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佐々木大蔵、平本蓮下し-63kg王者に。武居由樹が初代-53kg王者に:6.12 後楽園

Krush.66
2016年6月12日(日) 後楽園ホール
 8選手によって争われた第4代-63kg王座決定トーナメントはついに決勝。K-1甲子園2014優勝者の17歳・平本蓮と、チームドラゴンの生え抜きの30戦目の苦労人・佐々木大蔵の争いとなり、平本のラッシュに耐えた佐々木が2R中盤から巻き返し悲願のベルトを巻いた。初代-53kg王座決定戦では19歳の武居由樹がWPMF日本王者の上羽優希を1R KOした。
  レポート&写真:井原芳徳


第10試合 メインイベント2 第4代Krush -63kg王座決定トーナメント決勝 3分3R(延長1R)
×平本 蓮(K-1ジム総本部チームペガサス/K-1甲子園2014 -65kg優勝/63.0kg)
○佐々木大蔵(K-1ジム・チームドラゴン/63.0kg)
判定0-2 (三浦28-29/芹沢29-29/勝本28-29)
※佐々木が王者に

 昨年9月、山崎秀晃が3度防衛した-63kg王座を返上。1月大会から8選手による王座決定トーナメントがスタートし、平本は原田ヨシキを2R KOし、3月大会の準決勝では泰斗から2Rに右フック等で2ダウンを奪い決勝に進んだ。対する佐々木は東本央貴、南野卓幸を相手に僅差の判定勝ちで決勝へコマを進めた。平本は17歳でプロ7戦5勝(3KO)2敗だが、K-1甲子園で脚光を浴び、K-1で木村“フィリップ”ミノル、マサロ・グランダーの相手にも抜擢されスター街道まっしぐら。一本の佐々木は戦績29戦16勝(5KO)12敗1分で25歳。勢いなら平本が上だが、勝ち負けを繰り返してきた苦労人・佐々木の経験と執念が試合で活きることに。



 1R、平本が右ロー、左ボディ、右ストレートを積極的にヒット。佐々木も右ストレート、左ミドルを随所でお返しする。手数は少ないためジャッジの印象は残せず、ポイントを平本に先取されるが、平本の脇腹は早くも赤くなっている。



 2R、平本は序盤から圧力を強めてパンチを連打。佐々木はガッチリとブロックして耐え続け、平本の連打の打ち終わりにパンチを単発ながらもしっかり返していく。離れれば左ミドルも絡めると、次第に平本の勢いが低下。すると中盤にようやく佐々木のパンチのコンビネーションも決まりだし、ここを節目に試合の流れが変わることに。平本はパンチを出すが、序盤のように連打が決まらなくなり、逆に佐々木の左ミドル、右フックのヒットが増え、平本が気弱そうにスリップする場面も。
 これで五分に戻した佐々木は3Rも右ストレート、フック、左ミドルを当て続け攻勢。平本のパンチは空振りが増え、佐々木が圧力をかけ続け右ストレートを度々クリーンヒットして平本をひるませる。



 判定は1者がドローだったが、2者が順当に佐々木の2、3Rの攻めを評価して佐々木の勝利に。佐々木は勝利が告げられた瞬間、涙を流して喜んだ。この王座決定トーナメントが始まって以来、佐々木は会見でもリング上でのあいさつでも必ず「第4代Krush 63kg級王者になる佐々木大蔵です」と第一声を放っていたが、チャンピオンベルトを巻いてからの第一声では「第4代Krush 63kg級王者の佐々木大蔵です」と現在形となり、佐々木本人も自分のその言葉を耳にして王者になった実感をかみしめている様子だ。



 佐々木は続けて時折涙声になりながら「セコンドについてくれた山崎さんの次にベルトを巻くことができ、ベルトの重みを感じています。いじめに遭って、格闘技に出会い、前田(憲作)先生に『強くなろう』と言われ、先輩がプロになり王者になれば、僕もそうなりたいと夢を抱いてここまで来ました。長い道のりでしたが続けて良かったですし、チームドラゴンじゃなければチャンピオンになれませんでした」と感謝の言葉を述べ、「この機会を逃したら辞める覚悟でいました。でも今、ベルトを巻いて次の夢を持ちました。(梶原)龍児さん、トーマス・アダマンドポウロス選手、秀さんがこれまで巻いたベルトを、さらに輝かせたい。泣き虫ですけど、王者としてこれから取り組んでいくので、佐々木大蔵、チームドラゴンをよろしくお願いします」とアピールした。


