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小澤海斗、ユン・チー下すも「出なおすわ」。木村ミノル1R KO負け:3.3 後楽園

Krush.74
2017年3月3日(金) 後楽園ホール
 Krush -58kg王者・小澤海斗は昨年11月のK-1初代フェザー級王座決定トーナメント準決勝で武尊にKO負けしたユン・チー(中国)を相手に防衛戦。相手が得意とするパンチの攻防で優位に立ち判定勝ちしたが「つまんない試合してごめん。出なおすわ」と反省した。木村“フィリップ”ミノルは伏兵・西川康平の右ストレートで1R KO負け。中島弘貴は山崎陽一をKOすると「70kgの日本人で一番強いのは僕。日菜太、城戸じゃ無い」とアピールした。
  レポート&写真:井原芳徳


第9試合 メインイベント Krush -58kgタイトルマッチ 3分3R(延長1R)
○小澤海斗(K-1ジムEBISU小比類巻道場/王者/57.9kg)
×ユン・チー(中国/大道翔クラブ/CFP/挑戦者/58.0kg)
判定2-0 (梅木30-29/和田29-29/勝本30-29)
※小澤が2度目の防衛

 小澤は昨年2月に神戸翔太に判定2-0で勝利し第2代王者に。8月の名古屋で大岩龍矢に延長判定勝ちし初防衛に成功。その前後のK-1での武尊との試合で敗れたものの一躍名を上げ、13か月ぶりに後楽園のリングに立つ。
 Krush初参戦となるユンは昨年6月のK-1での初来日で小宮山工介に判定勝ちし、11月のK-1初代フェザー級王座決定トーナメント一回戦では神戸を3R KO。準決勝で武尊にKO負けするも、試合後の武尊に「正直ヤベえなと思いましたね」と言わしめた22歳のハードパンチャーだ。2月25日のK-1のライト級王座決定トーナメントで同じジムのウェイ・ルイが優勝したばかりで、ユンもその勢いに乗りたいところ。
 小澤は昨年11月のK-1のトーナメント決勝で武尊に敗れ準優勝。今回の試合も、武尊がリングサイドのVIP席で見守る。なお、今大会はひな祭りの日の開催のため、ファンサービスのじゃんけん大会で勝ち残った女性2人が武尊の両横に座った。



 1R、小澤はいつものように右足を前に出すサウスポーの構え。ユンは左足を前に出すオーソドックスの構えで、スピードのある右ミドル、右ハイ、左ミドルを当てて小澤を脅かす。小澤も次第に距離感とタイミングをつかんで左ミドルを返すようになり、ラウンド終盤、コーナーに詰めての右フックでぐらつかせると、逃げるユンに飛び膝で追撃。これはクリーンヒットではないが、勢いを印象付けるのには十分だ。



 2Rもユンは蹴り主体の攻撃。ミドルのスピードは衰えない。だが小澤も右ジャブを突きつつ、左ミドル、左前蹴りをヒット。終盤に足を止めてパンチを打ち合う場面が増えると、時折被弾しながらもユンに当てる場面が多い。小澤がバックハンドブローを放つと前腕が当たることが多く、ユンはその都度抗議し、少し苛立ちをみせる。



 3Rも小澤が右ジャブから左ストレートを当てる等し、時折ロープやコーナーに詰めて圧力をかけて好印象。2R同様に打ち合いでヒット数で上回るのはやはり小澤のほうだ。

 とはいえ、小澤がユンにダメージを与えたり、ぐらつかせて追い込むという場面は少なく、10-9か10-10で迷うラウンドが続く状態。ジャッジも僅差となり、判定2-0でなんとか防衛に成功した小澤は「本当申し訳ない。出なおすわ。K-1のチャンピオンになれるように頑張ります。Krush -58kg、俺が引っ張るんで応援よろしく。つまんない試合してごめん。出なおすわ」と、「出なおすわ」というフレーズを繰り返してファンに謝った。



 バックステージでのインタビューでも「1Rに一発効かせたけど行けなかった。(ユンは)パンチが強い選手だと思っていたけど、蹴りが早くて、蹴りの印象のほうが強かった。6月(18日)のK-1さいたま(スーパーアリーナ)大会で試合がしたいんで、それまで今回の悪い点を完全克服します。倒せないのが反省点。まだまだっす」と話していた。


第8試合 セミファイナル -67kg Fight 3分3R(延長1R)
×木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/Team Philip/GSA/WSR/66.7kg)※Fighting Kairos/マイウェイジムから所属変更 
○西川康平(池袋BLUE DOG GYM/超人クラブ/67.0kg)※超人クラブから所属変更
1R 2'12" KO (右ストレート)

