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ロシアのサドヴォカソフ、鎌田・荒田を下し全日本制覇:11.2-3 東京体育館

極真会館(館長/松井章圭)「第46回オープントーナメント 全日本空手道選手権大会」
2014年11月2日(日)・3日(月/祝) 東京体育館
 昨年6月の世界ウェイト制重量級で優勝して以来1年半ぶりに復帰した荒田昇毅が、上田幹雄、森善十朗らを破り決勝へ。中村昌永、鎌田翔平を破ったロシアのダルメン・サドヴォカソフと優勝を争ったが、ローで足を止められると突きの連打で押し切られ本戦判定負け。来年の世界大会の前哨戦をあと一歩のところで落としてしまった。
  レポート&写真:井原芳徳


入賞者


優勝 ダルメン・サドヴォカソフ(ロシア)
2位 荒田昇毅(千葉県中央)
3位 森善十朗(東京城西)
4位 鎌田翔平(東京城西)
5位 イリヤ・カルペンコ(ロシア)
6位 上田幹雄(横浜北)
7位 高橋佑汰(東京城北)
8位 キリル・コチュネフ(ロシア)

技能賞 森善十朗
試割賞 ジマ・ベルコジャ(フランス)25枚
新人賞 山田拓馬(兵庫・大阪南)、谷川聖哉(正道会館)


主な試合


準々決勝(各ブロック決勝)


Aブロック
○荒田昇毅(千葉県中央/2013世界ウェイト制重量級優勝)
×上田幹雄(横浜北/2014全日本ウェイト制重量級準優勝、2013全日本7位)
本戦0-1 延長5-0

 全日本空手道選手権は128選手がエントリーし、2日で7試合勝利しないと優勝できない過酷な無差別級トーナメント。松井館長は「今年は極真会館創立50周年であり、今大会は来年の世界大会の選抜大会になります。ベテランも若手もいて、新陳代謝がどれだけ図られるかが見どころになります」と見所を語っていた。海外の実力者も来年の世界大会を見据えて多数参戦しており、予想通り例年以上の激戦となる。

 そんな中、優勝候補筆頭と予想されたのが昨年6月の世界ウェイト制重量級で優勝して以来1年半ぶりに出場する、ゼッケン1番の荒田昇毅。四回戦ではイヴァン・メゼンツェフ(ロシア/2013全日本6位)を再延長の末4-0で下した。対する19歳の上田は、三回戦でイゴール・ティトコフ(ロシア/2014全日本ウェイト制中量級優勝)を左右の膝で圧倒。四回戦ではオレクサンダー・イエロメンコ(ウクライナ/2014オールアメリカン優勝)とも突きの打ち合いで上回り本戦5-0で勝利と、両者とも精鋭の海外勢を撃破して勝ち残った。
 試合が始まるとすぐ、両者は距離を詰めて突きの打ち合い。荒田はローキック、上田は膝蹴りを絡め、どちらも一歩も引かない激しい攻防を繰り広げる。本戦3分では決着がつかず、2分の延長戦に突入すると、序盤は互角だったが、中盤から上田の手数が少し落ちてくると、荒田がボディへの左右の突きの連打を決め好印象を残す。2分の間にその連打を4セットほど決めて見せ、期待の新鋭を退けた。


Bブロック
○森善十朗(東京城西/2013世界ウェイト制中量級優勝)
×イリヤ・カルペンコ(ロシア/2013世界ウェイト制軽重量級3位)
本戦0-0 延長4-0

 森は四回戦で38歳のアレハンドロ・ナヴァロ(スペイン/2013全日本準優勝)を突きの連打で圧倒し本戦5-0で突破。カルペンコは四回戦で原田祐光(本部直轄浅草道場)を破り、Bブロックは順当な組み合わせに。
 森がサウスポーに構え、左の奥足狙いのロー、インローをヒット。カルペンコも右のインローで応戦し、本戦ではどちらもポイントがつかず延長に入ったが、手数はさほど多くないまでも森が左ローを着実に当て続けて好印象を残し勝利した。


Cブロック
○鎌田翔平(東京城西/2014全日本ウェイト制重量級優勝、2013全日本5位)
×高橋佑汰(東京城北/2014全日本ウェイト制軽重量級優勝)
本戦5-0

