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アレックス・ロバーツ、マグナム酒井にKO勝ち。3階級で王座移動:1.28 後楽園

BREAK-33 ~新春士道館興行~ FIGHT FOR PEACE 4
2013年1月27日(日) 後楽園ホール
 士道館所属のマグナム酒井は、7年前のRISE G-BAZOOKAトーナメントで敗れた相手・アレックス・ロバーツを迎え撃ち、パンチで苦しめる場面もあったが、ハイキック・膝蹴り等でダウンを奪われKO負け。5階級タイトルマッチではスーパーフェザー級の狂平、スーパーウェルター級の廣虎、フライ級の加藤竜二が新王者に。宮元啓介はドロー防衛、大野貴志は判定2-0で防衛と苦戦した。
  レポート&写真:井原芳徳


第11試合 士魂スペシャルマッチ ベビー級 3分3R
×マグナム酒井(士道館士魂村上塾/MA日本ヘビー級王者)
○アレックス・ロバーツ(米国/空柔拳会館/RISE G-BAZOOKA TOURNAMENT '06優勝)
3R 1'04" KO (パンチ連打)

 両者はロバーツが優勝したRISE G-BAZOOKA TOURNAMENT '06の一回戦で対戦し、ロバーツが2RでKO勝ちしている。酒井はホームリングのメインでリベンジなるか?
 1R、ロバーツは序盤から重みのある右のミドル、片手でつかんでの右膝蹴りをヒット。だが酒井は表情を変えず、体格で勝る酒井を首相撲から軽々とマットに崩し、テクニシャンぶりを印象付ける。そしてロバーツの組みつき際に右フックを当てると、ロバーツの動きの止まった隙を逃さずパンチラッシュ。ダウン寸前まで追い込む。
 だがロバーツは首相撲で難を逃れると、1R中盤以降は右ミドル、右ロー、膝蹴りのヒットを増やして挽回。じわじわと酒井の体力を削る。



 2Rも序盤に酒井が右フックでロバーツをぐらつかせたが、その後のラッシュにつなげられず。ロバーツは重い右ミドル、右膝を当て続け、右ストレートでダウン気味に酒井を吹き飛ばす。だが酒井はパンチの打ち合いで右フックを連打。コーナーまで追い詰め、今度は逆にロバーツをダウン気味にスリップさせる。その後も酒井がパンチラッシュでロバーツを後退させるが、ロバーツは酒井に組みついてから突き放すと右ハイをヒット。不意打ちを食らった酒井は2R終了間際についにダウンしてしまう。



 2R終了時点でのジャッジの中間採点は18-19/18-19/18-20。後の無い酒井は3Rが始まると、パンチのラッシュで先手を取るが、ロバーツの首相撲に捕まると膝蹴りをもらってスリップを繰り返すようになり、右膝蹴りで前のめりにダウン。なんとか立ち上がったものの、最後はロープに詰められてパンチの連打を浴び続けたところでレフェリーがストップした。



 苦しみながらも酒井への返り討ちに成功したロバーツは「相変わらず強い。マグナム選手のパンチ危なかった」と酒井を称え、「できればまたMA日本キック出たい。また呼んでくれ」とアピール。「みんな気を付けて帰れ。俺も(勝利者賞の)ビール飲みながら帰ろうかな」と片言の日本語で観客を楽しませた。


第10試合 スペシャルメインイベント5 MA日本スーパーフェザー級タイトルマッチ 3分5R
×町田 光(士道館橋本道場/王者)
○狂平(武勇会/2位)
4R 1'09" TKO (ドクターストップ:右肘打ちによる額のカット)
※狂平が新王者に



 町田は昨年9月のNJKFの中須賀芳徳戦、11月の沖縄のK-SPIRITのRIOT戦と連敗中。ベルトはしっかりと守りたいところだったが、ライト級から落としてきた狂平相手に苦戦する。
 1R、互いに左ジャブで出方を伺う幕開けだったが、その中で町田が左ミドルも的確にヒット。2Rも若干町田優勢の状態が続いていたが、町田の右ローの直後に狂平の右アッパーがクリーンヒットすると流は一転。狂平はパンチラッシュで町田を追い詰め、鼻血を出させる。
 3Rには狂平が右のテンカオからのパンチラッシュで町田をスリップさせイケイケムード。パンチの打ち合いとなったが、狂平は右肘で町田の左眉の上を切り裂くことに成功し、ドクターチェックが入る。