 これまで-65kgで活躍した木村は、K-1の新階級ウェルター級(-67.5kg)参戦も見据え、-67kgでKrushに登場。大晦日のRIZINでのチャールズ・ベネットとの再戦が、ベネットの入国トラブルで流れており、9月のベネットとの初戦以来約半年ぶりの試合となる。キックに関してはウィラサクレック・フェアテックスジムを練習拠点とするようになり、セコンドにはウィラサクレック会長やゴンナパーもつく。西川は20戦8勝(4KO)12敗の25歳。J-NETの元ランカーで2年前に長島☆自演乙☆雄一郎に判定勝ちしている選手だ。



 下馬評では圧倒的に木村が上だったが、西川が番狂わせを起こすことに。1R、サウスポーに構えた西川が左ミドルを連打。木村は右ローを当てつつ、西川の蹴りのタイミングで右フックを合わせてダウンを奪う。西川はすぐ立って手を振り、ダウンを否定し、実際ダメージは小さい。木村はブラジリアンキックのような右ハイも当てるが、西川はクリンチで防御し、その後も執拗に左ミドルを連打。もらった木村の動きが時折止まるようになってくると、西川は左のストレートのフェイントから前に詰めて右ストレートをクリーンヒットし、木村はダウン。木村は伸びたような状態になり、レフェリーがKOを宣告。木村は1分ほど経って意識を取り戻すが、KOされた瞬間を全く覚えていない様子だった。
 コーナーに上り大喜びした西川は「絶対負けると思われてたと思うけどどうですか?BLUE DOG GYM所属初戦で勝ててよかったです。次からも応援よろしくお願いします」とアピールした。





第7試合 -67kg Fight 3分3R(延長1R)
○牧平圭太(HALEO TOP TEAM/元王者/67.0kg)
×KENJI(K-1ジムEBISU小比類巻道場/67.0kg)
3R 0'57" TKO (ドクターストップ:左ハイキックによる右まぶたのカット)



 牧平がサウスポー、KENJIがオーソドックに構え、ミドルの応酬となる中で、KENJIが右フックでぐらつかせる場面があったが、牧平が執拗に左の奥足狙いのローを当て続けると、KENJIは攻撃が減り、牧平が左ローの連打からの左ハイでKENJIをぐらつかせるように。2Rも同様の流れだが、KENJIのバランスが悪くなった影響で互いにつかみが多くなり、勝本レフェリーが再三注意する。3Rも牧平の攻勢で、左のローからの左ハイでKENJIの右まぶたを切り裂いて、ドクターストップを呼び込みTKO勝ちした。




第6試合 -70kg Fight 3分3R(延長1R)
○中島弘貴(バンゲリングベイ・スピリット/元王者/69.6kg)
×山崎陽一(K-1ジム・シルバーウルフ/70.0kg)
2R 2'00" KO (右飛び膝蹴り)

 両者は13年8月15年4月に対戦し、初戦は延長判定2-1で山崎が、再戦は判定3-0で中島が勝利している。



 1R、右ローの応酬となるが、ヒット数で上回るのは中島。ローの後に右ボディにつなげる攻撃も見せる。2Rも右ローを当て続けると、右ボディを当ててからの右ローで山崎をぐらつかせた後、押して真っ直ぐ下がらせた後に左ハイをクリーンヒットしダウンを奪取。クレバーな試合運びを見せると、最後は右の飛び膝で山崎をマットに沈めた。
 笑顔を浮かべマイクを持った中島は「なんだかんだ、70kgの日本人で一番強いのは僕だと思っています。日菜太、城戸じゃないです。6月のK-1のトーナメントで必ず優勝してベルトを巻きます」とアピールした。




第5試合 Krush -53kg挑戦者決定戦 3分3R(延長1R)
×出貝泰佑(TEAM GYAKUSAN/元Bigbangスーパーバンタム級(55kg)王者/52.9kg)
○軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス/52.8kg/K-1甲子園2016 -55kg優勝)
判定0-3 (和田27-30/梅木27-30/長瀬27-30)

 34歳のベテラン・出貝に対し、18歳・高校3年生の軍司が、1Rからボディ狙い主体でパンチ、ミドルなどを手数多く当てて優勢。2Rも頭を振るフェイントを駆使しながら、終盤にボディと顔面にパンチを連打して出貝を後退させポイントを取る。3Rは少し慎重になったが、終盤にパンチと膝をまとめ圧倒。明日が高校の卒業式で、顔を傷つけたくないとのことで、額は切ってしまったもの、はっきり差をつけ武居由樹とのタイトルマッチの出場証書を手にした。マイクを持つと「KOできなかったですけど、次、タイトルマッチ、絶対チャンピオンなるんで、期待してください」とアピールした。


