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貴・センチャイジム、岩浪悠弥に辛勝。TOMOYUKI、引退戦はKO勝ち:7.17 有明

センチャイムエタイジム「MuayThaiOpen 35 & Lumpinee Boxing Stadium of Japan」
2016年7月17日(日) ディファ有明

  レポート&写真:久保与志


第13試合 ルンピニーボクシングスタジアム・オブ・ジャパン(LPNJ)スーパーフライ級王座決定戦 3分5R
○貴・センチャイジム(センチャイムエタイジム/WMC世界王者)
×岩浪悠弥(橋本道場/INNOVATIONフライ級王者)
判定2-1 (48-49/49-48/50-48)
※貴が初代王者に

 1R、岩浪が先手を取って奥足への左ローを蹴り、貴がローを蹴っても受け返しで、すぐに左ローを入れる。貴は距離を詰めて首相撲に持ち込みボディに膝蹴り。岩浪も膝を返すが、貴が長いリーチを活かして、しっかりとロックしてコーナーに押し込んで膝を入れる。離れると岩浪がオーソドックスから左ハイを狙っていく。記者採点は10-10のイーブン。



 2R、岩浪が細かいフェイントから左右のローを飛ばし、さらに左ハイをかすめる。貴は手数に乏しいが、一旦首相撲に捕まえると押し込んで膝を入れていく。岩浪は離れると左ハイ、貴が距離を詰めてきたところに立て続けに右ストレートをヒット。パンチをもらってしまった貴だが、ラウンド終盤は首相撲に捕まえて流れを切る。記者採点は10-10。

 3R、左ハイ、前蹴りで先手を取っていく岩浪だが、貴は首相撲狙いを徹底し、一度組みつくとロックを切らせずに長い時間ボディに膝蹴りを入れる。何とか離れた岩浪は左ハイ、右ボディストレートを狙うがクリーンヒットはせず、貴が首相撲で主導権を握る。記者採点は10-9で貴。



 4R、前蹴り、右肘を振るいながら組みにいく貴。岩浪は下がりながらも右ストレート、タックル気味に組みついて貴を強引に倒すなどして局面を打開しようとするが、首相撲に捕まるとやはり劣勢になる。貴は離れてもすぐに右肘を振るいながら距離を詰め、岩浪もパンチと肘で応戦するが、首相撲を警戒するあまりロープ際に後退する場面が目立つ。記者採点は10-9、ここまでのトータルスコアは40-38で貴。



 5R、肘から組みにいこうとする貴に、岩浪も前に出て応戦し右ストレートをヒット。さらに左ミドルをヒットさせると、首相撲に持ち込もうとする貴を突き放してパンチで前進する。貴がバックブローで反撃を試みると、岩浪もバックブローでお返しし、貴に組ませることなく前に出て手数を出し続ける。残り時間僅かになると貴が手を挙げて勝利をアピールするが、そこに岩浪が強烈な右ミドルをヒットして試合終了のゴング。記者採点は9-10で岩浪。

 トータススコアは49-48で貴。判定は2-1と割れるもホームリングの貴が勝利。5Rに岩浪の逆襲を許したものの、3、4Rに首相撲でポイントを重ねてルンピニージャパンのベルトを腰に巻いた。


第12試合 LPNJスーパーライト級王座決定戦 3分5R
○ペットナリン・ソー・スパーポン [Phetnarin Sor Supapan] (タイ/岡山ジム)
×加藤剛士(ウィラサクレック・フェアテックス池袋ジム)
判定3-0 (50-49/50-47/49-48)
※ペットナリンが初代王者に

 1R、様子見の展開から加藤が強烈な左インローをヒットすると、ペットナリンもすぐに鋭い右ミドルをリターンして譲らない。加藤は右ミドルをキャッチして左ストレート、インローを狙っていくが、ペットナリンはバランスを崩すことなく右ミドルを蹴り続ける。記者採点は10-10のイーブン。

 2R、右ミドルの蹴り終わりに加藤が徹底して軸足への左ローを蹴ってペットナリンが何度かバランスを崩す。ペットナリンは右ミドルの数を増やし、加藤の左腕に集中砲火していくと、加藤は次第にキャッチしきれなくなる。記者採点は10-9でペットナリン。



 3R、少し距離を詰め、インローを蹴りつつ左ストレートを狙っていく加藤だが、ペットナリンはハイキックを交えつつ、絶妙に高低さをつけながら右ミドルを連打して加藤を寄せ付けない。加藤はミドルを被弾しながらも左ストレートを狙っていくが、依然としてクリーンヒットは奪えず。記者採点は10-9でペットナリン。