 後が無い町田は4R、開始前から狂平に「来い!」と挑発し、ゴングが鳴ると得意技の居合パンチの構えからバックブローの奇襲を仕掛ける等、一発逆転を狙いに行く。だが出血が再び激しくなりドクターストップ。狂平が30歳にして初のタイトル獲得に成功するとともに、町田は王座陥落・3連敗となってしまった。





第9試合 スペシャルメインイベント4 MA日本スーパーバンタム級タイトルマッチ 3分5R
△宮元啓介(士道館橋本道場/王者、 WBCムエタイ日本同級王者)
△邦博(真樹ジムオキナワ/1位)
判定0-1 (少48-49/松田49-49/大沢48-48)
※宮元が初防衛

 両者は11年11月の王座決定トーナメント準決勝で対戦し、宮元が判定3-0で勝利している。以降、宮元はMA日本王座を獲得し、昨年9月には日下部竜也を下してWBCムエタイ日本王座も獲得。下馬評では宮元有利だったが、意外な苦戦に。
 1R、ミドル、ローの応酬から始まり、宮元がスピードのある左フックも当てて調子の良さを印象づける。だがラウンド終盤、邦博が首相撲で宮元を捕まえると膝蹴りをヒット。2Rはまだミドルとロー主体の攻防だったが、3Rに入ると邦博は首相撲からの膝主体のファイトに。宮元は対処できず、捕まる時間が長い。



 3R終了時点でジャッジの中間採点が発表されると、29-29/29-30/29-30で邦博が優勢。するとこれに奮起したか?宮元は左の前蹴り、左のボディフック等の怒涛の攻めで反撃。ラウンド中盤は邦博も膝と肘を返して盛り返したものの、終盤には再び宮元がボディ狙いのパンチと膝のラッシュで、邦博をダウン寸前まで追い詰める。
 だが5Rに入ると、攻め疲れた様子の宮元は手数が低下。すると邦博は息を吹き返し、再び首相撲の膝蹴りを当てて反撃する。飛び膝蹴りも繰り出し、流れば邦博に。残り30秒にようやく宮元が残りの力を振り絞って右ミドルを連打。中盤までの劣勢を取り返そうとする。
 判定は2者がドローで引分となり、宮元が防衛成功したが笑顔は無し。1票を獲得した邦博の健闘が光る試合となった。




第7試合 スペシャルメインイベント3 MA日本スーパーウェルター級タイトルマッチ 3分5R
×武田一也(JMC横浜ジム/王者)
○廣虎(ワイルドシーサー沖縄/1位)
3R 2'49" TKO (レフェリーストップ:肘打ちによる額のカット)
※廣虎が新王者に



 両者の対戦成績は武田の2勝。前回は11年1月の王座決定戦で戦い、武田が6Rに及ぶ死闘の末判定勝ちしているが、今回は追い上げる廣虎の執念が勝る結果に。
 1R、武田は右のミドルとロー主体で攻め、廣虎は距離を取って回りながら上下のパンチを時折ヒット。まだ五分の展開だったが、2Rに入ると廣虎の左ジャブのヒットが次第に増加。ラウンド終盤に右フックで武田をぐらつかせると、パンチラッシュでダウンを奪う寸前まで武田を追い詰める。
 3Rも廣虎を何発も当て武田を苦しめる。武田も右肘打ちを随所でお返しし、王者の意地を見せつけるが、廣虎の放った肘のほうが武田の額をカット。ドクターチェック後一旦再開したが、廣虎のパンチラッシュで再び血だるまになり、レフェリーがストップした。



 5連続KO勝ちで王座奪取に成功した廣虎は「たまたま肘が入って勝てて良かったです。もう少しだけ上を目指して頑張りたいと思います。今日は沖縄からもたくさん応援が来てくれて、最高の環境で試合ができました」とマイクで語った。


第6試合 スペシャルメインイベント2 MA日本バンタム級タイトルマッチ 3分5R
○大野貴志(士道館新座ひばりが丘道場/王者)
×伊東拓馬(士道館橋本道場/1位、WBCムエタイ日本同級王者)
判定2-0 (松田48-48/秋谷49-48/小林50-48)
※大野が初防衛



