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MA日本5階級王座戦は激闘の連続に:1.22 後楽園

FIGHT FOR PEACE III 5大タイトルマッチ BREAK-22 ~士道館新春正月興行~
2012年1月22日(日) 後楽園ホール
 MA日本5階級タイトルマッチが行われ、ネパール人初のキック王者・モハン・ドラゴンが豪腕を炸裂させ、KO勝ちでスーパーライト級王座の初防衛に成功。好調の橋本道場勢では加藤竜二と伊東拓馬が王座陥落。K-1甲子園'09ベスト8の宮元啓介は同門の先輩を5R右ハイでKOしスーパーバンタム級王座を獲得した。
  レポート&写真:井原芳徳


第10試合 スペシャルメインイベント5 MA日本スーパーライト級タイトルマッチ 3分5R
○モハン・ドラゴン(ネパール/士魂村上塾/王者)
×田中秀和(士道館橋本道場/1位)
2R 2'24" TKO (レフェリーストップ:左フック)
※モハンが初防衛

 モハンの応援には、一昨年秋の王座挑戦時同様、在日ネパール大使をはじめとした多くのネパール人が詰めかける。試合開始のゴングと同時に、モハンはダッシュで田中に近づくが、ローと前蹴り主体で慎重な滑り出し。終盤に左のストレートを当て、1Rのポイントを取る。
 しかし2Rに入ると、モハンは一発狙いのパンチが増えてしまい、田中の右ミドル、組み倒しでじわじわと体力を奪われる流れに。3Rも田中が右ミドルを的確にヒット。MAキックのタイトルマッチでは3R終了時点の採点が発表されるが、(30-29/29-29/29-29)とほぼイーブンだ。



 すると4R、モハンは意を決したようにプレッシャーを強め、左フックをヒット。しかし田中も打ち合いで一歩も引かず、逆に左フックを返し続け、モハンに大量の鼻血を出させる。5Rも激しい打ち合いが続き、モハンは2度目のドクターチェック。流れは田中に傾いたかに見えたが、田中のパンチをかわすと、モハンが左フックをクリーンヒットし田中がついにダウンを喫する。田中はなんとか立ち上がったがグラグラ。最後もモハンが左フックを当て、田中を豪快にマットに沈めた。






第9試合 スペシャルメインイベント4 MA日本フライ級タイトルマッチ 3分5R
×加藤竜二(士道館橋本道場/王者・WPMF日本&WBCムエタイ日本同級王者)
○勇児(HOSOKAWAジム/1位・UKF日本同級王者)
判定0-2 (秋谷48-48/大沢47-48/少48-49)
※勇児が新王者に

 加藤と勇児は過去2度対戦し、加藤が2試合とも勝利している。今や加藤は3冠王となり、2011年度のMAキックのMVPを獲得するほどの選手となったが、勇児も昨年6戦5勝1敗と好調。東日本大震災の被災地である地元・岩手からも多数の応援団が駆けつける。



 1Rから両者ともスピードのあるミドル、ハイを応酬。互いに組み付いては豪快に投げ飛ばす場面も多く、意地と意地が激しくぶつかりあう。だが3Rに入ると、勇児の右ミドルが効いてきたか?加藤の口が少し開き、ノーガードとなる場面が増える。終了間際には勇児が左ストレートで加藤をぐらつかせ、中間採点は(29-28/29-29/29-29)とほぼイーブンに。
 4Rも勇児が右ミドルと膝でダメージを与え優勢。終盤に加藤が右ハイを当て、勇児が倒れるが、レフェリーはスリップと判断する。5Rは加藤も回し蹴りやハイキックで起死回生を狙うが、威力は不十分なまま試合終了。勇児が3度目の正直で加藤から白星を奪い、フェザー級の十二林稔に続くタイトルを岩手にもたらした。





第8試合 スペシャルメインイベント3 MA日本バンタム級タイトルマッチ 3分5R
×伊東拓馬(士道館橋本道場/王者)
○大野貴志(士道館新座ジム/1位)
判定0-3 (少47-48/秋谷46-49/小林47-48)
※5R右フックと左ボディフックで伊東に1ダウン
※大野が新王者に



 バンタム級は21歳同士のフレッシュな顔合わせ。1R2分過ぎ、伊東が右肘打ちで大野の左頬を切り裂き、終盤に右ハイを当て若干優位に。だが2R、大野も右肘をお返しし、伊東をぐらつかせ挽回する。3Rに入ると、パンチと肘の打ち合いが激化。ジャッジの中間経過は(30-28/29-29/30-28)で伊東が優勢だが、消耗が早かったのは伊東のほう。4R、大野がパンチと肘の連打で伊東に鼻血を出させると、左の前蹴りで後退させ、右の飛び膝をヒットする。
 ポイントにはつながらかったようだが、これで勢いづいた大野は5R、序盤から左フックを効かせる。伊東は笑顔を浮かべてダメージをごまかすが、打ち合いに応じると右フックをもらいついにダウンを喫する。大野はさらにパンチラッシュで伊東をコーナーに追い詰め、左ボディフックで2ダウン目を奪取。伊東も必死で耐えて3ダウン目こそ許さなかったものの、大野の優勢は変わらず、大野が逆転勝ちで初のタイトル奪取に成功した。



