Home > REPORTS > NJKF > 羅紗陀、カノンスックに3ダウン奪われ判定負け:1.23 後楽園

羅紗陀、カノンスックに3ダウン奪われ判定負け:1.23 後楽園

15周年記念シリーズ NEW JAPAN BLOOD 1
2011年1月23日(日) 後楽園ホール
 昨年は前田尚紀、山本元気、山本真弘の元全日本キックのトップ勢に連勝した羅紗陀 [ラシャタ] が、12/30の戦極で元気を下しているM-1王者・カノンスックと対戦。1Rから2ダウン、3Rにも1ダウンを奪われたが、4Rには右のパンチで反撃。5Rは逃げきられ判定負けに終わったものの、最後まであきらめないファイトで観客を沸かせた。
  レポート&写真:井原芳徳


第11試合 メインイベント 62kg契約 3分5R
×羅紗陀 [ラシャタ](キングジム/WBCムエタイ日本ライト級王者)
○カノンスック・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/M-1ライト級王者)
判定0-3 (山根44-49/秋谷44-49/小林43-49)
※1Rに右アッパー、右フックで羅紗陀に2ダウン。3Rバック肘で羅紗陀に1ダウン

 1R開始すぐ、サウスポーのカノンスックは左ジャブを当てるが、羅紗陀の攻撃が目に入ったか?カノンスックは何かをアピールするが、センチャイレフェリーはストップせず、その隙を突いた羅紗陀が前に出て右ハイや左の前蹴りの連打を放つ。カノンスックは羅紗陀の蹴りをブロックしていたが、これで闘志に火がついた様子で、得意の左肘一発で羅紗陀の動きを止めると、すぐさま右アッパーを叩き込んでダウンを奪取する。羅紗陀はなんとか10カウントギリギリで立ち上がったものの、意識は定まっていない様子。カノンスックは猛ラッシュを仕掛け、右フックで2ダウン目を奪う。その後もカノンスックは奥足狙いの左ロー、左ハイといった攻撃も絡めつつ、羅紗陀を倒しにかかるが、羅紗陀はなんとか3分間を耐え切る。




 すると羅紗陀もダメージ回復した様子で、2Rには右の奥足狙いのローの連打で反撃するが、再びカノンスックの左肘が炸裂し、羅紗陀は右まぶたをカット。ドクターチェックが入るが、傷は浅い。再開後は両者とも蹴り主体の攻防。3Rも同様の状態から始まるが、カノンスックの左ハイを羅紗陀がかわした直後、カノンスックのバック肘の奇襲が決まり、羅紗陀はまたもダウン。今回はダメージが浅かったが、これでポイントがさらに開くことに。
 KOでしか勝ち目の無くなってきた羅紗陀は、4Rに入ると底力を発揮。右ボディフックを当て、カノンスックが苦しそうな表情を見せると、羅紗陀は前に出て攻勢に。残り1分にはロープに詰めると、右のフックをボディと顔面に連打してさらにカノンスックを苦しめる。

 だが、さすがの羅紗陀も4R目になると勢いは不十分。ダウンを奪えず、5Rを迎えることに。そうなればカノンスックは完全に逃げきりモード。バックステップで距離を取り、羅紗陀がパンチを振るえば首相撲を仕掛け、膝蹴りや投げで羅紗陀を翻弄する。残り10秒に羅紗陀も左フックをヒット。1年前の前田尚紀戦の5R終了間際の逆転劇を彷彿とさせる流れとなったものの、あと一発が叩き込めず、判定負けに終わった。




第10試合 WBCムエタイ日本女子フェザー級初代王座決定戦 2分5R
×AZUMA(y-park/NJKF BONITA BOXEO フェザー級王者)
○大石綾乃(OISHIジム/J-GIRLSフェザー級王者)
判定1-2 (秋谷48-47/ソムクワン47-48/ポアナイン47-49)
※大石が初代王者に

 WBCムエタイ日本タイトルマッチで女子の試合が行われるのは今回が初。1Rの時間だけ2分間ながらも、男子同様、肘有り、膝の連打ありの純キックルールが採用される。両者は09年3月、綾乃の地元・名古屋でのNAGOYA KICKで対戦したことがあり、その時はAZUMAがパンチでダウンを奪って判定勝ちしている。

 1R、AZUMAが時計回りで距離を取りつつ、奇襲のバックスピンキックを綾乃のボディにヒット。綾乃もローの打ち合いでは互角で、肘も放ち反撃するが、やや印象の悪い状態で2分を終える。
 2RもAZUMAはバックスピンキックとローをヒット。だが綾乃も右のストレートを序盤に当て、中盤以降は首相撲からの膝蹴りの連打で主導権を握る。



 だが3R、序盤からAZUMAが左ミドルをヒットさせると、綾乃は苦しそうにして動きが止まり、今度はAZUMAが首相撲からの膝蹴りも連打して優位な展開になる。
 4RもAZUMAは序盤から左ミドルを腕とボディに打ち分けて連打し、主導権を握るかに思われた。しかし綾乃は耐えると、首相撲からの左膝蹴りの連打で、再び主導権。綾乃は膝蹴りだけでなく、下がるAZUMAに左ストレートも度々ヒットさせて、このラウンドのポイントを取る。
 5Rも綾乃は序盤にパンチをヒット。左右の連打でAZUMAの顔面をのけぞらせ、中盤以降も首相撲でガッチリとAZUMAを捕まえ、左右の膝を連打してAZUMAを苦しめる。



 判定は割れたものの、4Rと5Rのポイントを確実に奪った綾乃に軍配。AZUMAへのリベンジと、2本目のベルト奪取を果たした。試合後のマイクでは「いろんなところに出稽古に行かせてもらって、みんなが応援してくれて、一人の力じゃ獲れなかった」と涙ながらに話した。


