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悠矢、WBCインター前哨戦でアイルランドのムエタイ戦士に判定負け:2.19 後楽園

NJKF 2017 1st
2017年2月19日(日) 後楽園ホール
  レポート&写真:井原芳徳


第10試合 ダブルメイン2 WBCムエタイ・インターナショナル前哨戦 61kg契約 3分5R
×悠矢(大和ジム/WBCムエタイ日本統一スーパーフェザー級王者、同世界14位)
〇ジョーダン・コー [Jordan Coe](アイルランド/WBCムエタイ世界スーパーフェザー級11位)
判定0-3 (少48-49/竹村48-49/松田48-50)

 悠矢は昨年11月のWBCムエタイ日本王座防衛戦で鈴木翔也に勝利して以来の試合。今回が初めての欧米人との対戦で、WBCムエタイ・インターナショナル王座挑戦に向けて大事な試合となる。
 初来日のコーは1996年7月21日生まれの20歳。10歳からムエタイを習い、タイに住んで練習・試合を重ね38戦28勝10敗。名選手だったラムナムーン・ソー・スマリー氏のマネジメントを受け、タイ式のタトゥを刻み、ムエタイへのリスペクトの強さを印象付けるが、試合では欧米人ならではのフィジカルの強さとムエタイスキルの融合で、悠矢の野望を打ち砕くことに。



 1R、コーはサウスポーに構え、右の前蹴りで距離を作りながら、左ミドルをヒット。悠矢は右ミドル、右の奥足狙いのロー、左ボディフックで応戦。手数はそこそこ互いに出ているが、まだ五分だ。
 2R開始すぐ、悠矢が右のインローを当てると、嫌がったコーは組み付き、突き放すとすぐ左ミドルをヒット。タイ人のような技を軽々とこなす。その後も左ミドルを当て続け、左ストレートも当たり出すと、悠矢は効いていないとアピールしようと舌を出す。するとWBCムエタイルールでは禁じられている行為のため、山根レフェリーが悠矢に注意する。終盤、悠矢が右の奥足狙いのローを連打するが、コーは耐えきる。



 3Rもコーが右の前蹴りを起点に左ミドル、左ストレート等を当て続け、首相撲の比重を上げて、左膝を連打。悠矢にほとんどローを打たせず、はっきりと差をつけるラウンドに。終盤には右の前蹴りで悠矢を吹き飛ばす場面も。ジャッジの中間集計は29-30/28-30/29-29で、2者がコーを支持している。
 4Rになると、さらにコーの首相撲の比重が上がり、ガッチリ組んで左膝を連打する場面が目立つように。悠矢は右足を少し痛めた様子で、終盤にはバランスを崩す場面が見られ、より印象を悪くする。



 それでも悠矢は5R、逆転を狙おうと右ローをコツコツ当てていると、コーがバランスを崩すように。悠矢は徹底した足狙いで、コーは防戦一方となるが、時折首相撲で膝を返しながら最後まで逃げ切ることに成功。ジャッジ3者ともコーを支持し悠矢は判定負け。対日本人では強さを見せつけて来たが、ムエタイへの対応力の低さを示してしまい、WBCムエタイ・インターナショナル王座挑戦に黄信号が灯った。



第9試合 ダブルメイン1 70kg契約 3分3R
△宮越宗一郎(拳粋会/WBCムエタイ・インターナショナル・スーパーウェルター級王者)
△森本一陽(レグルス池袋/Bigbangスーパーウェルター級王者)
判定1-0 (竹村29-29/松田30-29/山根29-29)

 宮越兄弟の兄・宗一郎は2月12日で30歳となり、2週間前に発表されたNJKFの公式インタビューで年内での引退を表明。森本はJ-NET所属の元J-NET王者だが、他団体での試合経験も豊富で、今回もアウェイながら持ち味を発揮する。



 1R、森本は重心を低く構え、左ボディ、左フックを当て、左ボディから右フックにつなぐように。宗一郎は独特のスタイルの森本に適応しきれず後手となり続け、左ミドル、右ハイを当てる場面があるものの、劣勢の印象がついてしまう。
 2Rもしばらく森本がパンチを当てていたが、宗一郎は次第に左右のローをタイミングよく当てるようになり、左ミドルのヒットも増やし、右ハイも当てて、森本の手数を封じることに成功する。
 3Rも森本が左ボディと左フック、宗一郎がミドル、ハイ主体の構図で、宗一郎も右フックを当てるが、途中、宗一郎は左まぶたを切られ出血してしまう。両者の体力を考えれば5Rで見たい試合だったが、3R制のためこれで終わりとなり、判定はドローとなった。




第8試合 セミファイナル NJKFスーパーフェザー級タイトルマッチ 3分5R
×鈴木翔也(OGUNI GYM/王者)
〇琢磨(東京町田金子ジム/NJKF 2位)
判定0-2 (多賀谷49-49/竹村48-49/山根48-49)
※琢磨が新王者に

