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大田原友亮&虎仁、福田海斗&真斗がタイで試合

 大田原友亮&大田原虎仁(B-FAMILY NEO)、福田海斗&福田真斗(キングムエ)のジュニア2兄弟の、2月末のタイでの試合のレポートが届いた(記事提供:早田寛 シンラパムエタイ
スック・ルークプラバート
2012年2月17日(金) タイ・バンコク・ラジャダムナンスタジアム


第9試合 体重ハンディ 2分5R
×パノムレック・オーワンチット74P
○ナオト・キングムエタイ(福田真斗)76.4P
判定

相手は11歳にして49戦35勝の戦績だ。
この年齢でこの日が50戦目というから凄い。
試合展開は2ラウンドから。はじめは蹴りの当て合いが激しくて、3ラウンドにはパノムレックから組んできた。
パノムレックは首相撲が強く、福田は若干圧されていたか、福田は鋭い膝を多数繰り出しこれでパノムレックの首相撲をしっかり把握する。ジャッジや観衆からも相当印象が良かった。この試合は2分5ラウンド戦だったが、5ラウンドに入って、なんとパノムレックがバテてきて、そこを真斗はさらに膝で攻め込み、文句無しの判定勝利。


第2試合 122P契約
○チットノーイ・ペップートン
×ユースケ・エクシディコンジム(大田原友亮)
判定

3ラウンドまで蹴り合いが続き、ユースケ寄りのイーブンだったが、4ラウンドにチットノーイが盛り返して、蹴り数、膝数で若干盛り返した。
5ラウンドに入ってユースケがパンチのラッシュでチットノーイを棒立ち状態まで攻め込む。ここでまでくればユースケが判定勝ちする流れだったがチットノーイが組んできた時にユースケが体制を崩してしまい、それだけの動きでレートが相手側に流れてしまう。こうして書いていると、試合内容よりも賭けの状況ばかりを書いている様で、おかしな競技…という事になってしまうが、今のムエタイの採点に賭けのレートがかなり影響しすぎているためだ。
ユースケは、今回は最後に大きな盛り返しを見せてくれたので、それだけでスカッとしたが、あのパンチラッシュがあと1分早ければ、相手はダウンしていたかもしれない程だった。


スック・ムエタイルンピニークリッククライ
2012年2月18日(土) タイ・バンコク・ルンピニースタジアム

第三試合 100P契約
×カイト・キングムエタイ(福田海斗)
○ナロンリット・ウォーセンテープ
(結果:ナロンリット判定勝利)

福田真斗の兄、海斗がルンピニーに挑む。
初回、海斗はローキックを軸に揺さぶりかけた。
このローキックが良く当たるが、ナロンリットもしぶとく高い蹴りを返してくる。
この様な場合、普通は定期的に高い蹴りを放っているナロンリットが後々有利になるのかと思えば、2ラウンド終了時には、3-1福田海斗有利という状況までになった。
海斗が前回のルンピニーで善戦していたため、この試合の後半戦に期待するギャンブラーも多かったのだ。試合は3ラウンドから組み相撲に移行する。相手のナロンリットも打撃であまり芳しくなかったのか、「組めば自分の試合運びができる」と思ったのだろう。しかし海斗は組んでからも強い。数々の不ザ蹴りを当てる。だがナロンリットも猛反撃に出る。日本人の試合でここまで熱い首相撲合戦が見れるなんて、場内タイ人も驚きを隠せないようだ。
4ラウンド終了も若干、海斗が有利な進みだ。あとは、ここままいけば判定勝利をモノにできるところだが、ここで相手のリーチの届かない距離に立ち、リング上で試合終了時間を待つ、いわえる“勝ち逃げ”作戦に徹する選手が多い中、海斗は最後の最後まで相手と打ち合う闘い方を選んだ。だがここで、ナロンリットの高い蹴りが2発ほどヒットしてしまい、この時に勝敗に大きく影響する賭けレートも相手側に移行してしまう。そこで終了ゴング。判定が出るまで勝敗の分からない大接戦ではあったが、レフリーは残念ながらナロンリットの手を上げた。
格闘技は闘う事なのに、この試合の場合、“勝ち逃げ”に徹しなければならない状況でもあり、なんともムエタイのややこしさが見えた一戦だった。残念だったがこんな事に心を惑わされず、我が道を突き進む気持ちで頑張って欲しいものだ。


