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健太が初防衛。大和大地がスーパーフェザー級王座獲得:11.25 後楽園

KICK TO THE FUTURE 9
2012年11月25日(日) 後楽園ホール
 NJKFスーパーウェルター級王者・健太は、長身でサウスポーの白神武央の膝蹴りに苦しみながらも、上下に散らす蹴りとパンチで確実に追い込み判定勝ち。負けが込んだ2012年を白星で締めくくった。NJKFスーパーフェザー級王座は21歳の新鋭・大和大地がKO勝ちで獲得。宮越宗一郎はテヨンと激戦の末、ウェルター級王座挑戦権を勝ち取った。
  レポート:井原芳徳(第13、12試合)、久保与志(その他の試合)  写真:久保与志


第13試合 メインイベント NJKFスーパーウェルター級タイトルマッチ 3分5R
○健太(E.S.G/王者)
×白神武央(拳之会/1位)
判定3-0 (49-48/49-48/50-47)
※健太が初防衛



 180センチと長身でサウスポーの白神(しらが)が、左のストレート、左のテンカオを随所でヒット。一瞬動きの止まる場面のある健太だが、時計回りで動きつつ、左フックを当て、右ローもコツコツと叩き込むと、3Rには白神の動きが落ち始める。NJKFのタイトルマッチは3R終了時点でのジャッジのポイント集計が発表されるシステムが採用されており、健太は(30-28/30-28/30-29)と無失点だ。
 


 4Rも健太は左右のローの連打からパンチにつなぐパターンを度々決め、優勢をキープ。しかし中盤、再び白神の左膝蹴りが炸裂すると、左ストレート、右ボディフックといった攻撃も当たり出し、健太が後退。終盤に左膝をボディにもらうと、健太はダウン気味に腰が落ち、ゴング後にコーナーに戻ってからも苦しそうな表情が続く。ジャッジ2者は白神にポイントをつけたため、勝負がわからなくなる。



 5Rも白神が序盤に膝蹴りで健太を苦しめたが、ラッシュをしのいだ健太が左ローを当てると、再び白神は後退。その後も執拗にローを当てつつ、右ハイキックやバックハンドブローといった上への攻撃も決めて白神を苦しめ、ジャッジ2者からポイントを奪うことに成功。結局最後の粘りが決め手となり、健太が初防衛に成功した。

 健太は昨年9月のK-1 70kg日本トーナメント一回戦で城戸康裕を破り、準決勝では山本優弥に敗れながらも延長に及ぶ大激戦で大きなインパクトを残した。しかし今年は1月にTOMOYUKIに敗れ、3月にKrushで城戸にリベンジを許し、同時にKrush -70kg級のベルトを奪われる。6月には喜入衆を1RでKOしたが、9月の宮越宗一郎の持つWBCムエタイ日本スーパーウェルター級王座挑戦は肘で切られ3R TKO負けに終わっていた。思わしい結果の残せない1年だったが、虎の子のベルトはしっかり守り切った。25歳、キャリア7年目と、一番の充実期で、テクニックもパワーも着実に進化しているのがわかる。2013年、健太の逆襲に期待だ。



第12試合 NJKFスーパーフェザー級王座決定戦(NEW JAPAN WARS 2012同級決勝) 3分5R
×KEI(E.S.G/1位)
○大和大地(大和ジム/2位)
5R 1'40" KO (3ダウン:左フック)
※大和が新王者に



 大地が首相撲からの膝蹴り、左ミドル、KEIが左左ボディフックを駆使。1Rは大地、2Rと3RはKEIが若干優勢だが、3R終了時点で公開されたポイントの集計は(29-29/29-29/29-30)とほぼ互角だ。すると両者ともここからが勝負どころと判断したか? 4R開始と同時に激しいパンチの打ち合いを展開。両選手の応援団も一気にヒートアップする。そんな中、チャンスをつかんだのは大地。バックハンドブロー、左の肘打ちも駆使し、KEIの額をカットしドクターチェックを誘う。



 5RもKEIは大地とのパンチの打ち合いに応じるが、じわじわと押され、大地がついに左フックでダウンを奪取。KEIはなんとか立ち上がるが目がうつろで、大地のストレートの連打をもらって、多賀谷レフェリーからスタンディングダウンを宣告される。KEIはそれでも果敢に打ち合いに応じ、右ストレートで一瞬大地をひるませたが、直後に左フックをもらって動きが止まったところで、レフェリーが即座にストップし、大地のKO勝ちが決まった。



