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茨城常総の安島喬平、昨年覇者ナヴァロ破り全日本優勝:11.2-3 東京体育館

国際空手道連盟 極真会館「第45回オープントーナメント全日本空手道選手権大会」
2013年11月2日(土)~3日(日) 東京体育館
 128名参加の全日本大会は昨年準優勝のゴデルジ・カパナーゼ、3位の荒田昇毅が揃って欠場したが、二人のエントリーしたAブロックで浮上したのが昨年6位の安島喬平。準々決勝、準決勝でロシアの新鋭を連破すると、決勝で昨年優勝のアレハンドロ・ナヴァロにリベンジ。4年ぶりに日本に王座を取り戻した。注目の高校3年生・上田幹雄は7位に入賞した。
  レポート&写真:井原芳徳  (テレビ放映:BSフジ 11/10(日) 24:00~25:55)


入賞者


左から2位のナヴァロ、優勝の安島、3位のコチュネフ
優勝 安島喬平(茨城常総/2012全日本6位、2013全日本ウェイト制軽重量級(85kg)3位、2011年同優勝)
2位 アレハンドロ・ナヴァロ(スペイン/2012全日本優勝、2013全世界ウェイト制軽重量級(90kg)優勝)
3位 キリル・コチュネフ(ロシア)
4位 小沼隆一(下総/2013全世界ウェイト制軽量級(70kg)優勝)
5位 鎌田翔平(東京城西/2012全日本7位、2010全日本8位、2013全世界ウェイト制軽重量級(90kg)準優勝)
6位 イヴァン・メゼンツェフ(ロシア/2013全世界ウェイト制軽重量級(90kg)4位)
7位 上田幹雄(横浜川崎/2013全日本ウェイト制軽重量級(85kg)優勝)
8位 デビッド・シャルコシャン(ロシア/2012全日本新人賞)

敢闘賞 中村昌永(兵庫・大阪南/2013全日本ウェイト制中量級(75kg)優勝)
技能賞 上田幹雄
試割賞 ニコライ・ダヴィドフ(ロシア) 22枚
新人賞 石﨑恋之介(東京城西/2013全日本ウェイト制軽重量級(90kg)準優勝)、上田幹雄、中島千博(東京城北)、イヴァン・メゼンツェフ(ロシア)


主な試合


準々決勝(各ブロック決勝)



Aブロック
×デビッド・シャルコシャン(ロシア/2012全日本新人賞)
○安島喬平(茨城常総/2012全日本6位、2013全日本ウェイト制軽重量級(85kg)3位)
本戦0-0 延長0-5

 昨年大会準優勝のゴデルジ・カパナーゼ、3位の荒田昇毅が揃って欠場したAブロックは、これまで4試合中3試合を一本で勝ち上がった195cm、101kgの18歳・シャルコシャンと、四回戦で竹岡拓哉に勝利した安島の争いに。本戦では決着がつかなかったが、シャルコシャンの膝蹴りを防御し、安島が胸元狙いの左の突きを度々的確に当てて勝利した。


Bブロック
○キリル・コチュネフ(ロシア)
×鎌田翔平(東京城西/2012全日本7位、2010全日本8位、2013全世界ウェイト制軽重量級(90kg)準優勝)
本戦2-0 延長5-0

 コチェネフは190cm、80kgの23歳。二回戦で髙橋佑汰、三回戦で荒木聡、四回戦で澤村勇太と、日本の期待株をことごとく破ってきた。本戦序盤は鎌田の右のインローでスリップする場面もあったが、終盤にはボディへの左膝を効かせ、突きの連打で挽回、延長戦でも終盤に同様のパターンで手数多く攻め、ベスト4へと進んだ。


Cブロック
×上田幹雄(横浜川崎/2013全日本ウェイト制軽重量級(85kg)優勝)
○小沼隆一(下総/2013全世界ウェイト制軽量級(70kg)優勝)
本戦0-0 延長1-0 再延長0-4

 今年6月の全日本ウェイト制軽重量級で安島、石﨑らを破り優勝した高3のホープ・上田は、186cmの長身を活かし、二回戦で打点の高いドロップキックの奇襲から流れをつかみ勝利。四回戦では有力候補の森善十朗(東京城西/2012全日本8位、2013全世界ウェイト制中量級(80kg)優勝)を相手に、右のボディへの膝蹴りを効かせた直後に右の上段膝を森の側頭部に叩きこみノックアウト。波乱を巻き起こした。


 準々決勝でも左のジャンピングハイで小沼をぐらつかせる場面を作ったが、小沼も終盤には持ちなおして、接近戦での突きの連打で攻め込み挽回。延長に突入すると、上田は苦しくなってきたか?気合を入れる雄叫びを上げる場面が目立ち始める。再延長に入ると余力で勝ったのは小沼。左のローを効かせつつ、突きの手数でも上回り、接戦を制した。
 

Dブロック
×イヴァン・メゼンツェフ(ロシア/2013全世界ウェイト制軽重量級(90kg)4位)
○アレハンドロ・ナヴァロ(スペイン/2012全日本優勝、2013全世界ウェイト制軽重量級(90kg)優勝)
本戦0-3