 試合後の大野は「大会のパンフレットにチャンピオンが強いと書いてあって、『ふざけんじゃねぇ』という気持ちが強かったです。うちのジムはこれまで1回もチャンピオンベルトを取れなかったので、絶対に取ろうと思ってました」と、ベルト奪取に向けた強い執念を明かした。近年、橋本道場の強さが際立ったMAだが、勇児と大野が橋本道場の王者二人を撃破。MA全体のレベルのボトムアップが進んでいることの表れといえそうだ。




第7試合 スペシャルメインイベント2 MA日本スーパーウェルター級タイトルマッチ 3分5R
○武田一也(JMC横浜GYM/王者)
×アーサー・雅仁(習志野ジム/1位)
判定3-0 (松田49-48/秋谷49-48/小林49-48)
※武田が初防衛

 両者は1年前の王座決定トーナメント準決勝で戦い、武田が勝利している。1Rからサウスポーのアーサーが左ミドルを主体に手数で上回り、2Rも左膝を織りまぜて武田を苦しめる。だが3Rは武田も右ミドルと右ストレートの手数を増やして挽回。ジャッジ3者とも3R終了時点で29-29と採点する。4R以降もミドルとパンチの応酬となるが、5Rはアーサーの手数がやや落ちてしまい、武田に軍配。接戦を制した。




第6試合 スペシャルメインイベント1 MA日本スーパーバンタム級王座決定戦 3分5R(延長1R)
○宮元啓介(士道館橋本道場/1位)
×平本 悠(士道館橋本道場/2位)
5R 1'50" TKO (レフェリーストップ:右ハイキック)
※宮元が新王者に

 両者は11月の王座決定トーナメント準決勝を勝ち上がり、決勝進出。禁断の同門対決は互いに全く遠慮の無い死闘となる。
 宮元はK-1甲子園2009ベスト8の実績のある19歳。1R終盤、右ストレートのクリーンヒットをきっかけに、パンチの連打で30歳の平本を後退させるが、2Rに入ると平本も打ち合いでパンチを当てて挽回。宮元の鋭い前蹴りや顔面膝蹴りをもらってもひるまず前に出続ける。3R中盤には右肘と右ストレートの連打で宮元の腰が落ち、流れは平本へ。ジャッジ3者とも3R終了時点で29-29のドロー採点だ。



 だが3Rをしのいだ宮元は、4Rに入ると、平本との打ち合いを避け、距離を取りながら右ローをコツコツヒット。バックスピンキックやハイキックも織りまぜて宮元を近づけず、終盤にパンチや右ハイをまとめ、着実にポイントを稼ぎつつ、平本にダメージを与える。そして5Rも蹴りでペースを握ると、後のない平本が打ち合いで活路を見出そうとするが、打ち勝った宮元がとどめの右ハイをクリーンヒットし、平本をノックアウト。激闘を制した。



 試合後、同門対決とは思えない死闘を繰り広げた両者に、満員の観客は暖かい拍手。しばらく立てなかった平本だが、立ち上がると「今日負けたら引退しようと決めていました。負けたので、キックボクシングを引退します」と表明。「これから啓介君がスーパーバンタム級を引っ張ってくれると思うので、応援お願いします」と続けて語り、啓介にMA日本スーパーバンタム級の今後を託した。宮元は「平本さんありがとうございます。途中平本さんの攻撃が効いてわからなかったです。平本さん、強かったです。尊敬している先輩に勝ててうれしいです」と返答。これで戦績は12戦11勝(5KO)1敗に。タイトルを奪取し、20歳となる今年はさらなる飛躍が期待できる。




第5試合 クルーザー級 3分3R
○大石 亨(日進会館/元MA日本ヘビー級王者)
×工藤勇樹(エスジム)
2R 0'47" KO (左ボディフック)

第4試合 バンタム級 3分3R
○渡部 博(士道館ひばりヶ丘道場/MA日本バンタム級8位)
×川嶋翔吾(士道館飯島道場/MA日本フライ級10位)
判定3-0 (29-28/30-29/29-28)

第3試合 3分3R
×小林 準(JMC横浜GYM/MA日本スーパーウェルター級7位)
○竹本雄一(小鉄組)
2R 2'10" TKO (ドクターストップ:肘打ちによる左目下のカット)

第2試合 スーパーフェザー級 3分3R
×鋭司(HIMI GYM/MA日本スーパーフェザー級9位)
○葵拳士郎(マイウェイジム)
判定0-2 (29-29/28-30/28-29)

第1試合 スーパーフェザー級 3分3R
×藤枝 亮(士道館ひばりヶ丘道場)
○松永尚恭(東京町田金子ジム)
1R 2'59" TKO (レフェリーストップ:右ストレート)

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