Home > REPORTS > Krush > 小澤海斗&野杁正明、リベンジロードの初戦を制す:8.20 名古屋

小澤海斗&野杁正明、リベンジロードの初戦を制す:8.20 名古屋

Krush.68 ~in NAGOYA~
2016年8月20日(土) 名古屋国際会議場
 夏恒例のKrush名古屋大会。小澤海斗は武尊の同僚・大岩龍矢を相手に-58kg王座の初防衛に成功すると「俺が本当にぶっ倒したいのは武尊、オメエだ」とリベンジ戦を改めて熱望した。小澤の同僚・野杁正明も中国の選手を1R KOするとゲーオへのリベンジを熱望。前-55kg王者・堀尾竜司は再起戦を3R KO勝ちで飾った。
  レポート:井原芳徳


第8試合 メインイベント Krush -58kgタイトルマッチ 3分3R(延長1R)
○小澤海斗(K-1ジムEBISU小比類巻道場/王者)
×大岩龍矢(K-1ジム・チームドラゴン/挑戦者)
4R 判定3-0 (豊永10-9/千葉10-9/勝本10-9)
3R 判定1-0 (豊永30-29/千葉29-29/勝本29-29)
※小澤が初防衛

 小澤は2月に神戸翔太との第2代王者決定戦で判定勝ち。6月24日のK-1では武尊に判定負けしたが、試合前の舌戦やイベントでの乱闘などで大きな話題を呼んだ。
 大岩はキック戦績13戦9勝(5KO)4敗の24歳で、武尊とは同学年。大岩達哉の本名でJ-NETWORK等に参戦後、名古屋から上京しチームドラゴンに所属し、昨年4月のKrushでは当時-58kg王者だった武尊にも挑戦経験のある鈴木雄三に2R KO勝ちした。昨年のWILDRUSH Leagueで小澤にも勝っている朝久裕貴と1月に対戦し判定負けを喫したが、4月には藤橋光に2R KO勝ちしている。タイトルは初挑戦で、セコンドには武尊がつく。

 1R、小澤がサウスポーに構え、右手でフェイントをかけつつ、左ミドルを多用。時折、大岩のブロックの上からでもパンチを連打するが、まだどの攻撃も当たりは軽い。大岩も右ストレートを放つが、まだうまく当てることができず、手数も少ない。
 だが2Rに入ると大岩の右のテンカオ(つかまない状態からのボディへの膝蹴り)が連続でヒット。すると右フックも連続で当たりだし、小澤は苦し気な表情を浮かべて、前のめりにスリップを繰り返すように。大岩が優勢だが、小澤も終盤は持ち直してパンチを連打したため、ジャッジ1者はドローとつけることに。

 3R、大岩は距離を詰め、右膝、右フックをヒット。小澤も呼応し左膝、右フックを返すと、逆に大岩の動きが落ちてくる。小澤の消耗も激しいが、最後まで手数多く攻め続け終了。ポイントを五分に戻し延長に持ち込む。
 延長R、大岩も息を吹き返し、互角の膝蹴りの応酬が続く。中盤からはパンチの打ち合いに。お互い朦朧とした表情で打ち合うが、若干手数で上なのは小澤のほう。終盤には小澤の左フックが当たると大岩がバランスを崩す。
 結局、小澤がジャッジ3者から支持され判定勝ち。苦しみながらも初防衛に成功した小澤は「大岩選手、ぶっ飛ばしたんですけど、俺が本当にぶっ倒したいのは武尊、オメエだ。もう1回やらせろ。俺もっと強くなるから。俺には格闘技しかないと思っているんで、絶対ぶっ倒すんで、応援よろしくお願いします」とアピールした。(※写真は2月の王座奪取時の小澤)


第7試合 セミファイナル -65kg Fight 3分3R(延長1R)
○野杁正明(K-1ジムEBISU小比類巻道場/元Krush -67kg王者、K-1 WORLD GP 2016 -65kg日本代表決定トーナメント準優勝)
×ワン・ポンフェイ [Wang Pengfei](中国/星武創新搏撃クラブ/CFP/2014年WLF-65kg級新人王)
1R 1'37" KO (三日月蹴り)

