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健太、新生デッカーに判定負け。宮越慶二郎、羅紗陀に完勝:11.27 後楽園

NJKF 2016 7th ~NJKF 20周年記念 WBCムエタイ 4大タイトルマッチ~
2016年11月27日(日) 後楽園ホール
 最近10戦無敗と好調の健太は、タイ在住のスウェーデン人・サモン・デッカーとWBCムエタイ・インターナショナル・ウェルター級王座決定戦。名選手・ラモン・デッカーにあやかって付けられたリングネームは伊達では無く、接戦で迎えた5R残り1分、膝と肘による“地獄の風車”で健太を血だるまにした。
  レポート&写真:井原芳徳


第9試合 Wメインイベント2 WBCムエタイ・インターナショナル・ウェルター級王座決定戦 3分5R
×健太(E.S.G/WBCムエタイ世界12位・日本統一王者/66.68kg)
〇サモン・デッカー [Sammon Decker] (スウェーデン/WBCムエタイ世界13位/66.60kg)
判定0-3 (水谷48-49/少48-49/大澤47-49)

 健太は昨年9月以来、1試合の引き分けを挟み10戦無敗と好調。対するサモンはタイで練習しMAXムエタイにも参戦する25戦18勝7敗の24歳。本名はサミュエル・バーク(Samuel Bark)だが、師匠のセンティアンノーイ氏が現役時代に鎬を削った名キックボクサーのラモン・デッカーにあやかり、このリングネームをバークに授けた。WBCムエタイ・インターナショナル王座は、タイ在住のタイ人以外が挑戦でき、世界王座の1ランク下にあたる。



 1R、健太が少し圧力をかけて積極性を見せる展開。左のジャブのフェイントから右のストレートやローを当てる。サモンも左ジャブを振り、時折左ミドル、右ローを当てるが、まだ様子見。ポイントはつかない。
 2R、健太は右ロー、サモンは左ミドルのほか、右ボディや左ストレートといったパンチもヒット。首相撲になれば両者互角に膝を当てる。均衡状態が続いたが、終盤、健太の右ストレートが炸裂し、そのままラッシュ。健太がポイントを取る。
 3Rは健太は右ロー、サモンは左ミドル主体で、ほぼ互角の展開。サモンは健太相手でもなかなか崩れず、次第に観客もデッカーの名が伊達ではないことを感じ出すようになったはずだ。



 そして4Rも蹴り合いが続くが、少しずつ崩れていったのは健太のほう。サモンの左ミドルのヒットが増え、膝蹴り気味にミドルが突き刺さる場面も。サモンは頭を振るフェイントから左ボディフックもヒット。健太はボディに攻撃をもらうと一瞬動きが止まる場面が目立ち始め、ジャッジもそれを見逃さない。
 そして五分で迎えた5R、健太は開始すぐから崩しを決めて先手を取り、パンチ、肘、ローを積極的にヒット。だがサモンは崩れず、残り1分、健太を首相撲で捕まえると、ここまで体力を温存していたか?残りの体力を一気に使い切らんとばかりに左右の膝を連打。健太が後退すると、さらに右の肘も連打し、健太の左まぶだと切り裂いて血だるまにする。



 ドクターチェック後に再開したが、残り時間はほとんど無く、そのままサモンが逃げ切り試合終了。本家デッカーといえば「地獄の風車」という愛称で知られたが、残り1分に地獄の風車を回転させたサモンが文句なしの判定勝ちを果たし、健太の世界進出の野望を打ち砕いた。




第8試合 Wメインイベント1 NJKF 20周年記念スペシャルマッチ 62kg契約 3分3R
〇宮越慶二郎(拳粋会/WBCムエタイ・インターナショナル・ライト級王者/62.00kg)
×羅紗陀(キングジム/元WBCムエタイ日本統一スーパーフェザー&ライト級王者/61.8kg)
判定3-0 (多賀谷30-26/水谷30-26/少30-26)

