貴・センチャイジム、勇児を返り討ちしフライ級王者に:10.5 新宿

センチャイムエタイジム「Muay Thai Open 28」
2014年10月5日(日) 新宿フェイス
 センチャイジムは8月にNJKFを退会してから初の自主興行で、さっそく独自の王座を新設。フライ級は昨年6月のMuay Thai Openのメインで遺恨の残る決着に終わった貴・センチャイジムと勇児が再戦し、今回も判定が割れたが貴が返り討ちを果たした。
  レポート&写真:久保与志


第11試合 ダブルメインイベント MuayThaiOpenフライ級初代王者決定戦 3分5R
○貴・センチャイジム(センチャイムエタイジム/WMC世界王者、元NJKF王者)
×勇児(HOSOKAWAジム/INNOVATION 2位、元WPMF日本&MA日本王者)
判定2-1 (ポアナイ49-48/櫻井48-49/山根50-49)
※貴が王者に

 1R、いきなり強い右ミドルから右肘を振るって前に出る貴に対し、勇児は細かくステップを踏みながら左右のローを前足に集める。貴は前蹴りと肘で勇児をロープ際に詰めようとするが、勇児がバックステップとサークリングで距離を保ちながらローを当てていく。記者採点は10-10。
 2R、ローキックの応酬から勇児が蹴り足をキャッチしながら右ボディストレートをヒット。動き続ける勇児を詰めきれない貴は、強引に組んで勇児をこかしていく。勇児が貴の右肘にカウンターで右フックをヒットさせ、首相撲でも最終的には倒されるものの膝はほとんどもらっていない。記者採点は10-10のイーブン。



 3R、貴は強引に首相撲に持ち込んでの膝蹴りと崩しを徹底しだす。勇児はスイッチを交えたフットワークで圧力をかわしつつ、パンチのフェイントから左ハイ、三日月蹴りで飛び込んでいくが、貴に捕まり組み伏せられる局面が増えてくる。記者採点は10-9で貴。ここまでのオープンスコアは1者が30-29で貴、29-29、30-30と僅差の展開に。
 4Rも貴は徹底して首相撲に持ち込み、勇児は組まれる前の肘をかわしながら左ボディをヒットさせていく。投げられ続けて鬱憤が貯まったか、勇児が腰投げで貴を綺麗に投げ飛ばしてしまいイエローカードが出される。3Rまでは首相撲にも正対して対処していた勇児だが、このラウンドは横を向かされた状態で膝をもらい始める。記者採点は10-9で貴。ここまでのトータルは40-38で貴。



 5R、勇児が飛び込んでのパンチを狙っていくがクリーンヒットはせず、貴が右肘と左ミドルで牽制しつつ、距離が詰まると組付いて連打を許さない。両者、大きな有効打はなく試合が進み、残り1分を切ったところで勇児が右フックをヒット。貴が後退するが、連打に持ち込もうとした勇児を捕まえて組み伏せ、最後はパンチで前に出る勇児を右肘で迎撃し試合終了のゴング。記者採点は9-10で勇児、トータルスコアは49-48で貴。判定は1者が48-49で勇児につけるも、残り2者は49-48、50-49で貴につけ、スプリットデシジョンでかろうじてベルトを獲得した。


第10試合 ダブルメインイベント MuayThaiOpenウェルター級初代王者決定戦 3分5R
×貘・センチャイジム(センチャイムエタイジム/元NJKF 3位)
○喜入 衆(フォルティス渋谷/元J-NETWORKスーパーライト級王者)
判定0-3 (山根48-50/少48-50/櫻井48-50)
※喜入が王者に

 1Rから喜入が左右のローを前足に集中させて先手を取り、貘の左ミドルの蹴り終わりにもローを返していく。2Rも喜入がローのヒットを重ね、貘が左ミドル、テンカオで詰めてくると左フックをヒット。貘は首相撲にいくが、喜入は組まれても負けじと膝を入れ返す。
 3R、貘は組んでの膝で流れを変えようと試みるが、喜入はしっかりと首相撲に対応しつつ、離れ際に右肘をヒット。ラウンド終盤には首相撲で喜入が押し込んで膝蹴りを入れる。



 4R、喜入の右ローで貘は足が止まり始め、喜入が左フック、バックブローをヒットさせるなどして攻勢をかけ、貘が左ミドルを出すとすぐにローをリターンしてダメージを蓄積させる。
 5R、劣勢の貘は右肘を振るって前に出るが、喜入はカウンターで左フックをヒット。さらに右ローを足を止めさせて右肘もヒットさせる。貘は喜入の手数に押されて最後までペースを掴めずタイムアップ。記者採点は2、3、4Rを喜入が取って47-50で喜入。判定は0-3、喜入が貘を完封してムエタイオープンの初代王者となった。




