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米田、統一王座トーナメント初戦敗退

WBCムエタイルール日本統一王座決定トーナメント準決勝
2009年7月26日(日) 後楽園ホール
 NJKFとMAキックが参加する統一王座トーナメントが開幕。ホームリングに現役王者を揃えたNJKF勢がセミまでMA勢に6連勝したが、メインでフェザー級本命・米田貴志がまさかの敗退。アトム山田が一矢報いた。 
  レポート:本庄功志  写真:ひっとまん大場。 [→トーナメント表はこちら]


 アトムの左が炸裂 
第9試合 WBCムエタイルール日本統一王座決定トーナメント準決勝 フェザー級 3分5R(延長1R)
×米田貴志(OGUNIジム/WMCインターコンチネンタルSバンタム級王者)
○アトム山田(武勇会/MA日本フェザー級1位)
判定1-2 (石川46-48/センチャイ48-47/小林46-48)
※4R、左フックで米田にダウン1。5R、膝蹴りでアトムにダウン1

 「キャリアとか全部含めた上で、勝たないといけないトーナメントですよね」と話した米田が迎えるWBCムエタイトーナメント。だがその言葉から伝わる積極性が、試合内容からは今ひとつ伝わってこない。
 試合開始から米田は単発でローを放つ程度で、アトムのローと変則的なパンチに対して後手に回る。3Rを過ぎても米田の後手に回る展開は変わらず、逆にアトムがローとボディへのパンチを当て続けジャッジの印象をよくする。

 判定が読み上げられた直後。対照的な両者 
 そして4R、アトムが右のボディ、フックと連続でヒットさせると少し間を置いて出した左フックをジャストミートさせ米田からダウンを先取。ポイントを取られ完全に後がなくなった米田は、最終ラウンドにようやく手数を多く出すようになり、5R終わり間近に組んでからの膝をアトムのボディに連打しダウンを取り返すことに成功する。しかし試合終了間際だったためアトムはゴングに救われた形で追撃を凌ぎ切り、判定で優勝候補の米田を撃破する波乱を演じた。

 控え室では米田が左膝を冷やしていた 
◆アトム「(今の心境は?)トップの選手に勝ててうれしいです。(作戦は?)一番は相手のローのカットですね。今回はカットできて次の攻撃に繋げたのでそれが一番の勝因だと思います。(判定については?)最後やられていて印象悪かったので6R目あるかなと。相手はローが伸びてくるんで、それをもらっていたらやられていましたね」

◆米田「何も言葉ないです。(敗因は?)うーん……、全部ダメでした。(序盤からボディなどが入っていて焦りがあった?)焦りというか、動かなかったです。(5Rにダウンを返したが?)それぐらいです。
(判定については?)延長あるかもと会長と話したぐらい。(相手については?)やり辛さは若干ありました。それで後手になってしまったというのはあるかもしれません」


第8試合 WBCムエタイルール日本統一王座決定トーナメント準決勝 バンタム級 3分5R(延長1R)
○TOMONORI(OGUNIジム/WMCインターコンチネンタルSフライ級王者)
×松本圭一太(相模原ジム/MA日本バンタム級4位)
判定3-0 (秋谷50-47/山根50-47/石川50-46)

 TOMONORIの右フック  TOMONORIの左ハイ 

 身長差、リーチの差がある松本に対し、TOMONORIは出入りの速いパンチとロー、ミドルで攻める。時折ハイキック、飛び膝も交え身長差を感じさせないパワフルな攻撃をするTOMONORIだったが、攻めてはいるものの攻撃をクリーンヒットできず単調な試合展開になってしまい、4Rにはレフェリーから「両者もっとアグレッシブに」と注意が入ってしまう。
 その後も、リーチを生かす攻撃をしたい松本だがそれを許さないTOMONORI、KOをしたいが相手のリーチに手を焼き目立った攻撃を当てることができないTOMONORI、といった感じでかみ合わない展開に終始。松本の攻撃をほとんど被弾せず自身の打撃を手数多くヒットさせ、判定で勝利し実力の違いを見せつけたTOMONORIだったが、マイクを持つと「いや~、しょっぱくてすいません」と会場のファンに詫びた。

◆TOMONORI「自分が硬かったですね。なんでだろう?(KOできなくて)焦りはありました。でも相手の攻撃は何も効いていませんでした。次はしっかり勝ちたいですね」

 ますます父親の向山鉄也会長に似てきた感のある赤十字 
第7試合 WBCムエタイルール日本統一王座決定トーナメント準決勝 スーパーフェザー級 3分5R(延長1R)
○赤十字竜(キングジム/NJKFスーパーフェザー級王者)
×奥山光次(渡辺ジム/MA日本フェザー級2位)
2R 1'06" TKO (タオル投入)

 破裂音のような音が響く鋭い赤十字のローに観客は驚きの声を上げる。その威力は抜群で2Rになると早くも奥山の奥足が悲鳴を上げ始め序盤にダウンを奪う。あとはもう赤十字の独壇場で、追撃のローで簡単に二度目のダウンを奪うと奥山陣営からタオルが投入され、赤十字は無傷で決勝進出を果たした。


 [→第1〜6試合のレポート&写真はこちら]

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