- Category: NKB
- update: 2009-02-17 (火) 11:28:00
- by: BoutReview
レポート&写真提供:鈴木雄一郎
第12試合 NKBフライ級タイトルマッチ 3分5R
×牛若丸將之(テツジム/王者)
○信末小僧(仲FG/3位)
判定0-2 (49-50/50-50/49-50)
※信末が新王者に
王者・牛若丸は王座戴冠後、初防衛戦に臨む。一方、信末は18歳という若さにして初となるタイトル戦に挑戦する。牛若丸が防衛すれば、NKB現役王者において最年長王者を更新することとなる。信末が新王者となれば、地元・栃木に初となるNKBのベルトをもたらす。同時に、NKB旗揚げ史上最年少王座戴冠という新記録を樹立。NKBに新たな歴史を刻むこととなる。牛若丸がパワーで信末をねじ伏せて初防衛に成功するか?信末の巧みなテクニックを駆使して牛若丸を圧倒し、王座初戴冠を果たすか?
1R、ゴングが鳴ってしばらく手を出さず、静かな立ち上がりとなった。ローを主体とする牛若丸に対し、信末はミドルを主体とし、試合を組み立てていった。信末の右ストレートから右ローをつなげ、突破口を開こうとする。牛若丸がバックスピンキックを放つと、これが信末の下腹部に当たり、一時中断に。このラウンドはお互いに様子見といったところか。
2Rは1R同様、ローで攻める牛若丸。信末はミドルに加え、ローを混ぜる。特にインローを多用してきた。両者への声援が高まるに連れ、会場内が更にヒートアップしていった。牛若丸がローを打てば、信末はミドルで応戦。お互いに反撃の手を緩めず。
3Rは、それまでローを多用してきた牛若丸が、パンチを多く出すようになってきた。一方、信末は2Rから多用してきたインローを更に出すようになってきた。ここにきて、牛若丸の動きに精彩を欠き始める。首相撲からブレイクがかかった時、信末がレフリーの静止を聞かずに手を出し続ける場面があった。それだけ熱くなっていたのだろう。残り10秒程度のところで、コーナーで両者の激しいパンチの打ち合ったところでゴング。
4Rには牛若丸に加え、信末も手数が減り始めてきた。このラウンドで牛若丸は2度にわたるローブローを信末に打ってしまう。これにより信末サイドの応援団から大ブーイングが入った。互いの疲れが出てきたのか、手が出ない状態に。決着は最終ラウンドに。
5R、ここまでほとんど差がないと感じたのか、ゴングが鳴った直後に信末から打ち合いを仕掛けてきた。左ミドルを打ち、直後に左ローをつなる信末。失速する牛若丸を信末が追う展開に。牛若丸をコーナーに詰めると、最後の力を振り絞ってか、信末がパンチのラッシュでたたみかけようとする。信末も疲労の色が隠せないのか、当たりが浅く、決定打に至らず。
勝敗の行方は判定に持ち込まれ、2-0で信末が新王者に。これにより、信末がNKB旗揚げ史上最年少での王座戴冠という新記録を樹立、NKBに新たな歴史を刻み込む結末となった。牛若丸は初防衛戦に失敗。試合後のインタビューで信末は、「今日のことしか考えていなかった」とコメント。腰にベルトが巻かれると、応援に駆けつけてくれた仲間とリング上で大団円を組み、喜びを分かち合っていた。18歳という若さにしながら、ワンチャンスで王座を奪取した信末。最年少王座戴冠の次は、最多防衛か?今後の信末に更なる期待がかかる。
第11試合 NKBウェルター級次期挑戦者決定戦 3分5R
×SEIITSU(八王子FSG/2位)
○岡田清治(大塚道場/4位)
4R 1'27" KO (右フック)
SEIITSUは昨年6月、武笠が持つNKBウェルター級の王座へ初挑戦、判定で敗れている。一方、岡田は昨年10月の試合で勝利し、タイトルマッチへの挑戦が確定していた。しかし、激闘の末に負った怪我の具合が思いのほか深く、タイトルマッチを断念。手中に収めたタイトル挑戦権を逃してしまうこととなった。SEIITSUが武笠へのリベンジを兼ね、再びタイトルマッチに挑戦するか?岡田が前回逃したタイトルマッチの挑戦権を取り戻すか?