 大地はこれで5連勝で、戦績は15戦12勝(6KO)3敗に。今回の試合が示すように、蹴り・パンチ・肘・膝を万遍なく使いこなせる上、21歳とまだまだ若く、強豪揃いの国内60kg戦線で、来年は存在感を示すことは確実だ。




第11試合 NJKFウェルター級王座挑戦者決定戦(NEW JAPAN WARS 2012同級決勝) 3分3R(延長1R)
○宮越宗一郎(拳粋会/1位)
×テヨン(キングジム/2位)
判定2-0(29-29/30-29/30-28)



 1R、立ち上がりから力強い攻撃を出し合う両者。宮越が左ミドルで先手を取ると、テヨンはそれをブロックしながら右フックで飛び込んでいく。宮越は距離を詰めてくるテヨンを左フック、肘で迎撃し、互いのパンチ、肘が際どいタイミングで何度も交錯する。ラウンドも終盤に入り、テヨンは飛び込んでのパンチから奥足への左ローへと繋げていく。



 2R、テヨンはパンチのフェイントから奥足ローで宮越の動きを止め、そこから右フックで入っていく。宮越は出入りに左フック、肘を合わせながら、距離が空くと左ミドルを連打。テヨンは被弾しながらも圧力をかけ続け、右フックから宮越をロープに詰めてパンチをまとめる。プレッシャーをかけ続けているテヨンだが、正確に攻撃を当ててダメージを与えているのは宮越といった印象。



 3R、開始すぐに右フックを当てて前に出るテヨンだが、宮越は左フックから右ローのコンビネーションでテヨンのバランスを崩し、さらに左肘をヒット。テヨンがパンチで前に出てくると、強烈な左ミドルを連打してテヨンを押し返す。テヨンはそれでも前進を止めず、右ストレートで宮越をのけ反らせるが、宮越が再び左ミドルを連打してここも譲らす。白熱した攻防に場内からも大きな拍手が送られ、両者一歩も引かずに最後まで手を出し合いタイムアップ。判定は0-2の僅差ながら正確性に勝った宮越がテヨンとの激戦を制し、2月に行われるタイトルマッチへの挑戦権を手にした。


第10試合 62kg契約 3分3R
×宮越慶二郎(拳粋会/NJKFライト級王者)
○モンコンデート・シットウウボン(タイ/元ラジャダムナン・フェザー級7位)
判定1-2(28-29/30-29/29-30)



 1R、宮越は左右のローを蹴りつつ、モンコンデートの前蹴りをキャッチしながら右ストレートを狙っていく。モンコンデートはロープを背負いながら時折右ミドル、前蹴りを出す程度で、クリーンヒットこそ許していないものの、手数が乏しい。
 2Rに入ると、モンコンデートがいきなりテンカオで距離を詰め、そこから強い右ミドルをヒットさせるが、直後に宮越が右ストレートから返しの左フックで反撃。すると、モンコンデートは右ミドルで前に出ながら、首相撲狙いに切り替える。宮越は度々首相撲に捕まってしまいモンコンデートのペースになるが、終了間際に右ミドルに右ストレートを合わせてヒットを奪う。
 3R、宮越は右ミドルに合わせてパンチで飛び込んでいく。モンコンデートはこれを被弾するも、すぐに首相撲に捕まえて連打は許さず。そこから組み伏せて宮越を転ばせる。以降もパンチで入ってきた宮越の攻撃を、モンコンデートが首相撲で断ち切る展開が続き試合終了。勝負の行方は判定にもつれ込み、首相撲からの崩しが評価されたかモンコンデートがスプリットで宮越を下した。


第9試合 64kg契約 3分3R
○高橋誠治(東京町田金子ジム/NJKFスーパーライト級王者)
×デェパノム・センチャイジム(タイ/センチャイムエタイジム/元ラジャダムナン&プロムエタイ協会バンタム級王者、元オムノーイ・スーパーフライ級王者)
3R 0'42" TKO(レフェリーストップ:左ハイキックによる頭部のカット)



