Home > REPORTS > NJKF > 野杁正明、高橋誠治を3R KOしWBCムエタイ日本スーパーライト級王者に:7.15 後楽園

野杁正明、高橋誠治を3R KOしWBCムエタイ日本スーパーライト級王者に:7.15 後楽園

NJKF 2013 4th
2013年7月15日(月/祝) 後楽園ホール
 野杁正明は中学2年以来となる肘有り5RルールでWBCムエタイ日本スーパーライト級王座決定戦に出場。高橋誠治のテコンドー技を封じ、パンチと顔面への前蹴りでダウンを重ねて快勝した。次は9月1日のKrush名古屋大会での久保優太とのKrush王座を賭けたリマッチを控えており、「次はKrushルール、肘無しでもベルト取って、最強だってのを見せたいです」と話した。
  レポート&写真:井原芳徳


第12試合 WBCムエタイ日本スーパーライト級王座決定戦 3分5R
×高橋誠治(東京町田金子ジム/NJKFスーパーライト級王者)
○野杁正明(OISHI GYM/GLORY -65kg SLAM準優勝)
3R 1'17" KO (右前蹴り)
※野杁が新王者に

 野杁はムエタイルール(肘有り5R)の試合は中学2年生の時にタイで経験があるが、プロとして本格的に戦うようになってからは初。今回の相手はテコンドーをベースとした変則的な蹴りが持ち味の高橋が相手で、その対策も見ものだったが、野杁は完璧に対処する。



 1R、高橋はいつものように、度々構えをスイッチしつつ、バックスピンキック、バックハンドブロー、カカト落とし、ハイキック等を放つ。野杁は高めに構え顔面を防御し、肩を左右に揺らしながら的を絞らせないスタイル。時折ボディに蹴りをもらってしまい、ガードが少し下がると、直後に高橋の顔面狙いの蹴りをもらいそうになるが、攻撃はよく見えておりしっかり防御する。クリンチの展開では、首相撲ではなく、両手を広げてロープに押し込んで密着する形で相手の肘を防御しブレイクを待つ。



 2Rもしばらくその展開が続いたが、中盤から野杁の左ジャブが連続で当たり出すと、じわじわと主導権は野杁のほうへ。野杁も左インロー、前蹴り、右ハイといった蹴り技を出すように。3Rも蹴りを駆使しつつ、クリンチの展開からの崩しで攻勢を印象づけると、左ボディフックと右ストレートの連続クリーンヒットに成功。すると後ずさりした高橋をパンチの連打でコーナーに追い詰め、さらに連打を重ねてダウンを奪うことに成功する。高橋は足に来ている様子で、なんとか立ち上がるも若干不安定。それでも山根レフェリーは続行させたが、野杁は容赦なく相手のお株を奪うような右の前蹴りを顔面にクリーンヒット。高橋が再びダウンすると、セコンドのタオル投入と同時にレフェリーがKOを宣告した。




◆野杁「作戦通りに行った感じですね。回転系と肘を狙ってくるのがわかってたんで、ガード固めて圧力かけて、ボディで削ってパンチで倒すという。やりにくかったですけど、蹴りも見えたし、攻撃パターンも見えました。首相撲や肘といったムエタイらしい攻撃は出せなかったですけど、良かったんじゃないかと思います。
(このルールでやっていける手ごたえは?)1試合しかやってないですけど、肘有りでも野杁は強かったと思われるようにこれからもやっていきたいです。スーパーライトはキツかったんで今後どうなるか会長とも相談しないといけないですけど、防衛となったら誰が相手でもしっかり防衛していこうかなと思います。
(WBCムエタイのインターナショナル、世界のベルトは目指す?)やるからには世界のベルトを。GLORYは取れなかったんで、現役やってるからには世界のベルトは取りたいんで、チャンスがあればどんどん挑戦したいです。
(どっちのルールでもですか?)そうですね。どっちかにこだわったりせず、話があれば出ていきたいです。
(次、名古屋のKrushでの久保優太戦です)いい感じでつなげれたんで、WBC取ったんで、次はKrushルール、肘無しでもベルト取って、最強だってのを見せたいです。」


第11試合 WBCムエタイ日本ライト級王座次期挑戦者決定戦 3分5R
○宮越慶二郎(拳粋会/NJKFライト級王者)
×翔センチャイジム(センチャイムエタイジム/NJKFライト級1位)
判定2-1 (山根48-47/櫻井47-48/小林48-47)
※2R右ストレートで翔に1ダウン、4R左肘打ちで宮越に1ダウン

