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軍司泰斗、隆聖を圧倒し-53kg王者に。卜部功也、再起戦は判定勝ち:9.8 後楽園

Krush.80
2017年9月8日(金) 後楽園ホール
 -53kg王座決定戦では昨年のK-1甲子園優勝の18歳・軍司泰斗が隆聖を1Rから攻め込み2ダウンを奪取。KO勝ちとはならなかったが、素質の高さを存分に見せつけ勝利し、前-53kg王者にしてK-1スーパー・バンタム級王者の武居由樹との対戦を熱望した。卜部功也、山内佑太郎、登坂匠は復帰戦を白星で飾っている。
  レポート&写真:井原芳徳


第8試合 メインイベント 第2代Krush -53kg王座決定戦 3分3R(延長1R)
〇軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス/K-1甲子園'16 -55kg優勝/53.0kg)
×隆聖(ドージョー☆シャカリキ/53.0kg)
判定3-0 (朝武30-24/勝本30-24/梅木30-24)
※軍司が王者に

 軍司は昨年のK-1甲子園優勝者で、この春高校を卒業。3月の-53kg挑戦者決定戦ではベテランの出貝泰佑に判定勝ちした。その後、武居由樹が階級アップのため王座を返上し、5月大会で隼也ウィラサクレックにTKO勝ちした隆聖との王座決定戦が組まれた。
 1R、開始すぐから軍司が圧力をかけ、セコンドから「ハイ当たるぞ」という声が飛び続けると、右ハイをヒット。隆聖がぐらつくと、パンチラッシュで追い詰め、顔面への右膝からのパンチ連打でダウンを奪う。その後も右の顔面膝でダウンを重ねる。隆聖は鼻血を出してかなり苦しそうだ。



 2Rも序盤から軍司が詰め、左の顔面狙いの前蹴り一発でダウンを奪取。さらに右ストレート、右ボディフック、右膝蹴りなどで追い詰める。隆聖も下がりながらも随所で右フックを返し、気持ちは折れない。
 3R、軍司の勢いが少し落ちヒット数は低下したが、攻勢はキープ。中盤に右ローを連打し、終盤にKOを狙って残りの力を振り絞るように右ハイ、右ストレート等を当て続け圧倒。文句無しの判定勝ちで初のベルトを獲得した。



 軍司は「板橋区から来ました 第2代Krush -53kg王者の軍司泰斗です」と、前王者の武居の「足立区から来ました」から始まる挨拶を真似て、「会見で言っていた通りに1R KOできず、すみませんでした。これからがスタートなんで、どんどん強い相手とやりたいんで、このベルトの価値を上げたいです。武居選手とまだ組まれていないんで、(K-1の)3月のさいたま大会で組んでもらいたいです」とアピール。最後は次回10月1日の後楽園大会で-60kg王者・安保璃紅に挑戦する先輩の郷州征宜への応援を呼び掛けた。その後、梶原龍児会長らと記念撮影。梶原会長も弟子からのKrush王者第1号誕生を喜んだ。

 バックステージで軍司は「前回の反省を活かし、冷静に戦えて良かったです。最初にダウンを取った時に行けると思ったんですが、悔しいですね。相手は粘り強さと根性が凄くありました。武居選手とはベルトを返上してしまってできない状態でしたし、53kgに落とすのも結構キツいんで、55kgでもやれるんで、ぜひやりたいですね」とコメント。敗れた隆聖は「僕は絶対に腐らないんで、また挑戦したいですね」と3度目の王座挑戦に意欲を示した。


第7試合 -62.5kg契約 3分3R(延長1R)
〇卜部功也(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元K-1 WORLD GP -60kg王者/62.5kg)
×ヤニック・レーヌ [Yannick Reine](フランス/Academie des Boxes de Villejuif/ISKA世界&WKN欧州ムエタイ・スーパーライト級王者/62.2kg)
判定3-0 (長瀬30-28/豊永30-27/勝本30-27)

 功也は2月のK-1のライト級王座決定トーナメント一回戦でゴンナパーに敗れて以来半年ぶりの試合。デビュー以来最長のブランクとなった。対するレーヌは47戦42勝(9KO)5敗の30歳。功也がターゲットとするゴンナパー、K-1ライト級王者のウェイ・ルイと同じくサウスポーだ。