第9試合 メインイベント1 初代Krush -53kg王座決定トーナメント決勝 3分3R(延長1R)
○武居由樹(POWER OF DREAM/53.0kg)
×上羽優希(Desperado.TSK japan/WPMF日本スーパーフライ級王者、元J-NETWORK王者/52.9kg)
1R 1'43" KO (右アッパー)
※武居が王者に

 4月Krush.65で王座決定トーナメント準決勝が行われ、武居は隆聖を2R右アッパーでKO。上羽は亀本勇翔の計量失格で不戦勝となっていた。決勝は9戦目・19歳で初のベルトを狙う武居と、引退を賭け3本目のベルトを狙う31歳・10年目のベテラン・上羽の争いとなり、今の勢いがそのまま出る結果に。



 1R、開始すぐから武居がサウスポーからの左ミドル、ハイをブロックの上からでも強打し先手。上羽は苦し紛れにクリンチすると、ブレイクのタイミングで膝を武居の股間に入れてしまい、武居は少しダメージを負うが、集中力は途切れず、左ハイ、右フックを効かせて上羽をロープ際まで後退させると、左ボディを効かせて上羽をうずくまらせ、さらに右ミドルを当てた後に右アッパー。隆聖戦と同じ技で上羽をマットに沈めた。



 ベルトを巻きマイクを持った武居は「足立区からきたPOWER OF DREAMの武居です」と恒例の挨拶で観客を和ませると、上羽とジム関係者に感謝の言葉を述べ、「自分はまだまだこのカッコいいベルトが似合わないですけど、もっと強くなってこのベルトと一緒にカッコよくなります」と宣言した。


第8試合 セミファイナル Krush -67kg 次期挑戦者決定戦 3分3R(延長1R)
○塚越仁志(K-1ジム・シルバーウルフ/66.8kg)
×平山 迅(センチャイムエタイジム/66.8kg)
2R 2'38" KO (左フック)

 渡部太基の持つ-67kg王座の次期挑戦者決定戦。塚越は昨年11月の挑戦者決定戦で渡部からダウンを先取したが、3Rに2ダウンを奪い返され逆転負け。平山も14年10月に渡部と対戦し、1Rに2ダウンを先取したが2Rに逆転KO負けしている。
 そんな両者の戦いはダウンの応酬となり、1R、両者左ジャブを駆使する展開の中で、平山が塚越の左ジャブのタイミングで左ストレートをうまく合わせてダウンを先取する。その後も平山の左ジャブと左ストレートで塚越はフラフラ。だが2Rに入ると、塚越の左ジャブ、左ストレートのヒットが増え、平山は後退する時間が長くなり、最後は塚越が平山をロープに詰めたところで左フックをクリーンヒット。ダウンした平山は鼻血を出してうずくまったまま立てなくなり、塚越の逆転KO勝ちとなった。



 渡部は「凄いいい試合でした。塚越選手とはダウンの取り合いで、勝ってますけど決着はついていないと思うので、もう一発やりましょう」と、再戦に向け早くも気合十分。挑戦権を得た塚越は「こんな試合ですみません」と謙遜し、「自分はKrushのベルトを取るためだけでずっとやってきました。やっとベルトに手が届くところに来ました。次回は渡部選手に勝ってベルトを持ち帰ります」と宣言した。




第7試合 -55kg Fight 3分3R(延長1R)
○石田圭祐(K-1ジム・チームドラゴン/55.0kg)
×ジョッキーレック・GTジム(タイ/GTジム/55.0kg)
1R 2'26" KO (3ダウン:左ボディフック)

 計量失敗の鷹大から試合前日にジョッキーレックに変更。ジョッキーレックは1年前にムエタイルールで上羽に肘でTKO勝ちしたことがあり、本来階級が下の選手で、リング上では体格差がはっきりとわかる。
 開始しばらく、ジョッキーレックが鋭い右ローを当てて場内を沸かせたが、石田がじわじわ圧力を強め、右膝を顔面に当てると、ジョッキーレックはあっけなくダウン。その後は石田が右フック、左フックで2ダウンを重ねKO勝ちした。


第6試合 -58kg Fight 3分3R(延長1R)
○大滝裕太(ネクサスジム/58.0kg)
×翔也(K-1ジム・チームドラゴン/58.0kg)
4R 判定3-0 (芹沢10-8/賀数10-8/朝武10-8)
3R 判定1-0 (芹沢30-29/賀数29-29/朝武30-29)