 昨年1月の新春士道館興行のリターンマッチとなったこの試合。ロー主体の蹴りの応酬が続いたが、2Rの大野の右肘で伊東が頭部をカットしてから試合が動き出し、大野の右アッパー、左右の前蹴りのヒットも増える。3Rも大野は前蹴り主体の攻め。終盤に伊東の右ハイと左前蹴りの連打をもらってひるんだが、直後に右フックをクリーンヒットさせて伊東をぐらつかせ、失点を免れる。3R終了時点でのジャッジの中間集計は30-30/30-29/30-29で大野が優勢だ。



 4Rも大野は前蹴りを多用。伊東も右ロー等を返すが、なかなか大野を崩せない。後の無い伊東は5R、右ロー、左右のハイをヒットさせて、手数を増やして追い上げるが、終盤に大野の左フックが炸裂し、伊東はぐらついてしまう。
 シーソーゲームのラウンドが多く、ジャッジの評価はまちまちだったものの、大野が判定2-0で勝利し初防衛に成功。試合後のマイクでは「結果は勝ったんですけど、試合内容はまだまだです。こんなのでは上には行けないと思います。伊東選手、ホント強いです」と反省。「今ベルト巻いてますけど、去年、他団体でみっともない試合をしてしまって、やり残したことがあるんで、また再戦して、KOで逆転してこのリングに帰ってきたいと思います」と語り、昨年10月のRISEで敗れたDykiへのリベンジマッチを熱望した。


第5試合 スペシャルメインイベント1 MA日本フライ級タイトルマッチ 3分5R
×勇児(HOSOKAWAジム/王者)
○加藤竜二(士道館橋本道場/1位、WBCムエタイ日本&WPMF日本同級王者)
判定1-2 (少48-49/小林50-49/秋谷48-49)
※加藤が新王者に

 この試合も昨年の士道館興行のリターンマッチ。過去の対戦成績は加藤の2勝1敗で、前回は勇児が判定2-0で勝利し王座を奪った。童顔の勇児はランドセルを背負って入場するパフォーマンスで知られていたが、今回は成長をアピールするためかリーゼント頭で登場。ゴング直前までカツラを外さず、観客を楽しませる。
 1R、サウスポーの加藤に対し、勇児もサウスポーに合わせる。加藤が左右のハイ、蹴り足をつかんでからパンチと蹴り、クリンチからの崩しを多用し、主導権は握っているが、奥足の動きが悪く、決め手となる攻撃がなかなか出ない。



 勇児は手数は劣るものの左右のミドルとローを随所でヒット。3R終了時点の中間集計は29-29/30-30/29-30でほぼ互角だ。4R、勇児が右のインローを前足に当てると、加藤の動きが止まる。だが加藤はオーソドックスに切り替えると、奥足狙いの右ローを度々ヒット。逆に勇児の動きが止まるように。5Rの加藤はサウスポーに戻し、右ローとパンチの手数で優勢。勇児は時折スリップし印象を悪くする。



 判定は割れたものの、4R以降に巻き返した加藤に軍配。王座を奪還し3冠王となった加藤は「何かの間違いだと思うけど、WBCムエタイの世界ランキングの3位に僕が入ってるみたいなんで、世界を目標にします」と次なる目標を語った。






大会中には昨年12月8日に死去した東金ジム創設者・越川昭氏の追悼セレモニーも行われた。


第8試合 士道館特別試合 士道館支部長対決 総合格闘技ルール 78kg契約 2分3R
×永倉新八(ドイツ士道館/ドイツ士道館師範)
○斎藤 一(モンゴル士道館/モンゴル士道館師範)
判定0-3 (28-29/28-30/28-30)

第4試合 スーパーフェザー級 3分3R
○拳竜(士道館士魂村上塾/MA日本フェザー級5位)
×鋭司(士道館HIMIジム/MA日本スーパーフェザー級9位)
1R 1'55" KO (3ダウン:左ミドルキック)

第3試合 ライト級 3分3R
△恭士郎(士道館士魂村上塾/MA日本ライト級7位)
△AK2(ワイルドシーサー群馬/MA日本ライト級8位)
判定0-0 (28-28/29-29/29-29)
※計量オーバーで恭士郎に減点1

第2試合 63.0kg契約 2分3R
○河野俊介(士道館フィリピン支部)
×DAI(ストライカーズ・ラボ)
2R 0'24" KO

第1試合 ウェルター級 2分3R
○外山雄一(習志野ジム)
×SHINGI(士道館飯島道場)
判定3-0 (30-28/30-27/30-27)

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