 1R、徹底して首相撲の持ち込もうとするデェパノムに対し、高橋は頻繁にスイッチしながら左右の前蹴りをデェパノムのボディに集めていく。高橋はそこから左ハイ、バックスピンキックへと繋げて手数で上回り、デェパノムの首相撲にもしっかりと対処する。
 2Rはデェパノムが右ミドル中心の攻めに切り替えて高橋を迎え撃つが、高橋は前蹴りでボディを攻め続けて若干の攻勢をキープ。そこから再三バックスピンキックを放っていくが、これはクリーンヒットせず、デェパノムが蹴り足を掴んで投げる。
 3R、開始すぐに高橋がパンチで詰めて左ハイをヒット。デェパノムが蹴り足を掴んで高橋を倒そうとしたところでブレイクがかかり、左ハイでカットしたか?デェパノムにドクターチェックが入る。裂傷は深く、傷口を見たドクターがすぐにストップを要請し、高橋がTKO勝利を収めた。


第8試合 NJKFスーパーライト級王座挑戦者決定戦(NEW JAPAN WARS 2012同級決勝) 3分3R(延長1R)
○須釜和成(拳粋会/1位)
×マリモー(キングジム/2位)
1R 2'08" KO(3ダウン:パンチ連打)



 マリモーがローを散らしながら左フックで入っていくが、リーチで大きく上回る須釜は前蹴り、左ジャブで突き放し、そこから肘打ちをヒットさせてダウンを奪う。立ち上がるも足元のフラつくマリモーに、須釜はワンツーから右の肘打ちをクリーンヒットさせて2度目のダウン。最後はパンチをまとめたところでレフェリーがスタディングダウンを宣告して3度目のダウンを奪い、完勝でNEW JAPAN WARSトーナメントを制して王者・高橋誠治への挑戦権を獲得した。


第7試合 NEW JAPAN WARS 2012フライ級準決勝 3分3R(延長1R)
×大槻直輝(OGUNI GYM/1位)
○ニモ(キングジム/5位)
判定0-3(28-29/28-29/29-30)



 1Rはニモが左ミドルで圧力をかけながら、飛び込んでの肘打ちなどで積極的に手数を出していくが、大槻は落ち着いてディフェンスしながら右ロー、右ストレートで迎え撃つ。2Rに入ると、大槻の右ローでニモの足が止まり始め、動きの止まったところに大槻が右ストレートを狙っていく。3Rも同様の展開が続くが、ニモはローを被弾しながらも飛び膝、肘打ちで飛び込んでいき、肘で大槻の目尻をカット。試合終了間際に大槻が右ストレートからパンチをまとめてタイムアップとなったが、ジャッジはニモの肘打ちによるカットと前に出続けた積極性を評価したか、僅差ながら0-3の判定で大槻を下して決勝へと駒を進めた。

第6試合 女子フェザー級(肘無し) 2分3R
○佐々木仁子(チームドラゴン/元J-GIRLSフェザー級王者)
×成沢紀予(フォルティス渋谷/J-GIRLSフェザー級2位)
判定3-0(30-28/30-28/30-28)



 佐々木が立ち上がり右フックをヒットさせてコーナーに詰めて連打を浴びせると、それ以降も左ボディ、右フックとパンチ中心の攻めで優勢をキープ。成沢は首相撲からの膝で活路を見出そうとするが、3Rに度々右フックをヒットさせて攻勢を強めた佐々木が判定勝ちを収めた。


第5試合 フェザー級 3分3R
○裕・センチャイジム(センチャイムエタイジム/NJKFスーパーバンタム級2位)
×MOMOTARO(OGUNI GYM/NJKFフェザー級6位)
判定3-0(30-29/30-29/30-28)

第4試合 スーパーライト級  3分3R
○カズ宮澤(PITジム/NJKF 8位)
×TAKUYA(Bombo Freely)
判定2-0(30-29/29-29/30-29)

第3試合 スーパーバンタム級 3分3R
○金子貴幸(GANGAジム/NJKF 6位)
×古岡大八(藤本ジム/日本バンタム級2位)
2R 1'26" TKO(レフェリーストップ:肘打ちによる頭部のカット)

第2試合 58kg契約 3分3R
×新井宏和(OGUNI GYM)
○松永尚恭(東京町田金子ジム)
3R 0'25" KO(左フック)

第1試合 67kg契約 3分3R
○Jun Da 雷音(E.S.G)
×スカイツリー岸菜(八景ジム)
判定2-1(29-28/28-29/30-29)

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