 野杁は6月のK-1の-65kg世界最強決定トーナメント準決勝で王者・ゲーオ・ウィラサクレックに判定負けして以来の試合。今回は故郷・名古屋で、12年5月のホーストカップ名古屋大会で判定負けしたラズ・セルキシアンと対戦予定だったが、セルキシアンの負傷で中止となった。代役として用意された初来日のワン・ポンフェイは93年4月5日生まれ、野杁と同じ23歳で戦績13戦9勝(4KO)4敗。今年に入ってドイツ、スペインの選手に判定勝ちし、国際戦経験も豊富な選手だが、野杁は問題にしなかった。
 1R、お互い軽い蹴りを出して出方をうかがう状態が続き、野杁はオーソドックスから1分足らずでサウスポーにスイッチすると、三日月蹴りをボンフェイのレバーに突き刺し早くもダウンを奪取。顔をしかめて倒れたポンフェイはなんとか立ち上がるが、ダメージは抜けず、野杁が再び三日月蹴りを突き刺してマットに沈めた。
 全く息の荒れない状態で試合を終えた野杁はマイクを持つと「僕が見ている選手は一人しかいません。9月、ゲーオ選手には山崎選手に勝ってもらって、必ず僕がゲーオ選手からベルトを取りたいです」と、ゲーオへのリベンジを熱望した。


第6試合 -63kg Fight 3分3R(延長1R)
×泰斗(GET OVER)
○東本央貴(K-1ジム・チームドラゴン)※MAD MAX GYMから所属変更
2R 2'20" KO (3ダウン:左フック)

 両者は13年1月のKrush代々木大会で対戦し東本が判定勝ち。今大会地元名古屋出身の泰斗はカード発表会見で「鼻も折れてまぶたも切れて結構なダメージを負ったので、ここでリベンジしたいです」と話していた。東本は4月から大阪のMAD MAX GYMからチームドラゴンに移籍しての初戦だ。
 1R、泰斗はオーソドックス、東本はサウスポーに構え、ミドル主体の攻防で、まだ均衡状態。2Rも静かな状態だったが、中盤過ぎに東本がボディストレートを当てた後の左ストレートでダウンを奪うことに成功する。泰斗はすぐ立ったが、その後も左のボディ狙いの蹴りからの左フックで2度ダウンを重ねKO勝ちした。
 泰斗を返り討ちすると共に移籍初戦を白星で飾った東本は「セコンドの(佐々木)大蔵君が-63kg王者なので挑戦は難しいですが、いつでも挑戦できるよう準備しますし、K-1 62.5kgでもいつでもいけるようにしたいです」とアピールした。


スペシャルエキシビションマッチ 2分2R
―ゲーオ・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/K-1 WORLD GP -65kg王者)
―武尊(K-1ジム・チームドラゴン/K-1 WORLD GP -55kg王者)
勝敗無し

 K-1を代表する両王者の夢のエキシが実現。武尊は試合と変わらぬ鋭い目つきで登場する。武尊はスピードと重みのある右ミドルを連打。ゲーオも呼応するように左右のミドルの連打や右のジャンピンクハイキックを放ち、次第にヒートアップする。武尊も次第に笑顔を見せるようになり、ゲーオとの技術の交換が楽しそうだ。
 2Rにはゲーオが左ストレートを放つと、グローブが外れてリングの外までロケットパンチのように飛び、場内に笑いが起こる。終盤にはゲーオの左ハイを武尊がスウェーでかわし、最後まで見せ場満載で終了した。ゲーオは「また名古屋でこういうことがしたいです」、武尊は「試合と変わらない追い込みをして、ゲーオ選手を本気にさせたかったけど、強かったです。ありがとうございました」と話した。
 休憩明けには来年8月20日(日)にKrush名古屋大会が同じ会場で開催されることが発表された。


第5試合 -55kg Fight 3分3R(延長1R)
×倉崎昌史(GET OVER)
○堀尾竜司(TRY HARD GYM/元Krush王者)
3R 1'11" KO (右ハイキック)

 堀尾は3月の-55kg王座2度目の防衛戦で寺戸伸近に判定負けして以来の試合。1R序盤から、左右のローをコツコツ当てて先手。中盤に右ハイをクリーンヒットし、ヒットはしないが随所で飛び膝も織り交ぜ、リズミカルな攻めを見せる。
 2Rも堀尾がローを当て続け、残り1分に倉崎の左フックのタイミングで堀尾が右フックを合わせてダウンを奪取する。3Rも堀尾が攻勢を維持し、倉崎も耐えてパンチで必死に前に出続けたが、堀尾は下がってかわした後、右ハイを首筋にクリーンヒット。倉崎を豪快にマットに沈め、健在ぶりを示した。