 4R、パンチで前に出る加藤を、ペットナリンは右ミドルとテンカオで迎撃する。ペットナリンが右ミドルを当てながら加藤の圧力をいなし、共に大きな攻勢はなかったが、終了間際に加藤が左ストレートをヒットさせ、もらったペットナリンは笑顔を見せる。記者採点は10-10のイーブン。ここまでのトータルスコアは40-38でペットナリン。

 5R、流し気味に試合を進めるペットナリンはロープ、コーナーを背負うが、パンチのクリーンヒットはもらわず、要所で左右のミドルを当てて加藤に大きな攻勢を作らせない。最後は加藤を首相撲に捕まえて反撃の機会を与えることなくタイムアップ。記者採点は10-10、トータルスコア50-48でペットナリン。判定は3-0、右ミドルを中心とした老獪な攻めで加藤の強打を完封したペットナリンが勝利し、ルンピニージャパン初代王者となった。


第11試合 LPNJバンタム級王座決定戦 3分5R
○藤原あらし(バンゲリングベイ・スピリット)
×萩原秀斗(エイワスポーツジム)
判定3-0 (50-46/50-47/50-46)
※2R左肘打ちで萩原に1ダウン
※藤原が初代王者に

 1R、開始すぐにいきなり萩原がパンチでしかけるが、藤原は脇を差して組み付く。萩原の右ハイをかわしつつ、的確に左ミドルを当てていく藤原。萩原は右ハイを狙いつつ、パンチと右インローを放っていくが、藤原が再三左ミドルをヒットさせ、首相撲でも有利な組み手で試合を進める。記者採点は10-10。



 2R、藤原が左ミドル3連発で先手を取るが、首相撲に持ち込もうとしたところに萩原が右ストレートをヒットして一瞬腰が落ちる。藤原は首相撲からの崩しでその場を凌ぐと、左ミドルを蹴って距離を詰めつつ、萩原のパンチにカウンターで左肘をクリーンヒットしてダウンを奪う。藤原は立ち上がった萩原に左ミドルを連打して攻勢を強める。記者採点は10-8で藤原。



 3R、藤原が左ミドルから組み際に右肘をヒット。さらに藤原は首相撲で萩原を崩していくが、距離が詰まりガードが下がったところに左フックを被弾してしまう。藤原は前に出て左ミドルを蹴っていくが、少し落ち着きを欠いた動きで、セコンドに就く新田明臣会長も藤原の動きに苛立ちながら指示を送る。記者採点は10-9で藤原。

 4Rも藤原が左ミドルを再三ヒットさせ、首相撲になると萩原は完全に崩されて露骨に後ろを見せ始める。記者採点は10-9、ここまでのトータルスコアは50-46で藤原。



 5R、藤原は腹を狙った低めの左ボディと膝蹴りで萩原を追い込んでいく。萩原はキャッチからのパンチで一発逆転を狙うがヒットせず、逆に藤原が左ストレート、肘をヒットさせる。このラウンドも首相撲になると萩原がすぐに後ろを向いてしまいイエローカードが出される。最後まで藤原が攻勢をキープしたまま試合終了のゴング。記者採点は10-9、50-45で藤原。判定は3-0、大差の判定でルンピニージャパンのベルトを腰に巻いた藤原は「今年の10月に4人目が生まれます。まだまだ、あと20年は現役を続けていきたいです」とマイクアピールした。




第10試合 女子50kg契約  3分3R
△ホンカーオ・モーラチャパットチョンブン [Hongkaw Morrachapatchombung] (タイ)
△小林愛三(NEXTLEVEL渋谷)
判定0-0(29-29/29-29/29-29)

