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テヨン&TOMONORI、WBCムエタイ・インターナショナル王座獲得:7.23 有明

NJKF 2016 5th ~WBCムエタイ祭り~
2016年7月23日(土) ディファ有明
 テヨンはWBCムエタイ・インターナショナル・スーパーライト級王座に初挑戦。タイに10年住むイタリア人を迎え撃ち、1Rにロー、4Rにパンチで追い詰めるも、他のラウンドは蹴りをもらい続け、判定2-1でなんとか勝ったが「僕の負け」と反省した。TOMONORIはベラルーシの選手と同フライ級王座を争い「勝ちに徹した」ファイトで判定勝ちした。

  レポート&写真:井原芳徳


第6試合 WBCムエタイ・インターナショナル・スーパーライト級王座決定戦 3分5R
○テヨン(キングジム/元WBCムエタイ日本統一王者/63.50kg)
×マシアス・セブンムエタイ [Mathias 7 MuayThai](イタリア/WBCムエタイ世界11位、元同インターナショナル・スーパーフェザー級王者、元WPMF世界ライト級王者/63.45kg)
判定2-1 (少49-48/小林48-49/松田49-48)
※テヨンが新王者に

 テヨンは14年7月にWBCムエタイ日本王座を奪取し、昨年11月にハチマキをKOで破って防衛し、そこから2月の初のタイ人相手の試合となるセイサック・エスジム戦、5月のムエタイオープン王者・喜入衆戦と3連続KO勝ち中。昨年7月の石井達也戦の引き分けを挟み14年7月から無敗を続けている。

 挑戦者のマシアスは1992年12月19日生まれの現在23歳。戦績69戦43勝(14KO)21敗5分。10年間タイに住むが、2か月尚武会で練習していたことがあり、10年4月の尚武会主催大会にマシアス・コンバットのリングネームで出場し、玲央(フォルティス渋谷)と引き分けている。12年にはルンピニーで中村敏射に判定勝ちし、13年にWBCムエタイのスーパーフェザー級でインターナショナル王座に就き、同年にはWPMF世界ライト級王座も獲得、他にも2015年MAXムエタイ・シルバートーナメント優勝、プリンス・カップ・トロフィーといった王座も手にし、実績を積んで日本に戻って来た。



 試合はテヨンの対ムエタイの経験不足が出てしまう展開に。1R、マシアスは重みのある左ミドルを当てて来るが、テヨンが右ローをお返しすると、数発当てたところでマシアスは当てられた箇所を叩いてもっと打って来いとばかりにアピール。テヨンは左インロー、左ボディも随所で絡め、先手は取った。
 だが2Rに入ると、マシアスも右ローをお返しし始め、それに合わせて左ミドルのヒットも増加。テヨンも顔面とボディにパンチを当て、時折右ローを返していたが、1Rより数は落ち、3Rはマシアスの左ミドルをもらい続け、攻撃の数で逆転されてしまう。



 4R、劣勢と気付いた様子のテヨンは、左ミドルを打って来るマシアスに対して強引に距離を詰め、パンチを連打。マシアスはブロックして耐えると、肘をお返しする。テヨンも肘を返すとマシアスは出血し血だるまに。テヨンはパンチを当て続けるが、マシアスは耐え、終盤には雄叫びをあげる。テヨンがポイントを取るラウンドにはなったが、マシアスはタフさを発揮する。
 5Rはマシアスが左インローを当てていると、じわじわとヒットが増えていき、中盤には連打で好印象を残す展開に。テヨンの右ローはめっきり出なくなり、左ミドルが増える。パンチなら日本人のジャッジに好印象を与えられるが、距離が定まらず空振りが多い。逆にマシアスは中盤から左のミドルを強打し、最後まで勢いを保ったまま試合を終える。



