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25kg級から40kg級で次期挑戦者が決定:5.22 天王台

M-1 FAIRTEX SINGHA BEER ムエタイチャレンジ 第42回M-1ムエタイアマチュア大会
2011年5月22日(日) 千葉・ウィラサクレック天王台ジム
  レポート&写真提供:鈴木雄一郎


 前回は計画停電の影響を危惧して、舞台を西川口ジムへ移して行われた。今回は計画停電の心配がなくなったこともあり、通常通り、天王台ジムへ場所を戻して行われることとなった。
 前回の全階級タイトル戦では、新王者誕生が続出したことが記憶に新しい。成長に伴う王座の返上が目立ち、このことからジュニアの身体的な成長が著しいことが伺える。
 今大会では25kgから40kg級で次期挑戦者決定戦が行われることとなった。エントリー者の半数は王者クラスということもあり、熾烈な争いとなることが予想される。

25kg級




中島将吾(尚武会)、松土龍冴(WSR天王台)、岡田彪雅(クロスポイント吉祥寺)、小宮山怜虎(尚武会)がエントリー。中でも、松土は前回のタイトル戦で現王者の東原享介(WSR池袋)に敗れており、次期挑戦権を獲得して東原へのリベンジを果たしたいところだろう。


M-1 25kg級次期挑戦者決定トーナメント 準決勝
中島将吾(尚武会)
vs
松土龍冴(WSR天王台)
勝者:中島 ※中島が決勝戦進出

パンチの打ち合いから首相撲の展開となっていき、松土がジャブを突きながらパンチのラッシュを仕掛けていく。そこへ右ミドルを追撃していくが、中島はこれをキャッチして右ストレートを打つ。中島も前に出てパンチを打っていき、後半に手数を増やして中島が判定で勝利を収めて決勝戦進出を決めた。


M-1 25kg級次期挑戦者決定トーナメント 準決勝
小宮山怜虎(尚武会)
vs
岡田彪雅(クロスポイント吉祥寺)
勝者:岡田 ※岡田が決勝戦進出

お互いに前に出てパンチで打ち合っていく。岡田が右ミドルを打つと、小宮山も右ミドルを返す。距離を取る小宮山は右ミドルを打つが、岡田はこれに左ストレートを合わせ、小宮山の顔面をとらえる。終盤に岡田の手数の多さが目立ち、岡田が判定で勝利し、決勝戦進出を決めた。


M-1 25kg級次期挑戦者決定トーナメント 決勝戦
中島将吾(尚武会)
vs
岡田彪雅(クロスポイント吉祥寺)
勝者:中島 ※中島が次期挑戦権を獲得

1R
中島が右ミドルを打って先手を仕掛けると、岡田は中島の右ミドルをキャッチし、すかさず右ローを返す。その後中島はパンチを打ちながら突っ込むと、岡田は首相撲で中島の勢いを止めにかかる。中島は距離を取りながら右ローを打ち、首相撲からヒザ。
2R
岡田は右ミドルと右ヒザを多用するのに対し、中島はワンツー、右ミドル。その後、首相撲からヒザの応酬が続いていく。新鋭同士の決勝戦は判定で中島が勝利し、次期挑戦権を獲得した。


30kg級




服部柊斗(WSR蕨)が二階級制覇へ再挑戦。前回のタイトル戦ではまさかの判定負けを喫し、涙を流す結末を迎えた。服部と対するは、急成長中の佐々木雄汰(尚武会)となった。キャリアでは服部が有利だが、ここ最近の佐々木の勢いは凄まじい。服部が二階級制覇へ向けて再挑戦の切符を手に入れるか?それとも佐々木が勢いを加速させて王座奪取へ乗り出すか?


M-1 30kg級次期挑戦者決定戦
服部柊斗(初代M-1 25kg級王者/WSR蕨)
vs
佐々木雄汰(M-1同級2位/尚武会)
勝者:佐々木 ※佐々木が次期挑戦権を獲得

1R
ワンツーを打ちながら前に出る服部。ジャブを打ちながら間合いを図る佐々木に服部は右ローを打っていく。服部のインファイトに佐々木は首相撲で応戦していく。

2R
先手を仕掛けたのは佐々木。左ミドルから首相撲と素早くつなげるが、服部もこれに応戦していくことに。佐々木が左前蹴りを打つと、服部は左ミドルを返す。蹴ったら蹴り返す展開となっていき、勝敗は判定へと持ち込まれ、佐々木に軍配が上がり、次期挑戦権を獲得。勢いが加速していく佐々木のタイトルマッチに期待したい。


35kg級



打ち合いを得意とする溝口達也(尚武会)が、M-1ジュニア二階級制覇に挑戦すべく、次期挑戦者決定戦に出場。その相手は九州の大会でタイトルを総なめにし、九州のジュニアでは抜群の知名度を持つ”博多の悪ガキ”こと石井一成(リアルディール)となった。石井は5月17日(火)に日本テレビで放送された「スター★ドラフト会議」に出演しており、その後を追うべく密着取材を受けていたようだ。テレビクルーが入る中で溝口との一戦に臨むこととなった。関東vs九州の地方対決がここに実現。


