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エクシンディコンの中2・佐藤虎我が判定勝ち:8.15 ラジャダムナン

スック・ワンギントーン
2016年8月15日(月) タイ・バンコク・ラジャダムナンスタジアム

  記事提供:早田寛(シンラパムエタイ


第9試合 86ポンド(39kg)契約
○ヒュウガ・ウォー・ワンチャイ [佐藤虎我](エクシンディコンジムJAPAN)
×コムペット・シット・ポージョーウォー
判定

 8月15日(月・現地時間)中学2年生の佐藤虎我(エクシンディコンジムJAPAN)がタイ・ラジャダムナンスタジアムのスックワンギントーンに参戦。佐藤は今年2月より、サラブリ県のノーナックシンジムでムエタイ留学していたが、これまでのタイ地方興行での戦績は11戦6勝5敗だという。これまでのリング上での動きや、半数以上勝っている事を見込まれ、ラジャダムナンスタジアム出場への運びとなった。
 対戦相手は、スパンブリー県出身14歳のコムペット・シット・ポージョーウォー、戦績30戦20勝だ。今回この試合は3万バーツ(約9万円)の賭け試合として行われた。

 試合は初回、佐藤は右ローを軸に蹴り込み、コムペットは左右の高い蹴りを返してくるが、互いに出方を探っている状態で終了。
 2ラウンドに入り佐藤の蹴った高い蹴りがコムペットにヒットしているものの、ダメージを与えるには至らず。ラウンド中盤になりコムペットは早くも組んできた。佐藤としてはもう少し打撃で勝負したかっただろうが、背丈の高いコムペットの組みの圧力は相当なもので、佐藤もコムペットの首相撲に引き込まれていったが、だが佐藤は互角に膝を当て応戦。
 3ラウンドも開始早々から首相撲が続く。佐藤はラジャダムナンスタジアムは初めてということだが、首相撲で一度も倒されることなく膝の数でもコムペットと互角だった。だが、場内ギャンブラーの「佐藤は日本人だから首相撲は苦手?」という先入観だけで、判定時に影響するとされる勝敗賭け率はコムペット有利へと傾いてゆく。
 4ラウンドに入り、セコンドからは「パンチとローキックで攻めろ」という指示が出る。これまで佐藤の首相撲の対応はしっかりしていたし膝も多く当てていたものの、このままでは相手有利の賭け率をひっくり返すことは難しいからだろう。佐藤はコムペットの膝を食らいながらも、大きなパンチを当てに突進。これまでリング上での闘いではイーブンであったが、場内ギャンブラーの賭け率は25-1コムペット有利という、佐藤にとっては絶望的な賭け率で4ラウンドが終了。
 最終ラウンド、佐藤は吹っ切れたようにパンチとローで攻め込む。そこにコムペットは鋭い膝を合わせてくるが佐藤はおかまいなしでパンチで突進。距離がつまるとまた首相撲の距離になるも、佐藤の膝もこれまで以上に増し、そしてコムペットを3回ほど倒し、首相撲でも優位にたつ。佐藤の奮闘が目立ったところで試合終了ゴング。リング上での闘いだけを見れば佐藤の勝利は堅いが、場内賭け率も影響してくるムエタイの採点はどう出るのか…

 試合終了からジャッジ集計が出るまで若干時間が長く感じられたがレフリーは佐藤を勝者とした。ジャッジ集計が長く感じたのは、それだけ接戦ということだったのか。
 佐藤は試合前半は動きが硬く見えたが、4ラウンドから吹っ切れた軽快な動きを見せた。前半、動いが硬かったことに対し「緊張していたせいか、これまでの地方スタジアムにはない、もの凄いスタミナ消耗があった。」と語ったが、それでも、最終ラウンドにきてハッキリとした優勢ぶりをアピールしたスタミナ源は大したものだ。
 この接戦後すぐに、コムペット陣営から20万バーツ(約60万円)の賭け試合で再戦要求がきたが、佐藤虎我のウォーワンチャイ陣営では「ならば50万バーツ(150万円)の賭け試合で再戦する」と強気に返答。今現在賭け金の額などについて交渉中だが、佐藤虎我が再びラジャダムナンスタジアムに登場する日は近い。

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