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羅紗陀、復帰戦でヤスユキに判定勝ち。健太、大和侑也にリベンジ:5.8 後楽園

NJKF 2016 2nd
2016年5月8日(日) 後楽園ホール
 右足腓骨骨折から2年3か月ぶりに復帰した羅紗陀は、大月晴明、宮越慶二郎らを破っているヤスユキと対戦し判定勝ち。パワフルなパンチと蹴りで健在をアピールした。WBCムエタイ日本統一ウェルター級タイトルマッチは1年前と同じ大和侑也と健太の顔合わせとなり、前回同様激闘の末に健太がパンチでダウンを奪い判定勝ち。一戸総太は駿太に、テヨンは喜入衆に完勝した。
  レポート&写真:井原芳徳


第10試合 61kg契約 3分3R
○羅紗陀(キングジム/元WBCムエタイ日本統一スーパーフェザー&ライト級王者/60.85kg)
×ヤスユキ(Dropout/REBELS-MUAYTHAIスーパーフェザー級王者/61.0kg)
判定3-0 (小林30-29/和田30-29/竹村30-29)

 羅紗陀は14年2月の中嶋平八戦で右足の腓骨を骨折して以来の試合。対するヤスユキは駿太、SHIGERU、町田光、翔・センチャイジム、大月晴明、宮越慶二郎と国内トップクラスを次々撃破している強豪だ。



 1R、ヤスユキがスピードのある左ジャブ、左ハイ、左ミドルを放つと、羅紗陀は被弾。逆に羅紗陀が右ハイを放つと、羅紗陀は軽々とかわしてみせる。だが羅紗陀はヤスユキに蹴られると、次第に蹴り足をつかんで力いっぱい倒すように。中盤を過ぎると、ヤスユキの左ハイで羅紗陀が右まぶたをうっすらとカット。すると少し危機感を持った様子の羅紗陀は、圧力を強め、右フックを強振すると、もらったヤスユキはぐらつく。これで勢いづいた羅紗陀は右肘、右ハイも当て、ヤスユキを追い詰める。



 2Rは少しお互いに慎重になり、1Rよりも手数が落ちたものの、羅紗陀は時折パワフルな左右のフックをヒット。「パンチが見えなかった」というヤスユキは体ごと持っていかれそうになる場面が時折見られる。それでもヤスユキはいつものように表情を崩さず、ミドル、ハイを放つが、これも羅紗陀がつかんで倒し、羅紗陀も終盤には右ハイを当てるように。NJKFでは3R制の試合では2Rまでの採点が発表され、3者とも30-29で羅紗陀にポイントをつけている。



 だが3Rに入ると、ヤスユキが1Rからコツコツと当てていた左のインローが少し効いてきた様子で、羅紗陀が左足を引きずるようなステップを見せるように。足が止まりだした羅紗陀に、ヤスユキは右ハイ、右テンカオを連打して少し流れが変わってきたようにも見えたが、終盤に羅紗陀が右フックをまたも当て、ヤスユキをぐらつかせ、一発で流れを戻すことに成功する。結局、3Rはどちらにもポイントがつかず、羅紗陀が2Rまでのポイントを守り切る形で判定勝ち。5R制なら羅紗陀は危ない展開だった。



 試合後のマイクで羅紗陀は「体調はばっちりだったんですけど、内容的にはいまいちでした。これからも頑張って試合をしていきます」とファンにアピール。控室では「ヤスユキ選手は予想通りで怖くなかったんですけど、自分の動きが力みすぎました。一発入ってから次につなげられなかったです」と反省。だがヤスユキのローについては「そんなに痛くなかった」、ハイについては「効いたパーセンテージは20~30」と強気に語り「もっと練習しないといけないですけど、2年のブランクがあったんで良しとします」と前向きに話していた。



第9試合 WBCムエタイ日本統一ウェルター級タイトルマッチ 3分5R
×大和侑也(大和ジム/王者/66.5kg)※初の防衛戦
○健太(E.S.G/1位、元王者/66.35kg)
判定0-3 (竹村47-49/和田47-49/小林46-48)
※健太が王者に

