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WPMF日本王者KOUMA、フルラウンドの死闘。奥田啓介ドクターストップ:2.16 後楽園

ILFJ主催「Lethwei in Japan 2 ~LEGACY~」
2017年2月16日(木) 後楽園ホール
  レポート&写真:井原芳徳


◆ラウェイルール概要
・男子は3分5R、女子は2分4R、インターバル2分、判定なし(時間切れの場合は引き分け。ダウン数やダメージは無関係)
・グローブは装着せず、バンデージのみで試合を行う。肘打ち、頭突きが認められる。
・故意ではなく流れの中で蹴りが金的に当たってしまった場合は有効打となり試合は続行される。
・1Rで3回ダウン、試合を通し合計4回のダウンでTKO
・1~4Rの試合中、劣勢又は失神等が起こった場合選手又はセコンドがレフェリーに「タイム」を要請し「スペシャルタイム」(2分間)の休息が許される。最終5Rはスペシャルタイムを行使できない。
・選手が流血した場合、レフェリーとドクターの判断により続行又は勝敗が宣告される。




第6試合 54kg契約 3分5R
△ヤー・ザー [Yar Zar](ミャンマー/37戦15勝7敗15分/55.45kg→53.80kg)
△KOUMA(ウィラサクレック・フェアテックス荒川/WPMF日本スーパーバンタム級王者/53.50kg)
時間切れ

 ミャンマーの伝統的な立ち技格闘技「ラウェイ」のミャンマーの競技組織「国家ラウェイ連盟(MTBF)」が認可した「インターナショナル・ラウェイ・フェデレーション・ジャパン(ILFJ)」により昨年10月に後楽園で初の大会が開催され、今回は2度目。前回はミャンマー人同士の試合が中心だったが、今回は日本人5人とカナダ人1人がミャンマー人と戦う6カードが並んだ。
 ミャンマーの隣国、タイのムエタイがベースのKOUMAはラウェイ初挑戦。キック13戦12勝(6KO)1敗の32歳。デビューは4年前と遅い、荒川出身の元不良で「楽しそうなルールだったんで、オファーをいただいてすぐにやると決めました」と大会前日の会見で話していた。



 ヤーはムエタイがベースのKOUMAの肘を警戒してか?眉に大量のワセリンを塗っている。通常の日本のキックの試合ならレフェリーから注意されるが、ラウェイではOKなようだ。1R、KOUMAは開始すぐからパンチの連打で前進。「ラウェイはバンデージだけなので、オープンフィンガーグローブを着けて練習しました」と話していたが、グローブの厚さの分、少し距離が遠く見える。パンチを防ごうと組み付いたヤーは、ルールで認められる頭突きを連打。KOUMAは「頭突きは意識し過ぎないようにしましたね。自分のスタイルが崩れるんで」と話していたため、しばらくもらい続ける状態だったが、終盤には頭突きをお返しし、試合の中で順応している様子だ。



 だが2R、ヤーの左ストレートがクリーンヒットすると、KOUMAは大量の鼻血を出すように。苦しい状況となるも、気持ちは切らさず、首相撲で左の膝を連打し、終盤にはパンチの連打で反撃する。
 ラウェイはタイでのムエタイ同様にインターバルは2分ある。3Rに入ると息を吹き返したヤーがパンチの打ち合いでもKOUMAと渡り合いつつ、右肘を当ててKOUMAの左目の下を切り裂き、KOUMAはドクターチェックを受ける。再開するが、鼻と合わせて出血が激しい。



 ヤーも大量の返り血を浴びており、3Rが終わり、コーナーで水を浴びた二人のバンテージは血が染み込んでピンク色に染まる。それでも二人ともパンチ、肘、頭突きで激しく打ち合う。満員の観客も固唾を飲んで見守るような状態だ。さすがに5Rに入ると二人とも手数が落ちてきたが、最後まで相手を倒す気持ちを切らさず戦い続け試合終了。規定により時間切れドローとなり、観客は全力で5R戦い抜いた両者を拍手で称えた。


第5試合 自由民主党幹事長杯 80.7kg契約 3分5R
×ポー・ケー [Phoe Kay](ミャンマー/ラウェイ45戦13勝12敗20分/79.90kg)
〇デイヴ・レダック [Dave Leduc](カナダ/タイガームエタイ/ムエタイ+ラウェイ38戦28勝2敗8分/ミャンマーラウェイ80kg級王者/80.70kg)
※80kg契約だったが、レダックの体重超過をポー陣営が了承し、レダックの体重の80.7kg契約に変更
2R TKO (累計4ダウン:顔面への膝蹴り)




第4試合 70kg契約 3分5R
〇ピャン・スェ [Phyan Thwai](ミャンマー/37戦28勝0敗9分/69.95kg)
×山崎泰幸(FSA拳真館 日本総本部所属/68.10kg)
1R 1'33" TKO (3ダウン:パンチ連打)


第3試合 75kg契約 3分5R
〇シャン・コー [Shan Ko](ミャンマー/40戦15勝5敗20分/72.05kg)
×奥田啓介(IGF/74.60kg)
3R 終了時 TKO (ドクターストップ:左まぶたの負傷)

 空手、レスリング、MMAの経験のあるプロレスラー・奥田がラウェイに初挑戦。今回に備えシーザージムで練習した。セコンドにはIGFで交流のある青木真也がつく。



 1R、お互いに左フックを当て、奥田はルールで有効な投げ技を度々決める。2R、奥田が左ストレートでシャンをひるませ、終盤には不意打ちのバックハンドブローでダウンを奪う。
 3Rには師匠筋のアントニオ猪木氏を彷彿とさせる延髄斬りも当てるが、シャンの左のパンチをもらううちに右まぶたが腫れ、首相撲に捕まり膝をもらう場面が増えて失速。3R終了後のドクターチェックでストップがかかったが、奥田は「できる!」と叫び続け、悔しさを露にした。勝者へのメダル贈呈はリングスの前田日明代表が務めた。




第2試合 女子64kg契約 2分4R
△シュエ・シン・ミン [Shwe Sin Min](ミャンマー/15戦10勝1敗4分/59.8kg)
△高橋奈七永(SEAdLINNNG/63.45kg)
時間切れ

 両者は12月11日にミャンマーで対戦し、プロレスラーの高橋が勝利している。1R、シュエが回って高橋の突進をかわしながら左ジャブを当て続ける。体格で勝る高橋がシュエを捕まえると、右の膝を連打。首投げも2度決めると、終盤には回転肘でダウンを奪う。この後、シュエが2分のタイムを要求する。
 2R以降も同様の構図だが、高橋は組み付くと頭突きを連打したり肘を落としたりし、観客をどよめかせる。お互い激しい殴り合いを繰り広げ、時間切れドロー。リングサイド席で顔をしかめながら試合を観戦していた歌手の野口五郎さんが、試合後に両者にメダルを贈呈した。




第1試合 68kg契約 3分5R
〇タ・ティ・タプイン [Thara-the Ta-pwint](ミャンマー/38戦14勝4敗20分/64.75kg)
×山本祐希(禅道会・空手道大誠舘/66.85kg)
1R 2'29" TKO (3ダウン:パンチ連打)

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