1R、ゴングが鳴ったと同時にSEIITSUが岡田に先手必勝を掲げた先制攻撃を仕掛ける。これが功を奏したのか、SEIITSUが首相撲で岡田をとらえ、首相撲からヒザを連続で繰り出し、最後にハイキックを仕掛ける。下がる岡田を猛然とSEIITSUが追い、再びSEIITSUの首相撲地獄につかまり、首相撲からヒザの連打で岡田からダウンを奪う。
2Rは1Rとは打って変わって距離をとるSEIITSU。左ミドルを中心としたスタイルに。一方、岡田は取られたダウンを取り戻すべく、猛然と前へ出る。SEIITSUがガードしていても、岡田はお構いなしで右ストレート、左右フックを放ち、会場を騒然とさせる。しかし、SEIITSUは首相撲を仕掛けて、岡田の猛攻を止める。SEIITSUの左ミドルを受け続けた岡田の腕が下がり、ガードが甘くなったところをSEIITSUのハイキックが岡田をとらえる。岡田はこれに耐える。愚直なまでに前に出て右ストレートや左右フックを振り回す。
3R、岡田はボディーブロー・ストレートを多用し、SEIITSUの動きを止めにかかる。SEIITSUはこれまで同様左ミドルで距離をとり、左ローを混ぜる。何度も左ミドルを被弾しても前に出る岡田。SEIITSUをコーナーへ詰めると、右ストレート・左右フックを打ち、SEIITSUのガードをこじ開け、後退させる。なおも、岡田の勢いは止まらない。止まるどころか勢いが増すばかり。まさにその姿は片道切符のバンザイアタックを連想させるかのようだった。
4R、一貫として左ミドルを放ち続けるSEIITSU。岡田のガードが下がり始める。それでも岡田は前に出る。岡田が左右のボディブローを放ち、SEIITSUの動きが止まる。明らかに効いた様子のSEIITSUに、岡田の右フックがアゴをとらえ、ここへ来て遂にダウンを奪い返す。逆転劇へのカウントが始まった。カウントが進むも、SEIITSUのダメージは深く、立つことなく、岡田の逆転KO劇となった。
岡田は昨年10月に武笠の持つ王座に挑戦する予定だったが、試合中に負傷してしまい、あえなく断念。惜しくもチャンスを逃してしまうこととなった。そのチャンスを自力で取り戻し、王座への挑戦権を勝ち取った。
第10試合 ウェルター級 3分5R
○高橋賢哉(渡辺ジム/3位)
×塚野真一(挙心館/7位)
判定3-0 (50-49/50-49/50-49)
第9試合 フェザー級 3分5R
×大和知也(SQUARE-UP道場/6位)
○猪ノ川真(大塚道場/7位)
判定0-3 (49-50/48-49/48-49)
第8試合 フェザー級 3分5R
×KAZUYA(JK国際/9位)
○佐藤祐平(TEAM-KOK)
判定0-2 (49-50/49-49/48-50)
第7試合 フェザー級 3分3R
○山内泰治(テツジム)
×祥汰(仲FG)
判定3-0 (30-28/30-27/30-27)
NKBの今年最初の試合はKO決着で幕を開けた。かねてから掲げているNKBの理念である「倒すか倒されるか」の名に恥じない、素晴らしい試合ばかりであった。3回戦ながら、どの試合も倒しにかかる気持ちが伝わる内容であった。
3回戦のベストバウトと言っても決して過言ではない素晴らしい試合があった。第7試合の山内泰治VS祥汰の試合。破壊力抜群のハードパンチャー・山内に、ミドルで応戦・距離を取りながら立ち向かう祥汰。山内のボディーブローが祥汰へ容赦なく襲い掛かるも、ワンツー・ヒザと、基本攻勢で応戦。山内の強烈なボディーブローを何度も受けても、祥汰はこれを耐える。執拗に繰り返される山内のボディーへの攻撃。
終始山内のペースで試合が展開され、判定で山内の完勝。圧倒的な力を見せ付けた山内、激戦区であるフェザー級戦線に、名乗りを上げた試合でもあった。山内の今後が楽しみである。一方、敗れはしたものの、驚異の打たれ強さを披露した祥汰。その祥汰はまだ17歳とまだ若い。これからの選手である。この敗戦を糧に、次戦に期待したい。
第6試合 ウェルター級 3分3R
×腰越正和(勇和会)
○マサ・オオヤ(八王子FSG)
判定0-2 (30-30/29-30/29-30)
第5試合 ウェルター級 3分3R
×MITSURU(八王子FSG)
○栄基(MTOONGジム)
判定0-3 (24-30/24-30/24-30)
第4試合 ライト級 3分3R
○大平 亨(SQUARE-UP道場)
×佐藤哲也(大塚道場)
1R 1'52" KO
第3試合 ミドル級 3分3R
△塚田龍介(挙心館)
△室伏 剛(HEAT)
判定0-0 (29-29/30-30/30-30)
第2試合 ライト級 3分3R
○石井修平(ケーアクティブ)
×川原進策(HEAT)
2R 2'12" KO
第1試合 バンタム級 3分3R
×鍋島逸平(テツジム)
○千葉裕喜(KIX)
1R 1'22" KO
第12試合 NKBフライ級タイトルマッチ 3分5R
×牛若丸將之(テツジム/王者)
○信末小僧(仲FG/3位)
判定0-2 (49-50/50-50/49-50)
※信末が新王者に
王者・牛若丸は王座戴冠後、初防衛戦に臨む。一方、信末は18歳という若さにして初となるタイトル戦に挑戦する。牛若丸が防衛すれば、NKB現役王者において最年長王者を更新することとなる。信末が新王者となれば、地元・栃木に初となるNKBのベルトをもたらす。同時に、NKB旗揚げ史上最年少王座戴冠という新記録を樹立。NKBに新たな歴史を刻むこととなる。牛若丸がパワーで信末をねじ伏せて初防衛に成功するか?信末の巧みなテクニックを駆使して牛若丸を圧倒し、王座初戴冠を果たすか?