第9試合 女子ライトフライ級 2分5R
△リカ・トングライセーン(センチャイムエタイジム/WMC世界&ムエタイウォリアーズ王者)
△ノンビー・ローンリエンアントーン(タイ/タイ国プロムエタイ協会王者)
判定1-1 (49-48/48-49/49-49)

 1Rは様子見の展開から、リカが左ミドルと右ストレートでしかけていく。ノンビーはミドルを返しつつ、距離が詰まると首相撲に持ち込む。2Rに入ると、リカが右ストレートを上下に散らして前に出るが、ノンビーも強い右ミドルを蹴って応戦。首相撲は両者互角で、ノンビーは手数ではやや劣っているが、右ミドルを駆使して上手く距離を取りリカのパンチを外している。



 3R、右ミドルを着実にヒットさせていくノンビー。リカがパンチで詰めると、ノンビーが首相撲に持ち込むが、リカが離れ際に左フックをヒット。ノンビーが右ミドルと首相撲からの膝でポイントを取ったか。4Rはミドルの応酬となるが、蹴りの精度ではノンビーが一枚上手といった印象。リカはノンビーの右ミドルに阻まれて距離を詰めきれない。
 5R、リカが右ストレートで前進し、ノンビーは下がりながらも左右のミドルを返し、距離が詰まるとすぐに組んで連打を許さない。リカが離して右ストレートを打ち込もうとすると、ノンビーも右肘を振るって応戦。ノンビーが最後までリカのパンチを封じる展開で試合は終了。記者採点は2Rをリカ、3、4Rをノンビーが取って48-49でノンビー。判定は49-48でリカ、48-49でノンビー、最後の1者は49-49をつける三者三様のドローに終わった。



第8試合 星雄晴引退試合 56kg契約 3分3R
○裕・センチャイジム(センチャイムエタイジム/元NJKFスーパーバンタム級王者)
×星 雄晴(東京町田金子ジム/NJKFバンタム級5位)
判定3-0 (29-28/29-28/30-28)
※2R左ミドルで星に1ダウン

 この試合が引退試合となった星は、センチャイジムのNJKF脱会に伴い王座を返上した裕と対戦。1Rはミドル、ローの応酬から、裕が終盤に首相撲に捕まえて膝蹴りを入れていく。2Rは星が左ジャブとローで先手を取っていくが、裕は打ち終わりに左ミドルをリターン。ラウンド終盤に裕の左ミドルが星の腕に痛烈にヒットしてダウンを喫する。ポイントでは劣勢となった星だが、3Rもワンツーから左ミドルと手数を出し続けて前に出る。裕もこれにパンチで応戦し、共に退かずに打ち合いながら試合終了のゴング。



 判定3-0で裕が勝利し、星は引退試合を勝利で飾ることは出来なかったが、「自分はデビューして14年、ベルトは巻けなかったですが、最後に強いチャンピオンとやらせてもらい、たくさんの人に応戦してもらえて本当に幸せでした。僕は今日で引退しますが、まだまだキックボクシングという素晴らしい競技で頑張っている選手がいるので今後も応援よろしくお願いします」と後輩たちにエールを送りリングを降りた。




第7試合 スーパーフェザー級 3分3R
△ヨーゲンチャイ・エスジム(タイ/エスジム)
△松永尚恭(東京町田金子ジム/NJKFスーパーフェザー級6位)
判定0-1 (28-29/29-29/28-28)
※1Rパンチでヨーゲンチャイに1ダウン


第6試合 バンタム級 3分3R
×大和 航(大和ジム)
○優吾FLYSKY(FLYSKYGYM)
判定0-3 (28-29/28-29/28-30)


第5試合 ウェルター級 3分3R
○重宗(TSKJapan)
×浅瀬石真司(東京町田金子ジム/NJKF 4位)
判定2-0 (30-29/29-29/30-29)


第4試合 ライト級 3分3R
△浩・センチャイジム(センチャイムエタイジム)
△ZERO(ポルティファミリアジム)
判定1-0 (30-29/29-29/29-29)


第3試合 58kg契約 3分3R
△笠倉崇利(VERTEX)
△ユウキFLYSKY(FLYSKYGYM)
判定1-0 (29-28/29-29/29-29)


第2試合 フライ級 3分3R
○能登龍也(Vallely KickBoxing Team)
×拳打DATE(TeamDATE)
1R 1'08" KO (左ボディフック)


第1試合 スーパーライト級 3分3R
○実方拓海(TSKJapan)
×上妻慎治(チャンデッドムエタイジム)
判定3-0 (29-28/30-28/20-28)

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