 1R、開始すぐに右ローとパンチでラッシュをかける小林に、ホンカーオは少し戸惑った様子でコーナーに追い込まれる。ホンカーオはコーナーから抜け出して落ち着きを取り戻すと、しっかりと距離を取りながらきれいに左ミドルをヒットさせ、小林が距離を詰めきれなくなる。記者採点は10-10。
 2R、左ミドルでストップし、左ストレートもヒットさせていくホンカーオ。小林は距離を詰めて組みにいこうとするが、左ミドルに阻まれて手数もほとんど出ない。後半になり、小林がようやく右ミドルをリターンし始めるが、ミドルのヒット数はホンカーオが大きく上回っている。記者採点は10-9でホンカーオ。
 3R、小林が吹っ切れたようにパンチと右ミドルで前に出ると、首相撲でコーナーに押し込みつつ下がるホンカーオに力強い右ミドルを蹴りこんでいく。ホンカーオも左ミドルを返すが、下がりながらで距離が詰まった状態でのミドルがほとんどで、小林がパンチで追い込み、右ミドル、ハイを蹴りこむなど攻勢をかけてタイムアップ。記者採点は9-10、トータルスコア29-29でドロー。判定は0-0、3者共に29-29をつけてドローとなり、試合後すぐにセンチャイ会長が両者に再戦の意思を確認し、次回大会での再戦が決定した。




第9試合 TOMOYUKI引退試合 73kg契約 3分3R
○TOMOYUKI(センチャイムエタイジム)
×剛王(Raja bangsa/FIGHTLAB JAPAN TOP TEAM)
2R KO (右ボディアッパー)

 関西から上京し、センチャイムエタイジムに所属後は看板選手として、様々な団体で豪腕を振るってきたTOMOYUKIの引退試合。
 1R、左ジャブを突きながら右ストレートを狙っていく剛王に、TOMOYUKIが強烈な右ローを叩き込むと、剛王も左ハイをかすめて反撃する。TOMOYUKIは徐々にプレッシャーを強め、右ボディで剛王をコーナーに下がらせると、左肘を見舞って先制のダウンを奪う。



 2R、左ジャブ、ミドルでじりじりと圧力をかけていくTOMOYUKIに、剛王もパンチで応戦するが、プレッシャーに押されてロープに詰まった剛王に、今度は右肘をヒットして2度目のダウンを奪う。何とか立ち上がる剛王だが、TOMOYUKIは左ボディとミドルで追い詰めると、最後は豪快に右ボディを突き刺して剛王をマットに沈め、豪快なKO勝利で自らの花道を飾った。



 センチャイ会長に花束を贈られると涙を見せ、惜別のテンカウントゴングは家族と共に笑顔で聞いたTOMOYUKI。マイクを渡されると「今日で75戦目、10年間ひたすらやってきました。この格闘技、あっという間でした。関西でやっていて、それからセンチャイ会長と出会い、ムエタイという素晴らしい競技に出会うことが出来ました。会長はムエタイに対しては本当に厳しい人でしたが、その厳しさのおかげで今、自分はここにいます。引退後も俺は親父のようにセンチャイ会長を慕っていきたいと思います。そしてルンピニージャパンも出来る限りのことを手助けしていきたいです。自分は明日からレジェンドドラゴンというジムの会長になりますが、会長としてはまだ新人なので、これからもセンチャイ会長のお世話になっていきたいと思いますので、皆さんこれからも応援よろしくお願いします」と挨拶し、リングに別れを告げた。




第8試合 61kg契約 3分3R
×スアノーイ・トーヌームエタイシンジム [Suanoi Torsu MuayThai Sangym] (タイ)
○笠原淳矢(フォルティス渋谷)
判定0-3 (28-30/29-30/28-29)

第7試合 62.5kg契約 3分3R
○村中克至(ブリザードジム)
×ライヤマン(ナックルズGYM)
判定3-0 (30-29/30-29/30-28)

第6試合 フェザー級 3分3R
△翔貴(岡山ジム)
△大山拓也(インスパイヤード・モーション)
判定0-0 (29-29/29-29/29-29)

第5試合 ウェルター級 3分3R
○重宗(TSKJapan)
×田邊裕哉(京都亀岡キックボクシングジム)
判定3-0 (30-29/30-29/30-29)

第4試合 65kg契約 3分3R
○馬木愛里(岡山ジム)
×柿沼 慶(ポゴナクラブジム)
判定3-0 (30-28/30-27/30-28)

第3試合 スーパーフェザー級  3分3R
×宮田裕司(バンゲリングベイ・スピリット)
○皇貴(インスパイヤード・モーション)
判定0-3 (28-30/28-30/28-30)

第2試合 スーパーバンタム級(肘無し) 3分3R
○丸吉伴幸(クラミツムエタイジム)
×菊地英時(ポゴナクラブジム)
3R TKO (レフェリーストップ)

第1試合 スーパーフライ級(肘無し) 3分3R
△大翔FLYSKYGY(FLYSKYGYM)
△前田翔太郎(NEXTLEVEL渋谷)
判定1-1 (29-29/30-29/29-30)

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