 ジャッジは1者がマシアスを支持したが、2者はテヨンを支持しテヨンの判定勝ちに。ミドルを重視するタイの基準なら確実にマシアスが勝ちの試合内容だったため、マシアスは両手を広げ不満を示し、テヨンはマシアスの手を上げる。ベルトを巻いたテヨンだが「正直、今の気持ちは、勝ったとは当たり前ですけど思っていないです。マシアス選手と試合して、世界の選手は今までにない戦い方をして来て、僕の負けだと思います。応援してくれる人の声も凄く届いていたのに、力に変えられなかったので、反省しているところがたくさんです。僕が一時的にベルトを巻いているだけで、マシアス選手が勝者だと思うので、申し訳ない気持ちで巻いているのが今の気持ちです」と、潔く苦戦を認めた。




第5試合 WBCムエタイ・インターナショナル・フライ級王座決定戦 3分5R
○TOMONORI(OGUNI GYM/WBCムエタイ日本統一王者/50.70kg)
×シャリー・シティバ [Siarhei Skiba](ベラルーシ/50.55kg)
判定3-0 (少49-47/松田49-47/篠原50-47)
※TOMONORIが新王者に

 TOMONORIはWBCムエタイ日本統一バンタム級王座とフライ級王座を獲得している。だが、その一段上のインターナショナル王座は、12年2月にスーパーフライ級、13年12月にフライ級で挑戦したもののいずれも奪取ならず。今回は肩の手術も経て1年ぶりの試合でもあり、「KOじゃなくてもいいんで、しがみついてでも取りたい」と、3度目の正直で何としてもベルトを取りたい思いは強い。
 シティバは1981年11月9日生まれの34歳で、アマでは103戦83勝、プロでは16戦11勝の戦績を残している。これまでMuay thai world champion(2003、2007)、World Cup K1 WAKO winner(2007、2008、2011、2014、2015)、World champion wako 2013と、多くのタイトルを獲得し、今年に入って4戦全1KO勝ちと好調のようだ。

 1R、リング中央で構えるのはシティバだが、TOMONORIは圧力で押されることなく、うまく回って距離を作り、右ローや左右のミドルをヒット。シティバも中盤まで右ローを当てていたが、少しずつTOMONORIペースとなる。
 1Rからシティバをかわして時折、左フックをうまく当てていたが、2Rに入るとその左フックのヒットが増加。途中、左飛び膝もヒットさせてじわじわシティバを追い詰めると、終盤には突進してきたシティバをかわして左フックをヒットしダウンを奪う。3Rも同様にTOMONORIペースで、右の肘でシティバの頭部を切り裂き、ドクターチェックが入る。
 4RもTOMONORIがシティバをかわし、時折右ローや右ハイを当てるが、これまでよりも手数が落ちてしまう。だが5Rはこれまでのラウンドの集大成のように、TOMONORIが左フック、右ハイ、左飛び膝を随所で当てて好印象。ほとんどシティバから有効打をもらわず5R戦い抜き、戦前の言葉通り、勝負に徹した試合運びで判定勝ちすると涙を流した。



 TOMONORIは「僕の試合を初めて見た人は『クソつまらない』と思ったと思いますけど、何としてもベルトが欲しかったので、勝ちに徹しました。今日は30人北海道から応援に来てくれて、そのおかげで最後まで集中を切らさず戦い抜けました。ありがとうございました」と勝利者インタビューで話した。


第4試合 WBCムエタイ日本統一フェザー級タイトルマッチ 3分5R
○MOMOTARO(OGUNI GYM/王者/57.10kg)
×一戸総太(ウィラサクレック・フェアテックス池袋/2位、WPMF世界フェザー級王者/57.0kg)
判定3-0 (小林49-48/松田50-48/篠原50-47)
※MOMOTAROが防衛

 一戸は5月の後楽園での次期挑戦者決定戦で駿太に勝利。スーパーバンタム級から階級アップ後も好調を維持している。
 MOMOTAROは4月に中国のクンルンファイトでWBCムエタイ米国フェザー級王者のアダム・ロスウェルターを降し、タイでの非公式戦も含めると12連勝と勢いに乗る。