 今年6月の全日本ウェイト制重量級優勝者・鎌田が四回戦で澤村勇太(総本部/2013世界ウェイト制中量級準優勝)から左上段蹴りで技有りを取り勝利。対する高橋は三回戦で村田達也(埼玉西北/2013全日本ウェイト制軽重量級4位)を左上段膝蹴りでKO。四回戦ではザハリ・ダミヤノフ(ブルガリア/2013世界ウェイト制重量級3位、オールアメリカン4度優勝)を左の下段と膝で圧倒し本戦4-0で突破した。
 ウェイト制優勝者同士の顔合わせとなったが、体格とキャリアで勝る鎌田が序盤から左の膝蹴りとミドルを効かせると、高橋は何度も試合場の中を大きく回って後退。終盤は高橋も雄たけびを上げながら必死で突きを連打したが、序盤の劣勢の印象を覆すことはできなかった。


Dブロック
○ダルメン・サドヴォカソフ(ロシア/2014オールアメリカン3位)
×キリル・コチュネフ(ロシア/2013全日本3位)
本戦4-0

 昨年の全日本チャンピオンの安島喬平(茨城県常総)が三回戦のコチュネフ戦でアキレス腱を断裂し、突きの連打で押され続け4-0で敗れる波乱が起こったDブロック。サドヴォカソフは中村昌永(兵庫・大阪南/2014全日本ウェイト制軽重量級準優勝)を四回戦で下し、コチュネフも荒木聡(本部直轄浅草/2014全日本ウェイト制重量級4位)を下し、ロシア人同士の顔合わせに。突き主体の攻防となり、手数で上回ったサドヴォカソフに勝利した。



ベスト4戦


準決勝
○荒田昇毅(千葉県中央/2013世界ウェイト制重量級優勝)
×森善十朗(東京城西/2013世界ウェイト制中量級優勝)
本戦 一本

 荒田が開始すぐからローを連打し先手を取り、膝も絡め、次々と攻撃パターンを変えつつ主導権。森は胴廻し蹴りの奇襲を多用するが、足のダメージが蓄積してきているのがわかり、荒田が左のローを連打するとついに足が伸び切った状態で倒れてしまった。




準決勝
×鎌田翔平(東京城西/2014全日本ウェイト制重量級優勝、2013全日本5位)
○ダルメン・サドヴォカソフ(ロシア/2014オールアメリカン3位)
本戦 合わせ一本

 これまで順調な戦いぶりを見せていた鎌田だが、序盤からサドヴォカソフの強力なローをもらうと動きが止まり、左のインローをもらってダウン。サドヴォカソフは再び左のインローでダウンを奪い、技有り2つの合わせ一本で勝利した。




3位決定戦
○森善十朗(東京城西/2013世界ウェイト制中量級優勝)
×鎌田翔平(東京城西/2014全日本ウェイト制重量級優勝、2013全日本5位)
本戦4-1

 準決勝は同門対決で、しかもローキックで敗れた選手同士の戦いで、どちらもダメージは隠せなかったが、森が右のインローを連打して手数多く攻め勝利した。


決勝
×荒田昇毅(千葉県中央/2013世界ウェイト制重量級優勝)
○ダルメン・サドヴォカソフ(ロシア/2014オールアメリカン3位)
本戦0-4



 決勝は準決勝の余韻を引きずるように、両者ともローの応酬からスタート。サドヴォカソフは左のインロー、荒田は右の外、インのローを打ち分けるが、一発一発ではサドヴォカソフの切れ味が上。荒田の足が止まり出すと、中盤からはサドヴォカソフが突きの連打を休むことなく打ち続ける。荒田は突きが出せず後退を続け判定負け。サドヴォカソフに優勝を奪われてしまった。



 サドヴォカソフに主力日本勢が立て続けにやられてしまった事態に、松井館長は「精神力が足りない。だらしない」と不満を爆発。「全日本大会は2日間・決勝まで7試合なのが、世界大会になれば3日間・8試合と長くなり、もっと厳しくなる。決勝で100パーセントの力を発揮できる状態で上がらないと世界大会では優勝できない。来年の世界大会に向けて気力をピークに持って行って欲しい」と日本勢の奮起を促した。

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