 1R、サウスポーの翔(しょうた)が時折左右の前蹴りを当て、終盤に首相撲からの崩しを華麗に決めるが、まだ慎重な滑り出し。2Rに左ストレートで慶二郎をぐらつかせると、次第に前に出る時間が長くなる。翔は左ストレートを放ちながら慶二郎をロープ際まで追い詰めたが、アゴのガードが開いた一瞬の隙を突き、慶二郎が右ストレートを合わせてダウンを奪うことに成功する。
 一発で流れを変えられた翔は、得意の首相撲の展開に持ち込もうとするが、慶二郎はステップのスピードをアップし翔に組ませず2Rは逃げ切り。3Rも細かいステップで翔を突き放しつつ、右ジャブや左ストレートのパンチを随所で当てる。慶二郎は試合前のインタビューで「走り込みの本数を増やして心肺機能を高めたり、ミット・サンドバッグでも常に動きながら、打ち終わりに動くよう意識してやってきました」と話していたが、その通りのファイトを展開する。



 だが翔もこのまま慶二郎に逃げ切りを許さない。4R、序盤こそ慶二郎のステップに手を焼いたが、ようやく首相撲で捕獲すると、左の膝蹴りを連打しボディに意識を向けさせた後、突き放した直後に左肘をヒットしダウンを奪い返し、2Rの失点分を取り返すことに成功する。試合前のインタビューで話していた“綺麗だけど強いムエタイ”を体現するファイトに場内が沸く。
 その後も翔は首相撲で捕まえようと距離を詰めるが、慶二郎は組ませずパンチを当てるヒット&アウェーを徹底。5Rもそのスピードは落ちず、走り込みの成果を発揮する。逆に翔は細かいパンチをもらい続け、首相撲に持ち込めず印象を悪くする。
 時間切れとなり、判定は割れたものの、慶二郎に軍配。下馬評で不利と言われる中、接戦を制し、昨年9月に一度敗れている王者・水落洋祐(はまっこムエタイジム)への挑戦権とリベンジのチャンスを勝ち取った。
 



第10試合 WBCムエタイ日本ウェルター級王座挑戦者決定トーナメント準決勝 3分3R
×健太(E.S.G/NJKFスーパーウェルター級王者)
○大竹将人(TARGET/J-NETWORKウェルター級王者)
判定0-3 (山根29-30/多賀谷29-30/櫻井28-30)

 1R、序盤こそ健太が右のロー、ハイで大竹を脅かすが、中盤以降は大竹が自分の距離を作ると、左ミドル、右ロー等をお返しして挽回。2Rに入ると大竹が首相撲の離れ際に右肘を何度も当てるようになり、健太の右の頬が腫れる。3Rも大竹は同じパターンで攻め続けた後、ボディへの左膝蹴りも効かせて健太を後退させる。その後も肘と膝主体の攻めで健太を圧倒し、文句なしの判定勝ち。14戦目、デビュー4戦目にして初の大物食いを果たした。トーナメント準決勝のもう1試合はT-98(クロスポイント吉祥寺/WPMF日本ウェルター級王者)vs. UMA(K&K BOXING GYM)は7月21日のREBELSで行われ、決勝の勝者が王者・大和侑也(大和ジム)に挑む。




第9試合 70kg契約 3分3R
○宮越宗一郎(拳粋会/WBCムエタイ日本スーパーウェルター級王者、NJKFウェルター級1位)
×白神武央(拳之会/NJKFスーパーウェルター級1位)
判定3-0 (30-28/30-28/30-28)

 サウスポーの白神に対し、宗一郎は構えを時折スイッチしながらストレート、ローをヒット。2Rはサウスポーからの左ストレート、オーソドックスからの左ロー等主体で白神をじわじわ痛めつける。3Rはオーソドックス一本で、右ストレートを何発も当てて白神を圧倒。王者の強さを見せつけた。


第8試合 56kg契約 3分3R
○波賀宙也(立川KBA/NJKFスーパーバンタム級王者)
×金子貴幸(GANGA GYM/NJKFスーパーバンタム級3位)
判定3-0 (30-28/30-28/30-27)

 波賀がサウスポーからの左ミドル、首相撲からの膝蹴り、崩しを度々決め、1Rから主導権。2R以降も自身のムエタイ流の戦い方を貫き、金子を首相撲で支配し続け完勝した。


第7試合 60kg契約(肘無し) 3分3R
×KEI(E.S.G/NJKFスーパーフェザー級1位)
○悠矢(大和ジム/NJKFスーパーフェザー級6位)
2R 2'47" KO (パンチ連打)

 KEIが1R、右ローを当ててやや手数多く試合を運んでいたが、悠矢が右のクロスカウンターを決めてKEIをぐらつかせ、左ボディフックも当てて攻勢に。2Rに入ると右ローを連打してKEIの足を止めると、ロープに詰めての右フックでダウンを奪取。最後はコーナーに詰めてパンチを連打しKO勝ち。肘無しルールながらも1位のKEIから価値ある白星をもぎ取った。