 悠矢との昨年11月のWBCムエタイ日本王座戦で敗れた鈴木が初防衛戦。琢磨には14年7月に判定勝ちしているが、今回は琢磨の勝利への執念が上回る結果に。
 1R、翔也が左のミドル、膝、ボディフック、ストレートと多彩に攻めれば、琢磨は左右のストレート、左ボディ、左ジャブと、パンチ主体で応戦。翔也は左まぶたを少し切り、印象を悪くする。
 2R、肘を絡めてのパンチの応酬から始まるが、翔也が組むと左膝を連打し好印象。3Rに入ると琢磨も首相撲の展開で膝を返す場面が増え、パンチでもほぼ互角に渡り合う。ジャッジの中間集計では2者が29-29、1者が29-30で琢磨を評価している。
 4Rもパンチと膝での削り合いが続き、お互いなかなか崩れない接戦に。5Rはしばらく、翔也が肘、膝、ミドルを的確に当て、若干優勢ではあったが、中盤以降、琢磨が底力を発揮し、右のストレートで何度か翔也をのけぞらせ好印象を作る。
 試合が終わり、両者は抱き合いたたえ合うと、翔也は琢磨の片手を高く上げ、負けを認めた様子。ジャッジは2者が1点差で琢磨を支持し琢磨の判定勝ちとなった。



 念願のベルトを巻いた琢磨は涙を流し、「2年前に首の脊髄損傷で大きい怪我をして、そこから時間が止まってて、苦しくて、それが涙の理由です。鈴木選手のおかげでこんな素晴らしい試合ができました。これからお互いでキックボクシングを盛り上げたいです。こんな僕を育ててくれた会長や皆さんに感謝します。仲間のおかげで勝てました。リングサイドで見ているおふくろが1週間後誕生日なので、ベルトがプレゼントになればと思います。僕みたいに才能もセンスも無くても、どんなところまでも行けると証明したいです。ここまでが第1章です」と熱い思いを一気に語った。


第7試合 NJKFスーパーウェルター級王座決定戦 3分5R
〇YETI達朗(キングジム/NJKF 1位、元王者)
×西岡和久(誠至会/NJKF 4位)
判定3-0 (山根50-47/多賀谷50-47/少50-47)
※YETIが新王者に

 YETIは昨年2月に白神武央にKO負けして王座陥落。白神がWBCムエタイ日本王者となり、NJKF王座を返上し、今回の決定戦が組まれた。
 YETIが1R、首相撲からの右肘で西岡の額を切り裂き、2Rも左ミドル、左テンカオを効かせ攻勢。3R以降はクリンチが増え、お互い決め手の乏しい展開となってしまったが、5R終盤にもYETIが肘で西岡の左まぶたを切り裂き、ストップ寸前まで追い込み判定勝ち。王座を奪還した。







第6試合 52kg契約 3分3R
〇能登龍也(VALLELY/NJKFフライ級王者)
×矢島直弥(はまっこムエタイジム/WPMF日本&蹴拳フライ級王者)
1R 0'57" KO (右フック)

 開始間もなく、矢島が先にパンチを当てたが、能登はそこから打ち合いに応じると、右フックを当てて矢島をぐらつかせる。するとこのチャンスを逃さず、打ち合いの展開で右フックを連打しダウンを奪取。矢島は立ち上がるもフラついたため、竹村レフェリーがストップした。
 見事秒殺KO勝ちの能登は「4月1日のKNOCK OUT、石井一成選手の相手、まだ決まってないですけど、僕どうですか?」と、2日前にタイでTrue4Uフライ級ベルトを取り凱旋帰国する18歳の新鋭・石井との対戦を熱望した。




第5N試合 55.5kg契約 3分3R
〇前田浩喜(CORE/NJKFバンタム級1位)
×コンバンノー・エスジム(タイ/エスジム)
1R 2'57" KO (左ハイキック)

 前田がサウスポー、コンバンノーがオーソドックスで、ミドル主体の蹴りの応酬が続いたが、前田がコンバンノーの蹴り足をつかみながら左ストレートを当ててダウンを奪取。コンバンノーは既に効いており、前田はパンチの連打からの左ハイで見事マットに沈めた。




第4試合 ミネルヴァ(女子)46.5kg契約 2分3R
〇松下えみ(T-KIX GYM/J-GIRLS&Bigbang女子ピン級王者)
×C-CHAN(T-GYM/NJKFミネルヴァ・アトム級王者)
判定3-0 (29-27/29-27/29-27)

 1R、長身のC-CHANを、松下がコーナーに詰めてのパンチの連打で追い詰め先手。2RはC-CHANの左ハイをもらって腰が落ちたが、すぐ立ったためダウンとみなされず。3Rも松下がパンチを連打し、C-CHANが背中を向けたところでダウンを宣告し、松下が判定勝ちした。




第3試合 ライト級 3分3R
〇村中克至(ブリザードジム/NJKF 2位)
×智也(VERTEX/NJKF 6位)
判定2-0 (29-28/28-28/29-28)

第2試合 バンタム級 3分3R
×淳士(OGUNI GYM/NJKF 3位)
〇大田拓真(新興ムエタイジム/NJKF 4位)
1R 2'36" KO (ボディへの左膝蹴り)

第1試合 スーパーバンタム級(肘無し) 3分3R
〇海人(E.S.G)
×KINTARO(OGUNI GYM)
判定2-1 (30-28/29-30/29-28)

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