第9試合 63kg契約 3分3R(延長1R)
○高橋誠治(東京町田金子ジム/WBCムエタイ日本スーパーライト級王者)
×黒田アキヒロ(フォルティス渋谷/J-NETWORKライト級王者)
1R 1'27" KO (右ハイキック)




 高橋は開始すぐから、テコンドー仕込みの変則の左のハイやカカト落としをヒット。黒田のバックブローの奇襲にも落ち着いて対処し、再びバックブローを放ってきたところに合わせて右ハイをクリーンヒット。なぎ倒すような形ながらも、ダメージは大きく、伸びた黒田はそのまま立ち上がれず。高橋がわずか87秒でKO勝ちを果たした。ウェルター級からスーパーライト級に転向後、昨年9月の山本佑機戦に続き、2連続で他団体の王者のKOに成功。蹴りの精度は試合を重ねるほど上昇しており、今年はさらなる躍進が期待できそうだ。


第8試合 51.5kg契約 3分3R(延長1R)
×高橋拓也(拳之会/元NJKFフライ級王者)
○勇児(HOSOKAWAジム/MA日本フライ級4位)
判定0-3 (29-30/28-30/29-30)



 高橋は交通事故の怪我から3年半ぶりに昨年復帰。大阪のDEEP KICKで1勝1敗し、4年半ぶりに後楽園ホールに登場した。健在ぶりをアピールしたいところだったが、相手の勇児はリングを大きく使って右回りを続け、時折ローや肘を当てて離れる戦法を徹底。高橋に攻撃のチャンスを与えない。3Rには勇児が左の縦肘で高橋の右目を腫らし、その後もローと肘を当て続けて優位を維持し、判定勝ちをおさめた。


第7試合 ライト級 3分3R(延長1R)
○畠山隼人(E.S.G/NJKFライト級4位)
×健司(インスパイヤード・モーション/NJKFライト級5位)
判定3-0 (29-27/30-27/30-26)



 1R中盤のパンチの打ち合いで、畠山は被弾しながらも左フックをクリーンヒットさせてダウンを奪取する。ローキックも絡めつつ、2Rも優勢を維持。3Rは健司のパンチで畠山が口とから鼻から出血したが、パンチの手数は最後まで落ちず、判定勝ちで連勝を4に伸ばした。ちなみにこの試合と第1試合でレフェリーを務めたのは、昨年9月に選手を引退したゲンナロンことインサード・ポアナイン氏だった。


第6試合 BONITA BOXEO アトム級(肘・顔面膝無し) 3分3R
×美保(KFG/J-GIRLSアトム級3位)
○PIRIKA(ミルキーウェイ/J-GIRLSアトム級4位)
判定0-3 (29-30/28-30/28-30)

 1Rは蹴り主体の均衡状態が続いたが、2Rに入るとPIRIKAの右ストレート、右ハイが当たり出し、終盤にはボディ狙いのパンチと膝蹴りで美保が下がるように。3Rは美保も膝蹴りを返したものの、PIRIKAがバックブローなども駆使しながら手数多く攻めて主導権を譲らず、昨年7月のJ-GIRLSで一度負けている美保にリベンジを果たした。この日はセコンドにキングジム勢がついており、試合後のマイクでPIRIKAは「これからキングジムに移籍して、結果を出していきたいです」と宣言した。



第5試合 ライト級 3分3R(延長1R)
○平野将志(インスパイヤード・モーション/NJKFライト級8位)
×翔センチャイジム(センチャイムエタイジム
判定3-0 (29-28/30-27/30-28)
※3R左ストレートで翔が1ダウン

第4試合 65.5kg契約 3分3R(延長1R)
○マリモー(キングジム/NJKFスーパーライト級5位)
×鈴木一史(笹羅ジム/NJKFウェルター級10位)
1R 1'06" KO (パンチと肘の連打)

第3試合 スーパーフェザー級(肘無し) 3分3R(延長1R)
×MO刃KI(二刃会/NJKFスーパーフェザー級10位)
○鶴谷 剛(OGUNIジム)
判定0-2 (29-30/29-29/29-30)

第2試合 フライ級 3分3R
×熊田優樹(二刃会)
○Mr.ハガ(北流会君津ジム)
判定0-3 (27-30/26-30/26-30)
※1R膝蹴りで熊田が1ダウン

第1試合 スーパーウェルター級 3分3R
○ビックマン片岡(VERTEX)
×染谷和彦(PITジム)
判定3-0 (30-26/29-27/29-27)
※1R右フックで染谷が1ダウン

第3回NJKFアマチュア70kg王座決定戦 2分2R
×藤井基充(OGUNI GYM/東日本代表)
○中尾恭輔(IKKO GYM/西日本代表)
判定0-3 (18-20/18-20/18-20)
※中尾が優勝

第3回NJKFアマチュア60kg王座決定戦 2分2R
×岩崎祐磨(キングジム/東日本代表)
○林 眞平(魁塾/西日本代表)
判定0-3 (17-19/17-20/17-20)
※3R岩崎が2ダウン
※林が優勝

Home > REPORTS > NJKF > 羅紗陀、カノンスックに3ダウン奪われ判定負け:1.23 後楽園

 - PR - Martial World presents Gym Village
Gym Village でジムを探そう!
Gym Village おすすめジム

格闘技医学会
有楽町線・副都心線直通 東武東上線「朝霞」南口 徒歩1分
強くなるを、医学する。現場で役立つ格闘技医学を研究/公開/実践中!

さらに詳しく

おすすめジム欄へのジム広告掲載について