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山崎秀晃、2R KO勝ちで-65kg級王者に。渡部太基、塚越仁志との死闘制す:11.14 後楽園

Krush.60
2015年11月14日(土) 後楽園ホール
 山崎秀晃が-65kgに専念するため3度防衛した-63kg王座を返上し、NOMANの持つKrush -65kg王座に挑戦。持ち前のパンチで1R終盤にダウンを奪うと、2Rにパンチラッシュで立て続けにダウンを奪ってKOし、ゲーオが頂点に立つK-1 WORLD GPへの逆襲を宣言した。-67kg王座挑戦者決定戦は塚越仁志がダウンを先取したが、渡部太基が3Rに2ダウンを奪い逆転勝ち。好勝負で観客を沸かせた。
  レポート&写真:井原芳徳


第9試合 メインイベント Krush -65kgタイトルマッチ 3分3R(延長1R)
×NOMAN(DTS GYM/王者/65.0kg)※2度目の防衛戦
○山崎秀晃(K-1ジム・チームドラゴン/挑戦者、元-63kg王者/65.0kg)
2R 0'54" TKO (タオル投入:パンチ連打で2ダウン後)
※山崎が新王者に

 山崎は8月の名古屋大会で野杁正明と-65kgで対戦し、延長戦の末に判定負け。K-1 WORLD GP含め-65kgに専念するため、3度防衛した-63kg王座を9月に返上。さっそくNOMANのベルト挑戦をいうチャンスが用意された。
 山崎は昨年11月のK-1のゲーオ戦の怪我で7か月の欠場を強いられたことから「K-1に忘れて来たものがあって」「僕はゲーオに頭割られてるんで、やられたままで終われないですね」と公開練習で発言。それに向けて今回の試合はあくまで通過点と位置づけ「ここで取れないと本当に選手としても終わってると思うんで、3Rかけずにしっかり倒したい」と話していた。
 迎え撃つNOMANは8月の名古屋での泰斗戦でのドロー防衛を反省し、今回は「質より量」の練習で心身の不安を克服。山崎には4年前に一度判定で敗れたが、ダウンの応酬を繰り広げており、「僕が思う弱点をみんな突けていないと思うんで、山崎選手の圧力や攻撃力にビビらないように練習しています」と公開練習では話していたが、山崎の壁は厚かった。



 1R開始しばらく、NOMANが右のローを積極的に放ち、左ミドルや右フックも絡め先手を取るが、山崎は落ち着いて対処し、左ミドル、左前蹴りを効かせて下がらせた後に、右フックをお返し。慎重ながらもじわじわプレッシャーを強め、終盤に入るとバックスピンキックをNOMANのボディにクリーンヒットする。山崎はさらにバックスピンを放って空振りさせてボディに意識を向けさせた後、左ジャブのフェイントからの右ストレートをクリーンヒットしNOMANを後退させ、左右のパンチ連打からの右ストレートでダウンを奪う。




 これで勢いづいた山崎は2Rに入ると序盤から圧力をかけ、パンチラッシュからの右フックでダウンを奪取。NOMANは立ち上がるがフラフラで、最後は山崎が相手コーナーに詰めてのパンチラッシュで棒立ちにしたところで、NOMANのセコンドの山本元気氏からタオルが投入された。



 圧勝でKrush史上初の二階級制覇を達成した山崎は「65kgのチャンピオンに正式になったことで、明日から65kgを俺が中心でかき回して行きます」と宣言した。バックステージでのインタビューでは「最初は距離を見て、仕留められるところあれば行っちゃおうと思ったんで、合格点です」と自身の戦いを評価。「65kgチャンピオンとして恥じない戦いをし、一つ忘れ物がK-1にあるので、そこでインパクトを残し、K-1であまり取り上げてもらえていないですけど、そこは結果を出して行かないと仕方ないと思いますけど」と話し、盛り上がりを見せるK-1へのリベンジを表明した。


第8試合 セミファイナル Krush -67kg次期挑戦者決定戦 3分3R(延長1R)
○渡部太基(ゴールデングローブ/元WPMF日本ウェルター級王者/67.0kg)
×塚越仁志(K-1ジム・シルバーウルフ/66.9kg)
判定3-0 (芹沢28-26/千葉28-26/豊永28-26)

