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中須賀芳徳、石川直生に判定勝ち:7.17 後楽園

15周年記念シリーズ NEW JAPAN BLOOD 7
2011年7月17日(日) 後楽園ホール
 近年K-1ルールでの試合が続いた石川直生が、中須賀芳徳の持つWBCムエタイ日本スーパーフェザー級王座に挑戦。左のパンチをもらい続けて苦しんだものの、5Rラスト30秒に肘で中須賀の眉間を切り裂き血だるまに。中須賀は逃げ切り防衛に成功したものの、肘有り5Rならではの波乱の一戦となった。
  レポート:井原芳徳  写真:久保与志


第11試合 WBCムエタイ日本スーパーフェザー級タイトルマッチ 3分5R
○中須賀芳徳(OGUNI GYM/王者)
×石川直生(青春塾/挑戦者・元全日本同級王者)
判定3-0 (ソムクワン50-46/秋谷50-46/松田50-46)
※中須賀が初防衛
※5R左フックで石川1ダウン

 中須賀はサウスポー、石川はオーソドックスに構え、ジャブを放ちながら糸口を探り合う立ち上がり。2R、石川が右ローとミドルのヒットを増やしてペースを上げ始めたが、中盤過ぎ、中須賀の左フックでダウン気味に石川が尻餅をつく。すると以降、中須賀の左ストレートが連打でヒットし出し攻勢に。石川は左頬を浅くカットする。



 3Rも中須賀が左ストレートを度々当てて攻勢。連打で石川が真後ろに下がると、中須賀は左の飛び膝につなげる。4Rも同様に中須賀が攻勢をキープ。5Rも中盤、中須賀が左ミドル、ストレート、アッパーの連打などで石川を追い詰める。
 だが残り1分を切り、「残り時間を見て、打ち合ってもいいかなと思った」という中須賀が石川と打ち合ってしまうと、石川の右肘がクリーンヒットし、中須賀が眉間をカット。血を流す中須賀を見て、石川が手を上げアピールするが、これも裏目となってしまい、中須賀の左フックをもらってダウンを喫する。




 終盤の急展開に場内はこの日最高の盛り上がりに。石川が立ち上がると、残り16秒ながら、ドクターチェックが入る。再開後、石川は右肘を放ちながら飛びこむが、中須賀はクリンチで必死に防御。石川が振りほどきもう一度右肘を当てると、中須賀は血だるまに。だが直後に終了のゴングが鳴り、中須賀が逃げ切りに成功した。




 中須賀は勝ったものの、試合直後から頭に包帯を巻かれ、それでも出血が止まらず。ベルトを巻いた後は貧血気味になって足元がふらつき、リング上に座らないといけないほどだった。医務室で額の傷を縫合し、控え室に戻って鏡に映った自分の表情を見ると「どっちが敗者かわからないですね」と苦笑い。「石川選手は気持ちが強かった。技のキャッチボールをしているようで楽しかった。キックルールで石川選手に勝てたことは価値がある。堂々とチャンピオンだと胸が張れる」と喜びを語った。
 一方の石川は「しっかりした負けですね。ダウンは当たったタイミング的に仕方ない。肘を当ててアピールして気が抜けたところでもらってしまった。カットはあと何秒か早ければ勝ってたけど、勝負ですからね。K-1ルールでの負けとキックルールの負けとで真っ暗さが違う。今回の負けは色んな人に合わす顔が無いですね」と語り、ガックリと落ち込んでいた。
 なお、これまでのWBCムエタイルールのタイトルマッチでは、全ラウンドマストシステムが採用されていたが、今回から両者に全く差の無いラウンドに関しては10-10と採点できるようになった。とはいえ、僅差の場合でも劣勢のほうに9点とつくため、通常のキックルールよりも点差がつきやすいことに変わりは無い。


第10試合 WBCムエタイ日本ウェルター級タイトルマッチ 3分5R
×宮越宗一郎(拳粋会/王者)
○大和侑也(大和ジム/挑戦者・NJKF同級王者)
判定0-3 (ソムクワン48-50/多賀谷48-49/秋谷48-50)
※大和が新王者に



 宗一郎は左フックや右ロー主体の重みのある攻め、侑也は左フックや左右のハイをはじめとしたバリエーションに富んだな攻め。2Rまで均衡状態が続いたが、3Rに入ると侑也の右ローと左ジャブが当たり出し、宗一郎は少し効いた様子。口を切り、4Rにはドクターチェックを受けるが、終盤に右ストレートと左フックを連続でヒットして巻き返す。5Rはお互いポイント差が少ないと判断してか?激しい打ち合いを繰り広げ、場内はヒートアップ。その中でも侑也が若干優勢を維持し判定勝ち。二本目のタイトル奪取を果たした。





第9試合 NJKFライト級タイトルマッチ 3分5R
×一輝(OGUNI GYM/王者)
○宮越慶二郎(拳粋会/1位)
判定0-3 (秋谷45-50/多賀谷45-50/ソムクワン43-50)
※宮越が新王者に