 宮越兄弟の弟・慶二郎は、今大会で防衛戦を予定していたが、来年2月大会へスライド。今大会は96年10月6日に東京ベイNKホールで旗揚げしたNJKFの20周年記念大会で、慶二郎には羅紗陀との「NJKF 20周年記念スペシャルマッチ」と題された試合が組まれた。羅紗陀は右足腓骨骨折から5月のヤスユキ戦で2年3ヵ月ぶりに復帰し判定勝ちしている。



 試合は「柔」の慶二郎が「剛」の羅紗陀を完封する展開に。1R、慶二郎が細かく動いてフェイントを仕掛けつつ、ローやジャブをヒット。時折、羅紗陀も左ミドルを強打して、危険なムードを漂わせるが、慶二郎は動じず、終盤、左ミドルを強打した後、左フックをクリーンヒット。羅紗陀は尻餅をつき、通常ならダウンとなるところだが、羅紗陀がすぐ立ったのを見て、竹村レフェリーはスリップと判断。場内はどよめく。

 2R、羅紗陀も右ローを強打してくるが、慶二郎はスイッチも織り交ぜながら、多彩なフェイントやコンビネーションを駆使し、パンチを的確にヒットし続ける。終盤になると、少し余裕ができたか?慶二郎はガードを下げて顔面を突きだして羅紗陀を挑発。羅紗陀が右ハイを放てば軽々とスウェーし、防御の面でも差を見せつける。



 ジャッジの中間集計で3者とも2点差をつけたことがアナウンスされると、3R、開始すぐに慶二郎が右ストレートをクリーンヒットしダウンを奪取。その後もパンチの連打や崩しを決め、中盤は前に詰めて来る羅紗陀をステップでいなし、終盤にはパンチをまとめる盤石の試合運びで終了。現インター王者の強さを見せつけ、慶二郎が完勝した。




第7試合 セミファイナル WBCムエタイ日本統一スーパーフェザー級タイトルマッチ 3分5R
〇悠矢(大和ジム/王者/58.97kg)
×鈴木翔也(OGUNI GYM/挑戦者、NJKFスーパーフェザー級王者/58.90kg)
判定2-0 (大澤49-47/竹村49-49/水谷50-47)
※悠矢が初防衛

 9月のNJKFでの挑戦者決定戦でJ-NET王者・鷲尾亮次に判定2-1で勝利した鈴木が、悠矢のベルトに挑む。両者は14年9月にNJKF同級王座を懸けて対戦し、悠矢が3R右フックでKOで勝利している。
 1R、両者パンチとローを当て、圧力をかけている悠矢の手数が少し上で、鈴木がスリップする場面も。2Rも同じ流れだったが、鈴木の左右のストレートが炸裂。悠矢は手を広げて「効いていない」とばかりにアピールするが、逆に効果的だというアピールになっている恐れもある。3Rは鈴木が左ミドル、右ロー、組んでの膝のヒットを増やし、若干優勢となるが、終盤、悠矢がパンチの連打で鈴木を下がらせ挽回。ジャッジの中間集計は30-29/29-30/29-28のスプリットだ。



 4R、鈴木の右肘で悠矢の頬が腫れ上がり、鈴木はさらに左ミドル、左ボディを効果的に当てるが、中盤を過ぎると、悠矢が打ち合いに誘い込み、一進一退の展開。若干ながら悠矢が優位で、ポイントを取ったか。
 5Rも打ち合いの展開となるが、悠矢の右肘がクリーンヒットし、鈴木が額を切られて血だるまになりドクターチェックが入る。再開後、鈴木も果敢に打ち合うが、さらに右まぶたの付近もカット。最後まで打ち合いが続き、悠矢が血だるまの鈴木をコーナー、ロープに下がらせて連打したところで試合が終わる。



 結局、4R、5Rを優位に進めた悠矢が判定勝ちし、鈴木に2連勝すると共に初防衛に成功。「鈴木君のおかげで素晴らしい試合ができました。次、インターナショナルのベルトを挑戦させてもらいたいです」とアピールした。


第6試合 WBCムエタイ日本統一ライト級王座決定戦 3分5R
×階 勇弥(健心塾/NJKF王者/61.23kg)
〇小川 翔(OISHI GYM/蹴拳スーパーライト級王者、元REBELS-MUAYTHAI王者/61.23kg)
5R 2'59" TKO (レフェリーストップ:パンチ連打)
※小川が王者に