 1R、お互い蹴りを打ち合うが、ヒット数で功也が上。だがレーヌは蹴り以外にも右アッパーも当て危険な雰囲気を漂わせる。序盤のバッティングでレーヌは右まぶたをカットする。終盤に差し掛かり、功也が右ハイでレーヌをぐらつかせ、パンチでも追い詰め好印象を残す。
 2R、功也は左ストレートを効かせると、左フック、右ボディも当ててレーヌを下がらせ優勢。セコンドからは「蹴ったほうが入るよ」という声が飛ぶが、パンチに偏ってしまう。
 3Rも功也が前に出てパンチや飛び膝を当てて攻勢。レーヌも左の膝を随所で当てるが、功也の前進を封じることができず。功也が文句無しの判定勝ちだったが、仕留めきれなかったせいもあってか笑顔は無かった。


第6試合 -70kg Fight 3分3R(延長1R)
〇山内佑太郎(HALEO TOP TEAM/70.0kg)
×小鉄(K-1ジム目黒TEAM TIGER/70.0kg)
判定2-0 (三浦30-29/勝本29-29/長瀬30-29)

 山内は15年10月のKrush -70kgタイトルマッチで当時の王者・中島弘貴に挑戦し、判定負けして以来の試合。試合中に靭帯を切断し、手術とリハビリを経て復帰する。小鉄とは中島とのタイトルマッチの2か月前の次期挑戦者決定戦で判定勝ちしている。
 1R、小鉄がやや積極的にパンチ、ローを出す状況が続く。山内は右足のアンクルサポーターの下からテーピングが見え、ステップが少しぎこちないが、終盤に右ハイでダウン気味に小鉄を倒し、一発の危険さを印象付ける。
 2Rにお互いパンチと蹴りを当てるが、クリンチが増え、均衡状態が続く。3R、山内が右ローを当て続けて小鉄をぐらつかせると、終盤は二段蹴り、バックスピンキック、バックハンドブローなどの多彩な攻めを続け、最後にポイントを取り判定勝ちした。
 山内は「39歳ですけど、あきらめきれずに戻って来ました」と話し、スポンサーやファンや両親に感謝の言葉を述べ「僕は派手さもセンスも無いですけど、みんなの応援が力になっています」と語り「なんとか勝てました。しぶとく頑張ります」と宣言した。


第5試合 初代Krush女子-45kg王座決定トーナメント準決勝 3分3R(延長1R)
×平岡 琴(K-1 GYM YOKOHAMA TEAM TORNADO/極真会館'14全日本ウェイト制女子軽量級(55kg)優勝/45.0kg)
〇松下えみ(T-KIX GYM/J-GIRLS&Bigbang女子ピン級(45.36kg)王者/45.0kg)
判定0-3 (三浦28-30/芹沢28-30/長瀬28-30)

 Krushでは「女子-45kg」の階級を新設する。現在、メロニー・ヘウヘスが女子王座を保持するが、これに伴いヘウヘスの王座は「女子-50kg」となり、リミット体重が固定される。4選手による初代Krush女子-45kg王座決定トーナメントは、キック6戦全てKrushの平岡と、他団体でタイトル獲得実績のある3選手の対抗構図となり、決勝は来年の1月大会(日程後日発表)を予定している。



 1R、平岡が右の前蹴りを放つと、松下は蹴り足をすくってバランスを崩して後ろに下がらせてから、一気に前進してパンチラッシュ。これで主導権を握ると、度々連打で追い詰め、平岡を苦しめる。パワー差もあったが、ルールでは蹴り足をつかむのは反則のため、正当な攻めと言えるかは微妙なところだ。
 2R、平岡が右ローを当てるようになり、松下の足が少しぐらつくが、松下が終盤にも前に詰めてパンチを顔面とボディに連打し攻勢。3Rも同様に松下がパンチで度々追い詰め判定勝ちした。


第4試合 初代Krush女子-45kg王座決定トーナメント準決勝 3分3R(延長1R)
×443(NEXT LEVEL渋谷/KING OF STRIKERS女子ピン級王者、J-GIRLS 4位/45.0kg)
〇COMACHI(MSJ/WPMF日本女子ピン級王者、J-GIRLS 1位/44.1kg)
判定1-2 (長瀬30-29/豊永28-30/芹沢28-29)

 両者は2度対戦しいずれも443(よしみ)が勝利。最近では3月のKING OF STRIKERS福岡大会のKOS女子ピン級タイトルマッチで対戦し、443が5R判定3-0で勝利し新王者になっている。