第4試合 Krush -60kg次期挑戦者決定トーナメント一回戦Bブロック 3分3R(延長1R)
○島野浩太朗(菅原道場/MA日本スーパーフェザー級王者/60.0kg)
דDYNAMITE”高橋佑太(Y'ZD GYM/蹴拳ムエタイ・ライト級王者/60.0kg)
判定3-0 (豊永30-27/梅木30-27/和田30-27)

 現在、16選手参加の-60kg王座決定トーナメントが進行中で、ベスト4まで残っているが、その昨年末の一回戦で敗れた選手8名のうち6名が参加した次期挑戦者決定トーナメントが今回からスタートする。5月28日の後楽園で準決勝、7月16日の後楽園で決勝が行われる。
 1R、高橋は回ってローを打ち、島野は圧力をかけてパンチを当てる展開。まだお互い手数は少なかったが、2Rに入ると島野のパンチのヒットがさらに増え、高橋は手数が返せず印象が悪い。3Rは高橋の右ローが効いてきたが、島野も右ローを返して高橋をじわじわ追い詰めると、終了間際に右のクロスをクリーンヒットしてダウンを奪い、勝利を決定づけた。


第3試合 Krush -60kg次期挑戦者決定トーナメント一回戦Bブロック 3分3R(延長1R)
○闘士(池袋BLUE DOG GYM/59.8kg)
×原田ヨシキ(マッハ道場/60.0kg)
判定3-0 (和田29-27/豊永29-26/長瀬29-26)

 1R、闘士がオーソドックス、原田がサウスポーに構え、原田は回ってお互いなかなか攻撃が出ない状態だったが、終盤に闘士が右ハイでダウンを奪うことに成功する。2Rは中盤過ぎ、左フックを効かせた後、原田の右ローのタイミングで右ストレートを合わせてダウンを奪取。3Rは終盤に原田がパンチの連打で反撃するが、闘士が逃げ切った。


第2試合 Krush -60kg次期挑戦者決定トーナメント一回戦Aブロック 3分3R(延長1R)
○大沢文也(TANG TANG FIGHT CLUB/60.0kg)
×稲石竜弥(チームOJ/Bigbangライト級王者/60.25kg→60.0kg)
判定3-0 (28-26/28-26/27-26)

 1R、稲石が右ローを数発当てると、大沢はダウン。大沢は両方の膝にテープを巻いているが、ローをもらった左足は太腿の半分に至る広範囲で、元々ダメージがあった様子だ。しかし稲石がしつこく右ローを連打していると、大沢はタイミングを合わせて右フックを当ててダウンを奪い返し、その直後にも右ストレートでダウンを重ねる。
 2Rは稲石もローが減り、顔面とボディのパンチ主体に。バックスピンキックの奇襲を時折仕掛けるが、スピードが遅く、簡単に読まれてしまう。そんな中で大沢がパンチを的確に当てて2Rは若干優勢。3Rはお互い疲労が目立ち攻めあぐね、判定で大沢が勝利した。


第1試合 Krush -60kg次期挑戦者決定トーナメント一回戦Aブロック 3分3R(延長1R)
×明戸仁志(K-1ジムEBISU小比類巻道場/60.0kg)
○横山 巧(リーブルロア/59.5kg)
判定0-3 (梅木28-30/勝本28-29/和田28-29)

 1R、横山がテンポ良く右ロー、ボディ狙いのミドル、前蹴り、フックを当てていたが、終盤、明戸が左フックで横山をぐらつかせ好印象。だが2Rに入ると、横山の右ローが少しずつ効き始め、左ボディなどのパンチでも若干好印象。3Rはパンチを警戒してか?お互い手数が落ちたが、終盤に横山がパンチの連打などで手数をまとめて好印象を残し判定勝ちした。


プレリミナリーファイト第3試合 -65kg Fight 3分3R
×鈴木勇人(K-1ジム五反田チームキングス/64.8kg)
○FUMIYA(ポゴナ・クラブジム/65.0kg)
3R 0'31" KO (右ストレート)

プレリミナリーファイト第2試合 -55kg Fight 3分3R
×菅藤慶汰(K-1ジムAOMORI小比類巻道場/54.4kg)
○龍斗(K-1ジムYOKOHAMA TEAM TORNADO/55.0kg)※横須賀太賀ジムから所属変更
判定0-2 (28-30/29-29/28-30)

プレリミナリーファイト第1試合 -53kg Fight 3分3R
○小只直弥(K-1ジム総本部チームペガサス/52.8kg)
×篠原広耀(ゴールデングローブ/52.8kg)
2R 1'52" KO




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