 西日本勢同士による王座決定戦。階は6月の大阪大会でNAOKIに3R TKO勝ちNJKF王座を初防衛し、もう1ランク上のタイトル挑戦の機会が巡って来た。数多くの団体に上がった小川だがNJKFには初参戦だ。



 1R、ミドル、ローの応酬で、まだ五分だったが、2Rに入ると小川の右ローのヒットが増加。前に詰めて来る小川を右回りでいなしながら、ロー主体でパンチも当て続け、3Rには右の縦肘で左眉の上を切り裂き、階はドクターチェックを受ける。その後も小川が右回りで主導権をキープし、4R、5Rにも階にチェックが入り、5Rには小川が右フックでダウンを奪取。試合終了間際、小川が階をロープに詰めてパンチを連打したところで、水谷吉寿レフェリーが試合をストップした。


第5試合 WBCムエタイ日本統一バンタム級王座決定戦 3分5R
×林 敬明(TSKjapan/WPMF世界暫定・WMC日本・ムエタイオープン・蹴拳王者/53.40kg)
〇鈴木真彦(山口道場/INNOVATION王者、DEEP☆KICK 55kg級王者/53.05kg)
1R 2'15" KO (左フック)
※鈴木が王者に

 鈴木は6月のINNOVATIONで前王者の知花デビットを持ち前のパンチで追い詰めKO。2冠王・知花の持つINNOVATION王座のほうが賭けられたが、知花はWBCムエタイ日本王座も返上し、この王座決定戦が組まれた
 林は7月にNJKFに初参戦し、王座挑戦者決定戦でNJKF王者の前田浩喜をサウスポーからの蹴りで追い詰めつつ、右肘打ちで1R KO。昨年からMrハガをKOし蹴拳、竹内将生をKOしWPMF世界暫定、キム・ギフンに判定勝ちしムエタイオープン、林昌孝をKOしWMC日本の王座を獲得と、タイトル絡みの試合が続き、17連続無敗の快進撃を続ける。



 試合はまさかの1R決着に。サウスポーで長身の林が前蹴り等で距離を取りつつ、左ミドルをヒット。左の縦肘も当て、順調な滑り出しに見えた。だが鈴木は林の右の前蹴りをすくってか下がらせると、林を赤コーナーまで後退させ、林が右のパンチを放ったタイミングで右のフックをアゴにクリーンヒットしダウンを奪取。林は立ち上がるが、ダメージが残っており、鈴木がロープに詰めてのパンチラッシュで再びダウンを奪取。うつぶせで倒れたところで、すぐさまレフェリーがストップした。




 鈴木はセコンドの山口兄弟と抱き合い涙。ベルトを巻くと「林選手、ビデオで見てもめっちゃ強いと思っていて、強い相手やからKOできてうれしいです」「来年はいろんなベルトあると思うんですけど、いろんな団体の強い奴をぶっ倒していきます」と話した。





第4試合 NJKFウェルター級タイトルマッチ 3分5R
〇浅瀬石真司(東京町田金子ジム/王者/66.40kg)
×山崎遼太(OGUNI GYM/3位/66.66kg)
判定3-0 (48-47/48-47/48-47)
※浅瀬石が初防衛
※3R右フックで山崎に1ダウン




第3試合 58kg契約 3分3R
〇新人(E.S.G/NJKFフェザー級1位/57.9kg)
×ナロンチャイ・フォンパサー(タイ/元ルンピニー認定フライ級8位/58.0kg)
3R 0'43" KO


第2試合 63.5kg契約 3分3R
△嶋田裕介(Bombo Freely/NJKFスーパーライト級1位/63.40kg)
△凌太(OGUNI GYM/NJKFライト級6位/63.30kg)
判定1-0 (30-28/29-29/29-29)

第1試合 スーパーフェザー級(肘無し) 3分3R
×真沙希(VERTEX/58.85kg)
〇幸人(真樹ジムAICHI/58.80kg)
2R 2'58" KO

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