 試合はお互いパンチやミドルを放った後、お互い腕を肩や腰に腕を置きながらパンチや膝を当て合う展開が繰り返される。ルールでは反則の、つかんだ状態とも解釈できそうな場面も多々あり、レフェリーもブレイクをかけにくそうだ。両者ハイキックやストレートのヒットもあるものの、流れが大きく傾くことはなく、ジャッジも解釈が割れ、特に1R目の手数で上回ったCOMACHIの勝利となった。443に初勝利したCOAMCHIは勝利を宣告されると涙を流した。
 松下の試合後、COMACHIもリングに上がり「試合までに気持ちも体も強くして必ず勝ちたいです」と話し、松下は「COMACHI選手、いい試合しましょう」と呼びかけた。




第3試合 -55kg Fight 3分3R(延長1R)
〇登坂 匠(HALEO TOP TEAM/55.0kg)※匠 改め。チームドラゴンから所属変更
×鈴木優也(K-1ジム目黒TEAM TIGER/55.0kg)
1R 2'30" KO (3ダウン:パンチ連打)

 登坂は15年8月の第4代Krush -55kg王座決定トーナメント決勝で堀尾竜司に2R右ハイキックでKO負けして以来、約2年ぶりの試合。匠から本名にリングネームを戻し、山内や牧平圭太のいるHALEO TOP TEAMに所属を移し再起を図る。鈴木には2013年のWILDRUSH LeagueでKO勝ちしている。。
 1R、鈴木が開始すぐから左ミドル、ローを積極的に当てて先手を取るが、登坂も時折放つ左のパンチが速く、右ボディからの左フックでダウンを奪取。さらに左ボディで2ダウン目を奪うと、最後はパンチの連打で鈴木をマットに沈めた。



 登坂は休業中、ボクシングジムでトレーニングを積み、その成果を感じさせる勝利。試合後、涙ながらにマイクを持った登坂は「2年間色々あって、支えてくれた人のおかげで勝てました。僕はまだK-1に立ててないんで、-55kg、面白いと思うんで使ってください」とアピールした。


第2試合 -58kg Fight 3分3R(延長1R)
〇里見柚己(K-1 GYM YOKOHAMA TEAM TORNADO/58.0kg)
×渡辺 武(Booch Beat/57.9kg)
3R 2'31" KO (3ダウン:左飛び膝蹴り)



 1R、サウスポーの里見に対し、渡辺が積極的に右ロー、右ミドル、右ストレートをヒット。里見も時折左のパンチを当てるが、受け手に回る時間が長い。2Rも同様の流れだったが、里見のパンチと左ミドルがじわじわと効き、2R終盤から渡辺が失速。3Rもダメージを与えると、左ストレートで2ダウンを奪って反撃する。渡辺のダメージは大きく、2ダウンの後で止めてもいい状態だったが、続行すると、最後は里見が三日月蹴りからの飛び膝で豪快にKOした。
 試合後のマイクでは「中国に借りがあるんで、中国に乗り込みます」と、7月の日中対抗戦で敗れた相手であるワン・ジュングァンへのリベンジを志願した。


第1試合 -65kg Fight 3分3R(延長1R)
×眞暢(TEAM ONE LINK/64.8kg)
〇鈴木勇人(K-1ジム五反田チームキングス/64.8kg)
判定0-3 (29-30/29-30/29-30)

プレリミナリーファイト第3試合 -63kg Fight 3分3R
〇竹内悠希(K-1ジムEBISU小比類巻道場/63.0kg)
×山下和希(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/63.0kg)※MAD MAX GYMから所属変更
判定3-0 (29-28/30-28/30-27)
※3R右ストレートで山下に1ダウン

プレリミナリーファイト第2試合 -63kg Fight 3分3R
〇瓦田脩二(K-1ジム総本部チームペガサス/第4回K-1アマチュア全日本大会 チャレンジAクラス -65kg優勝/62.6kg)
×鈴木孝司(K-1ジム五反田チームキングス/第17回K-1アマチュア チャレンジAクラス -65kg優勝/62.5kg)
1R 2'25" KO

プレリミナリーファイト第1試合 -60kg Fight 3分3R
×川口拓真(K-1ジム総本部チームペガサス/60.0kg)
〇和希(TRY HARD GYM/59.9kg)
判定0-2 (29-30/29-29/29-30)





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