1R、ゴングが鳴ってしばらく手を出さず、静かな立ち上がりとなった。ローを主体とする牛若丸に対し、信末はミドルを主体とし、試合を組み立てていった。信末の右ストレートから右ローをつなげ、突破口を開こうとする。牛若丸がバックスピンキックを放つと、これが信末の下腹部に当たり、一時中断に。このラウンドはお互いに様子見といったところか。
2Rは1R同様、ローで攻める牛若丸。信末はミドルに加え、ローを混ぜる。特にインローを多用してきた。両者への声援が高まるに連れ、会場内が更にヒートアップしていった。牛若丸がローを打てば、信末はミドルで応戦。お互いに反撃の手を緩めず。
3Rは、それまでローを多用してきた牛若丸が、パンチを多く出すようになってきた。一方、信末は2Rから多用してきたインローを更に出すようになってきた。ここにきて、牛若丸の動きに精彩を欠き始める。首相撲からブレイクがかかった時、信末がレフリーの静止を聞かずに手を出し続ける場面があった。それだけ熱くなっていたのだろう。残り10秒程度のところで、コーナーで両者の激しいパンチの打ち合ったところでゴング。
4Rには牛若丸に加え、信末も手数が減り始めてきた。このラウンドで牛若丸は2度にわたるローブローを信末に打ってしまう。これにより信末サイドの応援団から大ブーイングが入った。互いの疲れが出てきたのか、手が出ない状態に。決着は最終ラウンドに。
5R、ここまでほとんど差がないと感じたのか、ゴングが鳴った直後に信末から打ち合いを仕掛けてきた。左ミドルを打ち、直後に左ローをつなる信末。失速する牛若丸を信末が追う展開に。牛若丸をコーナーに詰めると、最後の力を振り絞ってか、信末がパンチのラッシュでたたみかけようとする。信末も疲労の色が隠せないのか、当たりが浅く、決定打に至らず。
勝敗の行方は判定に持ち込まれ、2-0で信末が新王者に。これにより、信末がNKB旗揚げ史上最年少での王座戴冠という新記録を樹立、NKBに新たな歴史を刻み込む結末となった。牛若丸は初防衛戦に失敗。試合後のインタビューで信末は、「今日のことしか考えていなかった」とコメント。腰にベルトが巻かれると、応援に駆けつけてくれた仲間とリング上で大団円を組み、喜びを分かち合っていた。18歳という若さにしながら、ワンチャンスで王座を奪取した信末。最年少王座戴冠の次は、最多防衛か?今後の信末に更なる期待がかかる。
第11試合 NKBウェルター級次期挑戦者決定戦 3分5R
×SEIITSU(八王子FSG/2位)
○岡田清治(大塚道場/4位)
4R 1'27" KO (右フック)
SEIITSUは昨年6月、武笠が持つNKBウェルター級の王座へ初挑戦、判定で敗れている。一方、岡田は昨年10月の試合で勝利し、タイトルマッチへの挑戦が確定していた。しかし、激闘の末に負った怪我の具合が思いのほか深く、タイトルマッチを断念。手中に収めたタイトル挑戦権を逃してしまうこととなった。SEIITSUが武笠へのリベンジを兼ね、再びタイトルマッチに挑戦するか?岡田が前回逃したタイトルマッチの挑戦権を取り戻すか?