スック・ムエタイルンピニークリッククライ
2012年2月25日(土) タイ・バンコク・ルンピニースタジアム

第7試合
×トラ・エクスディコンジム(100.2P)(大田原虎仁)
○ルーカタオ・シッパールン(101P)
判定

昨年6月11日の再戦だ。この時は大田原が判定勝ちしている。
今回は前回対戦時の100P契約からルーカタオが1ポンドだけ体重を増やし101Pとしているが、数字以上の体格差を感じた。これまでのトラはパンチとローキック主体なのに対し、今回はミドルを多用した。相手も戦績のあるタイ人だが、このミドルキックが案外と有効だった。そしてトラは、時折大きなローキックを見舞うと直ぐにパンチを返した。トラは攻撃を散らす事でヒット数を得たが、後半戦時のスタミナが心配だ。試合は第3ラウンドから首相撲の間合いに。ルーカタオの方が一回り大きく、この体格差での首相撲は危険だ。組むと上からのしかかってくるルーカタオの上半身を、トラは下から撥ね避ける体制で膝蹴りを出した。体制的には不利だかトラのこれまで闘ってきた過去の試合内容から、後半逆転のチャンスのチャンスもあるかもしれないということで、4ラウンド終了まで2-1相手側有利の賭け率に留まる。まだ逆転のチャンスがあるというギャンブラーからの期待が篭ったレートだった。
だが最終ラウンド、ここでルーカタオをKOしなければ判定勝ちは難しい状況からのスタートだ。
ここからトラのパンチ速度が増す。右ストレートが何度となくルーカタオの顔面にヒット。ルーカタオの顔面が激しく揺れるが組んだ姿勢を崩さなかった。後半、トラのパンチが度々ヒットしていたため、判定勝利の望みは捨てなかったが、レフリーはルーカタオの手を上げる。
トラはこの試合で敗れたが、あの膝の猛攻の中で首相撲に挑んだ事、そして多数の膝、パンチを決めたスタミナは今後の自信となっただろう。


スック・ワンギントーン
2012年2月26日(日) タイ・サラブリ県ケンンコーイ郡タップクワン地区ノーナックシン特設リング


○ユースケ・エクシディコンジム(大田原友亮)
×ユタジャック・アーチャスック(中国)
3R TKO

かつて日本にいたK・ルークプラバートが本国に戻り、生家のあるサラブリ県内にノー・ナックシンジムムエタイジムをオープン。ユースケも同ジムのオープン記念行事(興行)に参戦した。
オープンしたノーナックシンジムはバンコクより東北に車で2時間の距離。このオープン行事には、バンコクやイサーン地方からK氏や父のギントーン氏と交流の深いムエタイ関係者2000人らが集まり盛大に執り行われた。その中でもユースケの試合はメインイベントとして取り上げられた。
ユースケは10日前にラジャダムナンでの試合を終えたばかり。本来ならばムエタイ法により約3週間の試合間隔をあけなければならないが、この様な田舎試合であれば、お忍びで出場できるわけだ。
相手のユタジャックは中国人ということで、ユースケ陣営はここ最近の散打スタイルにあるような力ずくで突進してくる様なスタイルを予測した。案の定、初回ゴングと同時に突進してきた。といっても、その前進の中に、強烈なパンチや素早いミドルキックが組み込まれており、その一連の攻撃の流れがなんとも素早い。ユースケはじっと構えて一発一発をカットしていくが、それでも時折ユタジャックの強烈なミドルを食らう事もあった。この勢いに呑まれては危ない。ユースケも負けじと牽制のハイキックを放つ。このハイキックは相手をKOする事を狙うより、「こっちも、これだけのスピードを持って蹴れるんだ。」という相手への威嚇の意味合いで放ったが、これがユタジャックの顔面にヒット。それでもユタジャックの前進は更に加速。打撃格闘技において白人には白人の腕力というものがあるが、中国人の突破力も凄まじいものがある。ユースケは、まずこの中国人の攻撃を全てカットする事に重点を置き、隙をみてミドルやローを単発で返す。
3ラウンドに入り、なおもユタジャックの進撃は止まなかったが、ユースケは初回から蹴り続けてきたローキックを強烈にヒットさせると、なんとユタジャックの足が一瞬バランスを崩す。足が利いている証拠だった。ユースケはセコンドの指示通り、ローキックを連打。さっきまで勢いのあったユタジャックはここにきて大きく足をかばい始める。ユースケは容赦なくローを蹴り続け、ここでフェイントを混ぜてハイキックを狙っていたが、だがハイキックを蹴ろうとしたその時、レフリーが続行不可能と判断しユースケのTKO勝利となる。

ムエタイといっても田舎ムエタイは、色々なタイプの選手が出てくる。日本で言う地下格闘技大会のようで一試合一試合結果が読めない面白さがある。ルンピニーやラジャダムナンの様な大舞台で戦う事ばかりではなくこの様な場所で経験を積むのも大切な事だろう。ユースケはこの中国人にKO勝利した事でまた新たな経験値を積んだ。

2月には日本人が何人かタイにわたり本場ムエタイに挑んだが、結果勝ち星を得ることができなかった。だが最後にタイで練習に明け暮れている日本人が本場ムエタイでKO勝ちを得るという、爽快な気持ちを味あわせてもらう事ができた。

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