第4試合 -63kg Fight 3分3R(延長1R)
○岩崎悠斗(Ten Clover Gym/J-NETWORKスーパーライト級王者・S-BATTLEライト級(65kg)王者)
×瑠輝也(TRY HARD GYM)
4R 判定2-1 (千葉10-9/豊永10-9/水谷9-10)
3R 判定1-0 (千葉30-28/豊永29-29/水谷29-29)

 岩崎は昨年4月、その後-63kg王者になった佐々木大蔵に判定勝ち。今年2月のJ-NETWORKで高橋幸光にTKO勝ちしJ-NET王座を獲得している。瑠輝也は今年、神戸のSFKからTRY HARD GYMに移籍し、中国での1試合を経てKrushに戻って来た。
 1R、瑠輝也が伸びのある前蹴り、膝蹴り、左ミドルを駆使。岩崎は圧力をかけてはいるが、なかなか攻撃を出せない。2Rもしばらく瑠輝也の蹴り数が上だったが、次第に岩崎の重みのある右ミドルも当たりだし、瑠輝也の攻撃が減って来る。
 3Rも接戦が続いたが、終盤、岩崎が右のストレート、左右のハイで瑠輝也を後退させる場面を作る。瑠輝也も左ボディを当て続けるが、岩崎は止まらず攻撃を続ける。
 ハイレベルな攻防となり、試合は延長に突入。瑠輝也が左膝、左ボディ、三日月蹴りをヒットし続けると、岩崎の口が開き苦しそう。だが1分を切り、岩崎が左ハイを当てると、瑠輝也はマウスピースを吐き出してしまう。判定は割れたが、岩崎が左ハイ一発で流れを変え、辛うじて勝利をもぎ取った。


第3試合 -63kg Fight 3分3R
△中村圭佑(K-1ジム・チームドラゴン)
△HIROYUKI(MEIBUKAI)
判定1-1 (水谷28-29/豊永29-28/朝武29-29)

 2R終盤、中村が膝蹴りで飛び込んだタイミングでHIROYUKIが右フックをヒットし、中村が尻餅。軽い当たりでスリップ扱いでも不思議では無かったが、勝本レフェリーはダウンを宣告する。いつもKrushを採点している豊永・朝武ジャッジ2者は10-8ではなく10-9とつける。3Rは中村がパンチを当て続けて挽回し、ドローに持ち込んだ。


第2試合 -70kg Fight 3分3R
×記村一成(K-1ジムEBISU小比類巻道場)
○藤村大輔(A-BLAZE×KICK GYM)
判定0-3 (29-30/28-30/27-30)

第1試合 -60kg Fight 3分3R
○宮地謙太朗(GET OVER)
×剣闘士“俊”(K-1ジム総本部チームペガサス)
判定2-0 (28-28/29-27/29-27)
※2R左ストレートで剣闘士が1ダウン

オープニングファイト第3試合 -63kg Fight 3分3R
○上田誠也(K-1ジム大阪Number.8)
×山下和希(MAD MAX GYM)
判定3-0 (30-28/30-28/30-28)

オープニングファイト第2試合 -60kg Fight 3分3R
×清水大輝(ライジング己道会)
○川口拓真(K-1ジム総本部チームペガサス)
2R 1'12" KO

オープニングファイト第1試合 -66kg契約 3分3R
○蔵人(名古屋JKファクトリー)
×加藤 駿(Nine Lives)
2R 3'00" KO

Home > REPORTS > Krush > 小澤海斗&野杁正明、リベンジロードの初戦を制す:8.20 名古屋

 - PR - Martial World presents Gym Village
Gym Village でジムを探そう!
Gym Village おすすめジム

格闘技医学会
有楽町線・副都心線直通 東武東上線「朝霞」南口 徒歩1分
強くなるを、医学する。現場で役立つ格闘技医学を研究/公開/実践中!

さらに詳しく

おすすめジム欄へのジム広告掲載について