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内藤のび太、敵地でキャラ封印も4R一本勝ち。横田一則は2R一本負け:5.27 タイ

  • ONE
  • 更新・2016-05-28 (Sat)11:25
ONE: KINGDOM OF CHAMPIONS
2016年5月27日(金) タイ・バンコク・インパクトアリーナ
 修斗世界王座を2度防衛している内藤のび太がプロ11戦目にして初の海外進出。のび太キャラ封印を余儀なくされ、現地の英雄・デェダムロンの持つONEストロー級王座に挑んだが、持前のしぶとく食らいつく寝技を存分に駆使し4Rチョークで一本勝ちした。DEEPフェザー級王者の横田一則はONE同級王者のマラット・ガフロフのチョークで2Rタップし、連勝が13で止まった。
  レポート:井原芳徳  (c)Photo Courtesy of ONE Championship


メインイベント ONEストロー級世界チャンピオンシップ 5分5R
×デェダムロン・ソー・アミュアイシリチョーク [Dejdamrong Sor Amnuaysirichoke](タイ/王者、元ルンピニー3階級王者)
○内藤のび太 [内藤禎貴](パラエストラ松戸/挑戦者、元修斗フライ級(52.2kg)世界王者)
4R 4'00" チョークスリーパー
※内藤が新王者に

 内藤はMMA10戦全勝(1KO/4一本)。修斗フライ級世界王座を2度防衛している。過去の試合は全て修斗・リング・日本人との試合で、海外・ケージ・国際戦は今回が初となる。
 今大会の地元タイ出身の英雄・デェダムロンは日本のNJKF加盟ジムの立川KBAに在籍し、日本のトップ勢とも対戦していたこともある選手。母国に戻ってから2014年、35歳にしてONEでMMAデビューし6戦全勝(2KO/2一本)。2戦目で腕十字、3戦目でチョークで一本勝ちし、完全にMMAにアジャストしている。
 内藤はこの試合の決定後に修斗王座を返上。恒例ののび太パフォーマンスもONE側の要望で封印を余儀なくされ、BABYMETALの曲をBGMに普通のTシャツ姿で登場する。ただしお尻の破れた絵ののび太スタイルのトランクスは日本の試合と同じだ。

 1R、デェダムロンが右ローを当てると、地元のファンから歓声。内藤はタックルを仕掛けるが、広いケージの中でデェダムロンは軽々とかわし続ける。内藤は3度目のタックルでは30秒ほど片足を捕まえ続けるが、ONEではグラウンドの膝とサッカーボールキックが有効なため、あと一歩踏み込めず立たれてしまう。それでも内藤はしつこくタックルを仕掛けるが、デェダムロンは潰して肘を当てる。スタンドに戻るとデェダムロンが左ミドル、右肘を当て続け主導権をキープする。

 2Rも開始しばらくデェダムロンの左ミドルと右ローをもらった内藤だが、それでもひるまず、じわじわと距離を詰めると、今度はケージの中央からではなく、比較的金網に近い所でタックルを仕掛け、金網に押し込む状態も駆使しながら寝かせると、ついにサイドポジションを奪うことに成功する。パウンドを落とし、ニーオンザベリー、マウントと移行し、パウンドと肘を連打し、バックマウントへ。タイ人の観客の悲鳴が場内に鳴り響く。まだ余力のあるデェダムロンも、動いてマウントの状態はほどくものの、内藤はいつものようにしがみついたら離さず、何度もグラウンドに引きずり込む。デェダムロンは左まぶたから出血。内藤はギロチンのプレッシャーもかけながら攻勢をキープする。

 3Rも内藤が金網に近い所からタックルを仕掛け、しぶとくしがみつきながらコントロール。またもバックマウントを奪う。パウンドを当ててチョークを狙い続け、日本の試合でも度々見せて来たのび太ワールドをこのラウンドも展開する。

 4R、内藤が40秒過ぎにタックルを仕掛けると、まだ序盤で余力のあるデェダムロンは切ってサッカーボールキックを内藤の胸元に当てる。それでも内藤は恐れることなくタックルを仕掛け、金網際でテイクダウンに成功。2R・3R同様にバックマウントからコントロールを続ける。そして3分過ぎ、ついに内藤の左腕がデェダムロンののど元に入り込み、デェダムロンはしばらく耐えたが、どんどん極まりが深くなり、デェダムロンはタップ。1Rは劣勢、2R以降は反撃という、内藤らしいファイトは異国の地でも健在だった。
(なお、内藤は翌日帰国し、修斗新宿フェイス大会に来場し、凱旋の挨拶を行っている。記事はこちら。)




ONEフェザー級世界チャンピオンシップ 5分5R
○マラット・ガフロフ [Marat Gafurov](ロシア/王者)
×横田一則(フリー/挑戦者、DEEP王者)
2R 4'25" チョークスリーパー
※ガフロフが初防衛

 ガフロフはMMA13戦全勝(1KO/9一本)の31歳。柔術黒帯で、M-1グローバルで王者になった後、ONEに参戦し、3戦目の昨年11月にジャダンバ・ナラントンガラグに4Rチョークで一本勝ちし、ONEフェザー級王座を獲得した。
 ナラントンガラグは10年12月のSRCで横田を1R KOしており、横田はその試合以降DEEPを主戦場に13連勝。横田の海外での試合は12年のアブダビウォリアーズ以来となる。4月に38歳になり、1年前から「あと1~2年です。ボロボロになる前に辞めます」と話しており、キャリア終盤で最重要な一戦になるかもしれない。

 1R、横田はガードを下げて距離を取って周り、両者パンチと蹴りを時折交えた後、ガフロフがタックルを仕掛けると、横田が潰して押し込む。しかしガフロフはその状態で膝を横田の頭に当てて少し弱らせると、ギロチンを仕掛けながらグラウンドに引きずり込み、横から膝蹴りを頭に入れた後にバックマウントへ。パウンドを的確に当ててチョークを狙い、マウントと行き来してコントロールしながら横田を追い詰める。終盤は横田が立ち上がるが、金網に押し込まれ続ける。ガフロフが先手を取るラウンドに。
 2R、ガフロフが前に出るが、横田がステップでかわし、スタンドでのお見合いが続く。両者パンチを当てるが軽い当たり。3分過ぎ、ガフロフのパンチと前蹴りのヒットが少し増えてくると、タックルでテイクダウンをに成功。パウンドを落としながら素早くバックマウントを奪い、背後を制しながら足のロックを外し、膝を横田の側頭部に当て、ONEルールに合った戦い方を展開する。そうやって横田を弱らせ、再びバックマウントを取ると、防御の甘くなった横田の首元に腕を入れてチョークを極め、横田はすぐにタップアウト。ガフロフの完勝に終わった。


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