。
 今まで(パンクラスで)すべて判定での負けが続いて、夢でも判定負けする夢を見ちゃうんですよ。そんな差はないと思うんですけどね。気持ちの差ですかね?
(今後は?)パンクラスのベルトを巻きたいっていう気持ちがありますが、とりあえずは1勝したいです。格闘技はどんどん進化していってるから、対応していかないと。今日の試合終わって体力が残ってたので、5分2Rの戦い方をしないといけないですね。」


第5試合 ミドル級 5分2R
×久松勇二(和術慧舟會 TIGER PLACE)
○佐藤豪則(Laughter7)
判定0-3 (岡本=18-20/梅木=18-20/谷内=17-20)

 投げからマウントを奪った佐藤が、久松の首を押さえながらパウンドを連打する。そして、相手のブリッジに反応し腕十字を狙うも不発。その後再び腕十字を狙うチャンスがあったが、久松に体を入れ替えられてかわされてしまう。スタンドでは佐藤が右フックを当て久松をひるませなど優勢。最後はパウンドを当て続け、判定で勝利した。


第4試合 バンタム級 5分2R
△裕希斗(U-FILE CAMP.com)
△川名蘭輝(ロデオスタイル / チームZST)
判定0-1 (和田=19-19/梅木=19-19/岡本=19-20)

第3試合 ライト級 5分2R
×AB(和術慧舟會駿河道場)
○マキシモ・ブランコ(ベネズエラ/戦極育成選手)
1R 0’22” KO (バスター)

第2試合 フェザー級 5分2R
△田中康友(SKアブソリュート)
△清水隼人(アンプラグド国分寺)
判定1-0 (和田=20-20/梅木=20-19/谷内=20-20)

第1試合 フライ級 5分2R
△清水清隆(SKアブソリュート)
△石井拓麻(ALLIANCE)
判定0-0 (和田=20-20/梅木=20-20/谷内=20-20)

パンクラスゲート第2試合 ウェルター級 5分2R
△ISAO(TEAM坂口道場)
△草ホンマン(TEAM TACKLER)
時間切れ引き分け

パンクラスゲート第1試合 フェザー級 5分2R
×佐藤将光(TEAM坂口道場)
○上田 優(ALLIANCE)
1R 2’32” TKO (レフェリーストップ:耳のカット)

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