 渡部は3月の牧平圭太の王座に挑戦するがドローに終わっている。7月にはK-1 WORLD GPの-70kg王座決定トーナメントに参戦し、一回戦でジョーダン・ピケオーにKOされている。対する塚越は昨年末から-67kgに階級をアップし、現在3連勝と好調だ。
 1R、サウスポーの渡部が、左ストレート、左ハイを序盤から当て先手を取る。だが塚越も左ジャブを的確に返し、渡部の右まぶたが少し腫れた状態に。それでも渡部が圧力を強めると、左ストレートを連続で当て、塚越を苦しめる。



 だが塚越は、終盤に右ミドルを当てると、これが効き目を発揮。2Rに入るとボディ狙いの右ストレートやテンカオも絡めて渡部を下がらせ、右アッパーも当てる。さらにボディ狙いの攻撃で渡部を追い詰めた後、右ストレートと左フックのワンツーでついにダウンを奪うことに成功する。
 2R終盤も塚越がパンチの連打で渡部を追い詰めるが、最終ラウンド、火事場の馬鹿力で強さを発揮するのが藤原ジム時代からのゴールデングローブ勢の伝統。渡部が序盤から強気に前に出て、左右のストレートを当てると、塚越はボディ狙いの攻撃を出せなくなり、渡部が左ハイをクリーンヒットしてからの左ストレートでダウンを奪い返すことに成功する。



 渡部の逆転に場内は大歓声に包まれるが、渡部は序盤のスパートで力を使い過ぎたか?塚越が立ってからは勢いが低下。塚越が右ストレート、右膝を返すと後退してしまう。それでも渡部は巻き返し、塚越と一進一退の攻防を展開し観客を沸かせ、残り20秒、左ストレートの連打からの左ハイで再びダウンを奪取。これで点差をさらに広げ、判定勝ちで難敵・塚越を退けた。



 試合後、ベルトを肩にかけてリングに上がった牧平は「すげえ熱い試合でした。このベルトどっち取れるか、勝負はっきりつけましょう」とエール。渡部は「こういう結果になるかなとある程度予想していましたけど、塚越選手強くて、マジヤバかったです。1月(17日)、再戦ということで必ず巻きます。2016年のKrushは俺から始まります。楽しみにしてください」とアピールした。


第7試合 -63kg Fight 3分3R(延長1R)
○眞暢(TEAM ONE LINK/62.8kg)
×早坂太郎(名古屋JKファクトリー/62.8kg)
1R 1'51" KO (右フック)

 サウスポーの早坂に対し、眞暢が左フックを当ててぐらつかせたが、直後に早坂が右フックをお返ししダウンを奪取。その後も早坂が眞暢をコーナーに詰め、左のストレートを連打してこのまま勝利かという流れだったが、眞暢が右フックをお返しして逆転KO勝ちした。
 マイクを持った眞暢は「去年、怪我と事故で試合ができなくて、色んな人に支えられて今日試合できて、勝てて良かったです。恩返ししたいので、1月にトーナメントあるから、自分出させてください」と話し、山崎の返上で空位となっている-63kg王座を決めるトーナメント参戦を熱望した。


第6試合 -65kg Fight 3分3R(延長1R)
×中澤 純(ワイルドシーサー群馬/元INNOVATIONウェルター級王者/64.8kg)
○吉沼大樹(TANG TANG FIGHT CLUB/J-NETWORK 2015 Next Generation Cup -67kg級優勝/64.6kg)
判定0-3 (29-30/29-30/28-30)

 吉沼はプロ6戦目の23歳。サウスポーからタイミングよく左ミドル、奥足狙いのロー、ストレートと左の攻撃をうまく当て続ける。2Rは中澤も右の攻撃を返し挽回したが、3Rは吉沼が左の奥足狙いのロー主体で蹴りを何発も当て続け主導権を維持し、Krush初戦を白星で飾った。


第5試合 -55kg Fight 3分3R(延長1R)
×伊澤波人(K-1ジム・チームドラゴン/54.8kg)
○鈴木優也(K-1ジム目黒TEAM TIGER/55.0kg)
4R 判定0-3 (9-10/9-10/9-10)
3R 判定1-0 (30-29/29-29/29-29)