 昨年5月の後楽園のWBCムエタイ日本ウェルター級王座戦のリターンマッチ。前回は健太が先に2度ダウンを奪ったが、侑也が肘でダウンを奪い返し、5Rに侑也が肘によるカットで逆転TKO勝ちしている。今回もその展開をなぞるようになるが、健太が一枚上手だった。
 1R、しばらく健太が右ロー、左ミドルを当ててやや優勢だったが、中盤から侑也の左ジャブが当たりだし、左の前蹴りで健太を吹き飛ばし、健太も苦笑いを浮かべる。



 2Rも侑也が左ジャブを主体にしつつ、左のボディストレートも絡めてペースを握りかけるが、健太も負けじと左ジャブをお返しし、終盤にはジャブから右のローやフックにもつなぎ、トータルでの巧さを印象付ける。
 それでも3R、侑也は左ボディを連打してパンチにこだわってみせるが、健太はそこからすぐに首相撲で侑也を捕まえると、崩した直後に右膝をヒットし、場内をどよめかす。これで勢いづいた健太は同じパターンで右膝を当て、さらに右ミドルも当てた後、少し疲れてきた侑也に右ストレートをヒット。侑也は後ずさりすると、健太はその隙を逃さず左右のパンチを連続でヒットし、ダウンを奪うことに成功する。



 健太はその後もパンチを当てつつ、首相撲からの膝も当て、4Rは右肘も絡めて、侑也を苦しめる。だがそうなると侑也も肘で応戦するようになり、健太は左まぶたをカット。若干ながら印象を悪くする。
 5Rは後の無い侑也が必死に前に出てパンチと肘を振り回すが、健太が回って左ジャブで距離を取りつつ、組み付いては膝をヒット。侑也の反撃を寸断し続け試合終了。結局、ジャッジ3者とも3Rのダウン分の2ポイント差が決め手となり、健太に軍配が上がった。



 試合後の健太は「今日は母の日で、プロ60戦目です。プロで60戦で試合できるのは名前通り健康にたくましく生んでくれたお母さんのおかげです。お母さんに感謝します」とアピール。いつものようにボディビルダーのポーズで喜びのアピールを繰り広げた。




第8試合 WBCムエタイ日本統一フェザー級次期挑戦者決定戦 58kg契約 3分5R
○一戸総太(ウィラサクレック池袋/WPMF世界フェザー級王者、WBCムエタイ日本2位/57.76kg)
×駿太(谷山ジム/WMAF世界フェザー級王者/58.0kg)
判定3-0 (山根49-47/多賀谷50-48/和田50-48)

 1R、お互いローを時折当てる慎重な出だしだが、一戸や肘や蹴り足をつかんでからの崩しを駆使。2Rは終盤に駿太が圧力を上げ、右ストレート、左肘打ちを当てて見せ場を作るが、3Rは一戸が左ミドルのヒットを増やし、終盤には左ローで駿太をスリップさせて好印象を残す。ジャッジの中間採点は29-29が1人、30-29で一戸が2人と、一戸優勢だ。



 結局その流れは4R以降も変わらず、むしろ一戸の勢いが増すことになり、一戸が左右のミドル、右肘、首相撲からの膝を当て続け駿太を圧倒。駿太は肘を返すが一戸は見切って防ぎ切り、一戸が文句なしの判定勝ちで王座挑戦権を獲得した。



 試合後のリングには王者のMOMOTAROがリングイン。一戸は「NJKFは初めてで、最近盛り上がって、価値のある世界につながるベルトが取れるので、やる気が出て、もうすぐ30ですけど、もうひと踏ん張り頑張ろうと思うんで、世界(王座)までお付き合いください」「WBCタイトルマッチまで凄い長い道のりだったので、モモちゃんお待たせ」とアピール。MOMOTAROも「デビュー当時から活躍している選手と戦えて光栄です」と実績で大きく勝る一戸へのリスペクトを表した。両者の王座戦は7月23日のディファ有明大会で行われる。


第7試合 66kg契約 3分3R
○テヨン(キングジム/WBCムエタイ日本統一スーパーライト級王者/65.8kg)
×喜入 衆(フォルティス渋谷/ムエタイオープン・ウェルター級王者/65.85kg)
1R 1'41" KO (左フック)

 開始すぐにテヨンが右ハイを放ち、左右のローを絡めつつ、右フックを強打し、パワーでもスピードでも喜入を圧倒。最後は左フックをクリーンヒットし、一発で喜入をマットに沈めた。テヨンは昨年11月のハチマキ戦、2月のセイサック戦に続き3連続KO勝ち。試合後のマイクでは「母の日ということで、今日の勝利はお母さんに捧げます」と少し照れくさそうに話した。