 宮越兄弟の弟・慶二郎が、1Rから時折構えをスイッチしながら、重みのある左右のミドルをヒットし主導権。2R中盤過ぎには、右ミドルの連打で一輝を下がらせると、スイッチして左ミドルの連打で一輝の右腕にダメージを与える。3R以降の一輝はほとんど手が出ず、慶二郎が左右のミドルやパンチを打ちまくり、ほぼ一方的な展開に。5Rには開始早々、左フックでダウンを奪取。肘で額も切り裂く余裕の試合運び。1年前の王座決定戦は僅差で一輝が勝利したが、21歳になった慶二郎が大きく成長した姿を見せつけ完勝した。





第8試合 NJKFスーパーフェザー級王座決定戦 3分5R
○勇鷹(インスパイヤード・モーション/1位)
×KEI(E.S.G/2位)
判定3-0 (秋谷49-48/多賀谷50-49/山根49-48)
※勇鷹が新王者に

 開始すぐ、サウスポーの勇鷹の左フックがヒットすると、KEIは尻餅。松田レフェリーはスリップと判断するが、いきなりの波乱に場内はどよめく。KEIはダメージは無く、右フックや右ハイを返したが、次第に二人ともカウンターのパンチを空振りする展開が目立つようになる。
 だが4Rになると、勇鷹が右回りで右ジャブを多用すると当たり出し、KEIの口が開き疲れて来た様子。5Rも勇鷹は右ジャブ主体の攻め。決定打の乏しいまま終わったものの、ポイントを重ね判定勝ち。13戦目で初のタイトルを獲得した。




第7試合 51.5kg契約 3分3R
×大槻直輝(OGUNI GYM/WBCムエタイ日本フライ級王者)
○山野寛之(チームドラゴン/J-NETWORKスーパーフライ級1位)
判定1-2 (29-30/30-29/29-30)

 大槻は10ヶ月ぶりの試合。互いにカウンターでスピードのある攻撃を当てるが、強打と連打は乏しく、均衡状態が続く。大槻は左右のミドルやパンチ、ハイ、肘など多彩な攻め。山野もパンチとハイをヒット。ドローに近い内容だったが、1Rやや優勢だった山野が、王者狩りを果たした。


第6試合 NJKF BONITA BOXEO 57.5kg契約 3分3R
×大石綾乃(OISHI GYM/WBCムエタイ日本女子&J-GIRLSフェザー級王者)
○AZUMA(y-park/NJKF BONITA BOXEOフェザー級王者)
判定0-3 (28-30/27-30/28-30)

 1月大会のWBCタイトルマッチでは大石が勝利したが、今回はリベンジに燃えるAZUMAが、1Rから自分の距離を作り、右ストレートや左右のミドルを的確に積極的に当てて主導権。3Rには綾乃に鼻血を出させる。前回と違い、今回は膝の連打ができないため、綾乃は反撃の糸口がつかめず。終了間際、綾乃も右フックの連打で反撃し見せ場を作ったが時間切れ。AZUMAが判定勝ちでリベンジに成功した。


第5試合 NJKFスーパーバンタム級初代王者決定トーナメント準決勝 3分3R(延長1R)
×前田浩喜(インスパイヤード・モーション/1位・元NJKFバンタム級王者)
○裕センチャイジム(センチャイムエタイジム/3位)
判定0-3 (29-30/28-30/28-30)

 前田のセコンドには山本アキラ会長らインスパ勢ではなく、TOMONORI、戸田拳士氏らがつく。サウスポーからの左ミドル主体の攻めは変わらないが、ロングフックなどのパンチを使う場面も目立つ。だが試合で光ったのは裕(ゆうや)の右の蹴り。1Rはインロー、2Rからはミドル、ハイ主体で先に先にヒットさせる。前田はハイをブロックするが、脇の下が腫れ、手数も落ち印象が悪い。3R中盤以降は裕の勢いは落ちたものの、危ない場面を作らず、元王者から殊勲の判定勝ちをおさめた。


第4試合 NJKFスーパーバンタム級初代王者決定トーナメント準決勝 3分3R(延長1R)
○新人 [あらと](E.S.G/2位)
×波賀宙也(立川KBA/4位)
判定2-0 (29-29/30-29/29-28)

 サウスポーの波賀が膝と左ミドル、オーソドックスの新人が右アッパーと右肘主体の攻め。3R、新人の首相撲の膝蹴りが当たり出すと、波賀が失速。接戦ながらも新人がポイントを奪い、決勝に進んだ。波賀はプロデビュー以来の連勝が7でストップした。


第3試合 ライト級 3分3R(延長1R)
×竜宜(誠至会/3位)
○翔センチャイジム(センチャイムエタイジム/NJKF 6位)
2R 2'10" TKO (ドクターストップ:左肘打ちによる右眉のカット)

第2試合 60kg契約 3分3R
○大和大地(大和ジム/NJKFスーパーフェザー級5位)
×泉 耕太(チームドラゴン)
1R 2'07" KO (3ダウン:パンチ連打)

第1試合 スーパーライト級(肘無し) 3分3R
×浅瀬石真司(東京町田金子ジム/NJKF 8位)
○カズ宮澤(PITジム)
判定1-2 (29-30/29-28/29-30)

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