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石井一成、飛び蹴りから形勢逆転し判定勝ち:7.31 ラジャダムナン

スック・ペットヴィセート
2014年7月31日(木) タイ・ラジャダムナンスタジアム

  記事提供:早田寛(シンラパムエタイ


第9試合 103ポンド契約 3分5R
○イッセイ・エクシンディコンジム [石井一成](エクシンディコンジムジャパン)
×パランデット・ソー、ペットブンミー
判定

 今年7月8日にルンピニースタジアムで判定勝利を収めた石井一成が、ラジャダムナンスタジアムのペットヴィセート興行に参戦した。ペットヴィセート興行は、タイ・ムエタイ界でNO1プロモーターとの呼び名も高いペッティンディープロモーションのシアナオ氏の実息子のシアボートが手掛ける興行だ。石井一成は今年に入って3回目の本場タイ参戦となり勢い付いている。この試合では勝つ事自体もそうだが、良い試合内容を見せれば関係者からの高い評価も得られるだろう。

 初回、一成は開始ゴングと同時に高いミドルキックを放ちパランデットを威嚇。パランデットはその早い蹴りにたじろいだのか、一成の回転の早い攻撃を食らい始めた。一成はパンチのワンツースリーから、最後は打ちおろすローキックを多数決めた。すると初回中盤にはパランデットは早くも距離を詰め、首相撲に持ち込もうと必死で組んできた。

 2ラウンド開始後もパランデットは組みに出るが、一成は突き放してローキックを決める。するとパランデットは足を庇う場面が見えてきた。日本国内の選手であれば、そのまま圧勝できる場面だだろうが、だかパランデットはここから粘り強かった。

 3ラウンドも開始ゴングと同時にパランデットは組んできた。ここで一成のスタミナの消耗が心配だったがパランデットも当然一成の体力の失速を狙い執念深く組んでくる。一成は日本での試合ではジュニアフライ(48.9kg)で闘うが、強者の集うタイでは、もう一階級体重を下げ、103P(46.7kg)で闘う様にしている。この2kgの体格差が、リング上で自身を有利にしてくれるが、だが103Pまで落とす事により、その減量で生ずるスタミナの消耗も計り知れない。だが一成は、ここからしっかり膝を返し、パランデットが体勢を崩しよろめいたところに飛び蹴りを放った。この飛び蹴りがパランデットの脇腹に食い込み、ここでそれまでパランデット側にあった賭け率も、一気に一成有利に傾いた。

 4ラウンド、このペースの流れを崩さなければ一成の判定勝利は明確だろう。後がないパランデットは組んで試合の流れを変えようとするが、もう執念深く組んでくるスタミナも残ってい無い様だった。ここで一成は初回にみせたパンチからのローキックで更に追い打ちをかける。パランデットがローを蹴らせないように距離をつめようとすれば、ここで一成は前蹴りを顔面に決め完全にペースを掴んだ。

 最終ラウンド、このラウンドでも一成は軽く流せば、そのまま判定勝利は明白だが、だがここでパランデットを倒すかの勢いでパンチのラッシュを仕掛けた。一成は上下のゆさぶりからローキックを的確に決める。そしてクロスカウンターの形で当てた左フックでダウンを奪った。内容的には一方的な展開で終了ゴング。一成は判定勝ちを収めた。

 前回のルンピニーでの勝利では、組んだ首相撲での攻防で競り勝ったことが印象深かったが、今回の勝利では相手の攻撃の変化により自分の攻撃の距離へ操ってから流れを作る試合運びが印象的だった。
 ムエタイは撃つ蹴る以外にも、こうした自分の流れを作る試合運びができる事が重要であり、そういう意味では一成のこの勝利は大きな進歩が光った闘い方をみせてくれた。一成は来月、8月28日のラジャダムナン出場も決まっており、次の闘いでも更にどう進化していくのかというところ。期待も大きい。

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