 1R、MOMOTAROはサウスポーに構えてガードを低くし、変則の前蹴りやバックハンドブローを多用。1Rは様子見と話していた一戸は冷静に距離を取りつつ、時折右ミドルとローを強打し、終盤には首相撲から倒してみせる。ポイントはあえてつけるなら手数で勝るMOMOTAROか。。
 2Rは一戸も手数を上げたいところだが、MOMOTAROは左のテンカオを序盤に連打し先手。その後も変則の攻撃で一戸をかく乱させようとする。一戸は右ミドルを時折強打。右フックも放つが、空振りが多い。MOMOTAROが若干優勢か。



 だが3R、一戸の右のインローのヒットがじわじわと増え、MOMOTAROはステップが少しぎこちなくなってきた。MOMOTAROはそれでも終盤に左のテンカオを連打し、印象を五分に戻す。ジャッジの中間採点は30-28/30-29/30-29でMOMOTAROがリードしている。
 すると4R、一戸の右のインローが減り、ミドルを出せばMOMOTAROはキャッチしてから首相撲につなげ、膝を連打し主導権。一戸が前に出てもうまくステップで距離を取りかわす。
 5Rも前に出る一戸をMOMOTAROがうまくかわし、一戸が肘を出せば肘をお返しし、一戸の左頬を薄くではあるが切り裂き、最後まで一戸にペースを作らせず、判定勝ちで防衛に成功。試合後はMOMOTAROは「次はインターナショナル王座を目指します」と宣言した。




第3試合 70kg契約 3分3R
○宮越宗一郎(拳粋会/WBCムエタイ・インターナショナル・スーパーウェルター級王者/70.0kg)
×白神武央(拳之会/WBCムエタイ日本統一スーパーウェルター級王者/70.0kg)
判定2-0 (少29-29/篠原29-28/小林29-28)

 白神は6月12日の岡山大会でメリケン雄人を初回TKOに降し、WBCムエタイ日本統一級王者となったばかり。両者は13年7月に対戦し、宮越が判定勝ちしている。
 1R、やや動きの重い宮越に対し、白神はサウスポーで圧力をかけ、終盤には右ストレートを連続で当てて宮越をのけぞらせて先手を取る。だが2R、宮越の膝蹴りが偶発的にローブローとなり、白神は膝をついて痛がると、休憩時間はしっかり設けられたものの、再開後は宮越がパンチの連打を当てて攻勢に。3Rもやや強引ながらも宮越が持ち前の重みのあるパンチを当て続けて白神を追い詰め、苦しみながらも逆転判定勝ちした。


第2試合 WBCムエタイ日本統一バンタム級挑戦者決定戦 3分5R
×前田浩喜(CORE/1位、NJKF王者/53.50kg)
○林 敬明(TSKjapan/2位、WPMF世界暫定・WMC日本・ムエタイオープン・蹴拳王者/53.45kg)
1R 3'05" KO (右肘打ち)

 前田は昨年9月、知花デビットとのWBCムエタイ日本統一バンタム級王座決定戦で敗れるも、今年2月のNJKF同級王座防衛戦で守屋将を1R KO。林は現在14連勝で、各団体のベルト奪取を重ねてきた。揃ってサウスポーという共通点もある。
 試合は長身の林が序盤から蹴りを当てて圧力をかけつつ、右アッパー、右肘も当て続けて主導権。終盤、前田を捕まえると、膝蹴りも絡めつつ右肘を連打してダウンを奪うと、前田は立ち上がれず、林の完勝に終わった。林は知花を下している鈴木真彦(山口道場/INNOVATION&DEEP☆KICK王者)との王座決定戦に進出した。




第1試合 WBCムエタイ日本統一フライ級王座決定トーナメント準決勝 3分3R
×大槻直輝 (OGUNI GYM/ WBCムエタイ日本2位、NJKF 1位/50.60kg)
○ローズ達也(ワイルドシーサー沖縄/WBCムエタイ日本3位、INNOVATION 2位、WPMF日本4位/50.80kg)
判定0-3 (少27-29/松田27-30/篠原27-30)

 1R、ローズがサウスポーからの左ミドル主体でペースを握り、終盤に右ストレートでダウンを奪取。2Rもミドル主体にしつつ、肘も駆使してポイントを取る。3Rは大槻も圧力を上げて肘を当てるが、ローズもミドルを返して流れを作らせず判定勝ちした。

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