M-1 35kg級次期挑戦者決定戦
溝口達也(第3代、5代M-1 30kg級王者/尚武会)
vs
石井一成(WINDY Super Fight 2010 MVP/リアルディール)
勝者:石井 ※石井が次期挑戦権を獲得。

1R
いきなりパンチの打ち合いとなり、これには溝口にとっては有利な展開となっていく。やがて首相撲の応酬が続いていき、ヒザを叩き合っていく。

2R
首相撲がしばらく続くと、ロープ際でパンチの打ち合いとなっていく。溝口が打ち合いを仕掛けると、その勢いを封じにかかった石井は首相撲からヒザ!徐々に石井のヒザが溝口に突き刺さっていく。ヒザで主導権を握った石井はそのまま自分のペースで試合を運び、判定で石井が勝利し、次期挑戦権を獲得した。

40kg級




須永大護(WSR蕨)、岩浪悠弥(橋本道場)、名倉彗悟(堀切KMC桜)がエントリー。M-1ジュニア史上初となる、王者クラスによる三つ巴戦が勃発!須永は二冠王者を、名倉はM-1ジュニア二階級制覇、岩浪はMAジュニア37kg級をそれぞれ獲得している。くじ引きの結果、岩浪vs名倉が決定。これにより、須永がシード権を獲得。


M-1 40kg級次期挑戦者決定トーナメント 準決勝
岩浪悠弥(初代MAジュニア37kg級王者/橋本道場)
vs
名倉彗悟(初代M-1 30kg級、第5代M-1 35kg級王者/堀切KMC桜)
勝者:岩浪 ※岩浪が決勝戦進出

名倉は首相撲からヒザ、岩浪は左右ミドルと右ローを中心にそれぞれ試合を組み立てていくが、有効打で上回った岩浪が判定で勝利し、シードの須永と次期挑戦権を賭けて争うことになった。

M-1 40kg級次期挑戦者決定トーナメント 決勝戦
須永大護(第4代M-1 35kg級王者/WSR蕨)
vs
岩浪悠弥(初代MAジュニア37kg級王者/橋本道場)
勝者:須永 ※須永が次期挑戦権を獲得。

1R
互いにパンチで打ち合っていき、岩浪は準決勝戦で見せた左右ミドルと右ローを打ち分けていく。須永は右ローとワンツーで応戦していく。

2R
左右ミドル、右ロー、ワンツーと上下に散らしていく岩浪。須永は右ストレート、右ローで応戦していく。徐々に前に出る須永はワンツーを打ちながら右ロー、岩浪は首相撲で須永の勢いを止めに入る。それでも須永は右ストレートと右ローを打ち続けていく。
判定で須永が勝利し、須永が次期挑戦権を獲得。二階級制覇まであと一歩のところまで駒を進めてきた。

今大会では45kg級と50kg級、55kg級では次期挑戦者決定戦を行っていなかったが、うち45kg級で佐々木輝夜(尚武会)、50kg級で小松壮太(MONKEY☆MAGIC)が次期挑戦者として次回大会でタイトルマッチに挑戦することが主催者より発表された。


ワンマッチ



5月21日(土)にTRIBELATEに出場し、ジュニアムエタイ25kg級王者となり、二冠王者を達成した東原享介(WSR池袋)が参戦。二つ目のベルトを獲得した勢いに乗っていきたいところだったが、内田龍太郎(大誠会館 平塚塾)にまさかの判定負けを喫してしまう。

M-1ジュニアの常連ファイターの優音(藤原)がワンマッチに参戦。2試合出場し、共に勝利を収める好成績を残した。また、UKFジュニア王者の小松壮太(MONKEY☆MAGIC)が参戦。小松と対峙した城戸良星(平井)と似たファイトスタイルで、互いにパンチの回転が速く、ジュニアとは思えないほどの高レベルな戦いを繰り広げ、判定で小松が勝利。惜しくも敗れはしたものの、ジュニア王者と互角の戦いを繰り広げた城戸はパンチのうまさが光り、今後の活躍が大いに期待できそうだ。

辻龍也新垣聖羅

M-1 30kg級王者の辻龍也(WSR三ノ輪)は、ここ最近の戦績が振るわず、本来の調子が出せていなかったが、左ミドルや左ローを的確にヒットさせ判定で勝利。6月28日の防衛戦に向けて調子を取り戻してきた。

初代M-1 40kg級王者の伊藤紗弥(尚武会)が瀬野尾亜月(秀晃道場)と対戦。パワーで圧倒的に瀬野尾が上に立つも、”柔よく剛を制す”と言った戦い方を見せた伊藤。首相撲で瀬野尾の勢いを止め、距離を取って左ミドル。打ち合いには応じず、自分のペースを保って文句なしの判定勝利。

“ジュニア女子の絶対女王”新垣聖羅(WSR蕨)が、アマチュア大会のトリを務め、中高ひろみ(エス)と対戦。新垣の得意のミドルキックが冴え渡り、一気にラッシュをしかけて圧巻の1RKO勝ちを収めてアマチュア大会を締めた。

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