第6試合 NJKFスーパーバンタム級王座決定戦 3分5R
○金子貴幸(GANGA GYM/1位/55.26kg)
×雄一(TRASH/2位/55.05kg)
判定3-0 (小林50-47/多賀谷50-46/竹村50-46)
※金子が王者に

 波賀宙也がWBCムエタイ日本同級王座を獲得したことに伴い、返上したNJKF王座を巡る一戦。1R開始間もなく、11センチ背の高い金子の伸びのある右ストレートが炸裂し、雄一がダウン。以降も右ストレート、右肘を随所で当て、ポイント差をつけ判定勝ちし、タイトルを獲得した。

 なお、この試合の前の休憩前には、金子の先輩で、43歳の若さで2月7日に亡くなったカピラ前澤(元NJKFフェザー級5位。元MA日本スーパーフェザー級王者時代のリングネームはファイティング前沢)の追悼10カウントゴングが鳴らされ、金子のベルト贈呈式の時も遺影が掲げられた。




第5試合 67kg契約 3分3R
×浅瀬石真司(東京町田金子ジム/NJKFウェルター級王者/67.0kg)
○栄基(エムトーンジム/J-NETWORKウェルター級王者/66.8kg)
判定0-3 (竹村28-30/小林28-30/和田28-30)

 2月に山崎遼太に判定勝ちし王者となった浅瀬石。昨年2月にビッグバンで戦い2R TKO負けをした相手である栄基とホームリングで再戦。1R、右アッパーを当てる場面もあったが、栄基が左右のミドルを当て続け、終盤には蹴り足をすくっての左フックも当てて好印象。2Rには浅瀬石のコンタクトレンズが落ち、コンタクト着用自体が禁止事項であると山根レフェリーが注意される一幕も。その後は栄基が膝、肘、ミドルを当て続け、崩しも決めて、優位をキープし完勝した。


第4試合 NJKFスーパーライト級次期挑戦者決定戦 3分3R(延長1R)
○嶋田裕介(Bombo Freely/1位/63.35kg)
×一輝(OGUNI GYM/2位/63.65kg→63.5kg)
4R 判定2-1 (山根10-9/和田9-10/小林10-9)
3R 判定1-0 (山根29-29/和田29-29/小林29-28)



 嶋田が左右のミドル、首相撲からの膝蹴り、崩しを随所で決め、2Rまで優勢だったが、3Rに一輝が右フックの連打で挽回。延長戦に持ち込み、そこでも右フックで嶋田を度々ぐらつかせたが、ジャッジ2者は首相撲での膝主体で攻めた嶋田を評価し、嶋田の勝利となった。嶋田は王者・宮島教晋に6月26日の大阪・高石アプラホール大会で挑戦が決定。昨年5月に宮島に敗れている嶋田は「タイトルマッチで絶対リベンジします」と宣言した。


第3試合 52.5kg契約 3分3R
×片島聡志(ウィラサクレック池袋/元WPMF日本スーパーフライ級王者、WPMF日本バンタム級5位/52.5kg)
○大田拓真(新興ムエタイジム/NJKFフライ級6位/52.5kg)
判定0-2 (和田29-29/多賀谷29-30/山根28-29)

 大田はジュニア時代から活躍し、昨年高校進学でプロデビュー後6戦5勝(2KO)1分の快進撃を続け、昨年度のNJKF新人賞を獲得した選手。2月に藤原あらしにもTKO勝ちしている片島を迎え撃ったが、ムエタイの攻防で互角に渡り合いつつ、右ストレートを当て、首相撲では膝蹴りや崩しを随所で決めて好印象を残す。片島も右ローを効かせ、5R制ならわからない展開ではあったが、3Rは大田が左右のミドル、崩しで主導権を握り続け判定勝ちした。


第2試合 60kg契約(肘無し) 3分3R
○関根“gaia”朝之(OGUNI GYM/NJKFフェザー級5位/59.85kg)
×宮澤信治 (花澤ジム/59.7kg)
判定2-0 (29-29/30-29/29-28)

第1試合 フライ級 3分3R
△能登龍也(VALLELY/NJKF 5位/50.65kg)
△酒井柚樹(はまっこムエタイジム/50.70kg) 
判定0-1 (29-30/29-29/29-29)

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