 両者は12年6月に対戦し、鈴木が2Rに右ストレートでダウンを奪い判定勝ちしている。Krushでは10月23日のルール改正発表で、対戦相手の首に手を引っ掛ける行為が全面禁止に。片手でつかんでの攻撃を得意とする伊澤は、今回、離れた状態でも変則のロー(ヴァレリーキック)を当て、回転系の技を絡めるが、試合が進みパンチで打ち合う場面が増えるにつれ、組み付きも増えて、鈴木も応じてしまい、両者揃って度々注意、警告を受ける。
 そんな展開の中、鈴木は2Rに左ミドル、3Rに左の顔面狙いの膝、右ストレートを効かせ、じわじわと伊澤の体力を削るファイト。本戦でこそ決着がつかなかったものの、延長Rは中盤まで左ボディ、膝を効かせ、終盤には顔面へのパンチと前蹴りも当てて伊澤を追い詰め、返り討ちを果たした。


第4試合 -53kg Fight 3分3R
○上羽優希(Desperado.TSK japan/WPMF日本スーパーフライ級王者、元J-NETWORK王者/52.9kg)※優希 改め
×加藤洋介(K-1ジム・チームドラゴン/52.5kg)
3R 1'29" KO (左フック)

 2冠王の上羽が-53kg創設に伴いKrush初参戦。持ち前のパンチテクニックを発揮しつつ、2Rにはバックスピン、バックブローも絡めて加藤を苦しめると、3Rに左フック一発でマットに沈めた。


第3試合 -60kg Fight 3分3R
○明戸仁志(K-1ジムEBISU小比類巻道場/60.0kg)
×剣闘士“俊”(K-1ジム総本部チームペガサス/59.8kg)
判定3-0 (30-27/30-27/29-28)
※2R右フックで剣闘士に1ダウン


第2試合 –58kg Fight 3分3R
○佐野天馬(K-1ジム・チームドラゴン/2014 Krush -55kg級新人王/57.9kg)
×青木朋哉(和術慧舟會駿河道場/57.9kg)
2R 2'48" KO (ボディへの左膝蹴り)


第1試合 女子-50kg契約 2分3R
○KANA(K-1ジム・シルバーウルフ/49.7kg)
×三堀“SMILE”美弥子(Y'ZD GYM/J-GIRLSミニフライ級5位/49.8kg)
1R 1'09" KO (3ダウン:右フック)

 KANAは9月大会のプロデビュー戦で極真会館の全日本優勝者の平岡琴を2R右フックでKOし大きなインパクトを残した。2戦目の相手となる三堀は20戦7勝10敗3分の36歳で、KANAがターゲットとするkrush女子王者の朱里がKrushデビュー戦(12年1月)で対戦し判定負けしている選手で、KANAは全く問題にしなかった。
 1R開始すぐ、KANAが右ローを効かせてじわじわ圧力をかけると、三堀の右フックに右フックを合わせてダウンを奪取。続けて左ミドルを強打した後、右フック、右ハイの連打で2ダウン目を奪取。最後はコーナーに詰めた後、三堀の左のパンチに右をクロスさせ豪快にノックアウトした。
 圧巻の強さで2連続KO勝ちを果たしたKANAは、第1試合ながらマイクを渡され、「まだレベルアップして、誰が来てもいいよう圧倒的な強さを身に付け、朱里選手を圧倒的な強さで倒してチャンピオンベルトを巻きます」とアピールした。


オープニングファイト第3試合 HEAVYWEIGHT Fight 3分3R
×斐也(K-1ジム・チームドラゴン/98.1kg)
○訓-NORI-(K-1ジム総本部チームペガサス/100kg以上)
判定0-3 (26-30/26-30/26-30)

オープニングファイト第2試合 -53kg Fight 3分3R
×良輝(晴山塾/52.9kg)
○軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス/53.0kg)
1R 0'28" KO (右ハイキック)

オープニングファイト第1試合 -55kg Fight 3分3R
○江川優生(POWER OF DREAM/54.7kg)
×秦 文也(Funny-G/53.9kg)
1R 1'59" KO

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