 1R、サウスポーの翔也が重みのある左ミドル、左ボディを随所でうまく当て若干優勢。だが2Rに入ると大滝の右ストレート、右テンカオが当たりだし、翔也の勢いが低下。3Rは大滝の右のパンチと膝でをもらって、翔也が前のめりで大滝に組み付く場面が増える。1Rに翔也が、3Rに大滝がポイントを取り、ドローで延長にもつれ込むが、流れは完全に大滝のほうで、大滝が3R同様にパンチを効かせて何度も翔也をぐらつかせ、終盤にパンチの連打でスタンディングダウンを奪い、はっきり差をつけ勝利した。


第5試合 -55kg Fight 3分3R(延長1R)
×出貝泰佑(TEAM GYAKUSAN/元Bigbangスーパーバンタム級王者/55.0kg)
○鈴木優也(K-1ジム目黒TEAM TIGER/55.0kg)
判定0-3 (28-30/28-30/28-30)

 1Rから鈴木が右ミドル、左ボディストレートを効かせ、2Rに入ると右ローのヒットを増やして出貝をじわじわと追い詰める。3Rには右ストレート、アッパー、左ジャブ等のパンチを連打し、出貝に鼻血を出させ、左ボディ、左ミドル等も効かせて出貝を圧倒し、文句なしの判定勝ちを果たした。


第4試合 -60kg Fight 3分3R
×青津潤平(K-1ジムEBISU小比類巻道場/60.0kg)
○“DYNAMITE”高橋佑太(Y'ZD GYM/蹴拳ムエタイ・ライト級王者/60.0kg)
判定0-3 (29-30/29-30/28-39)

 両者は5年前にJ-NETで対戦し青津が判定勝ちしているが、今回は完全に高橋の試合に。1R序盤から執拗に右ローを当て続け、左の奥足狙いのローや左ボディフックも随所で絡めて、2Rははっきりと差をつける。3Rは追い詰めきれなかったものの、反撃の糸口を与えず。卜部弘嵩がベルトを返上した-60kg戦線での上位浮上へのきっかけをつかんだ。


第3試合 -63kg Fight 3分3R
○北井智大(K-1ジム・チームドラゴン/63.0kg)
×原 一仁(TEAM ONE LINK/62.8kg)
3R 2'26" KO (右フック)

 1R、サウスポーの原が左ミドル、左ストレートを効かせて優勢だったが、2Rに入ると北井のパンチのヒットが増えて原が終盤は後退し、3Rに北井がパンチをじわじわ効かせて原をマットに沈めた。


第2試合 -60kg Fight 3分3R
×翔太(K-1ジム・シルバーウルフ/59.8kg)
○横山 巧(リーブルロア/59.4kg)
1R 1'55" KO (3ダウン:右ストレート)

 プロ4戦4勝(3KO)の高3、横山がKrush初参戦。序盤から鋭い右ローを効かせ、じわじわプレッシャーを強めると、翔太の右ローのタイミングで右ストレートをクリーンヒットしダウンを奪取。その後もバックハンドブローと右ストレートでダウンを重ねて快勝。Krushファンにインパクトを残した。


第1試合 -53kg Fight 3分3R
○軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス/52.8kg)
×石塚宏人(ドージョー☆シャカリキ/52.8kg)
2R 2'05" TKO (タオル投入:パンチ連打)

 横山同様、軍司と石塚も高3。1R、軍司が左ボディ、左奥ロー、石塚が右ロー、左ミドルで打ち合い、2Rは石塚が右ローの連打を決めて少し流れが傾いてきたかにも見えたが、軍司が石塚のローのタイミングで右ストレートを当てダウンを奪うと、ダメージの大きい石塚をロープに詰めて、パンチの連打でマットに沈めた。




オープニングファイト第3試合 -53kg Fight 3分3R
○笠見玲慈(TEAM OJ/52.5kg)
×谷嶋颯斗(ONE'S GOAL/52.6kg)
1R 1'44" KO

オープニングファイト第2試合 -58kg Fight 3分3R
△鈴木雅博(K-1ジム・チームドラゴン/57.8kg)
△荒木虎之介(K-1ジム目黒TEAM TIGER/58.0kg)
判定0-1 (28-28/28-28/28-29)

オープニングファイト第1試合 -60kg Fight 3分3R
○秋元僚平(K-1ジム五反田チームキングス/59.8kg)
×小久保裕気(TANG TANG FIGHT CLUB/59.7kg)
1R 0'40" KO



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