1R、ゴングが鳴ったと同時にSEIITSUが岡田に先手必勝を掲げた先制攻撃を仕掛ける。これが功を奏したのか、SEIITSUが首相撲で岡田をとらえ、首相撲からヒザを連続で繰り出し、最後にハイキックを仕掛ける。下がる岡田を猛然とSEIITSUが追い、再びSEIITSUの首相撲地獄につかまり、首相撲からヒザの連打で岡田からダウンを奪う。
2Rは1Rとは打って変わって距離をとるSEIITSU。左ミドルを中心としたスタイルに。一方、岡田は取られたダウンを取り戻すべく、猛然と前へ出る。SEIITSUがガードしていても、岡田はお構いなしで右ストレート、左右フックを放ち、会場を騒然とさせる。しかし、SEIITSUは首相撲を仕掛けて、岡田の猛攻を止める。SEIITSUの左ミドルを受け続けた岡田の腕が下がり、ガードが甘くなったところをSEIITSUのハイキックが岡田をとらえる。岡田はこれに耐える。愚直なまでに前に出て右ストレートや左右フックを振り回す。
3R、岡田はボディーブロー・ストレートを多用し、SEIITSUの動きを止めにかかる。SEIITSUはこれまで同様左ミドルで距離をとり、左ローを混ぜる。何度も左ミドルを被弾しても前に出る岡田。SEIITSUをコーナーへ詰めると、右ストレート・左右フックを打ち、SEIITSUのガードをこじ開け、後退させる。なおも、岡田の勢いは止まらない。止まるどころか勢いが増すばかり。まさにその姿は片道切符のバンザイアタックを連想させるかのようだった。
4R、一貫として左ミドルを放ち続けるSEIITSU。岡田のガードが下がり始める。それでも岡田は前に出る。岡田が左右のボディブローを放ち、SEIITSUの動きが止まる。明らかに効いた様子のSEIITSUに、岡田の右フックがアゴをとらえ、ここへ来て遂にダウンを奪い返す。逆転劇へのカウントが始まった。カウントが進むも、SEIITSUのダメージは深く、立つことなく、岡田の逆転KO劇となった。
岡田は昨年10月に武笠の持つ王座に挑戦する予定だったが、試合中に負傷してしまい、あえなく断念。惜しくもチャンスを逃してしまうこととなった。そのチャンスを自力で取り戻し、王座への挑戦権を勝ち取った。
第10試合 ウェルター級 3分5R
○高橋賢哉(渡辺ジム/3位)
×塚野真一(挙心館/7位)
判定3-0 (50-49/50-49/50-49)
第9試合 フェザー級 3分5R
×大和知也(SQUARE-UP道場/6位)
○猪ノ川真(大塚道場/7位)
判定0-3 (49-50/48-49/48-49)
第8試合 フェザー級 3分5R
×KAZUYA(JK国際/9位)
○佐藤祐平(TEAM-KOK)
判定0-2 (49-50/49-49/48-50)
第7試合 フェザー級 3分3R
○山内泰治(テツジム)
×祥汰(仲FG)
判定3-0 (30-28/30-27/30-27)
NKBの今年最初の試合はKO決着で幕を開けた。かねてから掲げているNKBの理念である「倒すか倒されるか」の名に恥じない、素晴らしい試合ばかりであった。3回戦ながら、どの試合も倒しにかかる気持ちが伝わる内容であった。
3回戦のベストバウトと言っても決して過言ではない素晴らしい試合があった。第7試合の山内泰治VS祥汰の試合。破壊力抜群のハードパンチャー・山内に、ミドルで応戦・距離を取りながら立ち向かう祥汰。山内のボディーブローが祥汰へ容赦なく襲い掛かるも、ワンツー・ヒザと、基本攻勢で応戦。山内の強烈なボディーブローを何度も受けても、祥汰はこれを耐える。執拗に繰り返される山内のボディーへの攻撃。
終始山内のペースで試合が展開され、判定で山内の完勝。圧倒的な力を見せ付けた山内、激戦区であるフェザー級戦線に、名乗りを上げた試合でもあった。山内の今後が楽しみである。一方、敗れはしたものの、驚異の打たれ強さを披露した祥汰。その祥汰はまだ17歳とまだ若い。これからの選手である。この敗戦を糧に、次戦に期待したい。
第6試合 ウェルター級 3分3R
×腰越正和(勇和会)
○マサ・オオヤ(八王子FSG)
判定0-2 (30-30/29-30/29-30)
第5試合 ウェルター級 3分3R
×MITSURU(八王子FSG)
○栄基(MTOONGジム)
判定0-3 (24-30/24-30/24-30)
第4試合 ライト級 3分3R
○大平 亨(SQUARE-UP道場)
×佐藤哲也(大塚道場)
1R 1'52" KO
第3試合 ミドル級 3分3R
△塚田龍介(挙心館)
△室伏 剛(HEAT)
判定0-0 (29-29/30-30/30-30)
第2試合 ライト級 3分3R
○石井修平(ケーアクティブ)
×川原進策(HEAT)
2R 2'12" KO
第1試合 バンタム級 3分3R
×鍋島逸平(テツジム)
○千葉裕喜(KIX)
1R 1'22" KO
- 1つ新しい記事: 巨輝、チャイディーに勝利。若生浩次もタイ人を下す
- 現在表示の記事: 18歳の信末小僧、NKBフライ級新王者に
- 1つ古い記事: 巨輝、ライト級王座初防衛。武笠TKO負け