第6試合 63kg契約 3分3R
○凌太(OGUNI GYM/NJKFライト級2位)
×周 英傑(OWL SPORTS GYM/香港ムエタイ60kg王者)
判定3-0 (30-29/30-29/30-29)

 ムエタイスタイルの周に対し、凌太は左ミドルや右ロー等を当て続けてじわじわとダメージを与える。香港ムエタイ王者とのことだが、周は3Rにはスタミナ切れ。逃げ回る周に凌太がパンチと膝を効かせポイントを奪い完勝した。


第5試合 NJKFバンタム級次期挑戦者決定戦 3分3R(延長1R)
×前田浩喜(CORE/NJKFバンタム級1位)
○白井周作(Bombo Freely/NJKFバンタム級4位)
4R 判定0-3 (9-10/9-10/9-10)
3R 判定0-1 (29-29/29-30/29-29)

 2Rまでサウスポーの前田が左ミドルを的確に当て続け若干優勢。ジャッジ2者から支持を得る。だが3R開始すぐ、白井が肘で前田の頭部を切り裂き、前田はドクターチェック。止血の時間が短かったせいもあり、前田はすぐ血だるまに。白井はその後も右のストレートと肘を当てて前田を苦しめ、ポイントで五分に持ち込む。延長Rも白井が右ストレート、右ミドル等を随所で当て続け、若干優位に試合を運び判定勝ち。王座挑戦権を獲得した。
 



第4試合 フライ級 3分3R(延長1R)
○ニモ(キングジム/NJKFフライ級1位)
×悠斗(東京町田金子ジム/NJKFフライ級3位)
判定3-0 (29-28/30-29/30-28)

 悠斗は5戦4勝(1KO)1分の20歳の注目株。時計回りで素早く動きながら、時折右ストレート、右ロー、右ハイをヒット。2Rも動きが止まらず、中盤にニモが左のパンチを放ったタイミングで右のフックをかぶせ、直後に左ストレートも当てる。するとニモは腰が沈んだが、ギリギリでダウンは免れる。ニモはこれで火が着いたか?右肘で悠斗の左眉を切り裂き挽回。失点を免れる。3Rも悠斗の右のパンチでひるむ場面があったが、肘、膝、ミドルのヒットを増やして攻勢をキープ。苦しみながらも判定勝ちし、1位の座を守った。




第3試合 58kg契約 3分3R
×笹羅 歩(笹羅ジム/NJKFフェザー級1位)
○拳士浪(治政館ジム/新日本フェザー級3位)
判定0-3 (28-29/28-30/28-30)

 1R、拳士浪は右ロー、左の奥足狙いのロー、左ミドル主体の攻め。歩は手数は少ないが重みのある左ボディフックを当てる。2Rに入ると拳士浪が首相撲の攻防で手応えをつかむようになり、左膝蹴りと左ミドルを何発も当てるように。3Rもノンストップの膝とミドルで歩を圧倒し、アウェーながらも好印象を残して完勝した。


第2試合 フェザー級 3分3R(延長1R)
×阿羅斗(E.S.G/NJKFフェザー級4位)
○MOMOTARO(OGUNI GYM/NJKFフェザー級5位)
判定0-3 (28-29/28-29/28-29)
※2Rバックハンドブローで阿羅斗に1ダウン

 第2試合ながら実現した好カード。サウスポーのMOMOTAROが一箇所に留まらず動き、右ストレート、左ミドルを的確に当て、2R序盤にバックハンドブローでダウンを奪い、優位に試合を運ぶ。だが3R、阿羅斗が首相撲からの左の膝蹴り、右ストレートを効かせ猛反撃。ダウン寸前まで追い込み、敗れたものの底力を見せた。




第1試合 68kg契約(肘無し) 3分3R
○Jun da 雷音(E.S.G/NJKFウェルター級7位)
×変わり者(東京町田金子ジム)
判定3-0 (30-28/30-28/30-28)

Home > REPORTS > NJKF > 野杁正明、高橋誠治を3R KOしWBCムエタイ日本スーパーライト級王者に:7.15 後楽園

 - PR - Martial World presents Gym Village
Gym Village でジムを探そう!
Gym Village おすすめジム

センチャイムエタイジム
JR中央線・東京メトロ東西線「中野」徒歩9分
ラジャダムナン&ルンピニーの元ランカーが本物のムエタイを個人指導。親子でムエタイを学べるコースも土曜昼オープン!

さらに詳しく

おすすめジム欄へのジム広告掲載について