 メゼンツェフもシャルコシャン同様19歳と若く、四回戦では中村昌永(大阪南/2013全日本ウェイト制中量級(75kg)優勝)と再延長まで戦い決着がつかず、試割り(杉の板を拳、足、肘、手刀で割った枚数で競う)で18-14で勝ち上がった。昨年優勝のナヴァロは三回戦で稲岡祐樹、四回戦で村岡賢和を判定で下し順当にベスト8へ。メゼンツェフはさすがに疲れた見えてきた様子で、ナヴァロが中盤に左ミドルを効かせつつ、終盤に突きの連打でメゼンツェフを圧倒した。


ベスト4戦


準決勝
○安島喬平(茨城常総/2012全日本6位、2013全日本ウェイト制軽重量級(85kg)3位)
×キリル・コチュネフ(ロシア)
本戦0-1 延長0-2 再延長1-0 体重88.9kg-87.1kg 試割り17-15

 中盤まで安島が右ローを効かせ、コチュネフが左のボディへの膝を随所で当て、中盤から終盤にかけて突きの応酬という展開が本戦、延長、再延長と続くが、なかなか差がつかず。体重判定でも10kg差が無く、2日目の試合開始前に行われた試割りの枚数差で安島が勝利。日本勢の牙城を守った。


準決勝
×小沼隆一(下総/2013全世界ウェイト制軽量級(70kg)優勝)
○アレハンドロ・ナヴァロ(スペイン/2012全日本優勝、2013全世界ウェイト制軽重量級(90kg)優勝)
本戦0-1 延長0-4

 これまで全日本無差別でベスト8にも入ったことのない小沼が昨年優勝者に立ち向かい、右ローを効かせてよもやの場面を作ったが、本戦、延長とも、スタミナ豊富なナヴァロが終盤にかけて突きの手数を上げて小沼を攻めこむ。延長戦では手数で圧倒し、連覇に王手をかけた。


3位決定戦
○キリル・コチュネフ(ロシア)
×小沼隆一(下総/2013全世界ウェイト制軽量級(70kg)優勝)
本戦4-0

 両者ともタフな準決勝を潜り抜けた後の3位決定戦。序盤は小沼もローを効かせて順調な滑り出しだったが、中盤以降は体格で勝るコチュネフが突きの連打で圧倒した。


決勝
○安島喬平(茨城常総/2012全日本6位、2013全日本ウェイト制軽重量級(85kg)3位)
×アレハンドロ・ナヴァロ(スペイン/2012全日本優勝、2013全世界ウェイト制軽重量級(90kg)優勝)
本戦0-0 延長5-0
※安島が初優勝



 安島は昨年大会の準々決勝でナヴァロと対戦し、延長戦で左の上段膝蹴りで技有りを取られ敗れている。今回は開始すぐから突きの連打を積極的に出してペースを作り、中盤には胴廻し蹴りの奇襲にも成功。突きの打ち合いでもロシア勢を苦しめた左の胸元をえぐるような突きを度々叩き込む。



 ナヴァロも互角の手数で延長に突入したが、余力で勝ったのは安島。左の突きを効かせつつ、中盤にはバックスピンキックをレバーに叩き込み動きを止める。終盤にかけても手数を維持して好印象を残し5-0で勝利。初優勝、リベンジを果たすとともに、日本に4年ぶりに王座を取り戻すと共に成功した。



 現在24歳の安島は、2011年3月11日の東日本大震災で茨城県日立の実家が傾くなどの被害に遭い、地震の直後1週間は水も電気もガスもストップし、朝起きたら水汲みから始めるような生活が続いたが、その3か月後の全日本ウェイト制で優勝を果たした。昨年の全日本無差別では6位で、日本勢では荒田に次ぐ戦績。しかし今年6月の全日本ウェイト制軽重量級では高校生の上田、石崎に上位進出を許し、今大会のパンフレットでも詳細な紹介をされず、注目されない立場となってしまった。Aブロックはカパナーゼ、荒田が欠場する幸運もあったが、ベスト8からはロシアの若手を連破し、決勝でもナヴァロを撃破と文句なしの強さを発揮。海外勢相手に力負けしない、大きなダメージを負わない組手で勝ち残った。安島は「自分は全日本ウェイト制で優勝した後に落ちてしまったんで、この位置をキープしながら、自分自身進化しながら、(2015年の)世界大会の優勝目指して頑張ります。押忍」と気を引き締め、さらに上を目指す決意を示した。


◆松井章圭館長の大会総括
「優勝候補の選手が何人か欠場したことは大変残念な出来事でしたが、レベルの高い大会になりました。安島選手はよく頑張ったと思います。世界チャンピオンになるにはまだまだ足りない部分がありますが、逆に言うとまだまだ伸び代があるということです。表彰式でもびっこを引かずに歩いていて、決勝まで戦ってもダメージが少なかったのが、彼の強さだと思いましたね。
 上田君は2、3年前から聞く名前で、今日も途中まで18歳のチャンピオン誕生か?とも思いましたが、甘くは無かったですね。順調にいけば2年後の世界大会の日本選手団の有力選手になると思います。今回新人賞の選手を4人選んだのは、2年後の世界大会の活躍の期待を込めた面もあるのですが、上田君はその中でも頭一つ抜けてますね。ですがこのレベルの選手は海外にはゴロゴロいますので、勝ち抜くのは大変ですよ」

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